■ 読者の声


 

武術の実践哲学 宇城空手

武術の実践哲学

宇城空手

 

宇城憲治 著

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武道の本質を余すところなく且つコンパクトに収めた良書   千葉 医療従事者 40代


今回の『宇城空手』は本当に武道の核心だけを選りすぐった内容であると感じられました。底本となった3冊はもちろん所持しておりますが、今回あらためて『宇城空手』を読むにあたり、これら3冊を脇において見比べてみました。本書の内容は、単に3冊を出版順に並べたものではなく、加筆修正があると同時に、底本3冊の中でも序盤に書き記すもの、中盤にもっていくもの、終盤で締めくくるものと、その内容によって並べ変えられているため、とても分かりやすくなっておりました。武道の本質を余すところなく且つコンパクトに収めた良書だと思いました。

また、座波先生を交えての座談録『型は美しく、技は心で』は古伝の空手がどのようなものであったのか、そして今どうなっているのかを知る貴重な記録だと改めて感じました。そして、宇城先生が座波先生と向き合う姿に、心を込めた付き合いの神髄を見て取ることができました。自分が師と仰ぐ人に、また目上の方に、どう接するべきかを学んだように思います。

今回の2冊は例えてみれば、武術空手という綺羅を織り成した、古伝空手を伝えた座波先生による歴史という縦糸と、今この現代において世界へ広がる宇城空手という横糸とも言えるものであったと思います。

読み直すたびに新たな発見がある本は良い本である   福島 男性


これは宇城先生から頂いた言葉ですが、私にとって宇城先生のご著書がまさにそれです。

今「宇城空手」を読み終えて、全ては自分自身の行動であるということを強く感じております。

社会の中で生きるということは、他者との関わり合いからは逃れらません。世の中には良い人もいれば、悪い人もいる。それは観念としては事実なのでしょうが、人の行動はそんな単純な二元論で割り切れるものではありません。だからこそ、人はより良く生きるために、宗教や哲学、法律といった様々な形のルールを作り、お互いを尊重して生命を守ろうとしてきたのだと思います。

しかし、人より金という経済成長偏重社会、インターネットの普及、更にはコロナ禍で人と人との分断が加速度を増す現代において、ルールの本質が見失われ、形骸化した外形だけがかろうじて残っているように感じます。それは先生のおっしゃる通り「心なし」の社会であり、自分さえよければ良いというアトム化がますます進む深刻な状況だと思います。

今、マスコミでは宗教や哲学に目が向き始めています。それが人の心を取り戻そうとする自己修正の流れなのか、もっと別の働きが存在しているのかはわかりません。しかし、我々には、そのような流れの結果を待っている暇はなく、今、この時に、自分自身が心を持って行動しなければならないのだと思いました。

その為には

師を持つ
師の心を知る
師の心を自らに映して行動する

そして
同じ心を共有する仲間を増やす

これが、この世界に正のエネルギーを満たし、人が幸せになる道なのだと思いました。

「事理一致」

行動が心と一致するよう、先生から頂いた貴重な体験を、ご著書の活字の中に再現して、日々の稽古にしてまいりたいと思います。

素晴らしい師に恵まれた幸運に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。