17 12月

宇城憲治師範 「事理一致から生み出された礼」

 新DVD『人間の潜在能力・気』全2巻でも取り上げられている宇城憲治師範のアスリートへの指導ですが、この度、水泳の古賀淳也選手、K1の野地竜太選手、柔道の森田晃弘選手への指導の様子やその映像がUK実践塾のホームページにて公開されましたので、是非ご覧ください。   

 [UK実践塾ホームページ 「事理一致から生み出された礼」 ]

 水泳の古賀淳也選手は、UK実践塾代表・宇城憲治師範のもと、UK実践塾空手セミナーで指導を受けています。4月の指導以降、日本選手権大会による日本記録、7月ローマ世界水泳大会における金メダルなどすばらしい活躍をつづけています。
 そしてその結果としての、礼儀の大切さへの気づき――古賀選手の礼儀正しさの奥にあるものは何か、についてブログは触れています。

 またK1の野地竜太選手は、大会の数週間前に行なわれた数時間の指導で、初のチャンピオンベルト(KPWヘビー級王者決定戦)という結果につながっています。
 柔道の森田晃弘選手は、2週間後の全日本柔道選手権大会で、おしくも判定負けしたものの、メダリスト鈴木桂治選手と互角に戦っています。

 野地選手は、31歳、105キロ、186センチ。
 宇城師範とは、身長差30センチ、年齢差30歳、体重差30キロ、です。
 森田選手とは、身長差はないものの、年齢差は40歳、体重差20キロです。

 これだけの年齢差、体重差、身長差があるなかで、力にまったく頼らず相手を瞬時に制御するという圧倒的な差をみせつけている宇城師範の指導。
 それは、筋肉トレーニングをして「鍛えて強くなるをめざす」世界とはまったく異なる世界があることを裏付けるものであります。

DVD 「人間の潜在能力・気』 全2巻」

書籍 『気の開発メソッド』 「初級編 統一体・身体脳の開発」
                  「中級編 統一体・身体脳の開発」

24 11月

気が人を変える――宇城憲治先生の革命的「気の指導法」

 宇城師範が気の指導にかける命がけの活動を、一人でも多くの人に伝えたい――
 その思い一つでかかれた『気の開発メソッド 中級編』の序文(文 『道』編集長 木村郁子)を以下に紹介いたします。 

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気が人を変える――

     宇城憲治先生の革命的「気の指導法」

                                      (『気の開発メソッド 中級編』 序文より )


「進歩成長とは、変化することである
変化するとは、深さを知ることである
深さを知るとは、謙虚になることである」

 『空手と気』、それにつづく『気の開発メソッド 初級編』の出版以来、宇城憲治先生が展開する「気」の指導法は、武道界のみならず、スポーツ界、教育界で大きな衝撃を与えています。宇城先生の提唱する「気」は、現代武道で使われている次元の気や、気功の気などとはまったく異質のものであり、ましてやこれまでのいかなる書物にもあらわされたことがありません。それほど従来の「気」とは一線を画するものでありながら、その本質は、本来人間誰もがもっているエネルギーの源泉そのものであるという、拍子抜けするほど単純で明快なものであるのです。
 宇城先生は、「気」を以下のように定義しています。


 「気は希望であり、人を変えるエネルギーである」
 「気は時間の速さであり、思考の深さである」
 「気はすべてを超越する」

 宇城先生が「気」について初めて公けにしたのは、2007年出版の『空手と気』以降のことでした。それまでも気の指導は多くの現場で行なわれていましたが、従来の「気」の概念を根本的に覆す衝撃的な先生の「気」の一般公開は、先生ご自身が時期尚早と判断されたこともあり、長い間、一部の空手塾生や東京宇城塾生に限られていました。

 流儀や流派の壁を越え、チャンピオンクラスや師範クラスを含むすべての修行生をセミナーという形でオープンに受け入れてきた先生が、「気」の指導の公開をためらったのには理由があります。
 それは、一般に認識されている「気」の概念と先生のそれとにはあまりにもギャップがありすぎるということでした。現在の武道界を例にとれば、「気」は、武道家が何年もかかって修行した末にようやくたどりつく最高の極意とされ、しかもそれはたぐいまれな才能の持ち主にしか到達できないと考えられています。
 これに対し宇城先生は、600年の歴史を受け継ぐ沖縄空手の実践と、幕末の生き死ににも匹敵する厳しいビジネスの経験から、冷静かつ科学的な視点で、誰もが身体に気を開発し得る法則性を見出しました。またそれだけではなく、自らその法則性を理論と実践で、検証・実証しているのです。

 しかしそうした先生の先見性と才能は、多くの人々にとって理解しがたいものであり、またスポーツ化に拍車がかかり、強さや名声を求める傾向にある現在の武道界では、「気」はひとつの流行のように扱われ、多くのマスコミは派手に書きたてることで読者の興味をあおっていきました。

 一人歩きをした「気」は、人間の活力源かつ潜在能力としての本来の意味からかけはなれ、本質的な意味も、またそれにともなう品性をも同時に失ってしまいました。すべてにおいて宇城先生が展開する「気」とは、その日常への活用性、実践性という点を含めてまったく次元を異にしてしまったのです。

 では、宇城先生の「気」は、他とどう違うのでしょうか ――

 一言で言えば、宇城先生の「気」は、心を土台とするものだということです。
 この「心を土台」という表現は、決して精神論を言うものではありません。あくまでも心の状態そのものが、気となり、潜在能力の発揮を可能とする状態をつくるというものです。大胆に言えば、「心=気」と言っても過言ではないと思います。

 心を土台にする ―― だからこそ、誰もが開発できる「気」でありながら、誰一人として開発できない可能性もあるのです。それがこの「気」という存在です。
 先生の気の指導は、不可が可となるというものです。具体的に言えば、先生に気を送ってもらうことにより、塾生たちはそれまでどうしてもできなかったようなことで、すとんと「できる」体験をします。1人で8人を倒すなどという通常では信じがたいことをやってのけたり、女性が男性を、あるいは体の小さな人が大きな人を、難なく倒したり押さえたりすることが実際に可能となるのです。

