16 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈対談 辰巳芳子・宇城憲治〉 「その奥にある心を求める、これが稽古だと思います」

┌┐
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月16日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — どう出版の本より—
◇  宇城憲治対談集『大河にコップ一杯の水』
◆  辰巳芳子 料理家

【宇城】
辰巳先生がこれまで書かれた料理の本は
多数におよびますが、どれも増刷を重ね、
幅広い年齢層の方々に支持されてきていますね。

それは先生の本の奥に
人生の指針となる生きた哲学があるからだと思うんですが。

【辰巳】
料理解説というのは、それを読んだ方が
必ずおいしくつくれるように、また
材料を無駄にしないように書かなくてはならない。

私は武芸者ではないですが、弓を引いて
的に当てるように言葉を捜して、
これ以外には表現しようがないという言葉で書くんです。

一言一句、とても気をつけて書いています。
ひきしぼって書いている。

だから気をつけて読んでくだされば、
必ずおできになると思う。

『旬を味わう』という、
朝日新聞の日曜版に連載された記事を
まとめた本があります。

新聞に書くものというのは、中卒の方も
わからなくてはいけないし、
それでいて読んだ方が心誘われて、
「つくろうかな」と思ってくださらなければ意味がない。

最初の“根三つ葉のおひたし”
の解説などは、三日もかかったんです。

根三つ葉の仕分け方を言葉にするのは、
なんでもないことのようでむずかしかった。

これは訓練ですね。

やはり練習しなきゃだめですね。
稽古ですね(笑)。

この「稽古」という日本語は
とても深いと思うんですが、
どういう意味があるのでしょうか。

【宇城】
稽古というのは、
“古きを考え古きに学ぶ”ということです。

稽古と練習は少しニュアンスが異なります。

辰巳先生にお料理を習うこと、
これは稽古です。

家でつくるのは練習です。

【辰巳】
いい言葉ね。
世阿弥も稽古という言葉を使うでしょう。

【宇城】
稽古は、一方で真似るということでもあるわけですが、
しかし真似ることは簡単そうで実はむずかしい。

だから学ぶ、
学んだらそれを覚える、
そしてやっと真似に近づく。

先生のものをそう簡単に真似ることはできない。
それだけ“深み”があるということです。

稽古は、先生がそこに至った過程を知ることでもあり、
そこに何を求めたかということを
同時に知ることでもあるからです。

先生が求めたところの業と同時に
その奥にある心を求める、
これが稽古だと思います。

そして、先生について稽古したことを
自分で繰り返す、これが練習だと思っています。

自分で稽古はできないですよ、
だから先生は必要なんですね

【辰巳】
何事にも言えるんですね。

今は、先生から教えていただくことを
だんだんありがたいと思わなくなってきていますよね。

お稽古と言ったら
一種の楽しみ事のように思っている、
軽く受けとめてしまってね。



——— 辰巳芳子 料理家
「“食”は、先人が守り残した、生き抜くための道筋です」

*  *

スピードある水であれば、
どんな大きな川にも呑み込まれず、
ずっと流れていける——

季刊『道』の巻頭対談で宇城憲治氏が引き出す、
実践する方々の生き方。

それぞれ活躍の世界は異なっていても、
中途半端ではない生き方を貫いた方々の、
身体を通した言葉。

その思いは 人を奮いたたせ、
さらなる勇気、希望を与えてくれます。

『大河にコップ一杯の水』 全3巻

書籍|宇城憲治対談集 大河にコップ一杯の水 全3巻

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈5/25 大阪〉〈6/29 東京〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

対象は、自らの潜在力を体験したい! 方々です。
小学生からご参加いただけます。

宇城氏によって引き出される、
子どもたちの自然体の力。

今の常識ではあり得ないことが
目の前で起こります。

まずは、実際に体験してみてください。
体験から、何かが変わります。

●宇城道塾 体験講習会〈大阪〉
2025年5月25日(土) 13:30〜16:30 (開場13:15)
NLC御堂筋 6階貸会議室(601号室)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

詳細・お申し込み

イベント|2025年5月25日〈大阪〉 宇城憲治 体験講習会

●宇城道塾 体験講習会〈東京〉
2025年6月29日(日) 13:30〜16:30 (開場13:15)
町田市文化交流センター(6F ホール)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

詳細・お申し込み

イベント|2025年6月29日〈東京〉 宇城憲治 体験講習会

これまでの開催レポ—トです。【動画あり】
https://www.uk-jj.com/single-post/20241213
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15 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈岡崎廣志 弓道範士〉 「固定観念に合わせることを進めるだけでは駄目なんです」

┌┐ 
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月15日)

