道188号

読者の声| 季刊『道』 188号(2016年春)  

東城百合子先生の圧倒的な「生きる」パワーに敬服   静岡 理学療法士 50代 男性


東城百合子先生の圧倒的な「生きる」パワーに敬服しました。誌面上からもビンビン伝わる迫力。生きて行動してきたから出るオーラだと思いました。
「病気の原因は心にある」「病気は天からいただいた愛である」
医療人として目に見える「枝」しか見ていなかったのではないかと反省しています。

お天道様に感謝をして生きていく勇気をいただけました。

今回も心の大切さを伝えて頂きありがとうございます   埼玉 49歳 男性


口永良部島の噴火の際寄付金集めを即実行、東日本大震災の際焼酎会社の会長に電話し、焼酎1本の売り上げの何パーセントかを被災者の方々に寄付するという考えを伝える行動、即行動している早さは、見習わなければいけないと思いました。
おごる平家のお話しやイカの墨のいかさまなどの笑いのお話しは、大変心が元気になりました。
猫八師匠の幼稚園児達にゴキブリの鳴き声を問われ、「簡単だぞう~、ホ~イ、ホイ!ホ~イ、ホイ!」と瞬時に答えてしまうお話しなど大変心が温まりました。
カタカムナ文字のお話しを聞き、正に言霊だと思いました。太古の人間は、音の波動の力を感じており、使いこなしていたのだと思うと凄いことだと思いました。日常において、言葉使いには、もっと注意し意識しなければいけないと気付かされました。
名古屋で野球チームを作った方の話で、「ピッチャーと自分が親友だと思うと打てる」という内容は、宇城先生の言っていることと全く同じだと思いました。気付いている人は気付いているのだと確信しました。
今回も心の大切さを伝えて頂きありがとうございます。
私も一つは、絶対笑う小話を身に付けたいと思いました。
今号もたくさんの元気を頂き、ありがとうございました。

これからも『道』を読み続けて、自分を変えていく   福島 団体職員 35歳 男性


巻頭対談では、その場の楽しい雰囲気が伝わってきて、その場にいたわけでもないのですが、宇城先生と歌之介さんの会話の応酬、テンポがとても良かったんだろうと思ってしまいました。
お話の中にも、なるほど!と手を打ちたくなるような所が多々あり、それでいて会話の妙というか、本当に品のあるというか、深さのある笑いというのはこのような事なんだろうと思いました。まさに「芸」だと思いました。
またそこから、実際に行動へと移っていかれる歌之介さんのまさに「道」としての生き方、読んでいて本当に心地よい気持ちになれました。
自閉症の方の描いた絵や折り葉の象、武蔵丸と園児の綱引きのお話など、自分は読んでいて、驚くのと同時に今の日本人が忘れた大事な感覚がそこにあると思いました。昔の人の先を観るユーモアのお話など、今の人間からはなかなか出てこない発想だと思いました。宇城先生が室町、江戸時代の人は先を予測する余裕があったのではと言われていますが、それだけ平和で、皆が心に余裕をもっていたからだと思います。またそれを理解できるだけの雰囲気もあり、だからこそ様々な文化が生まれたのだと思いました。
対談の会話一下り、一下りによくいう「オチ」とその話からくる物事や考え方の「深さ」がとても良いバランスになっていて、笑いで心がほぐれてから深さの話が入ってくるような、本当に読んでいて良い意味で「やられた!」と思ってしまいました。

東城百合子さんの「食べることは生きる事」というお言葉が大変重く、自分などは人よりは少しは食に気を付けていたつもりでしたが、その考えや姿勢が、とても甘いものだと思い知りました。また食べるという事が「命をどうみるか」というお話も、自分はそこまで真剣に考えていなかったと思いました。
考えてみればすべての生活の基礎となる「食」を疎かにして他の事が良くなる訳がありません。これを機に自分の食生活を見直してみたいと思います。

