■ 読者の声


 

松井健二著『自己を磨き 人を育てる』

自己を磨き人を育てる

師の存在が人生を豊かにする

松井健二 著

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すべての習い事に通じるエッセンスが書かれている   東京 会社員 48歳 男性


この本の中に書かれてある「乙藤先生語録」を読み、師につくということの難しさとすばらしさを教えて頂きました。
すべての習い事に通じるエッセンスが書かれています。

心身に活力が湧き充ちてくる稀有な書   40代 男性


あえて本書の感想を一言で述べよと言われたら、
「手に取るだけで、そして読むだけで、心身に活力が湧き充ちてくる稀有な書」 と答えます。

真剣に今を生きようと強く思いました   福島 男性


この本を手に取った時、240ページという物理的な本の重さをまず感じましたが、読み始めるとその内容の深さ・重さに引き込まれ幾度も読み直しました。

強く感じたのは、真の師弟関係と伝統の大切さです。

正しい師に学び、武道・文化の伝統を守り、術技だけではなく人としての成長を追及し、その姿勢は命が尽きるまで終わることがない。
命が尽きても、その先は弟子が「師が残してくださった宿題」として受け継いでいく。
師に尽くし、生涯の武道修行を通じ己を高め、自分の弟子たる人を育てるという事が、時代の流れの中で繋がりとなり伝統、そして文化となる。

言葉で書いてしまえば簡単ですが、常に易き方に流れる人の性質や、文化・伝統が失われ、その場限りの消費型情報が氾濫する現代社会の状況を考えれば、真の武道修行と文化としての継承を実践することは非常に困難であると感じます。
しかし、これまで伝承されてきた文化を失ってしまえば、我々はもはや「日本人」ではなく、この「日本」という国も失われてしまうのだと思います。ならばこそ、気付いた者が実践しなければならいのだと強く感じました。

人が生きるために大切な事を気づかせてくれる、そして行動するエネルギーを与えてくれる。
それが真の師であり、我々はその貴重な教えを次代に伝えていかなければならないと思います。
未熟、軽輩の自分が師になれるかわかりませんが、師になるというのは教員免許を得るようなものではなく、その人の「生きざま」なのだと感じます。
自分が少しでも師に近づけるよう、そして人に伝えられる生き方ができるよう、真剣に今を生きようと強く思いました。

素晴らしい本をありがとうございました。

一言一句が身にしみ、考えさせられます   新潟 男性


読み始めたばかりですが、短い言葉ながらも乙藤先生の人間性と温かさがこもった一言一句は身にしみ、考えさせられます。人間の本質というか現代人に忘れがちな何かを思い出させてくるような気がします。自分の事ばかりでなく、他人を気遣い導く事の大変さ難しさもありますが、愛情に満ち溢れていると思いました。

杖道会のマークのページはなんとなくですが熱さというか気がこもっています。最後までしっかり読んで何かに気づきたいと思います。

師と仰ぐ人に出会える幸せ   東京 女性


乙藤先生の言葉や、松井先生とのやりとりに、涙が出ました。

人との関わり、正直であることの意味など、生きることの奥深さを示して下さり、また、読むそのたびに感じることがあって、これまで経験したことのない世界の、扉の向こうを垣間見る心地がしました。

師と仰ぐ人に出会えることは、この上もない幸せなのだと、羨ましい気持ちでもおります。

技術書であるとともに人間力醸成の栄養剤   静岡 男性


どの項目も師弟の折目正しさの中に和やかさが感じられ、読み返す度に新鮮です。技術書であるとともに人間力醸成の栄養剤として座右の書と致します。

乙藤先生が死の直前まで明晰でいらした事と、「それでよかと。それはなかと」の項、ピリッと隠し味ながら、綺麗な一本勝を収められた松井先生の筆力に感服致しました。

本当に良い本を誠に有難うございました。