 またそれだけではありません。宇城『道』塾に足が壊死した状態で入塾し、装具と松葉杖で通っていた人が、1年半後には、レントゲンでは依然〝壊死〟という結果のまま、人を背負って走るまでになったり、手足が完全に麻痺した人が、気によって細胞を刺激され、「温かい」などの感覚を一時的に取り戻すなどの実例が次々と生まれているのです。

 すなわち、先生は、従来の医学でも科学でもできなかったことをすでにやってのけている。それはすべて、筋肉ではなく細胞を働かすというメソッドを先生が発見、開発しているからであり、その根源にあるエネルギーこそが「気」なのだということです。
 そうした指導が道塾で公開され、多くの人の知るところとなると、医者や弁護士、大学教授、教師、介護士など、実にさまざまな分野の人たちが、先生のもとへ集まるようになってきました。そうした方々の手引書として出版されたのが、このメソッド本シリーズです。

 今、日本の多くの人が、将来に対する希望を失っています。先生が言われるように、希望というのは人間のひとつのエネルギーであり、希望を失うということは、エネルギーが落ちるということでもあります。今現在、食料危機や大気汚染など、一人の力ではどうしようもない事柄があとからあとから押し寄せています。あまりにそれらの現象が大きすぎて、一人の手には負えないために、他人事としてあきらめてしまい、それがまた悪循環となっています。

 宇城先生は、そうした時に一人ひとりが自分のなかにある「気」の存在に気づくことができれば、自分の想像をはるかに越える力を発揮できること、そして「一人でもやれるのだ」というエネルギーが湧き、それが他人はどうでも「自分が行動する」という勇気につながるのだと指導します。その行動、勇気こそが、「変わる」ということの第一歩であるからです。
 「たった一人でもやる」―― まさにそれを宇城先生ご自身が実践している。やって見せています。

「今や政治や教育だけで世の中を変えられる時代ではありません。自らの『気の力』を理解できない人、理屈を言う人に、かかわっている時間はすでにありません。すべては同時進行でいかなければ手遅れになるのです」

 この革命的で先進的な指導法を、現在正当に評価できる人はおそらくほとんどいないと思われます。しかし時期をまたずして公開に踏み切った先生の心のうちには、日本の現状に対するやむにやまれぬ思いがあります。
 先生は、誤解も批判も無理解もすべて承知の上で、今の日本にとって重要な、その第一歩を踏み出す人間をつくるために、命がけで指導を展開しています。すべてはやる気、希望、エネルギーなのだ、と。

 道塾では、講義のたびに塾生が驚くほど気づき変わっていきます。さらにその変化の様は、他の塾生を次々に変化へと導きます。
 人間が変わる、人間を変える「気」。宇城先生の桁違いな生き様から生まれた、この不可を可とする気の実践は、思考の深さを創造し、ひいては地球規模の問題、世界平和の問題にも果敢に取り組む、勇気ある肚の据わった人材を輩出するエネルギーになる ―― 私はそれを信じて疑いません。

                                            宇城『道』塾事務局
                                            季刊『道』編集長  木村郁子

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宇城憲治先生に学ぶ 宇城『道』塾の詳細 「宇城道塾」

DVD 「人間の潜在能力・気』 全2巻」

書籍 『気の開発メソッド』 「初級編 統一体・身体脳の開発」
                  「中級編 統一体・身体脳の開発」

01 11月

近藤亨・宇城憲治 特別講演会・第三回「人間と生き様」開催さる

 去る2009年10月18日(日)、野口英世記念会館にて、MDSA理事長・近藤亨氏(88歳)とUK実践塾代表・宇城憲治師範の特別講演会「人間と生き様」が開催されました。(季刊『道』主催)

 本年2月、季刊『道』160号での両氏の対談をきっかけに、近藤氏が宇城師範が指導する『宇城道塾』に見学にこられたり、宇城師範がネパール・ムスタンに、標高3千メートルもの高地にある不毛の台地につくられた近藤氏の実践農場を実際にたずねるなど、近藤氏と宇城師範は親交をますます深めてこられました。
(宇城師範のムスタン訪問を土台とした特集記事「人生は、行動実践先にありき」は、季刊『道』162号に掲載
 当日はお二人のお話を生で聴こうと願う来場者は300名を超え、会場は満席となりました。



 第一部の近藤氏の講演では、まず冒頭にムスタンでの近藤氏の活動を紹介する映像が放映され、MDSA事務局次長・原千賀子氏よりムスタンの自然の厳しさや、人々の暮らしについての解説がありました。
 その後、現地の貧しい人々を助けたいと家屋敷をなげうち、農業指導に18年間徹してきた近藤氏の思い、これからの日本への思いが語られていきました。

「秘境ムスタンに丸18年になりました。血気さかんな技術屋も88歳、まもなくあの世に迎えられるのではないかと思いますが、私にとっては夢のような人生でした。

 あなた方一人ひとり、まだ若いと思っていたらとんでもないんですよ。すぐこの爺様と同じ歳になるんだから、ぼさぼさしていないこと。
 どうも皆さん方の目を見ていると、どうも活力がない。もうちょっとぎらぎらした目で私を睨みつけなさい。これが、これからの日本を背負っていかねばならない皆さん方だと思うとさみしいですね。ましてやこうしたお父さんお母さんに育てられる子供は、どうしようもないんじゃないかと思いますよ。甘やかさないこと。それにはまず、あなたがた自身が日本の国の現状に、こんなことでは良くないと、よし、近藤爺様に負けないようにと闘志を燃やして、祖国日本のために頑張ろうじゃないかという気持ちで、この会場をあとにしてもらいたいと思います。」



観客からの質問に答える近藤氏
左はMDSA事務局次長 原千賀子氏

 講演最後には、「この爺様をうならせるような質問を」と、客席から質問を募り、客席からの「近藤氏の元気の秘訣は」「実際にムスタンの農場を見学するには」などの質問にていねいに答えてくださいました。
「夢を持って前に進め」との叱咤激励は、場内に響き渡るその声量とともに来場者を圧倒し、行動へと導くものでした。

*      *      *



 第二部、宇城師範の講演は、近藤氏の講演を受け、人間には自分でも信じられないようなエネルギー、潜在能力が秘められているということを明らかにする、気の指導の実演でした。実際に舞台に上がった来場者が身体検証を体験する形で、潜在能力が実証されていきました。



