12 11月

『道』210号 紫 舟・宇城 憲治 巻頭対談

個性を手放し、その先の領域へ
― 見えないエネルギーを見える形に ―

  
書家/芸術家 紫 舟 VS UK実践塾代表 宇城 憲治
 
 
新しい『道』210号ができました。テーマは「先を見る生き方」。
巻頭対談に登場いただいた書家で芸術家の紫舟さんのお話がまさに先を見る生き方。現在も過去も未来も自由に行き来するようなエネルギーを感じました。

対談会場となった紫舟さんのアトリエに入ると、まず目に飛び込んできたのが迫力満点の龍の絵。大河ドラマ『龍馬伝』の題字を書かれたことから、龍の絵を描こうと思ったそうです。でもその龍は、これまで誰かに描かれてきたような龍ではなく、自分の内面の眼を通して観て描いた龍。その龍はまさに紫舟さんのエネルギーが形になったかのような作品でした。その龍をバックにエネルギー溢れる対談が始まりました。

紫舟さんは今「個性を捨てる」ことで、自らの限界を超える境地を目指しているのだそうです。対談ではお作品のエネルギーをひとつひとつ体感しながら、制作を次のステップへ導く存在とは何か、その目に見えない内なる原動力を語り合いながら模索していくという臨場感あふれるものとなりました。

紫舟さんは対談後、FBで「私に『師』が必要な時期を迎え、そして出会えたのが宇城先生でした。先生は、私が『個性』や『自分』と指したものを、『意識』という言葉としてを使われていましたが、指しているものは同じです。意識を利用してクリエイションをするところから、その先の領域への行き方を、幾つもの実践を通して教えていただきました。3時間半実践を繰り返し何度も教えていただいたことで私に理解でき、ようやく『心が晴れ渡る』感覚を得ました。」と語ってくださっています。

[季刊『道』210号]

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道210号 紫舟・宇城憲治