本書 紹介動画

◆◇ 今、届けたい言葉 — どう出版の電子書籍より —
◇  16人の武道家会見集 『人間をつくる 武の道、武の心』

昔は講習会で講師が3人いたら、
みな違うことを言うわけです。

だけどその講師それぞれに、
それを言う理由があるわけです。

受講生をさておいて
講師が議論をしている時もありました。

講師がそれぞれ言うことが違って
本気で議論する。
それを受講生が聞く。

すると「なるほどな」と。

自分たちが求めるものの窓口が
増えるわけですね。
だからおもしろかった。

それが、誰がきても何名きても
同じことを言っていたらつまらないですよね。

そのほうが効率がいいと言えば
そうかもしれませんが、そうかなぁと。

今、あまりにもそういうことが多い気がしますね。
学校の試験でも、あれは答えを出す訓練であって、
一つひとつ考えていたら時間内にできない。

ふつう、研究といったら一つのことを
何年も何十年も考えて答えを出すのでしょう。

受験のための勉強では
決められたことに従うことはできるが
発想力豊かな人間は育たないと思います。

違う答えの出し方のできる生徒が生まれません。

それは、武道でも同じです。

固定観念に合わせることを
進めるだけでは駄目なんです。

スポーツはルールがあって、
そのルールの範囲の中で記録等競い合います。

しかし武道はあらゆる状況に応じて
道に則り結果を出すものだと思います。

規格に合わせすぎると
本質からはずれていってしまうでしょうね。

それを本来のあり方に戻すのは、
なかなか大変です。

なぜなら、規格に合わせていれば、
その規格内の結果につながりやすく、楽です。

人間は結果がほしいですから、
欲や我が働く。

それを捨てたり、そこから脱することは
大変なことだと思います。
 ・
 ・
 ・
 ・

——— 岡崎廣志 弓道範士
    「的に向かい自分を磨く 弓道は時代を支える人間をつくる道」

 *  *

大正、昭和の厳しい時代に武道修行を積まれてきた、
剣道、弓道、なぎなた界の師範方に、

自らの修行の様子、武道のあり方、指導者としての心得など、
じっくりお話しいただきました。

今求められる社会のリーダーとは。人間をつくるとは。
そのあり方のヒントにつながるインタビュー集です。

本書は電子書籍です。
Kindle、Koboなど電子ブックストアで購入いただけます。

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◆◇ 〈プレ道塾〉を開催します
◇  〈5/8 大阪〉〈5/17 仙台〉〈5/27 東京〉

講義と実技の体験型セミナー〈宇城道塾〉

この度、この〈宇城道塾〉への入塾や、道塾での学びに
興味がある方のためのセミナー、プレ道塾を開催いたします。

長年道塾で学ぶ塾生が講師となり、
宇城憲治塾長の著書『気の開発メソッド 初級編』の内容を中心に
さまざまな検証を行ない、自らのなかに眠るエネルギーを
体感していただきます。

道塾の学びは、ハウツー的な学びではなく、
自分の変化の体験を通し、日常や仕事での気づきや、
自らのあり方の進歩成長を目指すものです。

プレ道塾は、そうした「道塾での学び方」の基本を
理解していただくことを目的としています。

道塾に関する質問コーナーもあります。
道塾の学びに興味あるけれども、
様子を知ってから入塾を考えたい方、お気軽に受講ください。

■日程と会場

【大阪】
2025年5月8日 (木) 19:00〜
大阪産業創造館 5F 研修室C

【仙台】
2025年5月17日(土) 13:00〜
戦災復興記念館 4F 第4会議室 

【東京】
2025年5月27日(火) 19:00〜
町田市民ホール 会議室3

■受講費
一人 3,000円

■講 師
道塾受講歴15年以上の上級者2〜3名

詳細・お申し込みはこちらです。
https://www.dou-shuppan.com/dou2/pre-dojuku/

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14 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈対談 宮崎正志・宇城憲治〉 「勝つことに頂点を置くと、小さな山になっていく」

┌┐ 
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月14日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — 季刊『道』より—
◇ 【対談】宮崎正志 大阪産業大学野球部監督 
◆      宇城憲治 UK実践塾代表

