季刊『道』213号

読者の声| 季刊『道』 213号(2022年夏)  

『道』は本当に人生の道しるべです
千葉 社会保険労務士 40代 男性


目の前にあるのに、まだ科学が解き明かせていない未知の世界。その世界の素晴らしさに改めて気付かせてくれた巻頭の対談でした。

私も子どもに出産時のことを聞いてみました。すると「暗くて狭いところを通ってきた。それから明るくなった。そこでおなかから出てる紐を先生が切った。(「こうやって?」と身振りを示すと)そんな遠くないよ。もっと近いところ」と語っていました。そのほかにも「おなかの中は明るくて気持ちよかった」と言っていました。

「子どもって言葉はしゃべらないけれど、本当に見て感じているのだなぁ」と実感しました。子どもはすべてを受け止めていると確信して、今後とも愛情をかけていこうと切に思いました。

長倉洋海さんの記事は、戦争・紛争といった現代の日本からは想像もつかない極限の地域でも、人間性を失わない姿を拝見することができました。Yaeさんの半農半歌手の生活からも、人間にとって何が大切なのかを考えさせられました。「人間とはどうあるべきか? どういう存在か?」そんな問いを突き付けられたように思います。

ついつい仕事やお金といった日常という足元ばかりを見てばかりですが、「道」を読むことで顔を上げて真っ直ぐに根源的な人間の存在意義を見つめることができます。『道』は本当に人生の道しるべです。

◎高校野球部より

「きょうも、いい日」を読んで
2年 マネージャー 女子


翔子さんは、ダウン症児で何をするにしても遅い、と本に書いてあった。それに対する遅いって何?何に対して遅いの?という筆者の言葉にとても共感できた。なぜなら成長する速度は、人それぞれであってそれに遅い、速いはないと私も思う。自分の速度で成長することが一番大切だと思った。
私も、学校の試験は、周りの子達との競争と思っているところがあった。でも、この文章を読んで試験は自分の力を試すものであることを知ることができた。だから、これから私は自分の速度で成長できると思う。
成長するのが遅くても翔子さんは生き生きと暮らしている。そんな翔子さんの姿を、私も見習わないといけないと思う。私だったら、自分の成長が遅かったら、あせって落ち込んで生き生きと暮らすことができないと思う。だから、翔子さんはとてもすごい人だと思う。私も、翔子さんのように自分の状況に負けない人になりたい。
この文章を通じ、筆者が伝えたいことは、優秀でなくてもいい。自分なりの生きる力を考えて、その生きる力を、人生の支えにし生きて欲しいことだと私は思っている。私が考えた生きる力は周りの人たちと話し、支え合い、励まし合うことだと思う。それから、自分が好きだとか頑張りたいと思えることを一生懸命やるということも自分の人生の支えになる生きる力だと私は思う。私が思う生きる力を武器にこれからの人生を歩もうとこの文章を読んで思った。

「命のつながり」
1年 部員 男子


「命」はすごくはかなくて、かけがえのないものだと思います。そのかけがえのない「命」は、奇跡でもあり、命を授かったということ自体が奇跡でもあると僕は思います。それに加えて、命のつながりとして大切な事は、命の大切さを学ぶようになることだと思います。その命を、大切にする気持ちを僕自身今回の本を読んでいて、絶対にこれからの人生において忘れたくないものですし、それだけでなく、これまでのおじいちゃん、おばあちゃんや、両親に対しての感謝の気持ちでいっぱいです。僕はこれから先、いろんなことがあると思います。けれど、何事にもあきらめずに常に前を向いて部活動にしても、勉強に対してもがんばっていきたいと思います。そして、少ない1日1日を無駄にせずに大切にして命のつながりなどを考えて生きていきたいと思います。