身体に気を流し統一体にする「腕立て」で身体が強くなる検証


身体に気が通ると乗られても大丈夫         身体に気が通っていない状態では
                      乗ることができない

「ここに球根がある。分析しても植物である、ということしかわからない。しかし、土に埋めて水を与えると芽が出て花が咲き、赤いチューリップであるということがわかる。この球根の完成形は赤いチューリップだということです。このように人間も胎内に宿ったときから、その完成形はわかっていると思うんですね。その完成形をまっとうすることに、人間の幸せがある。しかし今、その完成形をだめにしているのが、現在の頭脳偏重主義であるのだと思います。

 先ほど近藤先生が言われたように、万能になる必要はない、誰も真似できないあなただけができることを一つやればいいのです。うまいぐあいにDNAというのは、ひとりとして同じものはない。その人だけの花を咲かせられるんです。大切なのそのDNA、遺伝子にスイッチを入れられるかどうかだと思います。」

 宇城師範は現在、人間には身体に気を通すことで、自分でも信じられない力、すなわち潜在能力があることを気づかせる指導を全国で展開しています。その気を通す方法やプロセスについての指導は、指導を受けた方々の生き方に衝撃的な影響を与え、希望、勇気につながっています。当日、舞台上という限られた場での紹介でしたが、心と体をひとつにする大切さを実感するきっかとなったことが感想からも伺えました。

 常に自ら「やって見せる」近藤氏と宇城師範の講演に、たくさんの感動の感想が寄せられています。以下にご紹介いたします。



休憩時間と講演後には、サイン会が行なわれた

(近藤氏の講演は、季刊『道』に連載として掲載予定です)

(宇城師範の指導の模様や気のしくみについては、最新刊のDVD『人間の潜在能力・気』で詳しく紹介していますのでご覧ください。また宇城師範の気の指導の講座『宇城道塾』についても本サイトをご参照ください)

 以下は、来場者の感動の感想です。

近藤先生の生き様と宇城先生の生き様が聞けるということで、楽しみにしていました。想像を超えた内容で感動しました。
(神奈川 会社員 30歳 男性)

迫力に圧倒されました。年を取ったとか、言ってられません。
(千葉 57歳 教員 男性)

近藤先生に叱られて本当に良かったと思います。自分はまだまだ成長しなければならないと痛感しました。全身全霊をかけて物事に取り組むことの大切さを学ぶことができました。ありがとうございました。
(神奈川 41歳 教員 男性)

近藤先生の元気な声に、体調を崩していた私は元気をわけて頂きました。子育てをする私は何をどうしたらよいのかと迷い悩んでいましたが、近藤先生の「いつも夢をもって生きる」生き方を聞いて、勇気をもって子育てしていこうと決意できました。目の色が違うのも命がけで取り組んでいないのが原因だったんだと改めて気づけました。
(東京 40歳 主婦 女性)

夢とは何か改めて考えさせられました。近藤先生の半分にも満たない年の自分が夢というものをあまりにボンヤリ考えています。命がけで向かっていく、自分達は言葉だけいかに真剣味がないかを痛感しました。
 毎回宇城先生の話には、たくさんの気づきをいただきます。自分たちは完成形である。なんとも希望のわく言葉です。ただそれを止めてしまっているのも自分です。余計な物を全てなくしていく、本当の自信をつけていきます。
(千葉 35歳 柔道整復師 男性)

近藤先生に握手をしていただき、その手のやわらかさになんとも言えない親しみと、あたたかさを感じました。宇城先生と近藤先生の「日本を何とかしなくてはならない」という想いが伝わって来て、自分も行動したいと思いました。
(神奈川 46歳 会社員 男性)

御歳88歳とは思えない近藤先生の迫力に圧倒されっぱなしの講演でした。心と腹に響く言葉を受け止めさせていただきました。講演の間に何度も「ムスタンへいらっしゃい」そうおっしゃる近藤先生に心を動かされ、ぜひ一度ムスタンの繁栄を見てみたいと思いました。
 近藤先生の奮闘を観ては、日常の瑣末なしがらみに囚われる自分を恥ずかしく思います。講演を聞いただけで終わらず、ぜひ日常の戦いにおいて行動していきます。
(千葉 30歳 会社員 男性)

自分とは違う世界(普段知ることができない世界)を知ることができ、自分の考え方や価値観が広がりました。近藤先生の講演が終わった後、宇城先生の講演を聞いたことで近藤先生の真意が分かった気がします。
(神奈川 会社員 25歳 男性)

近藤亨先生のエネルギッシュな生き様に触れて、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。また、宇城憲治先生の技術と生き方は毎度のことながら勉強になります。私も両先生に負けないくらい真剣に生きて夢の実現を成し遂げたいと思います!
(東京 38歳 自営業 男性)

近藤先生、宇城先生、本日はありがとうございました。お二人のお話はとても新鮮に感じました。私はまだ高校生で、人生かけ出しなので、そのお年でもまだまだ夢を持ってイキイキとしていらっしゃることを理解するのは難しく思います。ですが、少しずつでも心で分かることができるよう、なれればいいなと思っています。
(福島 16歳 高校生 女性)

近藤先生の行動力と実践力に驚かされました。今、自分がすごくぬるい生活をしているのに気づかされました。ただ生きているのではなく、夢や目標をしっかりと持たなくてはダメだと思いました。
(東京 30歳 会社員 男性)

近藤亨さんのお話を聞いて、自分の感謝の気持ちの足りなさを痛感しました。感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。
(神奈川 22歳 アルバイト 男性)

近藤先生、宇城先生の講演をいただきありがとうございました。大変迫力があり、厳しい意見もおっしゃられていたと思いますが、同時に温かく貴重な励ましと勇気をいただけました。自分自身はこれだけ厳しいからこそ、心の底からのおもいやりがや温かさが出てくる。その厳しさがあってこそ、初めて優しさが出てくるという事をお伝えいただけたと思っております。この気迫は生半可では出せないと圧倒されました。貴重なお話ありがとうございます。
(神奈川 28歳 会社員 男性)

