21 11月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈【対談】大村 智 北里大学特別栄誉教授/2015年ノーベル生理学・医学賞受賞 宇城憲治 UK実践塾代表〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2023年11月21日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇ 【対談】大村 智 北里大学特別栄誉教授/2015年ノーベル生理学・医学賞受賞
◆      宇城憲治 UK実践塾代表

 

【大村】
安倍晋三氏が総理をやっている頃、
ノーベル賞を受賞した翌年に呼ばれて、30人くらいの
政治家の前で話をしたのです。

講演が終わって総理が何を言われたかというと、
「日本でノーベル賞をもらった人は何人もいるけれども、
自分で稼いだ金でノーベル賞をもらったのは大村さんだけだ」と(笑)。
嬉しかったですね。

【宇城】
総理の言葉、それにしても的を得ていますね(笑)。
研究の成果を商品化するという、
そこが純然たる研究者と違うところですね。

そういう自立心やセンスは
どこから生まれ、育ったのでしょうか。

【大村】
思想的に一番影響を受けたのは私の祖母です。

父親は農業をやっていて、地方の顔役で、
あちこち飛び歩いていましたし、
母親は小学校の教員で、学校に行ってしまうので
私の面倒がみられない。

かわって面倒をみてくれたのが祖母でした。

この祖母がすごい祖母で、
村の「生き字引」と言われていました。

何か分からないことがあったら
祖母のところへ行けばなんでも分かった。

「あれは何月のことだった?」
「そうだね、あれは、何年の何月の何日のことだ」
と、日にちまで言う。

「忘れもされん」とか言って(笑)。

その明治生まれの祖母の影響が
一番大きいのではないかと思います。

ですから私のものの考え方は明治なんです。

結婚して、家内と考えが合わないことが
あるじゃないですか。

すると彼女に決めつけられるのは
「あなたは明治時代に生まれればよかったんだ」と(笑)。

私は「そりゃそうだよ、俺は明治のおばあちゃんに
教育されたんだから」と(笑)。

そういう話があるくらい
祖母の影響を受けているわけです。

とにかく「人のためになることをやりなさい。
人に親切にしなさい」ということを、
こんな小さい時から繰り返し言われました。

だから人のためになるなら金もなければと、
研究費をちゃんと持っていなければだめだと、

自分の部屋を持った時に一番最初に考えたのは
研究費のことでした



*  *

土の中の微生物が生産するエバーメクチンから開発された
イベルメクチンは、寄生虫による感染症にかかった
アフリカの何億人という人の命を救ってきた。

その薬の発見・開発の功績で2015年に
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村教授は、
幼い頃から祖母に繰り返し「人のためになることをしなさい」と
諭されてきたという。

夜間高校教師だった大村教授が、研究者として活躍するのみでなく、
特許による収入を元に北里研究所の立て直しや運営、病院建設に
役立てたり、人材育成に力を注ぐなど、
そのまさに実践躬行、「言うだけではなく、実行する」信念。
そこにある原動力とは何か――。

同時に劇的な効果のある新型コロナの治療薬として
期待されたイベルメクチンがなぜ世界にさきがけて
日本で活用されなかったのか。
そこにある様々な課題についても語っていただいた。

<巻頭対談>
実践躬行「やってみせる」で貫いた 研究・経営・人材育成
すべては人に役立つことを

季刊『道』218号
https://www.dou-shuppan.com/dou218-lp/
☆ 内容の一部をお読みいただけます。

定期購読のお申し込みはこちらです。
http://www.dou-shuppan.com/teiki-2/

◆◇ 季刊『道』 実践者の生き方に学ぶ講演イベント
◇  2023年11月23(木・祝) 一ツ橋ホール

≪いよいよ明後日開催! 当日券あり≫

未来の希望である子どもたちに何を残せるのか。
また希望ある未来を構築するために、
私たちにできることは何か ――

一人ひとりがつながること(絆)で
発信(行動)できることがある。

そのような想いの人たちの交流の場として、
イベントを開催いたします。

季刊『道』ご登場者・連載者が一堂に会し、
鼎談・対談・講演で世の中に大切なメッセージを
発信してくださいます。

(登壇者 敬称略)
武術家で気による潜在力の開発 ―― 宇城憲治
薬物依存者を救う元ヤクザ組長 ―― 岩井喜代仁
ダウン症の娘を書家に育てた ―― 金澤泰子
作家で元特別支援学校教諭 ―― 山元加津子
銀河浴写真家 ―― 佐々木隆
世界を舞台に活躍する写真家 ―― 野村哲也
ネイチャーガイドで写真家 ―― 安藤誠
知られざる塩の真実を伝える ―― 工藤清敏
バイオ電子工学博士 ―― 増川いづみ
発達障がいの子どもたちを救う ―― 前島由美
ジャーナリストで元ニュースキャスター ―― 野中ともよ

季刊『道』が旨としている
「実践者の生き方に学ぶ」
「行動のエネルギーをいただく」
を、リアルに体験し交流いただきたいです!

ご登壇者も、当日を楽しみにしてくださっています。

皆様とともに、
学びを深め、エネルギーを湧かせる
一日となることを願っております。

お申し込みをお待ちしております。

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実践者の生き方に学ぶ講演イベント
― 子どもたちの未来を守るために、いま私たちができること ―
未来を拓く 季刊『道』の連載者と読者の集い

2023年11月23日(木・祝) 11:30~16:00
一ツ橋ホール(東京都千代田区一ツ橋)

イベントの詳細・お申し込みはこちらです。
https://www.dou-shuppan.com/dou-special-event20231123/
↑ ↑ ご登壇者の動画メッセージ(ロングバージョン)もあります!

ご登壇者メッセージ(ショートバージョン)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLtLGkc2i8T3__6UqUk6pjNtnbYM_aMI5D

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季刊『道』は
日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
理屈抜きに「やってきた」方々の深みある人生や熱い思いが、
読者の皆さまの生きる原動力となることを願っています。

年4回発行
年間購読料: 5,000円(税込・送料無料)

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またはホームページからお願いします。
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