自然や命は大事だと思いました
1年 部員 男子


宇城先生と池川明先生との対談を拝読しました。私たちは、事が起きると「もっと自分に何かできたのではないか。」と思いがちです。しかし、今回の対談を読んで私たちが地球に生かされている、私という人間は無力だという謙虚さを思い出すことができました。私たちが赤ちゃんにエネルギーを与えているのではない、私たちが赤ちゃんからエネルギーをもらっている。生命、人間の本来持つエネルギーの偉大さに気づくと、ますます謙虚にならざるを得ません。まずは、私たちが「自分が」という「我欲」を捨て、地球に、生命に身を委ねていくことが大事だと思います。宇城先生の講義とつながることがたくさんありました。
また、「添い寝」をすれば「抱き癖」がつく、ということが一般論になったが大きな誤りであったとありました。現在でもコロナ禍のなか、さまざまな情報が溢れかえっています。そのなかで、何が真実かを見極めることは非常に大事です。また、それを子どもたちに伝えるわれわれ大人は、真偽を見極めるのは非常に責任の重いことです。そのような中、この季刊「道」のように真実を伝えていただける本に触れさせてもらえるのはすごくありがたいことだと思いました。
多くの方が、これまでの過ちに目を向け、進むべき道を修正しなければ大変なことになる、と警笛を鳴らしています。我々大人がこの『道』をきっかけに、自分自身を見つめ直し、進むべき道の羅針盤としなければならないと思いました。
これからも『道』を自らが読み、実践し、身近な方たちに広めていきたいと、自然と思わせていただく内容でした。ありがとうございました。

今号も様々なことを考えさせられ多くの気づきを頂きました
東京 会社員 50代 男性


「人類は古くから大宇宙に生かされていることを感じとってはいた。」

この一文は、今号の銀河浴写真家である佐々木隆さんの記事の一部です。

この言葉に象徴されるように、今号は、人間とは生かされている存在であり、自然の一部であり、神秘的なもの。ということを特に感じさせる号だったと思います。

巻頭対談でも、「赤ちゃんはまず魂をつくって、お母さんを空間と時空を超えて選ぶ。」「赤ちゃんは魂の成長のため生まれてくる。」
こういった言葉は、数えきれない数の出産という現場に立ち会った池川先生ならではの体験から発せられただけあって、非常に説得力を持って胸に迫ります。

他にも「死んでいく赤ちゃんにはお母さんを恨んでいる赤ちゃんはいない」「受精に向かう精子はお互いに協力し合う」「命を授かったということは奇跡に近い」など、人間誕生の神秘を感じずにはいられませんでした。

Yaeさんの記事でも、ご自身が自然の中で生活を営み、「先人たちは本当に素晴らしい知恵を持って里山を築き、自然と調和しながら生きてきた。」という言葉にもあるように、

イノシシがが里山の滞っている場所を掘り起こして、空気と水を循環させているとか、根っこは会話していて、「この土地根が伸ばせない」と伝達すると、根が張らずに土砂崩れが起きやすくなるけど、そこで人間が手を入れると根が張って、土地が生き返るとか、環境が良くなれば風が草刈りをしてれるなど、自然と共存しているが故のエピソードが満載で「やはり人間は自然の一部なのだ」と改めて思い知らされました。

野村さんの「地球を歩く」は圧巻でした。
素晴らしい写真と相まって、野村さんの文章がとても秀逸で

僕はその下で天柱石と一体になる
細胞が泡立ち回転する
天が涙を流し頂きに落下
それらがやがて固まり
花崗岩の岩として残った

などはもはや「詩」だと思いました。

また今回の記事では「氣」が頻繁に引用されていました。
「気」ではなく「氣」です。

野村さん主催のディープツアーに参加されたIさんが、自然の「氣」に包まれてそれを感じ取り「地球はいつも無条件の愛で私たちを生かしてくれる」と悟り、覚醒して号泣したというエピソードには感銘を受けました。
恐らくIさんは自然というか宇宙と同化し「氣」で満たされたのでしょう。

野村さんも「一度、その真実の回路ができたものは、生涯にわたって自由自在に行き来することが可能となる。」
とおっしゃっていて私もそういう体験をしてみたいと思いました。

その反面、長倉さんの記事はいろいろな意味で衝撃的でありいろいろと考えさせられました。

まず、見開きのマスードの写真には魅入られてしまいました。血生臭い戦場にありながら、遠くを見つめるようなその目は鋭いながらも奥底まで澄み切って
いました。汚れのない透明感すら感じました。

早速、長倉さんの著書「アフガニスタン・マスードが命を懸けた国」と取り寄せて読んでみたのですが、文字通り血で血を洗う戦場のむごたらしさが淡々と記述されていて背筋が寒くなる思いでした。

しかし、そんな地獄のような状況下にあって「マスードと一緒にいると戦争をやっている国にいるという気持ちにならない。穏やかで暖かい空気というか、
周りの人がゆったりとした顔をしている。」ともあったように

