【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈対談 金澤泰子・岩井喜代仁〉 「そうやって知らぬ間に翔子は書家になっちゃったんで」
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└◆ どう出版メルマガ (2026年1月29日)
◆◇ 今、届けたい言葉 — 最新号『道』より—
◇ 金澤泰子 書家
◆ 岩井喜代仁 茨城ダルク代表
【岩井】
金澤さんは翔子さんを自立させるために「字」を書かせた。
それを20年後の今、辞めさせることにしたと。
その突き放し方は、俺たちが持つ
依存症という病気の家族と子供を自立させる時の
苦しみと同じだけど、大変だったと思う。
【金澤】
40歳を過ぎて初めての子を希望を持って出産し、
女の子だったらピアニストにしようと思っていたのに、
生まれて50日目に、
「お子さんはダウン症で、知的障害で
歩くこともできないでしょう」と言われ、
ものすごく苦しかった。
でもそれは親の幻想でした。
希望がないと思い込んだだけで、希望はなくはなかったし、
彼女は私を困らせることがない実にいい子でした。
ただ、我が子がダウン症だということを
受け入れるまでは確かに苦しかったです。
あの時代ですから、
私たち夫婦は翔子がダウン症であることを
身近な人以外には隠して育ててきたのです。
ただ主人が「翔子は書が上手だよ」と言っていて、
翔子が20歳になったら翔子の書の個展を開き、
皆さんをお呼びして
「娘は20歳になりました。実はダウン症です」
と発表しようと言っていたのです。
その矢先に主人は亡くなってしまった。
5年経ち翔子の就職の時期を迎えて失敗し、
すごく落ち込んだのですが、
主人の「個展をやろう」という言葉を思い出し、
生涯一度限り、と銀座の画廊を借りて
個展を開いたのです。
翔子が10歳の時に書いた般若心経も
出品したものですから、
お寺の方や美術館の方がたくさん来てくださり、
「今度はうちで個展をやりましょう」と皆さんに言われて、
1回限りのはずの個展が、
現在までに600回近くやることになり、
席上揮毫も1300回くらいやりました。
そうやって知らぬ間に翔子は
書家になっちゃったんです。
でも翔子は書道が好きというわけでもなく、
翔子はいい子だから、楽しげに嬉しげに
やってくれていましたが、
実は爪噛みがすごかったんです。
そのことを私は分かっていました。
翔子に本当に適切なのは、人と接して
人に優しくすることなんです。
今ウエイトレスを喜んでやっていますが、
一人ずつに「いらっしゃいませ」と言って
喜んでもらうのが翔子にとっては価値があるわけですよ。
皆さん、書家を辞めることを
「もったいないじゃないか」と言いますが、
確かに書家としての活動は、
喜んでもらえるし名誉なことでもありますが、
翔子は名誉だのお金だのが全く分からないんです。
翔子は今、本当に毎日一日も休まずに
喜びを持ってウエイトレスをやって、
今は爪が伸びてきている。
ですから、これが今の
一番の翔子の喜びなんですね。
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「自立」とは何か——。
ダウン症の娘・翔子さんを立派な書家へと導き、一人暮らしの実現や、
翔子さんが心から喜びを感じるウエイトレスの道を実現させた金澤泰子さん。
自ら亡きあとを見据え、翔子さんの“真の自立”を追い求めてきた。
一方、薬物依存症に苦しむ人々を救うために、
本人だけでなく家族や身内の共依存からの脱却を促し、
「二度と薬物を使わない」生き直しの道を照らし続けてきた
茨城ダルク代表・岩井喜代仁さん。
今、お二人はそれぞれの人生における“自立”とも向き合い、
新たな歩みを模索している。本対談では、「自立」をテーマに、
それぞれが歩んできた現実と、
未来に向けた思いを語り合っていただいた。
<特別対談>
やってきた人に学ぶ
手放す覚悟の先に、自立への道がある
季刊『道』227号
☆ 内容の一部をお読みいただけます。
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