【宇城】
私の空手の師匠が冗談混じりに
「宇城君、喧嘩する前に準備体操するやつがいるか」と。

だから宇城空手では
今でも準備体操はないです。

また始まりの礼も
普段の稽古ではありません。

なぜなら稽古というものは24時間ですから。
終わりだけは、けじめでやりますが。

大鵬親方と国技館で対談させていただいた時、
「6時から稽古を始める」と言ったら
6時に起きてくる馬鹿がいると。

普通は5時まで身体を慣らして
一汗かいて6時。

また、稽古のあり方について、
相撲の力とは全く関係のない筋トレや
水泳などをやるのがいると。

そういうのはだめだなと
親方が言われていましたね。
相撲には相撲にあった稽古があると。

スポーツにおいて勝つことに頂点を置くと、
人生からすると小さな山に
なっていくのではないかと思いますね。

今の中にある潜在力を引き出す、
それによって自分が変化していく、
その延長線上に希望や夢が出てくる。

もちろん結果もそれに伴う。
そうなれば一番いいかなと思っています。

【宮崎】
本来あるべき教育とは、
大人が子供のやりやすい環境を整えることではなく、
自らが動き、自らが変化していく、

そういったなかから自立し責任ある心、人を
思いやる心が育っていく。

まさに教育現場が「気づかせる・気づく」
場であるべきだと感じています。

『進化成長とは変化すること、
 変化するとは深さを知ること、
 深さを知るとは謙虚になること』、

先生より教わったこの言葉に、
人間として生きていくなかでの本質があり、
私自身大切にしています。

学生に「なぜ自転車に乗れるようになったか」と問うと、
ほとんどの学生は「練習をしたから」と言います。

自転車は練習をして乗れるという発想、
それがまさに練習です。
今のスポーツがそうなっています。

一方何度も「こける」体験を通して
乗れるようになるのが「稽古」であり
「鍛練」であると言えます。

そこから実践を通しての
真剣な心が育っていくと感じます。

だから自転車は年齢に関係なく、
一度乗れたらずっと乗り続けることができる。

しばらく乗っていなくても迷いや不安などなく
「乗れる」という空気の中で乗れる。

それだけ「人間の身体は優秀である」ということを
宇城先生から伺って以来、
すべてにおいての捉え方が大きく変わりました。
 ・
 ・
 ・
 ・

 *  *

高校の野球部コーチ、監督を長年務めたのち、
2002年より大阪産業大学野球部コーチ・監督として
20年以上学生指導にかかわってきた宮崎正志氏。

2004年、宇城憲治氏を師と仰いでからは、
スポーツのあり方を根本的に見つめ直し、
勝ち負けではなく、学生たちの成長、真の幸せ、生き方、
そして何より社会に役立つ人材の育成に力を注いできた。

また大学の体育会のあり方も含め、何のために
スポーツ(野球)をやるのか。その意味とは。

今求められる真のスポーツのあり方を、
宮崎監督の実践から具体的に語っていただいた。

<巻頭対談>
気づく、気づかせる指導の実践
スポーツからスポーツ道へ

季刊『道』217号

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2025年5月8日 (木) 19:00〜
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【東京】
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11 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈小林信也 作家・スポーツライター〉 「宇城師の予言は、はからずも的中した」

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└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月11日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — どう出版の本より —
◇  小林信也著・宇城憲治監修 『武術に学ぶスポーツ進化論』

忘れられない出来事がある。

広島カープに嶋重宣という打者がいた。
2004年、プロ入り7年目(打者転向6年目)
に急成長し、《赤ゴジラ》の異名で一世を風靡した。

背番号が巨人・松井秀喜と同じ55だった。
その年は189安打、張本勲の記録を抜いて、
《左打者シーズン最多安打》のプロ野球記録を更新した。

打率・337で首位打者に輝き、本塁打も31本。
手の付けられない大活躍だった。

嶋が絶好調の頃、テレビのプロ野球中継で
嶋を見た宇城師が、

「この打者は、一度調子を崩したら苦しいな。
 いまの調子には戻れんやろな」

と言った。

高校野球の監督も含め、一緒に数人が見ていた。
その意味は誰にも理解できなかった。

そもそも、その時点での嶋の活躍を見れば、
いずれ彼が深刻なスランプに陥ることさえ
想像しにくかった。

どうしてわかるんですか?

訊くと、宇城師は答えた。

「この打者は、いまなぜ打てているか、
 自分でわかっておらんからや」

好調の理由、なぜ急に打撃開眼したのか、
核心を理解できていない。
無意識に、いい打ち方をしている。

「ケガでもして調子を落としたら、
 いまの打ち方はできんやろうな」

野球の経験はまったくないはずの
宇城師にそのことが見えて、

甲子園でもチームを活躍させ、
高校球界で名将と呼ばれる監督にその未来が見えない。

その監督だけではない。
日頃から理論派を自称する指導者たちにも
宇城師の指摘の意味は推察できなかった。

宇城師の予言は、
はからずも的中した。

嶋は翌年、翌々年まではなんとか活躍したが、
2004年ほどの怖さは影をひそめた。

そして、2013年に引退した時、
赤ゴジラの伝説はすっかり過去の話になっていた。

あの時、予言の理由を宇城師は、
次のように謎解きしてくれた。
 ・
 ・
 ・
 ・

≪最新刊≫
『宇城憲治師直伝「調和」の身体論 武術に学ぶスポーツ進化論』

書籍|武術に学ぶスポーツ進化論

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10 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈大石芳野 写真家〉 「撮影拒否というのは仕方がないことです」

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◆◇ 今、届けたい言葉 — 最新号『道』より—
◇  大石芳野 写真家

(大石さんはあるインタビューで

 「写真は自分にとって芸術ではなく、
 自分が知りたいと思ったことがあって、
 その先に伝えたいという思いがあって、
 そのためにカメラがある」

 と言われていたのですが、素敵だなと思いました)

写真は今は記録的なものよりも
芸術的なもののほうが中心になってきていますが、

もちろん、そういう面は大事にしてほしいですが、
私の仕事はアートを追求するものではなく、

私が人間として生きているように、
辛い思いをして生きてきた人たちとのつながりを
持ちたいというのがあります。

(大石さんの写真集やご著書から、
 取材される方お一人おひとりを大事にされ、
 寄り添われていることが伝わってきます。

 そういう辛かった時の体験、
 あまり思い出したくないお話を聞き出すのは
 とても大変だったと思います)

