【最新号】 206号 (2020秋)

テーマ 「内なるエネルギーを生き抜く力に」


2020年10月20日発売

 

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読者の声 

  巻頭対談

宇城憲治巻頭対談【特別編】

内なるエネルギーを生き抜く力に

 

美輪明宏 歌手・俳優

金 昴先 韓国伝統舞踊 人間国宝継承者 「大日寺」住職

佐藤芳之 ケニア・ナッツカンパニー創業者

菅原文太 映画俳優

 

 

道206号 巻頭対談

将来への不安、疑心暗鬼、ぶれる心、踏み出せない一歩。
コロナ禍で時間が止まったかのような日本に、今こそ伝えたいメッセージがある。
それは自らの内なるエネルギーを生き抜く原動力にしている方々の思いだ。
本特別編では、これまで行なってきた対談から4対談を選び、ダイジェスト版にして
そのエッセンスを凝縮してお届けする。

  ロングインタビュー

義足に夢をのせて
夫ガテラとルワンダに生きる

義肢装具士  ルダシングワ真美

  


施設を壊されて、
また一からやらなければいけないとなった時に、
費用のことを考えると不安になるわけです。
でも、時間はかかるかもしれないですが
「できるだろうな」というのはあるのです。
動いていれば、何かしら形にはなるんだろうな、と。

民族間の対立から大虐殺が起こったルワンダで、手足を奪われた人たちのために20年以上義足を作り続けている日本人義肢装具士がいる。
ルダシングワ真美さんだ。
障害者として育ち、数々の民族対立で死と隣り合わせの中を生き延びてきた夫ガテラ・ルダシングワ氏との出会いが、OLの経験しかなかった真美さんに、義肢装具士として技術習得の修業に向かわせたという。
97年に夫婦で設立したルワンダの工房で、これまで1万人以上の人に義足や義手を無償で提供してきた。
しかし今年2月、周辺が洪水で浸水する危険があるとの理由で、ルワンダ政府によりすべての施設が強制撤去された。
今回の真美さんの来日は、一からの出発のための資金集めが主な目的だったが、コロナ禍で予定されていた講演がほとんど中止。しかし真美さんは、めげず、くじけず、前向きで、明るかった。真美さんの活動の原動力を聞いた。

ありのままを受け止めて 大好きなキミを輝かせたい

栄光学園 数学教員/「いもいも」塾主宰  井本陽久

道206号 井本陽久 道206号 井本陽久 道206号 井本陽久


子どもたちは本当は失敗なんて何とも思っていない。
はいはいから歩けるようになるのだって、
そこに至るまでに試行錯誤がある。
子どもにとって「生きる=試行錯誤」なんですよ。
大切なのは失敗すること。
そしてそれが自分のやり方でやっての
失敗であるということです。

イモニイこと井本陽久さんは、現在に至るまで栄光学園数学教師として活躍。母や障害を持った兄の影響で、「世の中の価値観がすべてではない」という考えのもと、どんな子も、その子のありのままを受け止め、否定しなければ子どもは輝くという信念を貫いている。
答えを求めず、自分で考え、試行錯誤することを促す。
教科書を使わず、宿題もない。
そんなイモニイの型破りな授業は生徒たちばかりでなく、多くの教師の注目を集め、栄光学園には見学者があとをたたない。
2016年から自身が主宰する私塾「いもいも」でも指導。「子どもたちがありのままに輝く」ことを主眼にした独自の授業で、訪れるすべての子どもたちを文字通り輝かせている。現在に至るイモニイの軌跡、その思いを聞いた。

  連 載

◆ゆめの森こども園代表 前島由美
連載『愛の関わりと連携で、輝きを取り戻す子どもたち』

「愛のある厳しさで子どもを守る 親子を幸せにする」

療育支援施設「ゆめの森こども園」で、生き辛さを抱えている子どもたちに向き合う前島由美さん。愛情いっぱいの関わりと、親御さんや学校・地域と丁寧に連携によって本来の輝きを取り戻していく子どもたちの実例を紹介していきます。

道206号 安藤誠

◆写真家・ネイチャーガイド 安藤誠 連載『日常の奇跡』

「Nature's Best Photography Asia 2020」

ネイチャーガイドとして自然と向き合う安藤氏。
目に見えないものを見、声なき声を聞くプロフェッショナルとして、私たちが見過ごしている「日常の奇跡」を、一瞬を切り取った写真とともに届けます。

◆一般社団法人ハニーファーム代表 船橋康貴 連載『ミツバチが教えてくれること』

「地球で起きていることは、すべて自分ごと」

ミツバチ絶滅の危機は人類滅亡の危機
私たちが生きていくための環境維持に欠かせないミツバチの存在を伝え、守ろうと東奔西走する船橋氏。
その活動の「今」を伝える。

◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』

「ある修学旅行 教師が伝えたかったもの」

生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。

道206号 野村哲也

◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』

「愛の島(パラオ共和国)」

世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 150ヵ国以上を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。

◆作家 山元加津子 連載『ありのままの私たち』

「湧き上がる思いを物語に込めて」

人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。

◆金澤泰子 連載『きょうも、いい日』

「幸せを運ぶ 翔子のダイエット」

ダウン症の書家として活躍し、また生活面でも独り立ちをはじめた娘、翔子さん。その成長の日々を、母金澤泰子氏が綴ります。
母娘の絆に、胸が熱くなります。

 

岩井喜代仁 連載

◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』

「新体制で動き始めた 広島ダルク」

薬物依存者が社会復帰を目指すリハビリ施設として、薬物依存回復の確立した方法論を持つダルク。まだまだ課題はあるものの、行政との連携も進み、認知度も高くなった。それは、全国にダルクの数が増えたことも大きく影響しているだろう。
ダルクと出合って28年、自らも薬物依存回復の道を歩みながら、一人でも多くの仲間の回復を求めて各地にダルクを開設してきた岩井喜代仁氏に、各施設の開設と現在に至る道のりを聞くとともに、施設責任者の手記を紹介する。

道206号 気づく気づかせる

◆宇城憲治 連載『気づく気づかせる』

「目に見えない正と負のエネルギー ― コロナ禍で見えてきたもの ―」

 最先端のエレクトロニクス技術者として、さらには企業のトップとして活躍してきた宇城憲治氏は、現在徹底した文武両道の生き様と、武術を通して得た「気」によって、人間の潜在能力の開発とその指導に専念。

現在、氏は目に見えないものを目に見える形にするために、「普遍性、再現性、客観性」の実践検証をもって「目に見えないもの」の存在を解き明かす研究を先行させている。

◆編集部コラム 『心の奥の取材ノート』

「上智大学名誉教授  アルフォンス・デーケン先生のこと」

交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い ――
今もありありと思い出す、取材で出会った人たちの思い出を綴ります。

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