道191号

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191号 (2017冬)

テーマ  「信念を貫く」


2017年1月24日発売

 

「勝とうが負けようが、『できたか、できなかったか』が大事。負ければ負けるだけの原因があった。その反省と次への準備、その日々の繰り返しが良かったと思う」(緒方)

「高みの世界があることが分かってくれば、決して今に満足することなく24時間稽古につながっていく。これは経験した人でなければ分からない世界です」(宇城)

勝つ意味の次元が変われば、姿勢が変わり、生き方への道につながる。
信念の人は、どんな道であれ、自分も人をも育てていく。

 

読者の声

  巻 頭 対 談

勝ちは希望を与え 負けは人間を強くする
― 人間を育てる野球を貫く ―

広島東洋カープ監督 緒方孝市 VS UK実践塾代表 宇城憲治

 

道191号 巻頭対談 緒方孝市 道191号 巻頭対談 緒方孝市 道191号 巻頭対談 緒方孝市


「 勝とうが負けようが関係なく、今日一日、自分の野球ができたな、と。
できなかったら『なぜできなかったのか』と、それを一日一日積み重ねていったのです。
そうしたら選手がグラウンドで結果を出してくれたのです」

監督に就任して2年目の2016 年9月、広島カープを1991 年以来25 年ぶりのリーグ優勝に導いた緒方孝市監督。カープ入団以来、走攻守の三拍子揃った選手として活躍し、FA権を獲得後も、多くの球団が獲得に意欲を見せるなか、「広島に恩返しがしたい」と残留。
選手、コーチ、監督を通してぶれない広島への愛着が形となった今回の優勝。
選手時代から師とあおいで学び続けた宇城憲治氏と、来季に向けての信念とこれからの野球について語り合っていただいた。

 

 ▽ 対談の一部をお聞きいただけます ▽

  ロングインタビュー

信念のままに伝え続ける反戦の思い

元海軍主計大尉 俳人   金子兜太

道191 金子兜太

ばかばかしいような人間の死というのを積み上げていくのが戦争なんですよ。
そんなものを認めていいはずがないんだ。
本当に人間の死、人間の生きる姿を考えたら、とても戦争なんて肯定できない。ばかばかしくてね。

太平洋戦争時の1944 年3月、米軍によってすでに無力化されていた連合艦隊の拠点であるトラック島に派遣され、敗戦後も1年3ヵ月米軍の捕虜となったのち、最終船で引き揚げてきた。命の駆け引きのある第一線ではない、「日常」のある戦場においても、極端な食糧不足による飢えや命の価値の差別で、あるいは皮肉な運、不運で次々に人が死んでいく。
戦争を生で体験していない人たちが、戦争を頭で語る、そんな現在に危機感をいだき、戦争の本当の姿を語る。

 

▽ 対談の一部をお聞きいただけます ▽


命を強くする生き方

マクロビオティック指導家   田中愛子

道191号 田中愛子

カロリーがいくつ、カルシウムがいくつとか、
そうやって集めるんじゃなくて、命を強くしたらいいんです。
だから、玄米という命の粒を食べるんです。

母の死をきっかけに、マクロビオティック創始者・桜沢如一氏に出会い、愛弟子としてマクロビ普及に世界中をまわった70 年。食べ物を薬とする食養で人々の健康を取り戻す修行の日々と、マクロビの魅力を聞く。

 

▽ 対談の一部をお聞きいただけます ▽


頑張っていれば、もっともっといいことがある!
― 末期がん、津波被災を乗り越えて ―

農漁家レストラン「松野や」   松野三枝子

道191号 松野三枝子

お米がある限り白いご飯をどんどん炊いて、おにぎりや炊き立てのご飯を配って頑張って動いた。
そうやって夢中で動いていたのが、多分がん細胞がゼロになった一番のきっかけだと思うんです。

進行性の末期がん治療で入院中に東日本大震災にあう。
津波から九死に一生を得て、夢中で炊き出しを続けた末に、気づけば全身のがん細胞が消滅する。壮絶な体験と、被災者の拠り所にとレストランを開いた、その思いを聞く。

 

▽ 対談の一部をお聞きいただけます ▽

  連 載

道188号 連載対談 金澤泰子・山元加津子

◆金澤泰子 ・ 山元加津子
対談『何があっても大丈夫 人間の可能性を見つめて』

「人智を超えた力を教えてくれる
 翔子さんの存在」

ダウン症の娘・翔子さんを立派な書家に育て上げた金澤泰子さんと、特別支援学校教諭として障がいをもつ子供たちと長年接してきた山元加津子さん。
本誌での連載で、人間の可能性とやさしさを伝え続ける両氏の連載対談が実現しました。
現在の「常識」にとらわれず、事実と体験を基準に考え行動することで、思いがけない未来が拓けていくことを教えてくれます。

道191号 ◆宇城憲治 連載『気づく気づかせる』

「今が未来を形づけている
― 科学、知識を超えた真理にある今 ―」
 
 最先端のエレクトロニクス技術者として、さらには企業のトップとして活躍してきた宇城憲治氏は、現在徹底した文武両道の生き様と、武術を通して得た「気」によって、人間の潜在能力の開発とその指導に専念。

現在、氏は目に見えないものを目に見える形にするために、「普遍性、再現性、客観性」の実践検証をもって「目に見えないもの」の存在を解き明かす研究を先行させている。

岩井喜代仁 連載

◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』

「新制度を意味あるものにするために」

これまで本連載では、ダルクで実施する薬物依存回復プログラム「12のステップ」を丹念に追いながら、このプログラムがいかに有効であり、回復に向かう人たちの拠り所となっているかを紹介してきた。
今回は、昨年6月から始まった「薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部執行猶予」という新制度について伺った。ダルクと出合って24年、自らも薬物依存回復の道を歩みながら、施設と家族会を牽引してきた岩井喜代仁氏だからこそ見える仮題、そして改善策がある。

道191号◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』

「憧れの山と秘島 イタリア」

世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 100カ国を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。

 

 

道191号◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』

「芭蕉と山寺」

生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。

 

 

道191号

◆NPO法人 BBフューチャー 阪長友仁 連載『世界の野球から日本の未来を見つめて』

「進化」

開発途上国への協力事業にたずさわり、アジア、アフリカ、中南米における野球指導や、グアテマラ共和国でのJICA企画調査員としての勤務経験のある阪長氏。日本の10分の1の人口でありながら、10倍以上のメジャーリーガーを輩出するドミニカ共和国の野球教育に、日本が学ぶべきことを伝えてくれます。

道191号

◆作家 山元加津子 連載『ありのままの私たち』

「風の中 海の上 星の下
 大ちゃんの気持ちは空をとぶ」

人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。

 

道191号

◆書道家 金澤泰子 連載『あふれる真心と愛』

「翔子の愛の方程式」

待望の娘をダウン症として授かり、絶望のなか親子二人三脚で書の道を歩んできた金澤泰子さん。
娘 翔子さんを書家へと育て上げた金澤さんが、翔子さんの純真な魂が引き起こす奇跡の数々を綴る。

 

◆伊藤忠商事理事 木暮浩明 連載『うつくし、日本』

「悪筆は心で読んで頂きたく」

日本を代表する総合商社の商社マンとして、イギリス、アメリカ、東欧、中近東、
通算17年間の駐在経験のある木暮氏が語る、日本人とは。真の国際人とは。

◆編集部コラム 『心の奥の取材ノート』

「元神風特攻隊員 浜園重義さん」

交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い ――
今もありありと思い出す、取材で出会った人たちの思い出を綴ります。

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