道198号

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【次号】 198号 (2018秋)

テーマ 「生き方が人を育む」


2018年10月23日発売

 

「私は戦争中に生まれましたから、祖父も父も軍人ですごいスパルタ教育でした。家ではお袋が食事時にぜんまいを出して食べなかったら、3日間ぜんまいしか出されなかった。これが躾でした」(木暮)

「私らの世代は徹底して何かを身に着けさせる教育でもありましたよね。今考えると愛情あるものでしたね」(宇城)

この人間を必ず立派な人間に育てたい――強い思いがあるからこそ、
師となる人は、全力で人材育成に力を注いだ。
言葉より、理屈より、やってみせる、背中をみせることで人は育つ。

厳しさの中に愛情があるから、自ら深さを学ぶ力を得る。
AIやハウツーでは導くことができない深さへ。
そんな学びの原点に気づかせてくれる一冊となりました。

  巻頭対談

武で培った人間力
誇りある国際人として生きよ!

伊藤忠商事株式会社理事・日本合気道協会顧問 木暮浩明 VS UK実践塾代表 宇城憲治

道198号 木暮浩明・宇城憲治 道198号 木暮浩明・宇城憲治 道198号 木暮浩明・宇城憲治


武道では、戦い終わって礼を交わしたらもう勝ちも負けもない。
日本は全力で戦って負けたのだから、これは誇るべきだと思うんです。
いつまでも負け犬根性を持っていてはいけないと思いますね。

 

全員海軍という家系に生まれ、幼い頃から武士道精神を叩き込まれる環境で育った木暮浩明氏は、学生時代は、合気道開祖・植芝盛平の直弟子・富木謙治師に学び、師が唱えた何事にもとらわれない境地「無心無構」を身体に叩き込んだ。卒業後は伊藤忠商事の商社マンとして、ロンドン、ヒューストン、ドバイ、カイロ他、世界各国を20年弱駐在し、中近東総支配人として各国王族、アラファト議長、ドバイのモハメッド皇太子、アメリカのコナリー財務長官、ドイノフブルガリア副首相、王震中国国家副主席等との交際もあったという。
その豊富な経験と日本を客観視できる確かな視点は、武道界のみならず政界でアドバイザーとして求められるところとなり、これまで6人の総理大臣の民間アドバイザーも務めてきた。
いかにして誇りある国際人になるか。武道を根底に語り合っていただいた。

  ロングインタビュー

自然の力を命の力に
生き抜く知恵食養を伝え続ける

食養家 若杉友子

  


人間は一人じゃ何もできないんです。
いろんな人の目に見えない、いろんな人のおかげがある。
おかげと言う『力』があるから、いろんなことが私たちもできているわけですね。

「若杉ばあちゃん」の愛称で親しまれる、食養家・若杉友子さん。
今年81歳になる若杉さんは、自然の営みに則り、野草や旬の食材をいただいて、その力を自分のいのちに変える術を全国の講演や料理教室で伝え続けている。
目も耳も脚も達者ではつらつと活動する若杉さんのエネルギーの源は何か。
若杉さんの綾部の活動拠点を訪ね、お話を伺った。

日常の奇跡を感じて
大自然に学び、魂を込めて生きる

北海道アウトドアマスターガイド・写真家 安藤  誠

 

道198号 安藤誠 道198号 安藤誠 道198号 安藤誠

自然はごまかさないし、嘘がない。
自然を見ていれば、
胡散臭い人は絶対分かるのです。
それが分かるようになるには、
自然、森や海や空、雲を見て
感性を鍛えておくことが大事です。

ウィルダネスは「自然のままの原野、原生自然」、つまりウィルダネスロッジとは「原野の中の宿」。その名の通り、ヒッコリーウィンドは釧路湿原国立公園のほとりの森の一軒家。
徹底したリサーチと鍛錬に裏づけられ提供されるガイドは、カヌーツアー、自然観察、世界遺産・知床など多彩。夜間に行なわれる星空カヌーは、他では体験できない。
海外での評価も高く、北海道の自然の美しさが冴えわたる12月から3月までは海外からのお客様が多い。この時期、ペンションの公用語は英語になるという。
「うちは20年前からテレビ禁止、ゲームも禁止、蛍光管の周波数が出るものも禁止。そんな宿で20年やっています」

  連 載

◆一般社団法人ハニーファーム代表 船橋康貴 連載『ミツバチが教えてくれること』

「100日休んで気づいたこと」

ミツバチ絶滅の危機は人類滅亡の危機
私たちが生きていくための環境維持に欠かせないミツバチの存在を伝え、守ろうと東奔西走する船橋氏。
その活動の「今」を伝える。

◆金澤泰子 連載『きょうも、いい日』

「翔子の愛のかたち」

ダウン症の書家として活躍し、また生活面でも独り立ちをはじめた娘、翔子さん。その成長の日々を、母金澤泰子氏が綴ります。
母娘の絆に、胸が熱くなります。

◆宇城憲治 連載『気づく気づかせる』

「進歩成長とは変化すること ― 望ましい変化プロセスとは ―」

 最先端のエレクトロニクス技術者として、さらには企業のトップとして活躍してきた宇城憲治氏は、現在徹底した文武両道の生き様と、武術を通して得た「気」によって、人間の潜在能力の開発とその指導に専念。

現在、氏は目に見えないものを目に見える形にするために、「普遍性、再現性、客観性」の実践検証をもって「目に見えないもの」の存在を解き明かす研究を先行させている。

岩井喜代仁 連載

◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』

「行政との連携が確立した施設 びわこダルク開設」

薬物依存者が社会復帰を目指すリハビリ施設として、薬物依存回復の確立した方法論を持つダルク。まだまだ課題はあるものの、行政との連携も進み、認知度も高くなった。それは、全国にダルクの数が増えたことも大きく影響しているだろう。
ダルクと出合って26年、自らも薬物依存回復の道を歩みながら、一人でも多くの仲間の回復を求めて各地にダルクを開設してきた岩井喜代仁氏に、各施設の開設と現在に至る道のりを聞くとともに、施設責任者の手記を紹介する。

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◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』

「北極<前編>」

世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 120ヵ国以上を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。

 

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◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』

「消えた日本列島の先住民」

生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。

 

 

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◆作家 山元加津子 連載『ありのままの私たち』

「ウクレレを簡単に弾ける“魔法の地図”」

人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。

 

◆編集部コラム 『心の奥の取材ノート』

「第48代横綱大鵬 納谷幸喜さんのこと」

交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い ――
今もありありと思い出す、取材で出会った人たちの思い出を綴ります。

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