季刊『道』212

読者の声| 季刊『道』 212号(2022年春)  

今回も様々に感じ、気付くことが多い号でした
東京 会社員 50代 男性


今回はいつもにも増してとても重い号だと感じました。

ロシアがウクライナに侵攻するという「まさか」の事態が発生して2ケ月半経過しました。

この間、我が日本は西側諸国と歩調を合わせるようにロシアに経済制裁を課し、ウクライナ支持に前のめりとなっています。

また政府はこれを奇貨として、憲法改正や核シェアリングなど危険な方向に進んでいるとしか思えません。

ロシアは隣国であり、北方領土などの問題を抱えており、日本がその「まさか」の事態に陥る可能性も否定できません。

これから我々はどうすればいいのか?

そんな現状に於いて今回の企画は非常にタイムリーだったと思います。

巻頭の対談は数回読み返し、別途対談集や浜園氏、小野田氏、肥田氏については関連する著書なども併せて読みました。

登場する4人はいずれも壮絶な人生を歩まれた方々。
その体験から発せられる言葉の数々は非常な重みを持って心に響きます。

また今号の副題でもある「怒り、覚悟、寄り添う心」を体現され、壮絶な体験をかいくぐった上での「肚の座り方」は尋常ではないと感じさせました。

ルバング島でたった一人で30年間戦い続けた小野田氏の

「一人でなんか生きられるもんかって。」

特攻で出撃し、敵機に攻撃されるも、それまで培った努力の賜物である操縦技術と精神力で、九死に一生を得た浜園氏の

「動く船をつくって下さい。」

70歳で自分の土地家屋を売り、離婚してまでムスタンに理想郷を作った近藤氏の

「腹を立てられないような者は、どうせ能がない。」

自らも原爆に被曝し、医師として原爆被害者の惨たらしい死を数えきれないくらい見届けた肥田氏の

「この世に自分という人間はどこを探しても
一人しかいない、たった一人の大事な命なんだ。」

など、それぞれの方の、切実な思いを持って発せられたであろう言葉の数々は、平和ボケし、茹でガエルのような今の私にとって、バットで殴られるような衝撃でした。

「いったい自分は今まで何をやってきたのだろう。」と考えさせられて忸怩たる思いに駆られます。

私の世代(1960年代生)では、祖父母や父母は正に戦中戦後世代であり、子供の頃は父母や学校の先生から戦時中の悲惨な体験談を聞かされたものでした。

B29の空襲にあって逃げたこと。グラマンの機銃掃射を受けたこと。
幼な心に恐怖を感じたことを覚えています。

昔も今も戦争を煽る者たちは、自分達は常に安全圏にいて今回のウクライナでもそうですが、犠牲になるのは最前線の兵士であり一般の市民です。

戦後77年経過し、そんな体験をした方も少なくなりこのような体験談は語り繋いでいかなければならないと思いました。

ピアニスト西川悟平氏は、著書の「僕が奇跡を起こせた方法」も読んだのですが本当に努力の人だと思いました。ピアニストとしてのスタートが遅く、それを猛練習で克服し、常に前向きにチャレンジをしていく。

ジストニアという原因不明で治療法も確立されていない病気となり、指が動かなくなっても、精神的に追い込まれながらも、「動く指で弾く」という気の遠くなるような努力を重ねる。

「人事を尽くして天命を待つ」といいますが、努力を重ねるからこそ、しかも根底に「感謝の心」があるからこそ素晴らしい縁が出来、奇跡とも言える状況に巡り合っていることに感銘を受けました。

面白いなと思ったのが、「自己表現は恐れなくても楽譜には忠実に」でした。「間」や「呼吸」という表現もされており、ここに武道にも通じるものを感じました。

武道は「型」という「楽譜」が基礎であり、それを踏まえて個性を表現していくものだし、「間」や「呼吸」が重要です。

クレーマーに対して、すっぽんぽんで対応して、相手の機先を制して「一瞬の間が取れた。」など武道そのものと思いました。

また強盗の二人に対して、自分の命さえ脅かすであろう敵に対して胸筋を開いて対応し、仲良くなって自分のコンサートに招待するなど、西川氏は、もはや対立の無い5次元の世界に生きていると思わせました。

