25 1月

『道』207号 アーティスト・ネイティブフルート奏者 真砂秀朗 インタビュー

「見えないものをアートがあらわす
 『縄文田んぼ』で気づく、日本人のあり方」

ネイティブフルート奏者であり、絵と音のアーティストとして活躍する真砂秀朗さんは、
洞窟に住み絵を描いていた私たちの先祖はみなアーティストだと語ります。

今のように言葉での意思疎通がなかったような時代は、
目に見える形でなくても、「なんとなく」「自然と」という、ある意味、言葉よりもっと「確実な」方法で会話していたのかもしれません。

「見えないもの」を「見える形」にするのがアーティストだと語る真砂さんは、自ら「縄文田んぼ」と呼ぶ畑でお米をつくっています。
それも、「冬期湛水・不耕起農法」という、冬から田に水を入れて、そのまま耕さずに春に田植えをする農法で、 なんと年間20日くらいほどの世話で、夫婦二人が食べる1年分のお米がとれるそうです。

それはまさに、農業ではなく「農」。
新しい生き方の提案でもあります。

そんな生活を土台に、アーティストしての独自の世界を築く真砂さんに、今に至る真砂さんの活動の思いを伺いました。

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道207号 真砂秀朗

22 1月

季刊『道』207号発売 [巻頭対談] 漫画家 美内すずえ・宇城憲治

季刊『道』最新号、207号が発売となりました。

 

テーマは、
「見えないものを見える形へ」です。

今まさに、目に見えないコロナウイルスにより
私たち人類は翻弄されている状況ですが、私たちはまた、
目に見えない多くのものに支えられて生きています。

そうした目に見えないものへの感謝と希望を、
今号で感じ取っていただけると嬉しいです。

 

まずご紹介するのが、巻頭対談。

ご登場いただいたのは
漫画家の美内すずえさんです。

◎漫画家 美内すずえ
「目に見えないエネルギーが問う
 私たちが進むべき未来」

長編人気漫画『ガラスの仮面』をはじめ数々の人気漫画の
作者として知られている美内さんですが、
幼い頃から、幽体離脱や数々の啓示的な夢を
見ていたそうで、そういう経験を重ねるうちに、
人のやさしさや、宇宙や自然界と調和するなど、
まさに目に見えないものの大切さを確信されていったそうです。

そんな思いから、自分の体験を通し、調和、平和のメッセージを伝えたいと、
同じく人気連載漫画『アマテラス』を描く決心をされた美内さん。

対談では、美内さんの神秘体験の数々や、ご自分を
支えているエネルギーの存在、そして未来の自分から送られたとしか
思えない未来図のメッセージなどを語ってくださいました。

同じく目に見えない「気」というエネルギーの存在を、
様々な検証を通して、見える形にしている宇城憲治氏ですが、

「体験」「実践」を土台に語り合われた目に見えない世界のお話は、
お二人ならでこその展開となり、またそれは、
新たな次元への転換期が来ていることを示唆するものとなりました。

 

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[ 季刊『道』207号 ]

 

18 11月

『道』206号 連載 金澤泰子「きょうも、いい日」

「幸せを運ぶ、翔子のダイエット」

娘の翔子さんが一人暮らしを始めて2年。
10キロ以上も増えてしまった体重を減らすべく、ダイエットに取り組み、翔子さん流の、友人知人に体重報告をする「公開ダイエット」をはじめ、
最近では、コロナ自粛でできた時間で、母子で取り組むダイエットの日々をつづってくれました。

毎日、雨の日も出かけた散歩では、流行りの「パプリカ」のダンスを一緒に踊るのだと言います。
娘がダウン症でなければ、35歳の娘と手をつないで散歩し、踊ることはなかっただろう、これも翔子の魔法だ――と。

母子の間に流れる優しい時間を、母泰子さんの文章から感じ取ってください。

パプリカを踊る翔子さん「パプリカ」を踊る翔子さん

 

[季刊『道』206号]

 

17 11月

『道』206号 連載 船橋康貴「ハニーさんの、ミツバチが教えてくれること」

「地球に起きていることは、すべて自分ごと」

八ヶ岳で、自然の中で生きものたちの姿を見ているハニーさん。
自然界は、環境の変化に必死に備えていると言います。

それでも、急激すぎる自然環境の変化についていけない生きものたちに起きている異変。
人間は、もういいかげんに生き方を変えるべきだということを諭していきます。

新型コロナウイルスについては、世界が共通の問題として扱っています。
これを機に、地球に起こることすべてを自分の問題として捉えることを呼びかけています。

 

 

[季刊『道』206号]

16 11月

『道』206号 連載 佐々木隆「私たちは銀河のなかに生きている」

「ある修学旅行 教師が伝えたかったもの」

朽ちそうな木の鳥居と湖、夜空には星。
用見れば、湖の中にも、半分水に沈んだ鳥居が見えます。

佐々木さんが小学生の修学旅行で訪れた、会津での記憶。

詩で語られる、磐梯山の噴火により土砂でふさがれた川がつくった湖に沈む村と、白虎隊の史実の衝撃。

写真から、その時の佐々木少年の気持ちが伝わってくるようです。

 

[季刊『道』206号]

 

