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【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈太田リセ 日本赤十字社従軍看護婦〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2022年6月15日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 電子『命の伝言』より ―
◇  太田リセ 日本赤十字社従軍看護婦

私は日本赤十字の従軍看護婦として
戦争というものを見てきましたが、
それ以前に戦争遺児なのですね。

小学校4年の時、支那事変が始まって
すぐに父が招集され、戦死したのです。

男は20歳で徴兵検査があり、
体格も良く健康で諸々の条件を満たし
兵隊に適している人は「甲種合格」といって、
戦争となれば真っ先に召集されたのです。

召集は断わることはできません。
もし逃げたりしたら日本の果てまで探し出され、
罰せられるのです。

だから誰も逆らえない。
そういう時代でした。

出征する兵隊さんを見送るというのは
町中の一大行事で、
小学生も先生が引率して駅に集合し、
行列に加わって日の丸の旗を振るのです。

私はあの戦争が始まって
最初の戦争遺児でしたから、
国が行なった戦争遺児による
靖国神社への参拝の第一回に参加しているのです。

国のプロパガンダですよね。
国から旅費が出て各県から遺児が集められ、
靖国神社への参拝と式典が行なわれるわけです。

「戦争で亡くなってもそれは犬死にではない、
天皇陛下でさえも頭を下げてくださる」
と言われました。

私が看護婦を目指したのは、
いくつかきっかけがあります。

一つは、おばが仙台の病院で婦長をしていて、
その影響を受けたこと。

おばが家に帰ってくる時は紫の袴に白足袋、
中振袖の着物で颯爽としているんです。
それにあこがれたのです。

もう一つは、高等女学校に通っている時、
今で言えば中学生の時に『海軍』という映画を
学校で観に行ったのです。

その映画で、海軍飛行予科練習生という、
14歳くらいからの自分と同年代の少年たちが、
洋上の船で命がけで国のために
働いているのを見たわけです。

女だからといって遊んでいていいのか、
と思ったのですね。

「女だけど私だって!」という義憤というか、
そういう気持ちが湧いたのです。




――― 太田リセ 日本赤十字社従軍看護婦
「軍国少女、あこがれで看護婦に」

*  *

戦禍を生き抜かれた方々が語る
戦争の理不尽さ、悲惨さ、命の尊さ。

大切な生かされた命だからこそ、
伝えたい思いがある。

季刊『道』で丁寧に聞き取ってきた
貴重な証言インタビュー集です。

今、このような時だからこそ、
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