02 11月

『道』206号 宇城憲治巻頭対談【特別編】

<内なるエネルギーを生き抜く力に>

今回の巻頭対談は特別編として、過去に掲載した対談から4対談を選び、その内容をダイジェスト版にいたしました。

不安と疑心暗鬼が蔓延しているコロナ禍の現在、
自らの内なるエネルギーを生き抜く原動力にしている方々の思い、
そして、そのぶれない心、乗り越える力を、今一度、読者にお伝えしたい!
その願いひとつでお届けさせていただきました。

道206号 巻頭対談

◎歌手・俳優 美輪明宏 
 「目に見えない世界にこそ真実がある」

「ヨイトマケの唄」を始め、世代を超えて多くの人の心をゆさぶる歌や舞台を展開されている美輪明弘氏。貧しさや戦争がもたらす人間の醜さ弱さそしてやさしさを、つぶさに見てきた美輪氏だからこそ届けられる魂の叫び。是非とも読者にお伝えしたいと願いました。

◎「大日寺」住職 金昴先
 「本気の愛情こそ世界平和につながる道」

韓国を代表する伝統舞踊家であり、四国八十八カ所霊場で唯一外国籍を持つ住職の金昴先さん。住職であった夫の急死に急展開した金さんのその後の生き方、苦難の連続は、私たちを鼓舞するメッセージそのものでした。

◎ケニア・ナッツカンパニー創業者
 「行動先にありきが前に進むエネルギーを生む」

アフリカで企業した会社を世界5大といわれるマカデミアナッツカンパニーに育て上げたのち、「会社はアフリカ人が自立するためのもの」とほぼ無償で現地の人に会社を譲渡した佐藤氏。氏の生き方は、日本人としての、いや侍としての、国際人のあり方を示すものでした。

◎映画俳優 菅原文太
 「日本の底力を見せる時」

日本がこれほどまでに混迷を深めた時代は過去にない、そう感じざるを得ない現在、菅沼さんが対談で語った、「日本は一度滅び、そこから立ち上がったほうがいい」というメッセージは、厳しいが、しかし唯一の再生の道のように感じられます。

[季刊『道』206号]