10 8月

「前島由美・国光美佳 講演会」が開催されました

去る2021年8月9日(月祝)、東京都 町田市文化交流センターにて前島由美さん、国光美佳さんによる講演会「安心・安全な未来を子どもたちへ 今、大人ができること」が開催されました。

新型コロナによる緊急事態宣言を受け、会場とオンラインの同時開催とし、会場には50名、オンラインも48名の方にご参加いただきました。

前島由美・国光美佳 講演会

 

●第1部 国光美佳さん ご講演

私たちの身体、精神を健やかに保つために必要な微量栄養素「ミネラル」が、現代の食事からは充分に摂ることができない ―― このことによって、どのような問題が起きるのか、また身近な食品に潜む添加物の問題やミネラルが摂れない理由を詳しくお話しいただきました。

さらに、「発達障がい」と診断されたり、感覚過敏に苦しむ子どもたちの症状が、ミネラル補給で改善されていく実践例をご紹介いただくとともに、こうした子どもたちに向精神薬が処方されている実態と、その副作用についてお話しいただきました。

心と身体を元気にするのは化学物質ではなく、天然の出汁やお味噌といった発酵食品や昔ながらの和食であること、さらにミネラルを簡単にアップする方法も教えていただきました。

 

●第2部 前島由美さん ご講演

療育支援施設「ゆめの森こども園」で、「発達障がい」などで生きづらさを抱えている子どもたちを支援してきた前島由美さん。保育士から導かれるように支援施設を立ち上げた経緯や、食による改善を実践していた国光さんとの出会いによって、確実に子どもたちを救える!と確信したこと。そして養蜂家の船橋康貴さんとの出会いからミツバチが絶滅の危機にあることを知り、ミツバチを救うことが子どもたちを救うことにもなると、15分ほどの船橋さんの活動を伝える動画が流されました。

農薬を使わない農業を求め、その作物を給食に使うことで、ミツバチと子どもたちを一気に救うことができるとスタートさせたフーズフォーチルドレン(FFC)の活動と、それに賛同し立ち上がった全国のお母さんたちの思い、草の根で広がっていく様子に、おおいに希望を見出していることが語られました。

最後に、現在前島さんが力を入れている「日本初 寄付型フリースクール」構想について熱く語られました。子どもたちをのびのびと伸ばすために、支援者(教員)の時間をすべて子どもたちに使いたい。そのために、監査のための報告や書類作成が必要な国の補助金などに一切頼らず、完全寄付での運営を目指す ―― このことは、現在の学校教育のあり方への問いかけともなりました。

 

●第3部 質問に応えて

来場者とオンライン参加者から、国光さん、前島さんへの質問を募りました。
行動し、現場をよく知っておられるお二人の回答は、一つひとつが実践的で、他の参加者にとっても有意義なものとなりました。

 

前島由美・国光美佳 講演会

 

前島由美・国光美佳 講演会

 

前島由美・国光美佳 講演会

 

前島由美・国光美佳 講演会

 

前島由美・国光美佳 講演会

 

食のあり方と子どもたちの変化、お二人の取り組みと思い ―― 本講演会を貫いていたのは、地球とすべての生きものにまで及ぶ大きな愛と、賛成・反対をジャッジせず、すべてと調和するあり方でした。
お二人の行動のエネルギーに元気と希望をいただけたことが、感想文からも伺えます。

いくつか抜粋して以下にご紹介いたします。

末尾に、前島さんの活動情報がありますので、ぜひご覧ください。

 

《 【見逃し配信】本講演会のオンライン録画を2021年8月31日まで視聴いただけます (有料)》

 

〈参加者の感想〉

●埼玉 小学5年生 女子
「みつばちを助けよう」
今日はありがとうございました!
為になることがたくさんあって良かったです!
障害のある子どもたちの才能が開花し、特技としてやっていることがすごい!と思いました。
あと、国光先生が言っていた「ミネラル」の入っているみそしるを作って食べたいと思いました。
素敵なお話をありがとうございました。