マスードに私利私欲がなく、イスラムの理想を体現し、「それぞれの苦悩に寄り添うことができる」稀有な人物であったことに非常に感銘を受けました。
その内面が写真に現れていると思いました。

これこそが危機にあって清濁を併せ呑む理想的なリーダーの姿だと。

「人類の近代は、恐れ、不安、心配、恐怖をエンジンとして、それに対処して乗り越えることが生きることだと頑張ってきた」とは船橋さんの言葉ですが、

このことが今、あらゆる場面において、その矛盾や限界が露呈して人類が滅びに向かって突き進んでいるとしか思えません。

原子力や遺伝子組み換え、循環性のないプラスティックなど、人類は「神の領域」に手を突っ込んでしまい、かつて神に近づこうとしてバベルの塔を建てた人間が、神の怒りに触れて、破壊されてしまったように今またその過ちを繰り返しているように思えます。

それだけに、人間は今一度原点に戻り、私たちは生かされている存在で自然の一部であることを自覚することが非常に大切だと改めて思い知らされました。

今号も様々なことを考えさせられ多くの気づきを頂きました。
ありがとうございました。

次号も楽しみにしています。

数々の実践にエネルギーを頂いております
佐賀 教員 60代 男性


毎回、エネルギーを頂きながら拝読させて頂いております。巻頭対談の「赤ちゃんが教える命のつながり」では、受精が競争でなく協力の上に成り立っていること、赤ちゃんは両親を選んで生まれてくること、子どもは100倍返しで母親に愛を与えていること、本来あるはずの調和力を後天的要因でできなくなってしまっていること、そして、武術の稽古を通しての究極が魂の創造にあるということが心に強く残りました。

娘が赤ちゃんだった頃、添い寝をし、他には何もいらないと満ち足りた幸福感に浸っていたことを思い出しました。そして、そのまま育てることができていれば、学校は愛情と活気と静寂のある、今とは別物の学びの場として存在しているのだろうと思います。私事で恐縮ですが、幼い頃(保育園の年長か小学科校低学年)、高熱で寝ていた時、体が浮いたり沈んだりする不思議な体験(幽体離脱)をしました。その時、魂と肉体は別物なのではないかと子ども心に思いました。

3年前、現在の学校に赴任し、始業式の後、女子ばかり4名の知的支援学級の教室に入った瞬間、子どもたちが自分を待っていてくれたような気がしました。管理職にもそのことを伝えましたが、今までそのような感覚になったことはありません。本来、出会いは偶然めいた必然であるのかもしれません。いつもそのことを忘れずに過ごせていればよいのですが、日々の実践は悪戦苦闘し、時折、そのことを思い出しては反省をし、修正を加えている次第です。自分の器の小ささを思い知らされます。今後は、「魂」ということを意識しながら、取り組ませて頂きたいと思います。「カメラで見つめた人間の素顔」では、マスードの澄んだ瞳に心打たれました。戦地という厳しい状況下の中で、人はこんなにも優しく、強く生きていけるということ、この方の気高さを感じました。

長倉さんのインタビュー素敵でした
宮城 医師 70代 男性


今回の季刊『道』はヒトが自然宇宙とりわけ地球上で生かされていること、自然と命の関係の奥深さを目を開かせていただき理解を深められました。先生と池川さんの対談で、命の誕生が赤ちゃんとご両親の調和の上で両親をえらんで生まれることが良く理解できました。そして心、愛、魂といった普遍的なものがあまねく宇宙に自然に存在するベースを示していただき腑に落ちました。
長倉さんのインタビューも素敵でした。どう生きるかを考え、思いきり自分の命を燃やして人々に希望や喜びを与える生き方、自分の生き方を考える一助になりました。何気ない日常を映したはじけるような笑顔の写真、こんなしあわせがあるんだと感動です。
『道』で連載してくださっている安藤さん、野村さん、佐々木さん、写真家としての各自の視点の違いはあるけれど、対象への思いがつまった写真には毎回感動しています。本当にありがとうございます。

今を大切に、己の魂と指針に問い、天に、地に、家族に、己に恥じない生き方をしたいと強く思いました
福島 公務員 50代 男性


この世界の表層「5%」しか科学の知識として与えられていない我々の生きるこの世界で、目に見えない世界を言葉にする難しさと、その世界をこの現世に身体を通じて伝えることの奇跡の尊さを痛感しました。

