16 8月

『道』201号 野村哲也 連載「地球を歩く~知られざる絶景を求めて~」

いつもいつも圧巻の写真を届けてくださる野村哲也さん。

 

さらに文章では、野村さんの体験や思いを
実に精密に伝えてくださるので、
一緒に旅をしている気分になります。

 

今回の旅先はアルゼンチン。

 

タイトルとなった「100キロの蛍道」ともう一つ、
無数の手形が残る「手の洞窟」がテーマです。

「100キロの蛍道」は、この圧巻の蛍乱舞の写真を
野村さんがどのようにものにしたのか。
その詳細が描かれています。

“絶景”とは、このように能動的に取りに行くもので、
そこに「ある」ものだけではないのだと分かります。

1ページ全面に配置した、鮮やかに染め残された
無数の手形「手の洞窟」の写真は、
強いエネルギーを放っています。

 

そのエネルギーを浴びながら読む
野村さんがとらえた「その地の語り部」の物語が
胸に迫ります。

地球のそこここで、その地のエネルギーを
浴びまくっている野村さん。

誌面を通じて、その一部を
受け取っているのだなと感じます。

 

 

 

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13 8月

『道』201号 佐々木隆 連載「私たちは銀河のなかに生きている」

いちばん身近な天体ショーといえば、
月の満ち欠けでしょうか。

天候ともからんで、
雲と風と月の光は、一時も同じ状況はなく、
目をたのしませ、気持ちを和ませてくれます。

 

月齢の若い月に現われる「地球照(ちきゅうしょう)」が
今回の佐々木さんのテーマです。

 

三日月の、暗い部分をうっすらと浮かび上がらせるのは、
我らが地球がはね返した太陽の光。

月の地表の、光と影の境目には
ぼこぼことクレーターが浮かび上がっています。

 

壮大な反射の仕組みが
宇宙を立体的に感じさせ、

そこに佐々木さんの詩文が効いてきます。

佐々木さんのように、常に銀河に立つ人の目は、
自然・宇宙に創造され生かされていることを忘れた
私たちへの問いかけとなります。

 

 

道201号 連載 佐々木隆

 

 

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08 8月

『道』201号 船橋康貴 連載「ハニーさんの ミツバチが教えてくれること」

ハニーさん連載の今回のタイトルは、
「奇跡のハチミツとミツバチマーク」

 

「奇跡の・・・・」と言ったら、
おなじみ「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんですが、

 

まさに、ハニーさんのミツバチの巣箱が
木村さんのリンゴ畑に置かれ、
「奇跡のハチミツ」が採れたのです。

道201号 連載 船橋康貴

このハチミツは、
ハニーさんが今全力で臨んでいる
「ミツバチマークと6つの宣言」普及のための
全国講演で試食させてくれるそうです!

 

 

今回の連載では、
ハニーさんの“才能”が遺憾なく発揮されています。

 

その“才能”とは、
どんなややこしくて壮大な事柄も、
その人の身近なものとして伝えられること。

 

昨年出版した『ハニーさんの ミツバチ目線の生き方提案』
の制作にあたっては、その術にうなったものでした。

 

地球環境を良くしていくという、大きな大きな課題に対して、
あまりの事の大きさに人は深刻に暗くなりがちですが、

 

「いのちを輝かせて、楽しくJoy!で取り組もう!」

 

ハニーさんの言葉は、
いつもそんな気持ちにさせてくれます。

 

 

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01 8月

『道』201号 宇城憲治 「気づく、気づかせる」

今回の号は「教育」がテーマですが、

今の「おかしい」ではすまされない乱れきった社会の現状は、すべてこれまでの社会の仕組みや教育が今ある社会を築く人間をつくりあげた結果だと、宇城氏は説きます。

 

そういう現状のなかで私たちは何をすべきなのか。

 

過去も未来も「今」という連続によって生み出されている。
今の中に過去も未来もある。
未来を変えようと思ったら「今」を変えるしかない。

 

では、その「今」を変えるとはどういうことなのか。

 

宇城氏は、「今」の状況が変化すれば、次の展開が明確に変化することを目に見える形で体験することで、
今と過去と未来が同時につながっていることが実感でき、そしてそれが、「今」を変化させる原動力となるとしています。

 

今回の連載では、その実例の一つとして、一本の帯を左右同じ人数で引っ張り合うという検証を挙げています。

 

普通に引っ張り合ったら勝負のつかない状況で、
引っ張り合う前に、片方が正座をし、片方が体育座りをする。

・・・・すると、
正座をしたほうが格段に強くなっています。

 

 

 

 

正座をするという「今」が、「強い」という未来をもたらしたのです。

 

宇城氏は、こうした検証を踏まえ、記事の後半では、理論理屈でなく、人を変化に導き、幸せにするエネルギーこそ「技術」であり、気はまさに人間を豊かにする技術であると説いていきます。

 

 

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