そんな西川氏であるからこそ、是非その演奏を聴いてみたいと思いました。
丁度銀座でコンサートを行っているので今度行ってみることにしました。
どんな演奏を聴かせてくれるのか今から楽しみにしています。

会場は30人くらいとのことでその時は『道』を持参しようかなと。。

「塩から社会を見てみれば」では「塩は薬である」を実際に体験しました。記事の中に白内障と網膜剥離が竹塩の塩水(ビーナスホワイト)
で回復したとあり、もしやと思って、加齢性黄斑症という目の障害を発症した母に送ってみたのです。

母も『道』を定期購読しており、早速試したようで、送付して1週間後くらいに連絡があり「焦点がぼんやりとし、色も判別できなかった目が徐々にはっきりし色もわかるようになった。」と驚きと喜びでいっぱいのようでした。

母は90歳と高齢ですが、目については半ば諦めていたようで、喜びもひとしおだったようです。また人間の自然治癒力の凄さに改めて驚かされました。

記事にもあったようにやはり医療は「金儲け」のビジネスであるようです。母が言うには、「目の治療には眼球注射と最悪手術が必要で保険が利いても高額だった。」とのこと。

ちなみにこのビーナスホワイトは,10ml6本入りで税込1,800円でした!

「地球を歩く」では、大ヒットアニメ「君の名は」のモチーフとなったことで知った「青ヶ島」がテーマでした。
私も一度行ってみたいと思っていた場所でした。

「青ヶ島」の全景写真は素晴らしく、文末の「写真は撮るものではなく、撮らせてもらうもの、僕ではなく、大自然が決めてくれるのだ。」
にあるように、こういう謙虚な心であるから素晴らしい写真が撮れるのだなと感じました。

地元の焼酎「青酎」を呑む野村氏が、いかにも旨そうな表情をしているので、酒屋に走って買いました。確かに旨かったです。

今回も様々に感じ、気付くことが多い号でした。まだまだ書き足りないことがあるのですが、長くなるのでこの辺にします。

いつも素晴らしい内容の『道』をありがとうございます!

実践を続けておられる方のエネルギーをいただきありがとうございました
奈良 40代 男性


いつも季刊『道』を発刊いただきまして誠にありがとうございます。季刊『道』のように、真実に触れることができる本があり、自分の生き方の参考書とさせていただいています。

私は兄が、統合失調症、アルコール依存症のためダルクの岩井様の連載からいろいろ学ばせていただいています。特に、今回は家族会についての記事があり、私の家族にとっても非常にタイムリーな内容でした。

私の家族も、川上春雄様が書いておられた過去と全く同じような過去です。アルコール、暴力、万引き、刑務所、摂食障害で兄が苦しむ。父、母は駄目だと頭では理解しながら、恐怖心から子どもを放すことができず、金銭や物資を与えてしまう。兄の状態は以前よりまだましにはなってきたものの、回復はせず、ズルズルとした状態で、兄を支える父、母も疲弊しています。

兄からのSOSが私、父、母にくると、それを断る、父や母に『断ろう』と伝えるのに不安や迷いが生じますが、今回のこの連載を読み、とにかく「兄を放り出す」ことに確信を覚えることができ、次の行動にうつすことができそうです。私、自身も20年苦しむ兄、父、母をよそ目に『我』を中心に、関わりをあまり持とうとしてきませんでした。しかし、宇城先生から学ぶことができ、『道』を拝読することで自分自身が謙虚になれたことで、家族に寄り添う気持ちが芽生え、また依存症に立ち向かう勇気、希望をいただくことができました。

巻頭対談の4名の方は、まさに生死が身近にあり、覚悟を持って生きてこられた方から平和ボケした我々に向けてのメッセージだと感じました。また、4名の方とも逝去されています。今に生きる私たちが、未来の子どもたちのために、4名の方からのメッセージを身体でつなげていけるようにならなければいけないと感じました。