近藤先生にお会いするのは初めてでしたが、宇城先生が尊敬されている方だけあって、ものすごい迫力でした。徹底的に実践されてきたエネルギーがはっきりと伝わってきました。あれだけの偉業を達成されたにも関わらず、「これから日本の農業をよくするために力を使いたい」と仰っていたのが心に響きました。私も本日ただ今より行動します。
 今回は母親を元気にするために誘ったのですが、宇城先生の実演を見て、横で感嘆の声をあげておりました。「初めて見たけど、日常の動作で証明されていたので分かり易く、実感も湧いた」「ものごとは全て、つながっているのね」と講演会の帰りも言っていましたが、気の世界を初めて見る人に対しても納得させることができる宇城先生は、やはりすごいと改めて思いました。
(千葉 37歳 会社員 男性)

終始、近藤先生の迫力に圧倒されました。講演の中で「あなた方の目は腐っている」と言われて“ハッ”としました。近藤先生のように厳しい自然の中で真剣に生きている人から見ると、我々は止まっているように見えるのではないでしょうか? 自分も、もっとスピードを上げ、毎日真剣に生きていきます。
(東京 44歳 公務員 男性)

近藤先生の迫力と自信、とてもパワーをいただきました。すぐに憂鬱になったりする自分に、そんな「ヒマ」はないのだ、行動せよ!と言っていただいているようで、気が引き締まりました。そして「自信」の元となる「自分にできること」を日々がんばっているからこそ大きな「夢」が見られるのだという道すじも教えていただきました。日々自分にできることを磨いていきたいと思います。両先生、今日は本当にありがとうございました。
(大阪 53歳 教員 女性)

とても有意義な時間をありがとうございました。70歳からネパールに渡った近藤先生の生命力には感嘆しました。宇城先生の実演も、身体は知っているということをまさに感じることができました。「やってみせる」という行動が大事だということを、御二方から学びました。
(秋田 28歳 自衛官 男性)

近藤先生の講演におかれては、目標を持ち、命がけで生きる事と日本の農業を心配する気持ちを大きな声で話されて、大変心に残りました。88歳の老人ではありえないすごいエネルギーを近藤先生に感じました。宇城先生の講演においては、気の検証において、驚かされるばかりでありました。
(福島 48歳 建設業 男性)

近藤先生の迫力に圧倒されました。88歳のお年で、しかも退院間も無いお年で講演中ずっと立ったままでお話されている姿に感動いたしました。生まれてきた目的、生きていく目標を定め、日々生きていこうと思いました。
(東京 40歳 会社員 男性)

もの凄い感動を受けました。近藤先生の迫力に圧倒されました。「人生に目標を!」「命懸けでやれば道は開ける」と胸に刻み込まれました。今日から人の為に尽くしていく人生を歩みます。宇城先生には正しい生き方をますます学びました。
(静岡 46歳 理学療養士 男性)

とても貴重なお話を聞くことができました。ボランティアは余分な力でやるのではなく、命をかけて行なうものという言葉が心に残りました。素晴らしい講演をありがとうございます。
(神奈川 32歳 会社員 女性)

近藤先生の生き様は大変刺激となりました。今後の人生に喝を入れたいと思います。
(茨城 43歳 会社員 男性)

講演会は初めて出させていただきました。88歳の近藤先生のパワーはすごいと思います。「もう年だから・・・」なんてお年寄りが一杯いますが、なんか恥ずかしい気がします。でも、まだ若い私達が日本を変えさせていただきたい!という強い意志でがんばりたいです。ありがとうございました。
(静岡 41歳 女性)

近藤先生のムスタンの困った人を見てられないという、この活動をはじめられた動機は、菩薩のようだと思いました。宇城先生のお話が「希望がもてる」といわれていた意味が分かりました。65億の人間は一人として同じDNAはない、それぞれに花を秘めており、その花を咲かせることが大切なこと、人間は完成形で生まれている、身体は真理を知っている、鍛えるのでなく、すぐに強い状態になれる実演を見ることができ、感銘を受けました。
(秋田 40歳 教員 男性)

近藤先生、宇城先生の、熱くて優しくて強いエネルギーをひしひしと感じられて、大変幸せに思い、また本当に楽しい時間を過ごすことができました。近藤先生、宇城先生に出会えて、本当に幸せに思います。ありがとうございました。
(神奈川 30歳 公務員 男性)

近藤先生と宇城先生の日本や貧しい人、困っている人を救いたいという気持ちの大きさに感銘を受けました。寛容とはお二人の心のあり方のことを言うと思いました。私も何か日本の国のためにやってみようと、この講演を拝聴させていただいて思うようになりました。ありがとうございました。
(広島 39歳 小学校教員 女性)

ほんの一歩でも、まずは行動してみたいと思いました。近藤先生の農場を見せていただけるように、日々の仕事を励み、いつかネパールへ行きたいと思います。近藤先生、宇城先生、本日はありがとうございました。
(山形 23歳 会社員 男性)

近藤先生のすごいパワーと元気をいただきました。子供に目標と責任をしっかりと持たせたいと思います。
(東京 41歳 訪問看護職 女性)

何のために生きているのかと考えさせれました。「生きているうちに本当に生きている人に会えた」という気持ちが起こりました。この機会を作っていただいたこと、感謝しています。
(東京 37歳 ソフトウェア開発 男性)

両先生の熱意、生き様に圧倒されました。自分も未来を変えるため、今を変えてゆきます。
(福島 41歳 地方公務員 男性)

人生は年令ではなく、目標を持つことが大切であると感じ入りました。
(神奈川 50歳 会社員 男性)

近藤先生のような方が、この国を創ってきたんだと改めて感じ、気合が入りました。
(岡山 29歳 運送業 男性)

近藤先生に、講演会の中で“目が死んだ魚になっている”といったようにご指摘いただき、ドキッとしてしまいました。とても貴重な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
(埼玉 24歳 養護教諭 女性)

具体的に自分の生き方を語られ、未来への夢を与えられたと思います。“やることがある”それは人生の課題だと思います。死ぬまで仕事ですネ。
(大阪 54歳 自営業 女性)

生の宇城先生を拝見できて感動です。また、会場で宇城先生関係で来られた方と、近藤さん関係で来られた方が幼なじみで、再開している場面をお見かけして、“気”というものが人間同士も引き合わせる素晴らしさを体験いたしました。またの企画を楽しみにしています。
(埼玉 44歳 営業 女性)

