26 7月

『道』201号 木村泰子 『すべての人がともに生きる 「みんなの学校」そして「みんなの社会」へ』

木村泰子先生は、話題になったドキュメンタリー映画『みんなの学校』で
奮闘されていた大阪市の公立大空小学校の初代校長です。

『みんなの学校』は2015年2月に全国で公開され、
大ヒットした映画として知られていますが、
この映画の舞台となった大阪市の公立大空小学校の約束はたったひとつ。

それは、
「自分がされていやなことは人にしない、言わない」

大空小学校は、「すべての子供の学習権を保障する」という学校理念のもと、
障がいのある子もない子も、わけへだてなく、

すべての子供がともに同じ教室で学びます。

どんな子も、義務教育で受けた環境や周りの大人の
「空気」を吸いこんで成長し社会に出る。

木村先生は、
その義務教育で体験したことが今の社会のあり方のベースとなっている。
だからこそ、障がいがある子も一緒にいるのが当たり前の空気のなかで、
子どもを育てなければならない。
今そのあり方が大きく問われているのだと指摘しています。

木村泰子先生は、今は、退職され講演活動をしておられますが、
大空小学校での実践のお話、何より木村先生の、
子どもに対する溢れんばかりの愛情と、
絶対に子供を守るのだという覚悟と情熱には、本当に胸があつくなります。

木村先生のお話は、どんな立場の方が読まれても、必ずや
その心を揺さぶり、そして勇気・元気が自然に揺り起こされることでしょう!

 

[『道』201号詳細]

[『道』定期購読のご案内]