今号も実践を続けておられる方のエネルギーをいただきありがとうございました。日常につなげていけるように一人革命に邁進致します。

表紙からものすごいエネルギーを感じました
愛知 教員 40代 男性


まず、封筒から今回のNO.212号を手にとった時、表紙からものすごいエネルギーを感じました。

この感覚、何かと同じと思いながら、4名の先生、先人と宇城先生のご対談を読んでおりました。

ある日突然、表紙の写真を見直した時、この感覚がよみがえってきたのです。

それは、名古屋の熱田神宮に参拝した際、境内にある草薙館に展示してあった「刀」をみた感覚と同じであったことが頭をかけめぐり、腑に落ちていきました。

そして、その瞬間、4名の方の壮絶な人生という鍛錬と、刀を作るうえでの鍛錬が重なってみえ、人間と刀の行きつくところは、同じではないかと考えさせられました。

また、表紙をみていると、私の体の中まで何かがさっと入ってくる感覚もあり、この方たちへは太刀打ちできない、そして、こちらの嘘が通用しない、「真実・真理」を肌で感じることができます。不思議です。

ご対談の内容は、まさに前述の通り、現代人が勉強不足であり、「動く船」、「弱者とともにあれ」などといったエネルギー(刀のエネルギー)とはかけ離れた位置で生活し、「ネパールより日本の方が心配」あることを教えて頂いております。

今、私たちにできることは、先人の気概を学び、その強い意志を受け継いでいくことにあると思います。

そして、今回の巻頭対談特別編は、将来日本が歩む姿を示して頂いていると感じております。

「日本の原点回帰」、先人にご教示頂いたことを今後に生かしてまいります。

一つ一つのお言葉が心の奥底に染み入ります
奈良 主婦 女性


全ての先人から学ぶ
全てのお年寄りを大切にする
次世代の子どもたちに口で教えるのではなくその姿を見せていったらいいのではないか。

今回の特別編。

この世を生き抜いてこられた
こうして想いを残してくださった本物とは何か
今生きる私たちが学ぶべきものを残してくださったと感じています。

このお話を聞いて分かったなんて一生あり得ないでしょう。
やってこられたから、実際やってこられた人にしか分からない。
だから真剣に学ぶ、謙虚に学ぶ。
命かけてやる。

このようなことが今はなくなってきているように思います。
だから根性も覚悟も真の寄り添いも希薄になり、心なしになってきてしまっているのではないか。

先人が生きてこられた全てから学ぶ。
そういう姿勢が謙虚な姿勢、感謝にも繋がっていくと思います。

これから先もずっとずっと次世代に繋げていくお話であると改めて感じながらお1人お1人のお言葉を感じています。

教科書、知識だけで物を言う人から教えを乞うのではなく、本物の方々のお話から学ぶのが真の真びであると強く思います。

そして、その真の学びに時間を使う方向に変わっていかなければならないと強く感じます。

ここ『道』で語って下さる方々。
ずっとずっと何十年と実践されて今がある。

やってきたという実際やり続けてきたということに勝るものはないんだと腹の底、心の奥底からでてくる1つ1つのお言葉を受けて感じます。

「それもそうだなと切って食べようとしたら、母親の親指のあとがついていた。指紋がついておったです。」

「その時、その時、最大限のものを自分から引き出さねばならん。」

「水平線は世界どこに行っても同じ。」

浜園氏の語りから、自然に身を委ねる 共に生きる 愛 覚悟 の言葉が心に出てきました。

「大胆にして細心、裏と表と合わせ刃になっているからいいんですね。」

「優しさも同じで、厳しさがあるから優しさと言える。優しさだけ言う人は、いざ行動となったら逃げますからね。」

小野田氏と宇城先生の語りから、日本には表裏一体の強さ、切り離して考えない心があるように思います。
それこそが真の強さ、深い学び、絆に繋がる日本の心ではないのかと感じます。