精子と卵子が受精し母体に着床する。生命学的にはこれで新たな生命の誕生。
生物学的な生命の誕生でさえ奇跡であるのに、その生命さえ、この世界では戦争やテロで無慈悲に奪われてしまいます。こんな世界を誰が作り上げてしまったのか?
施政者や、見たこともない影のフィクサーが作り上げたのではなく、我々一人一人が無意識に作り上げてしまったのが、この世界なのだと思います。
だからこそ、我々一人一人の認知と変化が何よりも重要なのだと思います。

「人」の誕生には、器である「生命学的な命」だけでなく、中身となる「魂」が存在すると思います。

大切な人に対する愛情
社会矛盾に対する憤り
己に与えられた責務に対する義務感

我々が生きるこの世界で、あらゆる事象に対して、己の身体から発する様々な思いは「エネルギー」なのだと思います。

このエネルギーは科学で説明ができない何物かの働き「魂」であると思います。
そして「思い」は現実の行動に繋がります。

では、その「思い」を行動として、どの方向に向けていくのか?
そのためには、正しい「指針」が必要だと思います。
だからこそ人は学ぶことが必要なのだと思います。

5%の知識の表層に拘ることなく、95%の見えない世界を謙虚に受け止め、自身の「魂」の声に耳を傾け、その声が正しいのか「指針」に問い、魂が繋がる「外の世界」への扉を開き、次元を高めていくことが必要なのだ思います。

観念では理解していても、自身の変革が進んでいるのかわかりませんが、あれこれ頭で考えず、今を大切に、己の魂と指針に問い、天に、地に、家族に、己に恥じない生き方をしたいと強く思いました。
ありがとうございました。

こうして自分を振り返り、向き合う時間、学びをいつも有難うございます
奈良 主婦 女性


本物の学び、真実を知り上辺だけでない深さを知る学び、こうした学ぶ時間を頂けること
心から有難く感謝の想いでいつも拝読しています。
このような学びがあるから、ぶれない自分でいられる、怯えずに自分を鍛える、自分に向き合うことができる。
そこに導いてくれる「道」。

巻頭対談での「赤ちゃんが教える命のつながり」。
自分がさせてもらっていた経験がなんと神秘であったのか。もうそこには戻れない分、これからの自分の命ある限り、真の学びの方向に切り替え
次世代のために時間を使っていきたいと強く思います。
幾度となく出てくる細胞のお話が、自分の普段の居付きや力、頭でしている姿に繋がります。
「不安があると細胞が実際びびって居付くのが分かります。本来細胞は自分を守ってくれるはずなのですが、怯えると守ってくれないのですね。」
これは自分だけでなく周りにもその影響を与えてしまうと思います。だから、親が、大人が不安であれば子どもたちにも映ってしまう。
親の在り方、大人の在り方が非常に重要であると改めて感じます。
「太陽があるからすべての植物は光合成をして酸素を出し成長していくという科学的知力と、お天道さまが見ているという知力、この二つの調和が我々人間にとっては大事なのだと思いますね。」
宇城先生のもと学ばせて頂いているということがまさにこの在り方であると感じます。
「細胞が安心するエネルギーを与えたらいい。まさに心のあり様ですね。ところが頭は常に警戒している。だから周りと溶け合えず孤立するわけです。それが「不安」や「怯え」になるんですね。」
真の寄り添いとは「細胞が安心するエネルギーを与える」こういうことなのかと。やはり頭が先にきての生き方は、自分の不安や怯えに繋がっているのだと。
子どもたちに頭が先にくる身体や心にしてしまってはならないと強く感じます。
心が怯えると細胞も委縮するそれが多動、言葉の暴言、身体の硬直、全て本物でない方向にいってしまう。(部分体)
子どもたちの心に安心、細胞に安心してもらうそんな寄り添いができる大人、親でありたい。

アフマッド・シャー・マスードさんの目、少年少女の目、心の想いが表れている、引き込まれるようなエネルギー、本物の目、のように感じます。
「ツケはいつか払わないといけない」のとのお言葉。今がその時なのであろう。
手遅れ、遅すぎであっても、本物へ向かい、変化し学び続け、変わっていかなければならない。

