【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈菅野芳秀 令和の百姓一揆〉 「百姓の立場から社会を変えたいと思ったんだ」
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└◆ どう出版メルマガ (2025年7月29日)
◆◇ 今、届けたい言葉 — 最新号『道』より—
◇ 菅野芳秀 令和の百姓一揆実行委員会代表/大正大学客員教授
(今年3月に行なわれた「令和の百姓一揆」に
参加させていただきました。
実行委員会代表である菅野さんのその時のスピーチが
本当にすばらしかったです。
「間違いなく今、農業が滅びようとしている。
その影響を一番受けるのは、我々農民じゃない。
困るのは消費者のほうですよ」と。
今、米の価格ばかりが取りざたされていますが、
私たちは農家の現状をよく知りません。
今日はいろいろ教えていただきたく参りました。
菅野さんは百姓になると決めてから
理不尽に遭った時に自分をごまかさず、嘘をつかず、
その気持ちのまま真っすぐに行動されている方だなと)
そうね。
そのために成田の三里塚闘争に参加して、
拘置所にも入ってきましたからね(笑)。
俺は25歳で百姓になる、また、百姓以外にはなるまいと決め、
百姓としてトップダウンではなくて、
ボトムアップで社会を変えていくんだと自分で決めた。
今日までその自分の歩みを
疑ったことがないんです。
(沖縄で、自分たちの地域を未来につなごうと
地元に残って頑張っている青年の姿を見て決心されたのだと)
そうですね。
「逃げなくてもいい村」を築きたいと思った。
百姓の立場から
社会を変えたいと思ったんだ。
「農民」(百姓ではなく)というのは、農水省や農協が引いた
経済的な仕組みを上手く活用しながら生きていく、
というイメージがある。
だが「百姓」というのは、固有の哲学を持ち、
自分が確信した道をぶれずに歩く。
そういう一つの「道」を持っている人たちのこと。
俺はそうありたいという意味を込めて“百姓”
というふうに言っているんだ。
幼少期から「お前は跡継ぎになるんだよ」と言われ続け、
頭に刷り込まれて大人になってきた。
その道を素直に歩み続けられたら良かったのだけど、
その道を疑い、それを自分の中で断ち切ろうとした時、
生き方として責任ある回答を持たなければならないと思っていた。
「俺はこういうふうに生きたい」と。
自分に託された“タスキ”の重みを
凌駕する別の生き方。
それがあったら百姓にならなくても自分を許せる。
だが「こっちの給料のほうが良さそうだから」
という動機で選ぶのは自分で納得できなかった。
だからその道を見つけるまでが苦しかった。
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「日本の食と農を守ろう」をスローガンに今年3月30日、
東京都内でトラクター30台とともに沿道を含め
約4500人が参加した「令和の百姓一揆」。
同日、全国十数ヵ所でもデモ行進が行なわれた。
その代表を務める菅野芳秀さんは、
25歳で生き方として百姓を選び取って以来、
「逃げなくてもいい村」を築くために、
ボトムアップからの社会変革を目指し、
生ごみを資源として活用する循環事業や地域自給圏構想など、
さまざまな事業を発信、推進してきた。
その菅野さんが今、日本の農業はかつて
歴史上ないほどの危機にあると警鐘を鳴らす。
このままでは日本は食料から破綻し、
他国から食料を分けてもらわなければならなくなる恐れがあると。
今求められるのは、食の問題を農家の問題にせず、農民、消費者
双方が考えていく連携の視点だと菅野さんは語る。
菅野さんの歩んできた道と、
今後への思いについて語ってもらった。
<ロングインタビュー>
日本の食と農を守るために
—“百姓”という生き方を未来へつなぐ —
季刊『道』225号
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