「今のままでは日本の農業が駄目になるぞ」

「農民に米を作れるだけ作らせて、余った米は国が買い上げて、貧しい国の子供たちにただで食わせたっていいじゃないか。」

近藤氏のお言葉から本当の国の在り方、人間の生き方の原点を思い返します。今すべきことに繋がっているのだと思います。

「私は永久に戦争しません、平和国家として生きます」

今の戦争がある状況、今、これから先の日本人としての覚悟を問われているような思いです。

「それはね、僕がその人間と死ぬまでつきあったからです。」

「そういう人間のつきあいというのは学問とかの理屈じゃない。」

「この世界(武道)ではまだ義理人情があって、自分に影響を与えてくれた人の恩義に報いるという世界がある。
しかし自分の人権を貶められた人が自分の人権というのが何よりも大切で、それを犯すものに対しては命がけで戦うんだという「人権への道」を拓いてくれた師匠や先輩の存在に気づく、自分がその人に導かれたということを自覚したら、この人たちの関係は変わっていく。より高い知的なつながりになっていく。またそれを指導したほうも、もう一段高くなる。」

実際にやり遂げられてきた、真の寄り添いを続けてこられた肥田舜太郎医師のお言葉。

想像を絶する環境だったのだろう、固唾を呑んで肥田先生のお話を目の前で聞かせてもらっている思いで読み進めました。

そしてこの学びを与えて下さっているのが導いて下さっているのが宇城先生が創って下さっている世界なのではと感じました。

「すべての人間の人格が尊重されるという社会に変えることが正しい。何人かの指導者が階級的な権力をもって人々を抑えるという支配の仕方では本物ではない。そういうことに気づいていくことが本当の改革だろうと思っている。」

「これからは自分たちで足りないものはお互いに作って分け合えばいい。そういう根性が自治体にできてくればうんと変わってくる。
一つの本質がわかれば、ほかの本質もわかるだろうと。」

一つ一つのお言葉が心の奥底に染み入ります。こういうことが真の「一人革命」になるのではと感じました。

今の現実、間違った世界、対立ではなく自分が変わり、その姿で周りを変えていく。
忍耐、根性、今までとは一段階違った忍耐、根性で「一人革命」を続けていったらよいのかと感じました。

ピアニスト西川悟平さんの自分のことより人のためにが先にきている生き方。
頭で考えず心で動く、そのような在り方が人とも空間とも調和しているということになると感じます。
そしてやり続ける、強いエネルギーがなくてはならないと思いました。

坂野 晶さんの「自治体と何かひとつ進めるのに時間がかかる。そのプロセスをいかに加速するかが大事。」とのお話から、日本のあらゆるところで見られるスピードの遅さを感じます。
この仕組みや流れを変えていく時なのだろうと感じます。

工藤清敏さんの「健康回復」のお話。人と自然、塩の繋がり、人の原点、に目を向ければおのずと大切にしていくべきもの、不必要なものが分かってくるように思います。日常生活の中で直接身体に取り入れていくものにしっかりと目を向け、疑問を持ちながら、本当に大切なものを取り入れていく力をつけていかなければならないと感じます。

『道』に出ている全ての方々は人と人を、人と自然を繋ぐ役割を実際続けていらっしゃる方々。

先人の方々が仰っていることを今までずっと実践してこられ、そして今に繋げ実際やってきている方々です。

そのお姿をこうして『道』から学び、「一人革命」に繋げる学びを頂いていることに改めて気づかせて頂きました。

日常の薄っぺらい自分、地に足がついていない自分。

先人の教えを心し繰り返し学び、今大切なものを見失わないように真剣に真っ直ぐ貫く姿勢で、先人のお言葉、思い、教えを心においていきます。

この度も本当の学びを誠に有難うございました。

心で動く人間には物語が生まれ、人間はその心ある物語に惹かれる
静岡 農業 40代 男性


今回の巻頭対談は特別編という事で、4人の方々と宇城先生の過去の対談という事でしたが、まさに「今の日本」に必要な事が全て詰まっていると感じました。
そして実践、経験に裏付けされた4名の方々のお言葉には、こちらの胸を震わせるような真実の迫力と、エネルギーがありました。今の頭で、自分の事しか考えない政治家、組織のトップとは全く違う、人をつき動かす、そのエネルギーがありました。

