10 7月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈安藤誠 ネイチャーガイド・写真家〉 「クマよけの鈴は持っていますが、基本的には使いません」

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└◆ どう出版メルマガ  (2025年7月10日)

本書 紹介動画

◆◇ 今、届けたい言葉 — どう出版の本より —
◇  安藤誠著 『原野から』

たとえば野生動物と人との棲み分けの話で、
クマよけの鈴を鳴らすことでクマと出会うことを
防ぐというのがあります。

誰もが鈴がクマよけに非常に効果があると考えていますが、
もっと専門的に踏み込むと、また違った側面があるのです。

私自身は、クマよけの鈴は持っていますが、
基本的には使いません。

どんな時に装着するかというと、雨が降っていて
音がチェックできないとか、風がすごく強くて
お互いに臭いのチェックができないような時です。

それ以外は鈴をつけることはしません。
それは「気」の問題でもあるからです。

どういうことかと言うと、鈴をつけることで、
「気」がなくなるからです。つまり

「私は鈴をつけた。音が鳴っているから大丈夫だ」

と、鈴をつけることで、今自分がクマの領域にいる
という意識がなくなってしまう。
「気」がない状態でクマに出会えば、
当然襲われてしまいます。

ですから、鈴に頼るのではなく、
「ここはいつクマがいてもおかしくない」
「あの左のカーブを曲がったら、クマがいるかもしれない」
というように常に「気」を張り巡らしている状態のほうが、
鈴を鳴らすよりもはるかに安全であるということです。

こういう話は武道関係者には
すぐ分かってもらえるのではないかと思います。

刀はすぐに抜ける状態にしておく、
あるいはすぐに応戦できる態勢を取っていることが重要で、
鈴が鳴っているからといって無防備な状態でタラタラ歩いていては、
周りに「気」も配れないし、動物の気配なども感じることはできません。

鈴が鳴っていなければ、藪でコソコソと音がしたら
「ん? なんだ……」
と注意を向けることができます。

しかし鈴を鳴らしていると、その藪の音は聞こえない。
まして集団でジンジャラ、ジンジャラ、カンカンと音を鳴らしていたら、
動物の気配など感じることなどできません。

「気を配る」ということが
気配を感じることに繋がる。

つまり気配りしているかどうかという考え方が
大事であると思います。

   ——— 第2章「クマと生きる」 より

安藤誠著『原野から』

書籍|安藤誠著 原野から ― Philosophy from the Wilderness ―

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