【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈戦争体験者からのメッセージ〉 「戦争なんてどんな形であれ、ろくなものではない」
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└◆ どう出版メルマガ (2025年8月20日)
『命の伝言』紹介動画
◆◇ 今、届けたい言葉 — 電子『命の伝言』より —
◇ 金子兜太 元海軍主計大尉 俳人
(先生は終戦後も捕虜としてトラック島に
残られたのですね)
はい。
当時私は26歳でしたが、
女房持ちや家族持ちは全部帰らせて、
20代前半の独身連中を捕虜として残らせた。
私はそういう意見の一人だったから、
自分が逃げてはいかんと思って志望して残ったんです。
そして翌年の11月に
最後の駆逐艦で帰ってきたのですが、
戦時中や捕虜になってからつくった句を
持って帰ろうと思っても士官将校の検閲は厳しい。
そこで考えたのがアメリカが配給してくれる石鹸です。
アメリカは捕虜の待遇がとても良くて、
いい石鹸やたばこもどんどん配給してくれた。
食べ物も良くてね、ベーコンもたくさんくれた。
ベーコンの食べ過ぎで死んだやつまでいたからね。
その配給された石鹸を見た時、
こんな石鹸を使っているやつらと戦争したって
勝ち目はないな、と思ったのを今でも覚えていますけどね。
その石鹸に穴を開けて、
ぴらぴらの紙に句を小さく書いて、
それを穴ぼこに詰め込んで持って帰った。
それで検閲を免れ、それを内地で発表したんです。
その中に先ほどの魚雷の句もあったんです。
これが、私が戦場における
生き死にの体験です。
ですから、トラック島での戦場全体の生活が、
私を反戦という思いに引きずり込んでいったという事ではなく、
お話ししたような、部分的な大きなショッキングな
体験を通して、だんだんと
戦争は悪であるという思いが出てきたんです。
結論はしかし、
戦争なんてどんな形であれ、ろくなものではないということ。
それは間違いない。
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——— 金子兜太 元海軍主計大尉 俳人
「信念のままに伝え続ける 反戦の思い」
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戦禍を生き抜かれた方々が語る
戦争の理不尽さ、悲惨さ、命の尊さ。
大切な生かされた命だからこそ、
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季刊『道』で丁寧に聞き取ってきた
貴重な証言インタビュー集です。
今、このような時だからこそ、
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