 

●神奈川 保育園関係者 50代 男性
前島先生のご活動は勇気のある愛のある行動で本当に素晴らしいと思い、新しく作られるフリースクールにも期待しております。ジャッジしない愛のある生き方がすべての世界には必要なのだと思います。応援しております。
国光先生には園の給食でとてもお世話になっております。私が子どもたちにやってあげられることは、都市部でも子どもの育ちをしっかりと保障し、将来につなげてあげることだと思っています。「食」の重要さをこれからも国光先生に伺いながらしっかりと継続して参ります。

 

●埼玉 教員 40代 男性
国光美佳さんの講演はミネラルの大切さを詳しく知ることができました。
学校の生徒で、服薬して活力がなくなっていく子がたくさんいますが、その理由と改善策を知ることができ深く納得しました。
前島由美さんの講演は、「子どもを守る」強さを感じ、大いに刺激をうけました。助成金に頼らず本当に子どもの為になることをやっていくための寄付型フリースクール、すごいと思います。
本だけでは感じることのできなかった感動をいただきました。

 

●東京 主婦 40代
娘が学習障がいで特別支援学級へ行っています。
沖縄の離島から東京町田に越してきて、特支級の多さにも驚きました。学習に関しては、さすが東京はとても手厚く少しずつ学習面での変化が見られてきましたが、自然体験が身近でできないことが残念です。今、親としてできることは引き続き食生活をととのえていくこと、そして、前島さんや国光さんの活動や本の内容等を知ってもらうことだなと感じました。
「戦わない、愛と調和で」心がけていながらも、難しい時もあって葛藤を感じることも日々あります。発達障がいの児童の親とつながりを持っていけたらいいなと思いました。
前島先生、国光先生、今日は素晴らしいお話をありがとうございました!!

 

●群馬 会社真 20代 男性
日々の生活の中で食というものを楽観視していたが、食は身体だけでなく精神にも影響するということがわかった。自然に感謝し、日々の食事に気をつけて次の世代にも伝えていきたいと感じた。

 

●東京 学生 20代 男性
半年ほど前から砂糖・小麦・乳製品・化学調味料等を極力控え、玄米・味噌汁を中心とする食生活に変えたところ、体温は37度近くまで上がり、薬を使わずに花粉症を乗り切ることが出来た。この体験から「食」の大切さに気づき、友人に伝えようとしたがあまり上手く伝えることが出来なかった。今回の講演会で「批判では変わらない」ということを学んだ。精神薬・ワクチン・抗がん剤・添加物・遺伝子組換え・農薬等、様々な問題があるが、それを伝えたところで拒否感から対立が生まれる。前島さん国光さんのような愛、調和による優しい伝え方を参考にしていきたいと思った。

 

●神奈川県 会社員 40代 男性
とても良い話が聞けました。今日は仕事の都合で来れなかった友人のためにも、ここで聞いたことを伝えたい。
発達障害の子供を持つ友人に大きな希望を与えることができます。
良い環境と良い食事が、これからの子供の未来を変えることができると確信しました。ありがとうございます。

 

●東京都 公務員 50代 男性
私は小学校に事務職員として勤務しています。
仕事柄、学校を授業中に飛び出してしまう児童、授業妨害をはたらいたり、暴力をはたらいている場面に出くわし、何度も手助けに向かっています。児童の何かのメッセージではあると思いながら、躾の問題であるとばかり思っていました。近年、農薬が生長期にある児童に悪影響を及ぼしていると知り、今回の講演にも興味を持ちました。
今回、お二方の講話を聞き、食べ物によって(特にミネラル分)、体内の酵素の働きを活発にし、いわゆる体質改善かわかりませんが、正常な働きを取り戻せることに驚きを覚えました。
これからもお二人の活動が益々広がりますことをお祈り申し上げます。

 

●千葉 40代 男性
いつもながらに、お二人のお話は心に響きます。愛と想いあふれる感動的な時間でした。
これからも必要なことをさらに知り、これをより多くの人々と伝えていく取り組み、活動をしていきたいと思います。

 

●東京 市議会議員 50代 男性
本日は国光先生、前島先生のお話をお聞きでき、いつもながら大変勉強させて頂きました。貴重な機会を頂きまして、本当に有難うございます。
八王子の総合センターをできる限り、ミネラル・オーガニックにするように活動を進めてまいります。今後も勉強させて下さいませ!