読み進めていくと、今の日本には無い、その一言、一言の重さ。それを感じ、まさに金言とはこの言葉のような事を言うのだと。そこには生き死にを体験、または常にそれを感じ、その状況を打開するために信念を持って、努力、勉強、実践をし、生き抜いてこられた歴戦の勇者たちの姿がそこにありました。

浜園さんは努力、工夫、でまさに最激戦区を生き延び、人間のやる気の可能性をその生き様で体現されていて、このお話を読むだけで、自分の今の努力は全く、足らない、甘い、本気、直接的な生き死にがかかっていない所からくる甘さでしなかいのだと。浜園さんのお言葉は自分の背中を押すどころか、甘い自分を蹴っ飛ばしてくれるくらいのエネルギーを頂きました。

小野田さんも、一人でなんか生き抜くことなどできない、自分に負けてはだめだというお言葉には現代の甘ったれた日本人には一番必要な言葉ではないかと。
お声を聴いたことがあるのですが、激しくも一本気な気性にもかかわらず、お声はとても穏やかで静かに聞こえ、これが本当に強い人の声なんだと。人間にとって、一番大切な事は、信念を持って、実践する事ではないかと思いました。

近藤先生の、仰られている、日本の農業の状況に、まさになってきていると感じます。自分も同じ農業をしている身ですが、日本は自然豊かで野菜も育ちやすいですが、それをあの岩山だけのムスタンで行う事の凄まじさ。そこにもやはり弱者と共にあれ、という武士の家系の恩師の言葉があり、その信念に沿って突き進んでこられた迫力。小野田さんもそうですが、子供の頃のご自身の身体が病弱であった事などが、人の気持ちに寄り添う事を学ぶ事になった部分もあるのだと思います。今の子供たちは2人に1人が何らかのアレルギーがあると言われていて、それは自然が、人の気持ちを分かる人間になってほしい、そのように育ってほしいと願って、いるのもあるのではと思います。逆に言えば、今の人間は人の気持ちが分からないからそのツケが子供たちにいってしまっているのだと思います。

肥田さんはまさにその人の気持ちに、弱者に寄り添う、の生き様で、それは人間として被爆者を扱う、人間に戻すには、命の大事さ、自分の命の尊さを気づかせる、その為に憲兵に捕まっても、自分の信念、心からくる迫力で相手が観念してしまう。そのくらい、命がけであったのだと思います。そして、戦争の愚かさ、を教えてくれているのと同時に、人間の素晴らしさ、どのような時に人間というものは感動し、魂を揺さぶられるのか、をこの4名の方と宇城先生の対談で、知る事ができます。

ウクライナ戦争が未だ続く、この状況下で、まさに今、平和ボケした我々日本人が真に、学ばなければならない事が、この巻頭の対談にはあります。
戦地の状況を情報でいくら知っても、ウクライナの状況は変わりません。戦時下の悲劇は、今回のウクライナだけでなく、米軍が行った中東でも起こっていた事です。戦争はそういうものであり、常に庶民が、最初に、そして終わるまで犠牲になります。そのように政治にさせない、そのように国民一人一人が信念を持って生きる、という事が、本当に戦争をとめる、起こさせない事に繋がるのではないかと思います。

この4名の方々はもう鬼籍に入られていて、そのお話を、お声を実際に聞く事はもうできません。だからこそ、このお話を読むことができる、自分は、その声を魂を、引き継いでいかなければならないのだと。かつて日本にはこのような人たちがいたのだと。己の信念に沿って、生き抜いて、この魂を次の世代へと繋いでいかなければと。そう強く思います。