近藤先生の説得力のあるお言葉、年齢88歳とは思えませんでした。私がやらなきゃ誰がやるという責任感の強さの、人を動かす力を感じました。
(茨城 36歳 自営業 男性)

近藤先生の元気に感動いたしました。近藤先生がムスタンで18年間なさってこられた農業や漁業、教育等に深い感銘をうけました。
(新潟 58歳 中学校教員 男性)

目標をたてる事で人生が変わるという事を改めて学びました。これからを大切に生きていきたいです。パワーをありがとうございました。
(東京 36歳 主婦 女性)

近藤先生のお話は、命から言葉が出ているのではないかと思うほどの力に満ちたもので、これからの日本を憂いており、私たちはしっかりと日本を守っていかなくてはいけないと感じました。先生の「目標を持つ」との言葉に自分が何をしたらいいのか?と考えましたが、日本のためにしっかり働く技術を身につける大切さを感じました。宇城先生の日本を正すための思い、心が伝わってきました。
(長野 42歳 半導体製造業 男性)

近藤先生の迫力に圧倒されました。日本を憂う先生のお心、大変うれしくもあり、自分自身に対しても言いきかさなければならないと思いました。
(神奈川 42歳 塾講師 男性)

近藤先生はたくさんの苦労をされたと思いますが、「とても幸せです」とおっしゃられた笑顔が本当に幸せそうで、先生ほどの強い信念があれば何でもできるという希望をいただきました。もっといろんな人に先生のお話をきかせたいと思いました。
(兵庫 33歳 会社員 女性)

身の引きしまる内容と同時に暖かい気持ちになれました。
(大阪 59歳 会社員 女性)

近藤先生からは命がけで覚悟を持ってやる大切さを、宇城先生からは統一体でいること、身体が知っていることの深さを学ぶことができました。
(東京 25歳 教員 男性)

礼儀の大切さを改めて感じました。ぜひ、宇城憲治先生のセミナーに参加させていただきたいです。
(埼玉 41歳 会社員 男性)

近藤先生の真剣に命をはった生き様がひしひしと伝わってきた。自分のなさを感じるとともに、自分を変えないといけないと思う。宇城先生の真剣な心を感じられた。
(長野 46歳 運送業 男性)

あっという間の時間でした。近藤先生のお話は、意味もわからず感極まってきました(面白い話だったりするのになぜか?)。宇城先生のお話は、もっともっと話を聞いて体感したかったです。また参加したいです。ありがとうございました。
(神奈川 32歳 自営業 女性)

近藤先生の迫力、エネルギーに非常に感動いたしました。自分の年齢を見れば先生の半分、目標を持って“命懸け”で生きることの大切さを教えていただきました。
(千葉 44歳 会社員 男性)

ムスタンの地で大変な苦労をしてきたはずなのに、とても柔和なお顔をなさっていました。人生の深さを感じました。
(群馬 46歳 歯科医師 男性)

近藤先生の人間の大きさ、生き方の大きさ、声の大きさに驚かされました。自分の人生に夢を持ち続けて生きていきたいと思いました。
(東京 43歳 公立学校講師 男性)

感動と感謝でいっぱいです。農業はすべての根源だと思います。先生のすべてを世界にアピールできればと思います。
(東京 63歳 自由業 女性)

頭より身体で覚える、記憶する、ということに改めて感動いたしました。これからも自分の生活、競技に気というものを表していきたいです。ありがとうございました。
(千葉 24歳 会社員 女性)

新聞記者やJICAの専門員として援助の問題にかかわってきましたので、近藤先生のお話は援助の原型を教えられたように思いました。宇城先生のお話も身と心が一体であることを教えられました。
(千葉 72歳 ジャーナリスト 男性)

近藤先生の発する声からビリビリと気が伝わってきました。そして会場のみなさん目が腐ってると聞いたときは、ただ僕はうなずくだけで、先生の歩んでこられた道と覚悟に比べれば、自分は全てにおいて甘えていたのだと気づきました。
(千葉 26歳 会社員 男性)

近藤先生の話される言葉をお聞きしていると涙が溢れてきました。近藤先生の祖国を思われる心、ムスタンの人達を思われる心が伝わってきました。近藤先生の実践されている循環型農業と、宇城先生に学ばせていただいている統一体の一致が理解できました。自分自身の生活を統一体で生活できるように行動し、社会に還元できるものを造りあげていくことに努力していきます。本日はありがとうございました。
(京都 45歳 会社員 男性)

近藤先生の講演に関して強く印象に残った事は、目標と責任です。自己啓発系の本にも必須として出てくる言葉の一つではありますが、次元と言いましょうか、覚悟が全く違った世界観で、眼力と声のエネルギーに引き込まれてしまいました。70歳を過ぎてからの「目標と夢」、そして、具現力には敬服以外の言葉はありません。本当に胆が据わった生き方をしていらっしゃると思いました。この講演会に参加でき、生き方と覚悟を微力ながらも、もっと向上させないと生きている存在感も無いのでは?と感じてしまいました。もっと向上した生き方をするよう精進いたします。
ありがとうございました。
 宇城先生の講演に関しましては、いつもながら一瞬にして場の雰囲気を変えてしまう「気」と言ってしまって良いのでしょうか、そんな独特のオーラに包み込まれてしまい、釘付けになってしまい時間と現実が一気に過ぎ、あっと言う間に終演となり、個人的にはもう少し時間が・・・との感もありましたが、充実の講演でした。実演では、破壊と統一体の判り易い検証には眼を見張り、会場の視線も一つにビーム光線のように舞台に向け走っているようでした。小生も武道らしきものを少しだけ嗜む程度ではございますが、やはり、覚悟と責任、そして目標と行動、それは宇城先生がお言葉に出される「事理一致」なのだと、改めて五感に響きました。いつもありがとうございます。
(東京 52歳 会社員 男性)

29 7月

古賀選手 世界水泳選手権 、見事金メダル獲得!