そうですね。
断られたこともありますよ。

たとえばその人は沖縄で日本軍に
自分の家族をすべて殺されて
子供だった彼女一人だけが生き残ったのです。

その記録は資料館にあったので私は読んでいたのですが、
生の声で聞きたいと思いお尋ねしたのですが、

その話をすると当時に引き戻されて、
一週間ぐらい眠れなくなるとおっしゃっていました。
撮影拒否というのは仕方がないことです。

(収容所症候群というのでしょうか。
 話をするとフラッシュバックして、
 体調がおかしくなる方もたくさんいらしたと)

この強制収容所のような体験は、
死ぬまで消えないわけです。

これまでアウシュビッツとかマイダネクの強制収容所を
生き延びた人にも話を聞きましたが、
今、ガザ地区でものすごい虐殺が起こっていますね。

国連は亡くなった方が4万何千人、5万人近い
数字を発表していますが、それは瓦礫の中に
埋もれてしまっている人の数は入っていないのです。

それと砲弾で怪我をして、その時は生き延びたけれど
後で亡くなった方とか、赤痢やいろいろな病気で
亡くなった方がいて、

そういう関連死を合わせると18万人以上は
亡くなっているそうです。
恐ろしい数字だと思うのです。

死んでしまった人だけではなく、その家族や友達で
生き延びた人が大人になった時にどうなっているかを考えると、

私がこれまで会ってきた、
戦争をくぐり抜けてきた人たちと
同じような思いになっていくのではないかなと。

生き残った人は、やれやれ生き残った
という思いと同時に、それからが、
戦争のそうした記憶との戦いになるわけですから。

取材をさせていただいた人たちのことを
考えれば考えるほど、

今目の前で私たちと同時代に起こっている
戦争の悲惨さがとても重いですね。
 ・
 ・
 ・
 ・

 *  *

女性の社会進出がまだ珍しい時代、20代の頃から
フリーランスの写真家として世界各国の戦地で取材し、
戦争の犠牲になった人々に寄り添い続けてきた大石芳野さん。

戦争が終わっても、癒されることのない戦争の記憶に
苦しみ続ける人々がいることに衝撃を受けた大石さんは、

「終わっていない戦争」をテーマにこれまでベトナム、カンボジア、
アウシュビッツ、アフガニスタン、ウクライナ、広島、長崎、沖縄など、
100ヵ所以上の国や地域を訪れ、カメラを通して戦争の理不尽さ、
悲惨さを伝えてきた。

<ロングインタビュー>
戦争は終わっていない
— 傷ついた人に寄り添い、事実を伝え続ける —

季刊『道』223号

季刊『道』223号


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◆◇ 〈プレ道塾〉を開催します
◇  〈5/8 大阪〉〈5/17 仙台〉〈5/27 東京〉

講義と実技の体験型セミナー〈宇城道塾〉

この度、この〈宇城道塾〉への入塾や、道塾での学びに
興味がある方のためのセミナー、プレ道塾を開催いたします。

長年道塾で学ぶ塾生が講師となり、
宇城憲治塾長の著書『気の開発メソッド 初級編』の内容を中心に
さまざまな検証を行ない、自らのなかに眠るエネルギーを
体感していただきます。

道塾の学びは、ハウツー的な学びではなく、
自分の変化の体験を通し、日常や仕事での気づきや、
自らのあり方の進歩成長を目指すものです。

プレ道塾は、そうした「道塾での学び方」の基本を
理解していただくことを目的としています。

道塾に関する質問コーナーもあります。
道塾の学びに興味あるけれども、
様子を知ってから入塾を考えたい方、お気軽に受講ください。

■日程と会場

【大阪】
2025年5月8日 (木) 19:00〜
大阪産業創造館 5F 研修室C

【仙台】
2025年5月17日(土) 13:00〜
戦災復興記念館 4F 第4会議室 

【東京】
2025年5月27日(火) 19:00〜
町田市民ホール 会議室3

■受講費
一人 3,000円

■講 師
道塾受講歴15年以上の上級者2〜3名

詳細・お申し込みはこちらです。
https://www.dou-shuppan.com/dou2/pre-dojuku/

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季刊『道』は
日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
理屈抜きに「やってきた」方々の深みある人生や熱い思いが、
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年4回発行
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お申込みは、お電話(042-748-2423)
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09 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈対談 田村知則・宇城憲治〉 「そこには心が関わったり、身体が関わったりしている」

┌┐ 
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月9日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — どう出版の本より—
◇  宇城憲治対談集『大河にコップ一杯の水』
◆  田村知則 ビジョントレーナー

