16 11月

木村達雄著 『新版 合気修得への道』 予約開始

この度、木村達雄氏の『合気修得への道』の9刷重版にあたり

内容を<大幅に>刷新して、まさに『新版 合気修得への道』として登場します。

 

 

著者 木村達雄氏は
筑波大学数学系教授として学問の道をきわめる一方、大東流合気武術佐川幸義師範に就き、合気の道をきわめること20年。

木村が語る数学研究と合気修行人生、そして師・佐川幸義師範のこと。

 

数学にも合気武術にも妥協なく取り組む姿勢と
師にかける思いと情熱は、

どのような道を歩まれている方でも心を動かされると思います。

さらに、武道ファンにとっても興味深い歴史的新情報が満載です。

<新しく加わった内容>

(1)
2005年11月の初版発行から13年、木村氏のやむことのない合気探究にともない、「合気について」を大きく改訂。

(2)
さらに2018年に急逝した作家 津本陽の遺作『深淵の色は 佐川幸義伝』の舞台裏と
未掲載エピソード、「佐川幸義顕彰碑」建立の経緯についてが新章として加わりました。

(3)
佐川師の語録集には、木村氏の稽古日誌から数多く増補しました。

(4)
写真は、佐川師の技の未発表写真や、佐川師の遺品から発見された武田惣角の未公開写真など新たに50枚を追加しています。

(5)
佐川師のご家族、弟子との写真など、その人となりをにじませるアルバムを巻末に収録しました。

2018年12月6日入荷です。

 

新版 合気修得への道
新版 合気修得への道
― 佐川幸義先生に就いた二十年 ―

A5判上製 カラー口絵 8頁/本文 240頁
定価 2,916円(本体2,700円+税)

[詳細・ご注文はこちら]

14 11月

木暮浩明先生 「武で培った人間力」― 198号

最新号『道』198号が発売になりました。

今回のテーマは「生き方が人を育む」です。 [詳細はこちら]

 

今回の「宇城憲治巻頭対談」は、本誌に長く「うつくし、日本」を連載いただいていた合気道家にして伊藤忠商事理事の木暮浩明先生にご登場いただきました。

連載のテーマではいつも、日本の伝統、文化のうつくしさや、日本人としてのあり方、武士道精神を説いてくださいましたが、そのぶれない姿勢・視点がどのように育まれたものかが、宇城先生との対話で明らかになっていきました。

 

198号 木暮浩明

 

木暮先生につながる家系図を掲載させていただきましたが、周りは全員海軍。お父様も海軍軍人で、その教育はスパルタそのもの。通われた学校の教育も今なら問題とされてしまうような厳しさですが、木暮先生は「いい躾だった」と振り返っておられるのが印象的です。

 

厳しさの根底にある愛情ややさしさ。それがきちんとあれば、その厳しさにも感謝が生まれることを、この対談は教えてくれます。

 

また、商社マンとして世界で活躍された木暮先生のお話も興味深いです。
白羽の矢が立ちダボス会議に出席されたときの機転の利いた対応。
語られた体験談のそこここにあふれるユーモア感覚、フェアな視点は、今、日本に一番足りていないものではないでしょうか。

 

198号 木暮浩明

 

両先生ともにお好きだという、山岡鉄舟談義も必見です。

 

木暮先生と宇城先生のやりとりは本当にスカっとして明るいです。
この胸が開かれるような感覚を、ぜひ感じていただけたらと思います。