20 12月

『道』202号インタビュー オスカー・ロベラス 「人間本来の姿を呼び戻す アートの世界」

徳島県神山町にアトリエを構えるフランス人芸術家、オスカー・ロベラスさんに
お話を伺ってきました。

オスカーさんは、なんと6歳になる前からアートに興味を持ち始め、8歳の頃にはすでに自分で芸術家になることを心に決めていたそうです。

日本文化や彫刻が大好きだったお父様の影響を受け、子どもの頃から自然体にアートの世界にいざなわれていったオスカーさんが語られていました。

 

オスカーさんの可能性を静かに見守った大人たちが素敵です。
受験勉強一辺倒でどうしてもひとつの方向に向かざるを得なくなっている今の日本の教育との違いを感じてしまいました。

オスカーさんは、
「アートはみんなのもの。誰もが日常のなかでアートを感じてほしい」
と話しておられましたが、大好きなアートを仕事にしているからこその言葉だなと思います。

オスカーさんが手がけるアートは、石、金属、ガラス、植物など様々な素材を使う作品で、常に自然がテーマです。
インタビューの冒頭にたくさんの作品をカラーページで紹介しました。
「アーティストは自然のエネルギーを通訳して発信するメッセンジャー」と語る、オスカーさんの壮大な世界を味わっていただければと思います。

[季刊『道』202号]

 

道202号 オスカー・ロベラス