Yaeさんのお話にあった「国民皆農」の言葉。この言葉通り、日本国民が本来の大切な暮らし、自然に暮らすをしていけば元気な生き方に変わっていくのだろうと思います。

工藤清敏さん「塩の主成分は作る人の思いと自然のエネルギーの合作だと思います。思いや祈りや感謝や愛などの目に見えない力が働いて、いい塩は生まれてきます。」
 
これは日常生活の中でも子育て、人間関係を築くときにも大切なことであると思う。
何かを作る、人と接する、日常の全てにおいて目に見えない想い、愛の力は必要であるように思う。
そして身体を海にするお話から、人間の身体は地球そのもののような感覚になります。
そう思うともっと地球や宇宙、神秘が近くに感じられ、この宇宙で生かされている一人なのだなという思いになります。

「地球を歩く」を読み進めるうちに宇城先生に合宿で気を流して頂いた時に感じた感覚に似ているような思いになりました。
気が流れている身体でしか感じられない細胞の動き、それがこの「屋久島からの愛」での身体で感じられていることにとても似ている。
このような体験をさせてもらっても自分はまた「脳を閉じた」心を閉じた生活へと戻してしまう。
自分の身体で感じさせてもらったあの感覚を再び感じられるよう、本物の学びへ向かいレベルを上げていきたいという思いでおります。

「ダルクで生きる」岩井さんのお言葉は親に必要なお言葉であると感じます。そして、皆さんの親として岩井さんはいらっしゃるように感じます。
不動さんの「今回3度目の手記になる」とのお話からもこうして途切れない学び、が「道」と共にあることを改めて有難く感じました。
振り返りまた学び、でもその学びが同じところでなく一段階深い学びができるようこれからも本物の学びを続けていきたいと思います。

こうして自分を振り返り、向き合う時間、学びをいつも有難うございます。

こんなに気づきが多く、深く、何度も読める本は無いと思います
静岡 農業 40代 男性


巻頭対談の池川さんのお話では、生まれてくる命、に直接関わっているという、実践、現場に携わっている事からくる、また、真実、事実を追及されているという事からくる、感性の鋭さ、本質の見極め、のようなものを感じてしまいました。
障がいを持った子供にお父さんがプレゼントを頂戴と言ったら、動けるようになったというお話も、命、生命というもの、そして子供という存在の尊さのようなものを感じました。
お母さんで自分には愛が無い、という方がいて、実は子どもから100倍返しで愛をもらっている、というお話にも、宇城先生の子どもにエネルギーがある、というお話と繋がり、やはり現場の、第一線で感じる人は同じような感覚を感じるのだと思いました。

また子どもはしゃべれなくても、様々な事で表現しているが、それを大人たちが全然聞こうとしていない、というお言葉も、まさに今の日本社会の縮図であると感じました。また子どもは弱い、と思っている現代科学が、そのような真理を遠ざけてるという事も、このお話から感じる事ができました。

前回の東京オリンピックの際に、母子手帳に「赤ちゃんを抱っこするな。添い寝をするな」と書かれていたという事に大変驚きました。それが20年間続いた、また、体育座りもその時代、GHQの占領政策の面もあったと思いますが、これでは日本人の心的成長に明らかに影響が出るのは当然だと思いました。昨今の事件などでも高齢者の犯罪が多いように思います。人数が多いのはあると思いますが、高齢者でも、我がままだったり、欲の強い人などが沢山いるのは、このような事も一因としてあるのだと思います。

精子と卵子が受精する時も、競争ではなく、仲間が応援してくれたので、その分も生きねば。という記憶のある子もいるとの事。そのすごい命のやり取りで命が吹き込まれていく、それがエネルギーだと。やはり人間や生き物は誰か、親や、仲間の想い、を受けて、エネルギーが高まっていくのだと。そのように思いました。その第一段階が、すでに生まれる前から起こっているのだと。
今の科学では辿り着けない事実を感じておられる、池川さんのような感覚、感性、考えを持った医師が増えれば、幸せに子どもを産み育てる、母、幸せに生まれて、育てられる子が、本当に増えるのではと思いました。

長倉さんのお話では、まさに今の世界、特に日本は「ツケを払わなければならない」のお言葉通りの状況になっていると感じます。「政治家であろうが、誰であろうが、最後には自分がやってきた行為の代償をいつか払うことになる」というお言葉もありましたが、まさに安倍元総理が暗殺され、それには元統一教会を、選挙利用、容認してきた自民党政権、その元最高権力者にツケが回ってきたのだと思いました。そしてそれは我々国民に更なるツケが回ってくると思います。

