15 1月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈対談 山極壽一・宇城憲治〉 「右側を歩くのは『私は抜きません』という所作」

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└◆ どう出版メルマガ  (2026年1月15日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — 季刊『道』より—
◇ 【対談】 山極壽一 総合地球環境学研究所所長/霊長類学・人類学者
◆      宇城憲治 UK実践塾代表

【宇城】
江戸時代では真剣でしたから、
戦えばどちらかが傷つくか死ぬかです。

先ほどの柳生石舟斎の師匠は上泉伊勢守信綱で、
さらにその上に愛洲移香斎という人がいるのですが、
この剣聖たちが「できれば戦う前に勝負をつけたい」と、
その修行から無刀取りを編み出したんですね。

それを徳川家康が、まさに戦わずして勝つの境地に
至れる実態を確かめるために石舟斎を呼び、
家康自身が実際真剣で素手の石舟斎に打ち込んだ。

ところが全く手が出なかったんですね。

まさに武器を持たずに制するという和の根源として、
そこから柳生を江戸幕府の指南役にして
260年余の泰平の世を築いた。

刀を抜くというのは当時では仇討ち以外はご法度でしたが、
みな刀を腰に差していた。
抜いたらご法度、処刑される。

要するに刀は抜くためにあらずと。
侍の魂でもあったということですね。

昔は左側通行だった。
というのは左側だと刀がすぐ抜けますが、
右側だと抜けないからです。

しかし侍は左側通行にもかかわらず
右側を歩くわけですよ。

要するに右側を歩くのは「私は抜きません」
という所作ですね。

ちなみに真ん中を歩いていた侍もいたらしいですが、
おそらく腕の立つ侍だったと思いますね。

ですから暗黙のうちに勝負をつけている。
それが争わずに勝つという江戸時代の
侍の文化だったのではないかと思いますね。

【山極】
そうですね。
僕は文化というのは所作だと思っています。

お互いが対峙した時に顔の表情や物腰で
どう表わすか。

まさにそれは先ほど武蔵坊弁慶の勧進帳を
例に出しましたが、「構え」で決まる。

それは位も表わすし、その時の感情も表わすし、
そういうものがきちんとお互い了解可能だからこそ
文化が成り立つわけですよね。

【宇城】
事を決するにはまさに「構え」で決まる。
武道も同じです。

次元が高いですよね。

【山極】
だと思います。



*  *

40年以上ゴリラ研究に携わり、その第一人者として、
また霊長類学者として、ゴリラ社会のあり方から
人間のあるべき姿を見つめてきた山極壽一先生。

長年の観察研究で気づかされたことは、ゴリラの中に見る、
人との共通祖先の姿にこそ、本来の人間らしさが
あるのではないかということだ。

終わりの見えない戦争や、新たな衝突の危機に晒されている今、
ゴリラが実践する闘いの平和的仲裁のあり方や
相手の立場を尊重する共存の仕組みに学び、人間が忘れつつある
気概、気構えを取り戻すことが急務だと語る。

ゴリラが示す「勝ちをつくらない」生き方と、
江戸時代の剣聖が示し宇城憲治氏が体現する「戦わずして勝つ」
のあり方をベースに、今私たちがかかえる課題について
縦横に語り合っていただいた。

<巻頭対談>
ゴリラに学ぶ喧嘩の極意
— 負けず、勝ちをつくらず、共存する社会 —

季刊『道』221号

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