13 11月

『道』206号 連載 野村哲也「地球を歩く」

「愛の島(パラオ共和国)」

写真家 野村哲也さんの今回のテーマはパラオ共和国。
南の海のエメラルドグリーンと島の森の濃い緑が印象的な写真に、かわいらしいクラゲが空を舞っているかのような写真も添えられて、最初のページでは楽園がイメージされます。

しかし「愛の島」のゆえんはその楽園のイメージの部分ではなく、次のページで語られる第二次世界大戦のペリリュー島での出来事にありました。野村さんは、実際の戦跡を訪ね、自分の眼で確かめたかったのだそうです。

大激戦区であったペリリュー島では、島民の死亡者ゼロという奇跡の戦場。

その物語を、戦跡を訪ねながら、紹介してくれました。

そしてもう一つ、野村さんが島で感じた「温かい存在」について。
ぜひ本誌でお読みください。

道206号 野村哲也

 

[季刊『道』206号]

 

 

12 11月

『道』206号 連載 山元加津子「ありのままの私たち」

「湧き上がる思いを物語に込めて」

なんでも自分でつくってしまい、家一軒を自らの手でリノベーションしてしまうほどの山元加津子さんですが、今度は出版社をつくってしまいました。

それは、どうしても伝えたいメッセージがあったから。

新型コロナが世界で猛威をふるう中、分子生物学の村上和雄先生から

「新型コロナウイルスも、サムシング・グレートがくださった愛。人が変われるチャンス」

というメッセージを受け取った加津子さん。
そのことを、誰でも読める物語にして、イラストも装丁も、編集から校正、印刷の手配まですべて自分一人で行なって、素敵な本を世の中に送り出しました。

その本『リト』への思いをつづってくれました。

 

[季刊『道』206号]

 

 

12 11月

『道』206号 連載 岩井喜代仁「今日一日を生きる」

「新体制で動き始めた 広島ダルク」

岩井さんが全国につくってきた薬物依存回復施設を一つずつ紹介しつつ、薬物問題や社会の課題を問いかける連載、今回は稼働したばかりの広島ダルクについて。

ほとんどのダルクが、まずは施設となる建物の確保の苦労からはじまりますが、今回は、形としてはあるが本格的には稼働していなかった「広島ダルク」を岩井さんが譲り受け、施設長を育てる過程が語られています。

施設長の手記には、薬物にはまった経緯やダルクとつながり回復の道を歩む中での葛藤や、失敗などが赤裸々に語られています。
ダルクで実施される薬物依存回復プログラムの基本は、「自分の無力を認めること」「正直になること」「仲間を信じること」。

それは、薬物依存者にかかわらず、私たちが社会で円滑に生きていくために必要なことばかりです。

自分自身の失敗や課題をさらけ出し、岩井さんを信じて前に進む姿を、応援せずにはいられません。

 

[季刊『道』206号]

10 11月

『道』206号 連載 前島由美「愛の関わりと連携で、輝きを取り戻す子どもたち」

「愛ある厳しさで子どもを守る 親子を幸せにする」

『輝きを取り戻す”発達障がい”と呼ばれ子どもたち』で紹介された、愛ある関わりと食の環境の改善で回復していった子どもたちの実例に、大変な反響が寄せられていますが、本連載では引き続き、回復と幸せの方向へ向かっている、ゆめの森の子どもたちや親御さんの実例を紹介しています。

本号で紹介されている、シングルマザーのお母さんと多動で衝動性のあるリュウセイ君の実践エピソードには、どんな子も、どんな親御さんも、一度関わったならば「何があっても守り抜く」という、前島さんの覚悟、愛情深さがにじみ出ています。

 

前島由美著『輝きを取り戻す”発達障がい”と呼ばれ子どもたち』

[季刊『道』206号]

 

09 11月

『道』206号 連載 安藤誠「日常の奇跡」

「Nature’s Best Photography Asia 2020」

写真家で、ネイチャーガイドの安藤誠さんが、
毎号素敵な写真とエッセイを届けてくださる裏表紙の連載。

今年二つの国際写真コンテストで見事受賞した安藤さんが、「Nature’s Best Photography Asia 2020」で受賞した動画作品のひとコマとともに、自然保護と啓蒙活動への思いを熱く語ります。

道206号 安藤誠

 

今月5日、安藤誠さんの新刊『日常の奇跡 ― 安藤誠の世界 ―』が発売となりました。

クマに魅了され「森や動物を守る仕事がしたい」と願った幼年時代、自転車やバイクで旅を重ねた少年~青年時代。子供たちの絶大な信頼を得た塾講師時代や、ギタリストとしての活躍、ヒッコリーウィンドの建設、アラスカの人々との固い絆、動物写真家そしてプロガイドとしての矜持。
安藤誠さんの人生をたどると、そこには必ず人を幸せにしたいと願う哲学と美学があります。

現在は日本熊森協会の顧問としても活躍している安藤さんの、人間が自然の一部であることを振り返り、日常を丁寧に生きることを思い出させてくれる1冊を是非お読みいただけたらと思います!

安藤誠著「日常の奇跡」

『日常の奇跡 ― 安藤誠の世界 ―』
ご購入は【こちら】です。

「出版記念 安藤誠 講演会」が開催されました。[レポート・感想]

 

[季刊『道』206号]