 

●東京 会社員 30代 男性
〈国光さんの講演〉
お話ありがとうございました。ミネラル不足の解消によって子ども達の様子が劇的に変化することが印象的でした。本来の可能性・生まれながらにもつ人間の変化、成長への意欲・エネルギーは非常に尊いもので、それに制限をかけている原因を取り除くことで、これほど大きく変わるのだ!と。ミネラルを摂り、不要なものを避ける大切さを感じました。

〈前島さんの講演〉
お話ありがとうございました。向精神薬の副作用の大きさに驚きました。しかも、小学生や未就学児にも処方されているのは恐ろしく悲しいことです。「発達障がい」という言葉、枠組みに子どもたちを埋め込んで縛ってしまう世の中は絶対に変だと思います。まずは身近な人に働きかけていきます。様々な気づきをありがとうございます。

●東京 私学職員 50代 男性
講演会ありがとうございました。
昨年の講演会より、ダシ粉、油等を摂るようになって体のバランスが確実に良くなったように思います。自閉的傾向の部下のキレやすく、攻撃的な言動に手をやいていましたが、時の経過とともに、ダシ粉をふりかけ替わりに毎食出したところ、衝撃的な行動が減ったとともに安定的になりました。これからも食に対しての意識を高めていきたいと思います。

 

●東京 自営業 50代 男性
クスリより食、食の大元は農業、幸せの頂点は農家というお話に納得しました。草の根の活動が大きな広がりを見せているという事実を知り、感銘を受けました。お二人の行動力の源泉が、純粋で欲が無い故、広がるのだと。
その広がりの始まりが、出雲という土地からであり、出雲は王朝伝説のある地。出雲の神々の御加護があるように感じました。

ミネラルを含む食品にしろ、発酵食品にしろ、日本人が昔から食べてきたものばかり、煮干し・あご・昆布・味噌・しょう油・納豆など。やはり日本人は、日本古来の食が合っていると思いました。今回も非常に多岐に渡るお話をいただき勉強になると同時に、多くの気づきもいただきました。
前島さんのジャッジしない、批判しない、愛と調和で行動する姿勢は素晴らしいと思いました。

 

●沖縄
みか先生のキングこーちゃんの話。絵がすべてを表していて、子供の感受性と食のすばらしさに感動しました。
ゆみ先生のミツバチのお話に涙がでました。ジャッジしない、愛と調和。
とても大切だと思います。応援しています。お二人ともありがとうございました!

 

●東京 看護助手 50代 女性
今日は貴重なお話が聴けて、とても感謝しております。私は独身ですので子供もいませんが、職場のお母さんに「今、発達障害と診断される子が多い」と聞き、一体どうなってるのか・・・。何が起こっているのかと思い、参加させて頂きました。
そんな現状を知ることだけでなく、希望のある未来に向かっていける話を聞いて、本当によかったです。ありがとうございました。子どもたちのあの顔をみれば、どんなに素晴らしいことなのかわかります。私に何ができるか・・・どんな形で応援していけるか、と考えてます。本当のこと、本物のことは、つながっていくのだな~ということも実感できました。

 