【宇城】
田村先生の所には、
イチロー選手をはじめ、多くの一流スポーツ選手や
いろいろな人が眼の検査に来ていますね。

スポーツビジョントレーナーとして、
ほかとは違う何かがそこにあるのだと思いますが、
そのへんのいきさつをお話しいただけないでしょうか。

【田村】
最初はコンタクトやメガネの検査をすることから
こういう世界に入りました。

多くの人がそうであるように、
良い眼というのを視力を基準に考えていたんです。

しかし1.5とか2.0の視力があっても
「見ている感じがしない」とか「見えない」と言う人がいるんです。

「そのうち慣れるでしょう」などと言って
納得してもらうんですが、それをやっているうちに、
“見える見えない”ではなくて
“二つの眼が上手に使えていない”ということがわかってきた。

一般には視力の基準値を信じて、
そこをもとに良し悪しを決めていますが、
片目を閉じて見るほうが快適だと言う人もいるんです。

そうしているうちに、良い眼というのは何かな、
という疑問がすごく湧いてきたわけですよ。

メガネやコンタクトを合わせる検査をしていると、
問題をかかえた人だけを診るから、
良い眼と接触する機会がほとんどありません。

しかし、良い眼を知らないことには
目指す方向が見えないと感じて、
良い眼の集団をしっかり調べてやろうと思ったわけです。

単純に野球選手は良い眼であろうと考え、
選手を調べに行ったのです。

当時一九八〇年前後、阪急ブレーブスは
とても能力の高い一流の選手をそろえていました。

調べてみたら、視力はみな1.0以上ある。
まず問題のある選手がいない。

しかし「二つの眼の使い方」という基準を入れると、
良い選手と悪い選手、一軍と二軍の選手に差が出てくる。

トレーナーから、たとえば尿酸値が高いなど
病的な問題があると言われた選手は、
二つの眼の使い方にも特徴がある。

そこで、これは違うぞ、もっと深い何かがあるのではないか、
というところがそもそもの始まりなんです。

ただ、やっているうちに、
良い選手と悪い選手の判断ができても、
では悪い選手をどうするかという方法論を持っていないと、
救いようがないことになりました。

【宇城】
なるほど、分析して、かえって
落ち込ませる結果になるわけですね。
良い選手は喜ぶけれども。

【田村】
そうなんですよ。
ひょっとしたら、契約更改でクビを宣告されるんじゃないか、
という不安があります。

選手の不安を解消するために、
どうしたら改善できるかを考えながら
日常業務に取り組んで十年近く経った頃、
だんだん改善方法がわかってきました。

どうも“見る”ことは、視力や動体視力だけではない。
そこには心が関わったり、身体が関わったりしている。

眼と心と身体を統合した中での
「見る能力」の探求が必要です。

結論としたら、いかに結果を出せるか、
ものの見方ができるかというところに行き着くわけです。

【宇城】
スポーツ選手にとって、視力表の基準ではなしに
“二つの眼”というとらえ方をしたほうが、
実際の試合の結果に結びつくということですね。

問題は眼の悪い人をどう直すか、
どう良いい方向に導いてやるかということですね。
 ・
 ・
 ・
 ・

——— 田村知則 ビジョントレーナー
    「武術でつくる身体の眼 良い眼は、肚をつくり、人間をつくる」

 *  *

スピードある水であれば、
どんな大きな川にも呑み込まれず、
ずっと流れていける——

季刊『道』の巻頭対談で宇城憲治氏が引き出す、
実践する方々の生き方。

それぞれ活躍の世界は異なっていても、
中途半端ではない生き方を貫いた方々の、
身体を通した言葉。

その思いは 人を奮いたたせ、
さらなる勇気、希望を与えてくれます。

『大河にコップ一杯の水』 全3巻

書籍|宇城憲治対談集 大河にコップ一杯の水 全3巻

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈5/25 大阪〉〈6/29 東京〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

対象は、自らの潜在力を体験したい! 方々です。
小学生からご参加いただけます。

宇城氏によって引き出される、
子どもたちの自然体の力。

今の常識ではあり得ないことが
目の前で起こります。

まずは、実際に体験してみてください。
体験から、何かが変わります。

●宇城道塾 体験講習会〈大阪〉
2025年5月25日(土) 13:30〜16:30 (開場13:15)
NLC御堂筋 6階貸会議室(601号室)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

詳細・お申し込み

イベント|2025年5月25日〈大阪〉 宇城憲治 体験講習会

●宇城道塾 体験講習会〈東京〉
2025年6月29日(日) 13:30〜16:30 (開場13:15)
町田市文化交流センター(6F ホール)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

詳細・お申し込み

イベント|2025年6月29日〈東京〉 宇城憲治 体験講習会

これまでの開催レポ—トです。【動画あり】
https://www.uk-jj.com/single-post/20241213
https://www.uk-jj.com/single-post/20250127

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08 4月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈戦争体験者からのメッセージ〉 「こんなばかなことがあるか」

┌┐ 
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月8日)

