27 9月

緒方孝市監督 広島カープ、リーグ優勝3連覇!

2018年9月26日夜、緒方孝市監督率いる広島東洋カープがリーグ優勝を果たしました。おめでとうございます!

3連覇となった今年は、念願の本拠地広島のマツダスタジアムで決着を迎え、街ぐるみで歓喜に湧く様子から、市民に愛されていることが伝わってきます。

緒方孝市監督は、2年前の2016年、25年ぶりのリーグ優勝を果たされたあとに、季刊『道』191号(2017冬)で「宇城憲治巻頭対談」にご登場いただきました。

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2001年から宇城先生の実践指導を受け、師とあおぎ、その教えを指針に進んでこられたことが語られました。

対談の一部を抜粋します。

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【緒方】
「反省して準備する」ですね。勝とうが負けようが、「できたか、できなかったか」が大事なのであって、勝ってもできなかったことがたくさんありましたし、負ければ負けるだけの原因があった。その反省と次への準備、その日々の繰り返しのなかでやってきたのが良かったと思います。

やはり「何がなんでも優勝するぞ」という気持ちだけでは絶対に勝てないし、逆に結果ばかりを思っていた頃は本当に苦しかったです。

知り合いから教えていただいたのですが、「結」つまり「結び」に専念すれば、「果」が生まれるのだと。「果」ばかりに専念したら、「苦」が生まれ、苦しいばかりになると。まさにこの言葉は去年の自分だなと思いました。ですから今年はとにかく結び、自分のやるべきことに専念する。気持ちの向け方がそこだけでした。

実は先生に初めてお会いした時(2001年)に、「あなた、プロなんでしょう」と言われましたよね(笑)。ハンマーで殴られるようにそのことを突き付けられた。

「絶対に負けない」「勝つぞ」という気持ち比べだったら、アマチュアの高校生のほうが強いと思うんですね。プロというのは、それは当たり前のことであって、根性論だけでは結果はついてこない。技術レベルで戦っていかなくてはいけない、と。

【宇城】
そうでしたかね(笑)。「勝つぞ」という気持ちは誰でも持ちますが、それは精神的な根性論であり、プロとしては絶対あってはならないことで、まずは技術力、そしてそれを裏付ける「事理一致」のあり方が大切だと思うんですね。

【緒方】
そのことに気づいたら、自分のなかでバタバタしなくなったんです。相手のベンチの動きを見て、ああ、こういうことをやりたいんだろうなというのが客観的に見えるようになった。ということは、今回自分が見ているように、去年の自分は相手に簡単に見破られていたんじゃないかな、と思ったんです。自分で反省もしているところなのですが。

【宇城】
しかし、すごい成長ですね。

【緒方】
いや、いや。もっともっと結果にこだわらずに、「こういう野球をするんだ」というのを選手一人ひとりに伝えていきたい、チームの力としてもっともっと大きくするために、やらなくてはならないことがたくさんあるな、と思っています。

【宇城】
私は長年エレクトロニクス関係の開発技術者をやってきましたが、その時の信念としての言葉があるのですが、「設計はだいたいよろしいでは困る。実は一滴の水も漏らさぬ緻密さが絶対で、プロはそれを案外苦しまずに実践している。しかし、それ以上に重要なことは、その設計が正しいかどうかを検証する工夫こそ急がねばならない」というものです。

それはまさに製品開発において100点が当たり前であって99点という妥協は許されないということなんですね。完成してこそ商品となるわけですから。

野球も本来は同じだと思うんです。人間対人間の勝負なので、技術力だけでは難しいところがあると思いますが、常にこの打っているあり方が正しいかどうか、それをコンスタントに成績につなげることができているかどうか、その事理一致の法則性を自分なりに見つけ出していくことが大事だと思うんですね。

・・・・・・

 

球団史上初だというリーグ優勝3連覇。

その喜びのインタビューにおいても選手をねぎらい、ファンへの感謝を述べた緒方監督は、
「リーグ優勝は達成しましたが、これがゴールではない。日本一というゴールに向かってまだ戦いは続きます。ご声援をよろしくお願いいたします」と、次を見据えておられました。

日本シリーズも、引き続き応援したいと思います!
健闘をお祈りいたします。

 

道191号

[『道』191号]

 

20 9月

『道』のつながりを感じた日

去る2018年9月13日、次号『道』の取材で北海道釧路郡鶴居村にいらっしゃるネイチャーガイドの安藤誠さんに取材してきました。

 

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ウィルダネス・ロッジ ヒッコリー・ウィンド

 

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安藤誠さんと奥様 忍さん、愛犬キャンディー

 

安藤さんは、鶴居村でウィルダネス・ロッジ ヒッコリー・ウィンドを営み、ライセンスを持ったプロのネイチャーガイドとして活躍しています。
今に至る道、そして大自然と人との関わりについてなど、たっぷりと伺ってきましたので、それは次号『道』198号でのお楽しみ!