 季刊『道』で連載頂いているUK実践塾代表・宇城憲治師範のもとUK実践塾セミナーで学ぶ古賀淳也選手が、2009世界水泳選手権 (イタリア・ローマ)、男子100m背泳ぎ決勝において、52秒26の日本新記録で、五輪、世界選手権を通じて初の優勝を果たしました。過去の男子平泳ぎ 北島康介選手に続いて、日本人選手2人目の世界水泳選手権でのゴールドメダリストとなりました。 

 古賀選手は、昨年12月より宇城空手UK実践塾で学んでおり、2月に行なわれた日本短水路選手権において50m背泳の日本新記録を樹立し、続いて4月に行なわれた日本選手権水泳競技大会においては、50mで日本新を打ち出した直後100mにおいても世界歴代第3位に匹敵する52秒87で初優勝を飾りました。そして今回の世界水泳選手権 金メダルへと繋がったその背景には、古賀選手が取材インタビューなどでも答えているように、UK実践塾での宇城師範の指導があります。



大会直前、背泳のスターティングに必要なトレーニング (UK実践塾)

 宇城師範の指導の特長は、現代のスポーツにありがちな筋力トレーニングを主体とした部分的なトレーニングとは全く異なる、気の流れを主体とした統一体トレーニングにあります。その成果は、古賀選手の金メダル獲得の他にも宇城師範が指導を展開する、いたるところで顕れています。



気を流す統一体トレーニングを可能にした革命的指導法 (UK実践塾)

 メジャーリーグ田口壮選手やソフトバンクの小久保裕紀選手、S級競輪選手などのプロアスリートをはじめ、京都大学アメリカンフットボール部、柔道選手、高校野球などを指導している宇城師範の革命的指導法。その根本は、気を流す統一体トレーニングを可能にし、人間誰にも備わっている潜在能力を引き出しています。
 これによって選手たちは、内面から自身を変革していきます。それが競技技術のみでなく人間性のレベルアップに繋がっており、それこそが大切なのだという宇城師の教えがある、と選手たちは皆、語っています。

 「部分ではなく、全体を見る」
部分がそれぞれベストであっても全体がそれによってベストであるとは限らない、と宇城師範は言います。これは、現代の政治・医療・教育・食、すべての問題と共通しているのではないでしょうか。
 武術空手家、居合道、そしてエレクトロニクス分野の技術者、一部上場企業の経営者として活躍してこられた宇城師範が、スポーツ選手の指導もし、成果へと導いている。このことは、宇城師範の革命的指導法「気の開発メソッド指導」が、人間の根本原理であり、その原理原則があるからこそ万人に応用が利くということの証ではないでしょうか。

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宇城憲治師範 最新刊『気の開発メソッド 中級編』

03 7月

岩井・宇城 特別講演会・第二回「人間と生き様」開催さる

 去る6月28日、京都教育文化センターにおいて季刊『道』主催による茨城ダルク代表の岩井喜代仁氏とUK実践塾代表・宇城憲治師範との特別講演会・第二回「人間と生き様」が開催されました。
 両氏の、半端でない「やってきた」生き様からくる迫力に、満席の400名の来場者は、大きな感動と衝撃につつまれた一日となりました。



 岩井氏は、元日本有数の麻薬密売人であり、元やくざの組長です。自身も麻薬依存に17年間苦しみ、組長を首になるほどのめりこみ、その壮絶な麻薬との格闘の日々は、平凡な日々を送る私たちにはまさに想像を絶するものでありました。



 その岩井氏は、45歳のときに麻薬依存者を助けるダルクと出合い、一転使う側から救う側に生まれ変わります。現在までに岩井氏によって救われた子供たちは3000名余り。

 岩井氏が語る「人間再生工場からの旅立ち」のお話は、会場の誰もに、麻薬の怖さと悲惨さと、現状を理解しない国の遅さを浮き彫りにするものでありました。

*      *      *

 一方心道流空手道八段、全日本剣道連盟居合道七段であり、仕事においても長年エレクトロニクス分野の第一線で、開発者としてまた企業のトップとして歩んでこられた宇城憲治師範の講演は、言い訳を許さない厳しい武道とビジネスの現場で培った、人とは異なる時間の速さからくるエネルギーに満ち溢れていました。

 そのエネルギーは、人間に内在する本来の力をいやおうなしに引き出します。この日は、実演に先立ち、水泳選手や柔道選手への指導、京大アメフト部の取り組み、NYでの空手指導など、舞台では伝えきれない師範の活動内容を、ビデオ上映で紹介していきました。

 続く師範の講演では、実際に展開している、「気」をつかった潜在能力の開発メソッドの一端を、来場者にも体験してもらうという形で、すすめられていきました。



 宇城師範の展開する気が従来の気とその本質をまったく異にするのは、自身が不可と思われるようなことを一瞬にして可とするだけでなく、他人にも同じことを瞬時に体験させることができる、という点です。

 しかもそれは一対一ではなく、一対複数、100人でも、200人でも同じことができるというものです。この日は、会場を埋めた400名に対し、身体に気が通るとどう変化するか、さまざまな実演を通して体験してもらう実践が行なわれ、会場からは、なぜ、どうして?不思議だ、などの声がしきりにあがっておりました。

 宇城師範の気の指導は、その驚き、不思議さを超えて、自身の潜在能力を謙虚に認めることにつながるもの。師範は、潜在能力を発揮するためには「無」になること。つまり透明になること。透明になるとは、欲を捨てること。それは自分との戦いである。そうした戦いが日常における真剣さを生み、自己犠牲にむかわせる。その謙虚さがひいては潜在能力を引き出す土台につながっていく。裏づけのある実演のあとだけに、宇城師範の一言一言が、来場者の内省をうながしているようでした。
 本講演会のミニレポートは次号161号(7月20日発行)にて、詳しい特集は162号(10月20日発行)にて掲載いたします。



休憩時間にサイン会も行なわれました

 なお、宇城憲治師範が繰り広げる気の指導法は、ますます多くの教育関係者やスポーツ関係者、一般企業などで注目を浴びています。多くの要望にこたえた形で今夏、宇城師範の気の指導を科学的に検証するDVDが発売の予定です(全2巻)。ただいま予約を受け付けています。ご予約、詳細は、以下まで。