『命の伝言』紹介動画

◆◇ 今、届けたい言葉 — 電子『命の伝言』より —
◇  木村孝 中国帰国者定着促進友の会 元事務局長

(8月15日終戦直後)そうこうして、
ふるさとの蓋平に帰ろうと駅に行ったら、
開拓団の日本人避難民が大勢ひしめいている。

仲間と無理矢理列車に飛び乗りました。
ところが列車は奉天(瀋陽)で終わりになってしまった。

奉天駅前は暴動があり、日本人だとたちまち
捕まり裸にされてしまう危険があった。

ホームで仲間と車座になって夜明かしを覚悟していると、
目の前の列車の屋根の上に灯りが見える。

混乱の中、出稼ぎから里に帰ろうという中国人が、
屋根の上でタバコをふかしていたのですね。

「あれだ! 屋根に上がれば帰れるぞ」と、
それっと列車の屋根に上がりました。
中国人で一杯でしたが上がるのを助けてくれました。

日本人を見て敵国人だという意識はまだなく、
同じ避難民だという感じでした。

ようやく列車が蓋平まできたと思ったら
止まらずに過ぎてしまった。

次に止まった駅で満鉄の人に聞くと、
「蓋平は今、ソ連が入って大変なことになっている」と言う。

保線に使う手漕ぎのトロッコに乗っていけと言ってくれて、
町はずれで降ろしてもらいました。

避難先の小学校に行ってみると、
町の人がわんさと集まっている。

小さな町ですから、皆が「タカちゃんが帰ってきた!」と、
家族がいる場所を教えてくれた。
お袋は、「帰ってきたのかい!」とオロオロ泣いていました。

当時、若者は根こそぎ戦争に持っていかれましたから、
若者が帰ってきたということで、私は警備をまかされました。
石油缶と棍棒をもって周りを警戒する。

当時のソ連兵による強姦や強奪は、
それはすさまじいものでした。
だから、夜中にソ連兵が襲ってくると、
石油缶を叩いて「起きろー!!」と総員起こしをかけるのです。

皆を起こしてしまえばソ連兵も悪さができなくなる。
必死で警備をしました。

その頃、男子は毎日のように
ソ連軍の使役にかりだされて荷積みをさせられました。

ソ連は、根こそぎ物資を持っていってしまうのです。
米はもちろん、コーリャン、大豆、粟……。
倉庫から運び出して全部貨車に積み込む。

工場からも設備をはずし、これも貨車に乗せて
全部ソ連に送ってしまう。

こんなばかなことがあるかと。

ここに残された人はどうなるのかと。
それは日本人だけでなく
中国人のことを考えても憤りを感じました。
 ・
 ・
 ・
 ・

——— 木村孝 中国帰国者定着促進友の会 元事務局長
    「終戦から始まった戦禍 — 8月9日ソ連侵攻〜引き揚げまで —」

*  *

戦禍を生き抜かれた方々が語る
戦争の理不尽さ、悲惨さ、命の尊さ。

大切な生かされた命だからこそ、
伝えたい思いがある。

季刊『道』で丁寧に聞き取ってきた
貴重な証言インタビュー集です。

今、このような時だからこそ、
受け取っていただきたいメッセージです。

KindleやKoboなど電子書籍販売サイトで
ご購入いただけます。
amazonでは紙本もあります。

販売サイト・内容紹介ページ

電子書籍|〈季刊 道 シリーズ〉命の伝言

どう出版の電子書籍

電子書籍(Kindle他)

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈5/25 大阪〉〈6/29 東京〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

対象は、自らの潜在力を体験したい! 方々です。
小学生からご参加いただけます。

宇城氏によって引き出される、
子どもたちの自然体の力。

今の常識ではあり得ないことが
目の前で起こります。

まずは、実際に体験してみてください。
体験から、何かが変わります。

●宇城道塾 体験講習会〈大阪〉
2025年5月25日(土) 13:30〜16:30 (開場13:15)
NLC御堂筋 6階貸会議室(601号室)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

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イベント|2025年5月25日〈大阪〉 宇城憲治 体験講習会

●宇城道塾 体験講習会〈東京〉
2025年6月29日(日) 13:30〜16:30 (開場13:15)
町田市文化交流センター(6F ホール)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

詳細・お申し込み

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これまでの開催レポ—トです。【動画あり】
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07 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈柴田秋雄 元ホテルアソシア名古屋ターミナル総支配人〉 「もう私たち心はひとつだ」

┌┐ 
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月7日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — 季刊『道』より—
◇  柴田秋雄 元ホテルアソシア名古屋ターミナル総支配人

(先ほど、労働組合の原点は、
 「皆が仲良く幸せに生きること」であると
 教えてくださいました。

 一般の私たちには、労働組合というと、
 どうしても対立のイメージがありますが、
 柴田さんは、そのなかでどのような調和のあり方を
 見い出されてきたのでしょうか)