ここでお伝えしたいのは、『道』がくれる「つながり」についてです。

 

ヒッコリー・ウィンドには、京都から安藤さんのガイドを受けに来た一組のご夫婦が前日からお泊りでした。

夕食時、屋外のウッドデッキで安藤さんが焼いてくださるバーベキューをいただきながら、お互いに自己紹介、ご夫婦がその日体験したことなどをお話しいただきました。

私たちも、安藤さんのインタビューに来たことや、『道』についてお話しさせていただきました。

食事が終わり、「こういう本なんです」と最新号を1冊お渡しすると、奥様の目が「…?」。

「どこかで見たことがある…」

この時は、はっきりとは思い出されなかったのですが、後日、メールをいただきました。

 

「『道』に出会ったのは、京都駅近くの野城クリニックという歯医者さんだったことが判明。そして、アグネス・チャンさんの表紙であったことが思い出されました。

喫緊の課題である原発、種子法、ネオニコチノイドなどによるミツバチ絶滅の危機、かっこちゃんや金澤翔子さんの顔写真や記事の載ってる冊子に、『こんな本があるのか』と驚きながらも待合室で読み込む時間はなく、また手に取ってみたいと思っていた本でした。

釧路空港から関空の飛行機での帰途にゆっくり頂いた『道』197号を読ませて頂きました。

『ありのままの私たち』の記事の なおくんとかっこちゃんがとても素敵で泣きそうになりました。私は自分のアトピーの身体に対処するのが精一杯で、あまり世の中のお役に立てないなぁと思っていましたが、なおくんの言葉に励まされました。私も『天からもらった仕事は、“私”という仕事をしています』と思って、いま出来ることをしてゆこうと思いました。」

 

奥様は、「この偶然と奇跡に感謝しています」とおっしゃって、定期購読と息子さんへのギフト購読を申し込んでくださいました。

『道』は幸せな本で「『道』を広める運動」という取り組みが読者によって立ち上げられています。購読にさらにプラスして購入し、周りの方々に『道』をプレゼントし紹介くださるという活動を、たくさんの読者がしてくださっています。(『道』を広める運動

野城クリニックさんに置かれていた『道』も、おそらくその中の1冊であったのだと思います。

 

『道』が皆さんの手を渡って旅をし、誰かに出会う。

その「誰か」にこうして出会うことができるなんて、思ってもみませんでした。

 

安藤さんが撮られた素敵な写真が絵葉書になる、年ごとのブックレットがあります。

その1ページ目にかならず書かれている言葉を、まさに実感したのでした。

 

「魂的な出会いに理屈はいらない。
 自然も、人も、出会うべくして出会う。

 オーディナリーミラクル(日常にある奇跡)を感じていれば、
 それらは引き寄せ合ってくるものだから。」

(写真・文 安藤誠『Ordinary Miracle Ⅰ~Ⅷ』より)

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12 9月

ハニーさん ☆ 船橋康貴さんの活動に共鳴する方が、世界中に♪

小さなミツバチが、私たちが暮らすこの地球で果たす大きな役割。

そのことを素敵な音楽に乗せて伝える動画を紹介します。

 

旗振り役となってミツバチの現状を伝え、少しでもよい方向に変えていこうと活動する船橋康貴さんの想いに応え、

アメリカのヒーリング・ミュージックの代表的存在であるティム・ジャニスさんが作曲提供された音楽です。

ミツバチがとても愛おしく感じられませんか?

 

船橋さんのドキュメンタリー映画上映、講演会のイベントは、この「ミツバチ絶滅の危機」を自分のこととして捉えてくださる人が一人でも増えれば・・・・という思いで企画しました。

どうぞ、ご家族、ご友人お誘いあわせのうえご参加ください。

 

船橋康貴 出版記念 上映会&お話会  [ 船橋康貴 出版記念上映会&お話会 ]

●開催日時
2018年10月7日(日)
13:30~16:30 (受付開始 13:00)

●内容
○ドキュメンタリー映画「みつばちと地球とわたし」 上映

○船橋康貴さん お話会

●参加費
大人 3,500円
小・中・高校生 2,000円

●主催
どう出版

●会場
【町田市文化交流センター(5F けやき)】
町田市原町田4丁目1番14号 プラザ町田

●詳細・お申し込みはこちらです [ 船橋康貴 出版記念上映会&お話会 ]

 

新刊 船橋康貴著
『ハニーさんの自伝エッセイ ねえねえ、ミツバチさん 仲良く一緒にどこ行こう』
『ハニーさんの ミツバチ目線の生き方提案』