 [第1巻]人間の潜在能力・気(その1)
 [第2巻]人間の潜在能力・気(その2)

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17 6月

なぎなた範士 澤田花江先生(92)にお話をうかがいました

本年93歳を迎える、なぎなた範士 澤田花江先生。

お電話をするたびに、地方での研修会や演武会にお出かけになった、あるいは
これから出かけてきます、というお話があり、
後進を育てることに情熱をもってあたられています。


今回、『道』連載記事のための取材をさせていただきましたが、
なぎなたにかける思い、稽古の心構え、日本の将来への思い、
まさに澤田先生の“今”を語っていただきました。

年齢は言い訳にならない。

そういうお手本をいつも突きつけてくださいます。

●澤田先生の連載
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●[会見]なぎなた範士 澤田花江先生
[季刊『道』 148号] 

15 6月

お便りをいただきました

季刊『道』購読者の方から、お便りをいただきました。
長く『道』を贈ってくださっていたお相手の方について、
とても勇気付けられることがつづられていました。

以下にご紹介いたします。


以前より雑誌『道』をお渡ししていた方からの
お礼の言葉をお伝えさせていただきたいと思い、
メールさせていただきました。

その方は60代の方で20年来のお付き合いであり、現在は地方に住んでおられます。

10年ほど前に東京から奥様とお母様と移住されましたが
数年前奥様をガンで亡くされ、その後寝たきりとなったお母様を
数年の介護の末、数ヶ月前に亡くされました。

その方に先日お会いする機会があり、話をする中で『道』について話が及んだときに
以下のような感想をいただきました。

    都会の雑踏を避け自然豊かなこの地へ移り住んだはいいけれど
    先年妻を亡くし、今度また母親を介護の末に亡くしました。

    不慣れな土地で妻を亡くし、母親の介護の追われ、閉塞感でいっぱいになり、
    生きている意味もあまり感じられず、それほど長生きをしたいとも思えず、
    もし短い寿命だとしたらそれならそれでいいと思っていました。

    しかし手渡された『道』を読み続けているうちに、自分と同じくらいの年齢や
    それ以上の方たちの、生きるエネルギーの強さを感じ、次第に自分の中で
    何かが変化していき、自分の残りの人生でやるべきことが見えてきました。

    そして一旦そこに思いが及ぶと次から次へとやりたいこと、やらねばならないことが
    湧き出てきてとてもとても死んでなんかいられない、そのことを考えると
    夜も寝られないくらいに気持ちが高ぶり、以前はいつ死んでもいいとさえ思っていたのに
    最近は、時間がいくらあっても足りないと思えるようになってきました。

    そして先日の母親の「死」さえも自分で驚くくらい
    冷静に受け止めることができました。

    このように自分が変わることができたのも『道』のおかげだと思っています。

    自分はこの先何年生きることができるかは分かりませんが、この歳になって
    残りの時間が足りないくらいに自分のやりたいことが
    次から次へと見つかることの喜びを味わうことができるとはなんと幸せなことでしょうか。

    『道』と、いままで『道』を毎号届けてくれたあなたには、本当に感謝しています。

と、とても晴れやかな表情でおっしゃいました。

そして、その方は変化を即行動に表し、先日受けられた資格試験で満点合格をされました。

「ただの合格ではなく100%で合格してやろう、
 しかもできる限りの短い勉強時間で集中力を試してやろう」と自分に課題を課したそうです。

そしてその方はこうもおっしゃっていました。


    「『道』に寄稿されている方たちの文章は本当にすばらしいと思います。

    この雑誌にはスミからスミまで隙がありません。
    それも皆さんが真剣に生き、実践しているからだと思います。

    だから読む人間に力を与えてくれます。

    これだけの雑誌を作ることはとても大変なことだと思いますが
    これからも読む人間に生きる力を与える雑誌をつくり続けてください。」

私はこの話をお聞きして心から『道』をお渡ししてきて本当に
よかったと思いました。
同時に『道』の持っている「思いの強さ」「本物の持つちから」を改めて感じました。
また、こうした形であっても、ほんの少しですが『道』に関わることができた事を
誇りに思えました。

妥協のない紙面つくり、ご苦労が多いとは存じますが、
何卒お体にお気をつけながらこの素晴らしい『道』をお続けください。

私も真に微力ではありますが『道』との関わりを大切にしていく所存ですのでよろしくお願いいたします。

                                              (東京 40代 男性)

『道』は日本人の真の強さと、その心の復活を願う ――

『道』の思いが確実に届いている。
これほどうれしいことはありません。
そして、皆様の思いに応えられる努力を
たゆまず続けてまいります。               編集部

 [『道』最新号の詳細]
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10 6月

日本熊森協会顧問 宮澤正義先生(82)にお話をうかがいました

 季刊『道』158号、159号で日本熊森協会 森山まり子会長に、日本の森林、生態系の危機について語っていただきました。
 「森=植物+動物」 森が豊かでなければ、いずれ人間も生きてはいかれなくなる ―― 突きつけられたこの事実に、編集部にもたくさんの反響がありました。

 この日本熊森協会の顧問でいらっしゃり、日本固有野生生物の研究者 宮澤正義先生にお話をうかがってきました。



 

 宮澤先生は日本の野生生物、生態系に精通し、ことクマに関しては、その実態を知るべく自宅でツキノワグマをのべ10頭も飼育されるなど、その探究心には圧倒されるばかりです。
 80歳を越えていると思えぬほどの張りのある声と姿勢で、好奇心に満ち溢れ探求を重ねた少年時代のお話から、クマの飼育、農業の経験から見える日本の行く末まで語っていただきました。

 本会見は、7月20日発行の季刊『道』161号に掲載予定です。

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 [季刊『道』 161号] 

 ●[対談]日本熊森協会 森山まり子会長 VS UK実践塾 宇城憲治師範
  [季刊『道』 158号] 前編掲載
  [季刊『道』 159号] 後編掲載

03 6月

宇城憲治師範 ニューヨークセミナー開催

 去る2009年5月16日、17日、アメリカニューヨーク州において、『気の開発メソッド』 『空手と気』の著者・宇城憲治師範による空手実践塾セミナーが開催されました。