アフガニスタンの指導者、マスード氏のお写真、御顔からは、やはり高貴で崇高な精神が感じ取れます。それは長倉さんも言われていますが人に寄り添う事のできる人物だったからだと。それには何度も失敗し、苦悩し、そのように人間として錬磨、鍛えられて、また自分に宿る神、巻頭対談のお話にあるように「お天道様が見てる」という事なのだと思います。自分で考えられてきたのだと思います。
マスード氏のような顔を持つ政治家は今の日本には皆無です。
長倉さんご自身も、マスード氏の眼差し、内面を写したい、気持ちに寄り添いたいと思ったからこそ、マスード氏はそれを感じ取り、受け入れてくれたのだと思います。そのような彼の内面までも写そうとしてくれる長倉さんだからこそマスード氏は何かを託したい、残してほしい、と思ったのだと思います。

戦争、難民、アマゾンの奥地、人間の生きる、様々な姿を写真で捉えられてきた長倉さんのお話は、その事実からくる重みがありました。そこから、戦争では、どうして戦わなくてはいけないか、を理解し、その問題を取り除く外交をする事が大事だとの結論に辿り着かれたのだと思いました。これもマスード氏の人に寄り添う、まさにその姿勢だと。そのような長倉さんだからこそ、日本はお金をただ海外へ配るのではなく、「良い国」になる事だというお言葉が重く感じられるのだと思いました。

「気づく、気づかせる」では子供たちが希望を持てない日本、子供の幸福度ランキングでも最下位近く、無意識で希望を持てないのは当然とあり、まさにその子供たちが無意識で感じる要素で今の日本は溢れかえっていると感じます。
先進国でも教育にかける金額が最下位、またスイスの核シェルターのお話がありますが、日本はこのような備えもなく、戦争に巻き込まれても不思議ではない法体制になってきています。これで希望を持て、不安になるな、というほうが無理だと思います。巻頭対談で、赤ちゃんがしゃべれなくても様々な事を表現している、というお話がありました、この幸福度ランキングや教育費最下位のように、目に見える形になっていても、何もしない、国のリーダー、政府の姿勢は、まさに宇城先生の言われるように「我欲をまとった信念無き、口だけリーダー」と言わざるを得ないと思います。もっと言えば、日本衰退させた要因がこのような人間達であるとハッキリと感じます。そしてその政治家の横暴を傍観してきた、我々国民の責任であると、これもハッキリと感じます。
ではどうすればいいのか。これもまさに宇城先生の言われる教育が急務であると思います。少子化や経済、日本の衰退ははもう止められませんが、それでも気づいた瞬間からやるしかないのだと思います。
それには今まで神秘的と言われてきた「気」の世界に気づく事ではと思います。
G・Kチェスタトンの言葉を引用されていますが、まさにそのような今までにない世界を、理解できなれば、現実をより正確に理解する事などできないのだと。
それは元々は今まで日本の文化や言葉にも当然のものとしてあったもので、岡潔の本の中にもあるのですが、それを戦後教育や間違った先進国としての政治、教育、また経済優先の社会の中で失われてきたのだと思います。
その人間としての潜在能力を失わせる現代の教育、学校システムの中でも、宇城先生の言われるように、一人一人が変化し、気づいていく事は可能だと思い
ます。そしてそのエネルギーを高める事が大事だと思います。
今、一番重要なのは、そのように自分のエネルギーを高める事のできる事に、自分のエネルギーを注ぐ、という事ではないかと思います。
今のままでの延長線上には衰退の一途しかありません。そうではない、今まで見えていなかった、見ようとしてこなかった事を観なければ、変化しなければそのまま衰退するだけだと思います。
そうならないように、こうして載せて下さる子供達、我々大人のように頭が閉じてしまっていない、子供達の感想を読み、触れて、その開かれている脳の感覚を感じ取り、そして今の自分とどのように感想が違うのか、自分に無い目線や感性を感じ取り、また道塾、空手実践塾、講演会の際に行われる実証などを通して、身体、頭脳、両方で感じ、変化していかなければならないのだと思います。

今号も本当に、他の記事でも、まだまだ書ききれないほどの沢山の気づき、悟りを与えてくれる内容でした。そのような小さな気づきも、頭の中で別の何かと結びつき、自分の中で何かしらの変化になって出てくような気がします。
今号も本当に素晴らしい内容でした。こんなに気づきが多く、深く、何度も読める本は無いと思います。ありがとうございました。