●福岡 会社員 男性
以前より前島先生、国光先生のことは季刊道にて存じ上げておりましたが、zoomではありますが、生でお話をお聞かせ頂いたのは初めてでした。ミネラルを摂ることの大切さと、ミネラルを摂ることで起こる改善例のお話など、字面で読ませて頂くよりも、静かで上品ですが、お二人の熱量が伝わってきました。一人暮らしで、あまり自炊をしてこなかったのですが、国光先生に頂いたアドバイスを参考にして気を付けながら自炊をしてまずは自分自身がしっかりとミネラルを摂って健全な心身を取り戻したいと思います。NPO法人・社会福祉法人や株式会社での運営など、実際に動いて来た方ではないとわからないお話をお聞きし、自分はまだまだ勉強不足であると感じました。少しでも未来ある子どもたちの為になる社会を作っていくことができるように私も動いていきたいと思います。
国光先生のご著書をもっと読んで勉強します。そして前島先生の季刊『道』の連載を読み希望を持つことができる人を増やしていきたいと思います。

 

●神奈川 自営業 50代 男性
充実した楽しい時間になりました。
国光さんの栄養学の話に引き込まれるのは、目の前の子供、取り巻く環境(学校、家族)の、未来の姿が現実として危機感を感じるからだと思いました。
薬で「発達障がい」(個性)を押しつぶそうとする社会に、子供たちの悲鳴が聞こえてきます。
何とかしなければ!と大人として切なく、苦しく、怒りを感じました。

前島さんの、その社会、組織、常識に対して批判(ジャッジ)をしない、遠回りに見えても愛と調和で開かないドアをコツコツと叩き続ける、疲れたら休んでまたノックし続ける。
角度を変えて、時には仲間と一緒に叩き、最後の一人になってもあきらめずに叩き続けるという強さを感じました。

講演会全体が女性らしい笑顔と穏やかな感じでしたが、お二人の抜かりない、隙の無い、子供たちのためには妥協がない雰囲気が印象に残りました。

信念による実践をする個人が輪を広げていく事で、世の中が変わっていく気がいたします。
反発も大きいと思いますが、尊敬と信頼という真心が、組織を包みながら超えていく時代に入ったのだと思いました。

 

●宮城 主婦 60代
素敵な講演会聞かせていただいてありがとうございます。

「食」からすべてがつながっていること、思い出させてもらいました。
30年以上前、母親になった時、子どもたちに安全なものを食べさせたいと思って生協の委員会などでいろいろ勉強させてもらいました。
世の中には安全なものだけが出回っているのではないことを知り、自分で勉強しないといけないとその時思いました。せっかく学んだのに、子どもたちが育ってから、少し忘れていました。つい、楽な方に行ってしまいがちで、、
昨日、大切なことを思い出させてもらいました。
あなたと健康の東城先生にもいろいろまなばせていただいたのですが、頭でわかっていても続けて実践していかないとだめですね。

前島先生が国光先生のご本に出合ったエピソードも、私も同じような体験をしていてやっぱりそういうことがあるのだと思いました。
目には見えないけれど、私たちは見守られているのでしょうね。日本の伝統文化を大切にされていらっしゃることも素敵です。
私も少し前から、日本の職人さんがいなくなってしまうのではないかしらと思っていました。何か必要なものを探していても、昔より品物が安易に作られているように感じていて、使い捨ての商品が多くなってしまったのでしょうね。
良いものを探そうと思うといきなり高級品になってしまって。昔はもう少し身近なものでもキチンと作られていた気がしています。日本の伝統文化には大切なことやいろいろな意味があるのだとこの頃しみじみ思いま
す。

ミツバチのハニーさんや池川昭先生、汐見稔幸先生、EMの比嘉照夫先生、リンゴの木村秋則さん、大切な活動をされていらっしゃる方たちとつながって、さらに子供たち、地球のために活動されていらっしゃるお話をとても興味深く聞かせていただきました。

後、前島先生の「ジャッジをしない! 愛と調和を大切にする!」
この言葉もとても素敵です!
大切に覚えておきたいと思います。ありがとうございました。

 

 

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