金澤さんと山元さんの連載も始まり、今の常識では測れない、子供達の秘めた可能性、それを実際に感じているこのお二方だからこそのお話がたくさん出てくるのではと本当に楽しみです。おそらくここまで子供達の秘めた可能性について語るような場は無いと思います。

阪長さんのドミニカの野球指導のお話しは本当に今の日本スポーツ界すべてに当てはまる内容だと思います。選手との信頼関係など、今のビジネスライクなスポーツ界には無いのではと思います。それは選手を育てる側、指導者の愛情がないのだという事。選手を自分の実績作りの為の存在としてしか思っていないのだという事。すべてではないにしろ無意識下にはそれがあり、そういった所が昨今のスポーツ選手の堕落、不祥事につながっているのではと思います。
阪長さんお言葉でもありましたが、常に大人が学び、変わらなければならないと強く思います。

毎回読むたびに自分の中で気付きがあります。そして読む前とは確実に、ほんの少しずつですが、変化していく自分がいます。これからも『道』を読み続けて、自分を変えていく。気づく、気づかせるにあった、世の中に適合できるよう変化=進化していける自分を築き上げていきたいと思います。

今号は、とても大きな拡がりと強い繋がりを感じた   福島 公務員 48歳 男性


今号も本当に素晴らしい内容でした。一気に読んでしまいました。
私の感想は、毎号素晴らしい内容とワンパターンになっていますが、毎号その色が違うのです。
言葉で説明できませんが、長い間『道』をお読みになっておられる方の中には私と同じ感覚をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今号は、とても大きな拡がりと強い繋がりを感じました。

三遊亭歌之介師匠と宇城先生の対談。「笑い」という、人だけが持つ感情表現にこそ、人の存在する意味があるのだと強く感じました。東日本大震災、口永良部島の噴火の際、歌之介師匠は自らが出来ることを実践し「情けは人のためにあらず」を体験されました。その歌之介師匠が紹介された『道』が発売される直前に、歌之介師匠の出身地である九州で大地震が発生しました。これはなにか繋がりがあると感じます。そんな目に見えないものがあることを、東日本大震災以降、強く感じるのです。熊本地震に対して、歌之介師匠は、既に動いていらっしゃると思います。それが実践者の行動力、エネルギーだと思うのです。

東城百合子先生のインタビュー記事は緊張感に溢れていました。巻末の編集後記でその状況を理解しましたが、活字の紙面からこれほどのプレッシャーと覚悟が伝わってくるのは初めてでした。

更には金沢泰子先生と山元加津子先生の対談、野村哲也さんの記事と、お一人お一人、誌面で紹介された実践者の皆様の感想を記したら、分厚い一冊の本になると思います。それは今の自分のレベルでの感想でしかありません。しかし、未熟な私が読んでいても実践者の方々の言葉、行動には絶対的な共通性があります。それは目に見えないものであり、科学では証明できないことであるがゆえに、現代社会では思想や哲学、宗教のジャンルに追いやられてしまいますが、その共通点こそが「真理」であるのだと感じるのです。

写真家の野村哲也さんの記事に「光の文化」と「闇の文化」のお話がありました。我々は広大な夜空に拡がる星々を見て、光と光とを線で繋ぎ星座を作り上げました。しかし、インカの人々は星々の光ではなく、その光の間(あわい)に存在する闇に別な姿を見ていました。これが、現代に生きる我々が陥っている落とし穴なのだと思います。それは、宇城先生の「気づく、気づかせる」で紹介されたプラトンの「洞窟の比喩」と同じであり、いかに我々が既成概念という枷に自身の能力が封印されているのか認識させられました。

毎号素晴らしい気づきをいただき、誠にありがとうございます。この誌面から伝わってくるメッセージを正面から受け止め、自身を高め、この世の中に対する生産性を上げてまいります。

今、この世界は大変な時期に入ってしまったと思います。その荒波の中で、生きる力を学ばせていただいております。
次号も楽しみにしております。