労働組合は対立じゃない。
対立しているのは経営者なんです。

会社というのは皆のもの。
だったら苦楽を共にしなくてはならない。

嬉しい時は皆で笑う。苦しい時は皆で泣く。
それが当たり前のことなんです。

それを経営者が自分だけゴルフに行ったり銀座に行ったり、
締め付ける時は締め付けて、
儲かった時はいくら儲かったか、何に使ったかを言わない。

だから基本的には対立になってしまうのです。

しかし労働組合というのは、
対立の部分と共調する部分と二つあるのです。

私は共調という、もっと大きなファクターが
あると言っているんです。

そのなかで、対立という部分も一部出てくるのは事実ですが、
世間は対立の部分だけをクローズアップしてしまうのですね。

「会社を守る」ことに関しては、
労使一緒なんです。

ですから私は、それまで数人の経営幹部が立てていた
ホテルの事業計画を、職場ごとに従業員が
まとめるようにさせたのです。

すると皆どんどん自立して
頑張るようになっていったんですね。

(そして、13年度に、それまで4期連続赤字だったのを、
 黒字に転換することに成功するのですね)

「よし今年から黒にするぞ」と、
皆で本当にいろいろやっていったんです。

しかし、年度末になって経理に
「どうや、(黒字)いけるか?」と聞くと、
「あかん」という。

「なんでや」と思ったけど、それ以前に
4年間も赤字だったのだから、いっぺんには
黒字にはならないのですね。

そしたらある時、ホテルの組合から
提起したいことがあると言う。

何と言ってきたと思いますか?

「全従業員の給料を10%カットしてください。
 一割カットしてくれたら会社を黒字にできます」と。

私はその時「絶対にノー」と言った。

組合運動を20年間やったけれども、
銭をくれと言ったことはあるが、
銭をやると言ったことはない。

「そんなことできるか!」と怒った。

しかし組合側も、
「出したものを引っ込められるか!」と怒るんだ。

しかし最後には私が折れたんです。
14年度15年度で5%ずつ必ず返すという約束で
決着してもらった。

そうやってその年、800万円の黒字になった。

私はその時思った。
もう私たち心はひとつだ。

会社も従業員も組合もみんな。
もう、それこそ家族なんだ、と。
 ・
 ・
 ・
 ・

 *  *

人は、大事にされるからこそ、人を大事にできる。
自らも輝くことができる。
仕事へのやりがい、生きていく喜び、人を幸せにする喜び。

赤字続きのホテルがなぜ再生できたのか。

そこにあるのは、経営テクニックでも戦略でもなく、
働く一人ひとりの、人間としての再生だった。

旧国鉄の労働組合委員長だった
柴田秋雄氏が語る人間再生への思い。

それは、私たちが忘れかけていた、
人としてのやさしさ、思いやり、そして何より、
人と人との温かなつながりだった。

<ロングインタビュー>
心に火がつけば
人はみな、熱く燃える!

季刊『道』181号
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2025年5月17日(土) 13:00〜
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【東京】
2025年5月27日(火) 19:00〜
町田市民ホール 会議室3

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04 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈宇城憲治 UK実践塾代表〉 「全体が見えていれば、いいところを引っ張り上げることができます」

┌┐ 
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月4日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — どう出版の本より —
◇  宇城憲治著 『頭脳から身体脳へ』

今日あらゆることがあまりにも
効率第一主義、結果第一主義になりすぎています。

これでは心の余裕を失ってしまいます。

余裕のない心では真の効率は生まれません。
今こそ真の効率を求めるプロセス重視の考えと、
全体でとらえるという考えが必要ではないかと思います。

現在、スポーツに見られる指導は、
部分的な指導が主体になり、全体的な指導が
失われています。

部分的な指導はある程度の経験を積んだ人であれば
誰にでもできるレベルにあります。

それは、部分・分析はインスタント的で手っ取り早く、
教育、指導という面でも教えやすいという点があるからです。

しかし、この方法では知識詰め込みの教え方になり、
必ずと言っていいほど行き詰まりを生じます。

反対に全体的指導というのは、
かなりの経験と努力を要します。

少なくともその事象、システム、プロセスに
精通していなければなりません。

それには時間がかかりスキルが要求されます。
問題はこの全体的指導をできる人が少ないということです。

指導者というのは全体が見えていなければなりません。
ぱっと見ただけで、その人の
どこを直したらいいかがわかるようでないといけません。

わからない指導者というのは、
あっちこっちさわりまくって、
その人をだめにしてしまいます。

全体が見えていれば、いいところを
引っ張り上げることができます。

そうすることによって、悪いところも一緒に
上がって良くなります。

逆に悪いところばかりに目がいくと、
その人が持っているいいところまで下げてしまい、
ますますだめにしてしまいます。

これはどのような分野の指導でも
同じことが言えるのではないかと思います。
 ・
 ・
 ・
 ・

宇城憲治著 『頭脳から身体脳へ』

宇城憲治著 『頭脳から身体脳へ』 条件反射を超えた動き 逆反射神経

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈5/25 大阪〉〈6/29 東京〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

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●宇城道塾 体験講習会〈大阪〉
2025年5月25日(日) 13:30〜16:30 (開場13:15)
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●宇城道塾 体験講習会〈東京〉
2025年6月29日(日) 13:30〜16:30 (開場13:15)
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これまでの開催レポ—トです。【動画あり】
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03 4月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈佐藤芳之 ケニア・ナッツ・カンパニー創業者〉 「自分の中から出てくる憧れですよ。そこが原動力」