西川さんのお話ではピアニストでありながら、指が動かないという難病にかかりながらも、その人間性、人間力で、次々と自分の夢を叶えていく姿に、本当に大切な事は、学歴でもお金でもなく、人間力なんだと。それは感謝であるとか、心で動く、という事であり、そこからくる泥棒とのエピソードなど、本当に映画になってもいいくらいの心が洗われる物語が生まれています。

気づく、気づかせるで宇城先生が物語に少し触れられていますが、心がある人には物語ができるのだと思います。今の日本はそのような物語が無さ過ぎると。それは心で動く、行動する人間がいないからだと思いました。心で動く人間にはそのような物語が生まれ、そうでない人間は何もない、のだと。どちらに人に感銘を受けるかは言うまでもなく、人間はその心ある物語に惹かれる、そのような存在であり、そのようにできている、という事なんだと。

巻頭対談の4名の方々、前島さん金澤さん、岩井さん、全てに物語があり、その物語を創る心はどのように育てるのか。その答えは巻末の「気づく、気づかせる」に全ての答えがあると思います。それが科学的にも、数々の検証を通して、理論的に、そして誰にも分かり易い言葉で語られています。

今回の212号は、毎回そう思いますが、今、この世界情勢だからこそ、日本人が読まなければならないと。そのように思います。マスコミの垂れ流す、嘘か真か分からない、偏向報道、また視点の非常に狭い見方、またはただの情報を、自分に入れるのでは、何も変わりません。真に戦争を止めるならば、その前段階、国民一人一人がもっと信念を持ち、勉強、努力し、自分の事しか考えない政治家やトップなどの入り込むスキがなくなるくらいになる事が一番大事な事なのではと思います。戦争は起こったら、庶民には止められません。止められたとするならば、やはりそこに信念を、心を持った人があった、という事だと思います。

今回の『道』も本当に保存して、後世に残さねばならないような号になったと思います。

素晴らしい内容でした。ありがとうございました。自分もこの『道』に登場された方々の信念に、少しでも近づき、戦争の悲劇のない、その人類の次元の上がった世界を目指し、精進して参ります。

戦争体験者の方々が語る戦争は、理屈の入る隙間がありません
東京 専門学校講師 50代 男性


浜園重義氏と宇城先生との対談
出撃の日に母親の指の跡がついた団子。母親の思い、自分に置き換えてみれば母親が心から喜んでもらうためにこれからの行動が浮かびました。
能力より必要なのがやる気、勘のようなものがでて直感が働く。
やる気を以てこれから一歩一歩進む勇気が出る言葉です。
平和に向かって心を取り戻る。
自分がやってみせる事で、人とも調和の大切さを感じました。

小野田寛郎氏と宇城先生との対談
細心さが有って大胆さが生まれる。厳しさが有るから優しさもある。優しさだけを言う人はいざ行動となったら逃げてしまう。
自分はこれから、細心の心と大胆な行動が必要であり、逃げない言葉、行動を実践することが出来る気がします。
帰るところが有る安堵感を自分も作り相手に感じてもらう事、人を大切に、人と肌を触れる時間を大切にしていきます。

近藤 亨氏と宇城先生との対談
ネパールでも秘境中の世界最高度の稲作に成功。
近藤氏の行動は実際に命をかけてやっていく本当に勇気が湧いてきます。
信念を曲げないで貫き通す事で自然に神が守ってくれるから心配はいらない。
信念が正しければ心配なく行動が出来る事を感じます。

「常に弱者ともにあれ。」(丹羽鼎三先生の言葉)
人、特に弱い人、貧しい人に心を向けなくてはいけないと実感します。

肥田舜太郎医師と宇城先生との対談
原爆被爆の被爆者の診察について、内部被曝の状態、患者さんが「かったるい」、保障をもらう手段、家族からも見捨てられた孤独に苦しむ人として人間に戻したい心。悲惨な状態から人を救いたい、ただただ、命が大切で生きてきた思い。

電源開発は小さなミスでも、人命、大損失につながり真剣に取り込む大切さが感じます。
科学的医学的に証明されていなくても、事実という裏づけが有れば放射能の怖さが伝わる。

