31 10月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈対談 岩井喜代仁・宇城憲治〉 「『元やくざ』という看板は変えられない」

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└◆ どう出版メルマガ  (2025年10月31日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — 最新号『道』より—
◇ 【対談】 岩井喜代仁 茨城ダルク代表
◆      宇城憲治 UK実践塾代表

【岩井】
(厚生労働省のダルクの扱いが変わった)その時に
厚労省に依存症を対策する部署(障害保健福祉部 精神・障害保健課
依存症対策推進室)が同時にできたんです。

それで厚労省の長が
「依存症を扱うなら、まずは
 茨城の岩井さんの話を聞いてこい」と。

それでその部署から6人、
俺のところにやってきましたよ。
「俺は元やくざだぞ、俺の話を聞いてお前らやれるのか」
って思ったんですが。

実際、昔、法務省に俺が行った時に
「岩井さんがやっておられる分野で
 岩井さん以上に話ができる人はいない。
 でも岩井さんがどんなにいい案を持ってきても、
 岩井さんの名前は出せないですが、いいですか」と言われたんだ。

つまり岩井の名前を国の制度やプログラムに
載せたりはできないと。

やっぱり後ろに背負っている
「元やくざ」という看板は変えられない。

薬家連(薬物依存症者家族連合会)を立ち上げた時も、
「岩井さんが海外から持って帰ってきた
 回復プログラムは表に出せないので、いったん誰かに
 手渡してもらって、そこから受け取りたい」と言われたんだ。

俺は、俺の名前を出したからって
誰かが回復するわけでもないし、
プログラムをやって初めて回復していくわけだから、
名前なんてどうでもいいって言ったんだけど。

今度は近藤に替わり俺が全国のトップになったら、
法務省刑事局から
「刑務所関係の問題について音頭を取ってもらいたい」
という依頼がきた。

刑務所にはアルコール依存症と薬物依存症のお年寄りたちがいて、
出るところがなくて精神病院化していて、
しかも出してもすぐに帰ってきてしまうと。

その子たちが入る施設を作ってくれという。

日本に何箇所あればいいのかと聞くと、
最低10箇所は作って50人ずつ受けてほしいと。

それで1箇所目は東京の青梅に作ったんです。
青梅は今40人ぐらいいます。

まだ動ける人間は各ダルクの施設で
受け取ろうという話をしたんだけど、
最終的に受け取れない人たちはどうするのかという問題がある。

俺は「これは俺が引き受ける問題ではなくて
次の世代が引き受ける問題だ」と言ったんだ。

それでダルクの若いやつらを10人くらい
刑事局に連れて行き、一人ひとりに
「各省庁の若いのと自分らで話し合って
 法務省でも厚労省でも、全部相手をする部署を決めろ」と。

それでやり始めてみているところなんですが。
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 *  *

元やくざ組長、覚せい剤の密売人、そして自らも
薬物依存にのたうち回った過去を持つ岩井喜代仁さん。

いま岩井さんは、オーバードーズや性の問題に追い込まれた
10代・20代の若者たちの親から相談を受けていると言う。

さらに岩井さんは、年老いて行き場をなくしたダルクの仲間や、
アルコール依存症などで家族に見放されたり刑務所を出された
高齢者を引き取り、最期まで面倒を見る覚悟を自らの
生き様とするという。

若者から高齢者まで、社会からこぼれ落ちた命に
全力で寄り添う岩井さんの姿に、現代が抱える深い闇と、
私たちが今どう行動すべきかの指針が浮かび上がる。

これまで2回の対談をはじめ交流を深めてきた
宇城憲治氏と本音で語り合っていただいた。

<巻頭対談>
闇の世界から見えた日本の未来
— 今、誰かが立ち上がる時 —

季刊『道』226号

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イベント|2025年11月30日〈大阪〉 宇城憲治《親子塾》

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