┌┐ 
└◆ どう出版メルマガ  (2025年4月3日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — 最新号『道』より—
◇  佐藤芳之 ケニア・ナッツ・カンパニー創業者

伸びしろの話に戻すと、そういういろいろな雑学、雑感が、
だんだん冗談になって、笑っているうちに、
大事ないいものに変わっていく。

何でも受け入れてやっていると、
「オレまだやることがいっぱいある」となる。

それをその世界、世界で制限してまとめちゃったら、
プロの専門家のように、「これはダメだ、あれもダメだ」
ってなってしまう。

でも、動いて、何か新しいものをつくる。
挑戦する、それを維持していく。

そういう一つひとつが、エキスになっていく。
もちろん社会的に法律とか倫理観とかは破らないようにして、
楽しく、のびのびと、大らかに、憧れて、なんとなく
チャレンジしていくっていう、

それが動物らしいし、しかもそれは、
自分の伸びしろになっていくんです。
基本は仕事しながらの憧れじゃないですかね。

(佐藤さんの憧れは自分の中の
 「もっとできる、もっと面白いぞ」みたいな)

そうそう、非常に適格に言っていただきましたが、
自分の中から出てくる憧れですよ。
そこが原動力だなと思っています。

(そういう原動力はどこから来ているのでしょうか。
 ご両親はどのような方だったのでしょうか)

親父は南三陸の酒屋の生まれでしたが、
車のエンジンの技術者で、本田宗一郎やスズキが
エンジンを開発していた頃、浜松でやっていたのですが、
戦争時には飛行機の設計をやっていました。

お袋は気仙沼の市長さんの古い家で育ちました。
きっとやりたいことがいっぱいあったと思います。

お袋は僕が中学生の頃から、夕方になると
「芳之いらっしゃい」というので、そばに座ると、
ボードレールの詩を読んでくれたのです。

フランス語をちょっと入れながら、
「秋の日のヴィオロンの ためいきの……」と。
僕は母の血を受けたんですね。

夢見る母、ちえこさんの影響で
夢ばかり見ていました(笑)。

兄貴は父の才能をついで根っからのエンジニア、
三菱重工にいって、三菱商事にいって、
世界中で石油プラントを設計して出張しまくっていました。

僕が生まれたのは、当時日本の植民地だった朝鮮に
技術屋として父が赴任していた頃です。

今の北朝鮮と中国の境目のジョウシンというところに
水豊ダムをつくるということで、
ダム造り、ダムのタービンとかやっていた。
今も使われています。

当時母は18歳で東京の大学に行きたかったけれど、
家のこともあって結婚させられて、
そこで僕が生まれたのです。
そこに2、3歳までいました。

終戦が近くなって本土に戻ってきたのですが、
その時の釜山から出た汽船の中のことを
すごく覚えているんです。

北朝鮮のはずれで寒い時に、日本の兵隊さんたちが
守っているわけですよ。
僕がその兵隊さんたちに抱かれている写真がありました。

それで南三陸に父が生まれた家がまだあったから、
そこへ帰った。

でもあとで聞いたのは、人間というのは
初めておぎゃーと生まれて吸った空気に
すごく影響されるのだそうで、

私は日本の外で生まれているから、やはり
外へ帰りたくなっちゃうんです(笑)。
 ・
 ・
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 ・

 *  *

これまで二度にわたり巻頭対談にご登場いただいた佐藤芳之氏。
85歳の今も世界各地を駆け巡り、新しいビジネスを興し続ける。

今回はケニアからの一時帰国を機に単独取材を依頼。

あらためてそのパワーの源であるご両親のお話や、
壁や国境もなく、何事も自然体で受け入れる氏の
ものの見方・考え方、さらにはユニークな実践子育てについてなど、
ユーモアたっぷりの語り口でお話しいただいた。

<ロングインタビュー>
のびのびと おおらかに 歩き続ける
85歳現役実業家の原動力

季刊『道』223号

季刊『道』223号


☆ 内容の一部をお読みいただけます。

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈5/25 大阪〉〈6/29 東京〉

宇城氏によって引き出される、
子どもたちの自然体の力。

知らなかった、自分自身に眠る
統一体の力。

今の常識ではあり得ないことが
目の前で起こります。

まずは、実際に体験してみてください。
体験から、何かが変わります。

●宇城道塾 体験講習会〈大阪〉
2025年5月25日(日) 13:30〜16:30 (開場13:15)
NLC御堂筋 6階貸会議室(601号室)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

詳細・お申し込み

イベント|2025年5月25日〈大阪〉 宇城憲治 体験講習会

●宇城道塾 体験講習会〈東京〉
2025年6月29日(日) 13:30〜16:30 (開場13:15)
町田市文化交流センター(6F ホール)
参加費: 大人(高校生以上)5000円/小中学生 2000円

詳細・お申し込み

イベント|2025年6月29日〈東京〉 宇城憲治 体験講習会

これまでの開催レポ—トです。【動画あり】
https://www.uk-jj.com/single-post/20241213
https://www.uk-jj.com/single-post/20250127

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