「戦わずにして勝つ」「忍耐とはじっと我慢する事ではなく、希望を持って耐え忍ぶ事である」。そしてまず自分が変わる事である。困難な時、この言葉の重みが感じられ希望と勇気がわきます。

西川 悟平さんについて
先を想像し努力し、ピアノを演奏する事で先にいる子どもたちが信用してくれる。

先をイメージした努力は願った通りの結果が出る、しかしただ先をイメージしないで、ものすごく練習しても結果は出ない。感謝が自分自身を助けてくれる。熱くなる思いと共に、先の必要性か感じました。

坂野 晶さんについて
小学4年頃から絶滅危惧、環境問題を考えを持続して実行が出来る事。
視座を広げることで、いろんな角度からの物を考えが出来、実行できるエネルギーを感じました。

宇城憲治先生 連載『気づく、気づかせる』「生きている」から「生かされている」へ
生かされている命を感じ、感謝と謙虚を持ち人間力が発揮できそうです。気とエネルギーでこれから対立ではなく調和力で、今やるべきことを実践していきます。

戦争体験者の方々が語る戦争は、理屈の入る隙間がありません
千葉 医療従事者 40代 男性


ロシアによるウクライナ侵攻で、こうした危険がいまだに存在することに、日本中が騒然としたと思います。そうした中で巻頭の戦争体験者の方々の声は、今こそ耳を傾けるべきものだと思います。

ネットやSNSでは「日本も核武装を!」といった声が聞かれました。でも、「核を持てば攻められることはないのか?」「なら何発持てばいいのか?」「唯一の被爆国が核武装するマイナスの影響は?」といった問いには、なんとも空虚な回答しか得られないのが現状です。兵器や戦力など、相手が上回るものを持てばおしまいですから、その先にあるのは飽くなき軍拡です。結局、無責任な理屈はネットなどのヴァーチャルな世界では通るかもしれませんが、現実世界では無辜の市民が血を流し命を落とします。「紙上に兵を談ず」ことの危険性を思い起こすべき時ではないでしょうか。

それに比べ、戦争体験者の方々が語る戦争は、身体に刻み込まれた戦傷から、目にした戦友や市民の死の記憶からとで、理屈の入る隙間がありません。戦争の悲惨さを身体で知っている方々が発するものは、まっすぐに心へ届く言葉でした。

今、我々は動く船にならなければならない
福島 公務員 50代 男性


季刊「道」は毎号エネルギーに溢れていますが、今号はその桁が違うと強く感じました。

コロナ禍、ウクライナ戦争と、世界中が「不安」という空気に覆われている今だからこそ、実践者たちのメッセージが高い次元で我々の心に響いてくるのだと思いました。

我々庶民は、この世界を覆う雰囲気に流されて生きています。政府が右と言ったら右、マスコミが左と言ったら左。漠然とした違和感を感じながらも、周りに合わせて流されることが楽なのだと思います。庶民が声を上げることができる最大の機会である選挙でさえ、有権者の半数が投票しない有様です。過去に野党が政権を取った時の体たらくを目の当たりにしているにせよ、あまりにも無関心であり、もはや諦めているとしか思えません。この状況に胡坐をかいた政治屋や経済屋が、おもてづらはいい顔して実質的にはやりたい放題を行い、庶民を喰い物にしているのが今の日本だと思います。

だからこそ、今、我々は、浜園さんがおっしゃるように動く船にならなければならない、小野田さんのように覚悟をもって戦わなければならない、近藤さんのように信念を持って行動しなければならない、肥田さんのように人に寄り添わなければならないのだと思いました。

ダルクの岩井さんが今号でおっしゃっていたように、季刊「道」は嘘のない実践録であり、ただの物語として読むだけではいけないのだと思います。実践者の生き様を自分自身に映して己の生き様とし、生産性を高め、周囲から誰もが幸せに暮らせるより良い世界に変化させていかなければならないのだと強く感じました。

本当に素晴らしいエネルギーを頂きました。ありがとうございました。
次号も楽しみにしております。