 今回のセミナーは、昨年の5月、10月に続いての3回目、参加者は両日とも全米から、空手各流派や合気道の指導者を中心に約30名の参加者がありました。



 今回のセミナーでは、相手を瞬時にゼロ化して投げる、中心をずらして投げる、力をまったく使わずに相手を制する、気配なく相手に蹴りをいれるなど、さまざまな師範による武術実践技が、とくに今回初対面であるフルコン系の受講生(米国における空手指導者)相手に展開されていきました。



フルコン系空手 全米第2位の実力者を相手に

 力の突き蹴りで相手を制する稽古法がいかに衝突の原因をつくっているか、あるいは、敵をつくる原因となっているかなど、従来の稽古法への課題が指摘された面もありましたが、師範が二日間にわたって展開した、「相手を制する」桁違いのレベルの実技に、参加したセミナー生たちは、真に「できる」か「できない」かの意味を知ったようでした。そして「できない」を知った上で、迷わず「できる」ための努力にむかう、すなわち高い山をあおぎみるように、真の武道の修行の方向へ向かうことの大切さを学んでいきました。



真剣を用いた居合演武で、武道の真髄を伝える宇城師範


全員でサンチンの型の稽古

 参加された方々の感想からは、「これまでの自分が覆された」「桁違いのものの見方、存在に圧倒された」「自分の転機になった」「バシッと言ってくれる先生に感無量だ」など、驚きとともに、大きな希望を見出している様子がうかがえます。
(詳細レポートと参加者の直後感想は、
 UK実践塾ホームページに掲載されていますので是非ご覧ください。)

 一般塾の道塾でもそうですが、師範が指導において繰り返し強調されるのは、すべてにおいて「事理一致」すなわち、事(手足の動き、所作)のみでなく、理(心の働き、真理)を一致をめざすことの大切さ、そしてその大切さを知り(智)、それを行動する勇気をもつこと、それが真心という原点につながっていくのだということ。そのためには、常に心を開き、横着をせず、明るくことにあたることです。

 宇城師範の指導がほかに類をみないのは、それらすべてを精神論でなく、さまざまな実践を通して、気を身体に通すなかで、身体で納得できるようにしていることです。レベルの高い次元をまずは自分の目で見る、実際に体験する、そのなかで自分の身体が自ずと方向性をみつけていく、そういった希望へのステップが、宇城師範の指導にあります。

 [UK実践塾ホームページ]

 ■宇城憲治師範に学ぶセミナー [宇城道塾] 受講申し込み受付中

 ■宇城憲治師範 VS 岩井喜代仁氏 特別講演会「人間と生き様」 6月28日開催 チケット発売中

12 5月

岩井・宇城 第2回 特別講演 6月28日京都にて開催

岩井喜代仁氏と宇城憲治師範の特別講演会「人間と生き様」の第2回が、
6月28日(日)に京都教育文化センターにて行なわれます。
 季刊『道』対談の出会いで実現した、迫力の講演会です。

 昨年5月に行なわれた、第1回の講演模様を以下のビデオクリップでご覧いただけます。

  【ビデオクリップ】岩井喜代仁・宇城憲治 特別講演会

  [6月28日(日)開催のチケットお申込みはこちらです]
  
 薬物を使って行き着く先は三つ――刑務所、精神病院、死体置き場。
薬物依存症の恐ろしさを、元やくざ組長で自身も薬物依存の経験のある岩井氏が、その壮絶な生き様とともに、命のメッセージとしてお話しくださいます。
 宇城師範は目に見えない「気」の理論の講演とその実演をしてくださいます。
 特別対談では、まったく異なる世界を生きてきた両先生に共通する厳しさ、信念、迫力、そして社会に対する使命感を、肌で感じ取っていただけたらと思います。

    《 講演会参加者の声 》
    非常にインパクトのある講演会でした。お二人のお話を聞いているうちに、思考の深さを知り、自分自身も深めていきたいと感じました。そしてお二人の姿を見てやはり「正直」「謙虚」「心を自ら開く」という今の傲慢な私には難しい“生き様”を近くで感じさせていただいたことに感謝の気持ちが湧いてきます。
    (東京 25歳 女性)

    色々と悩んだり、考えたりしてもそれが逃げだったり横着なんだと改めて教えていただいた気がします。今日一日を真剣に、まず目の前のことをやるしかない、「逃げない」人間になるべく、自分に取り組んでいきたいと思います。(兵庫 39歳 男性)

    岩井先生の命と人生をかけた言葉の一言一言。宇城先生の実体験から出る言葉の一言一言。色々な情報に左右されている社会の中にいて言葉の重さというのが感じることができました。自分がこれから生きていく中で良い体験となりました。
    (長野 26歳 男性)

第1回 特別講演会が小冊子として、子育て中の親御さん、学校の先生、
あるいは高校生、大学生に広く読まれています。 
[小冊子 特別講演録 人間と生き様]

  

    《高校生の感想》
    「人間と生き様」を読んで、まず岩井さんのところを読み、僕は大変びっくりしました。 「覚醒剤」、僕は一度も見たことはありませんが、それについて今まで学校でも勉強し、怖いものだと知っています。この先、もし覚醒剤を勧められたとき、自分から拒否できる強い自分、決めたことをできる自分を今やっている野球や日常生活できたえていきます。
     次に宇城先生のところを読んで、自分の日常を見直します。この本からも気づきはいっぱいあると思います。だから大事にいっぱい読みます。もっと経験して、自分の芯をしっかりもって、何かあったときは真ん中に戻り、レベルを上げていきたいです。
    (高2 男子)

    この本を読み、失敗してもすぐに前向きに生きていけば、無駄な失敗は絶対に一つもないということを改めて教えてもらいました。失敗を恐れずにやっていき、もし失敗しても無駄な失敗はないのだから、前向きにやっていきます。なんかこういう当たり前のことを当たり前にしていき、もっとレベルを上げていけと、この本、岩井先生、宇城先生に教えてもらっているような気がします。
     嫌な事を逃げずにやっていけ、とも書いてありました。目の前にある現実から逃げる理由ばかり探すのではなく、前向きに立ち向かい、目標に近づけるように一つずつ、こつこつとやっていきます。
    (高1 男子)

 このほかの感想はこちら[小冊子 人間と生き様 感想文]