季刊『道』207号

読者の声| 季刊『道』 207号(2021年冬)  

全てのお話の根底に共通性を感じました  埼玉 宅地建物取引業 50代 男性


今回の『道』ですが、美内先生、宇城先生の対談から始まり、真砂さんの記事、そして次の記事と読み進めて行くと、全てのお話の根底に共通性を感じました。それぞれ道は違っても同じ所を目指して歩んでいらっしゃると感じ、私にも宇宙の真理が少しだけ見えた様な気がしました。私の歩む道にも、そこに向かう事の出来る道にどこかで繋がっているはずです。奇しくも、現在のコロナ禍でその必要性がはっきりとしてきています。物事の価値観を見直す大きな転換期がまさに今なのかもしれません。

どうして人類から差別はなくならないのでしょうか  静岡 理学療法士 50代 男性


佐々木隆氏の美しい桟橋からの銀河の写真にひそむ、悲しい差別の歴史の対比に、とても胸が痛ましく感じました。
らい病で差別を受けてきた方々の苦しみ、悲しみ。その前は差別部落、そして現在はコロナ差別。どうして、人類から差別はなくならないのでしょうか。人の性なのでしょうか。とても考えさせられました。

巻頭対談を楽しみに読んでおります  熊本 会社員 50代 男性


いつも宇城先生と、ゲストの巻頭対談を楽しみに読んでおります。
今回は漫画家の美内すずえさんでしたが、不思議な体験をされててとても興味 深い話でした。
美内さんが夢で、未来の自分が過去の自分に送る映像の話は、個人の所有欲が一切なくみんな自分の好きなことを仕事にしていてそれがみんなの役に立っていてそれで世界は回っている。本当に大事なことは知っている。と言われてました。
そういう世界が平和でいい世界だなあと思いました。

また宇城先生が我欲という対立関係ではなく、寄り添うという調和構図にすると、人間の潜在能力が発揮されることを証明していると言われてました。
まさに世界の一人ひとりがそれに気づいたとき、そういう世界になっていくのだと思いました。

大切な気づきを学ばせていただきました  長野 主婦 50代 女性


宇城憲治先生の連載「気づく、気づかせる」を読んで、「現実を創っているのは、自覚できていない残りの95%の潜在意識にある」という言葉がとても印象に残りました。

今、義母との関わり方がわからず、寄り添えていないと自覚している心に問いかけました。私は、そもそも「寄り添う」ということがわかっていませんでした。
その場その場を装い、した方がいいと思ったことをしていただけでした。それは我欲でしかなく、やればやるほどさらに葛藤が生じて、心の距離を置くしかない状況になっていきました。

自分が嫌われないようにという欲のために、その場にある本当を見ることをしてこなかったのだと思います。「今の自分からの脱却」をしなくてはいけないという危機感を感じます。

私にとって嫌なものは嫌だと素直に認めること、自分の心に正直であることの大切さに気づきました。心の葛藤はそのシグナルであったのだと思います。

宇城先生の言葉、「何が最善か自ら観察し勉強し見極めて判断し、答えを出していく」は、この先にある私の課題だと思いました。「全体を見て、先を見る力」を持てるようになった先に「寄り添える」力が私の中にあるのかが見えてくるのだと思いました。
大切な気づきを学ばせていただきました。ありがとうございました。

追記
「どう出版メルマガ」を読んで、感想文、送付直前にいただいた美内さんとの対談の中の宇城先生の言葉にハッとしました。
今の私は、「握力で握る力」そのものだと思いました。
「それは、ガッと力で押さえるのは、相手の家に土足で入るようなもので、相手の細胞は、瞬間自分を守ろうとして「あなたはだめ!」と受け入れない。」
相手の価値観を受け入れられない時の細胞の働きは、言葉や行動からも同じことが起きていたのではないかと思いました。心の大切さを自覚いたしました。さらに学びを続けていきます。

 

真砂秀朗氏のインタビューを読み、真砂さんの「世界としての自分」の遥かな広がりを感じ、その世界の入り口を見させていただいたのだと思います。

そして、今もなおその世界の探求を続けられていることに感銘を受けました。
「マインドではなくfeeling(感じる)意識が大事」と伺い、 自分を縛っているコントロールを手放してみようと思いました。自らのみならずコントロールをしようとする深層意識には、「恐れ」があるのではないかと思いました。
コントロールシステムからシンクロシステムへの転換という大いなる気づきをいただきました。

また、「INORI/祈り」をホームページで試聴いたしました。私事ですが、丁度試聴をさせていただいたとき、心にダメージがあるときでした。心が落ち着いた心持ちになりいいなと思いました。偶然見たテレビ番組のゲストの言葉から私の中に幼少期からの「萎縮」があることに気づき、涙が止まらず頭痛が起き足元が揺れる(振動)程でした。

ふと、もしかしたら試聴を重ねる中で、真砂さんの音色に導かれたのではないかという思いが湧いてきました。
心の奥底で私を縛っていたものから解放していただいた有難さとともに、真砂さんの音色の持つ音の力を実感させていただきました。早速CDを購入させていただきました。中でも「人の誠」のメロディーはどこか懐かしく聴く度に心に浸み込んできます。

もう一度読ませていただいて、前回よりも真砂さんの世界の奥深さの凄さに触れさせていただいた思いがしました。ありがとうございました。

世界は見えない範囲の方が圧倒的に大きい  大分 団体職員 53歳 男性


美内すずえさんとの対談を読み、すぐに『アマテラス』を注文しました。本に書かれていることの半分は美内さんが体験したものとのことでしたので夢中で読みました。世界は見えない範囲の方が圧倒的に大きいのではないかと思いました。

子供の頃に木々の緑を見たとき、自分が見ている緑色と他人が見ている緑色は違うのではないかと思ったことがあります。目に見える世界は自分の意識が作り出したもので、他の人は別の世界を見ているかもしれない。2人が同じ物を見ているときは同じ物であるとお互いが無意識のうちに決めあっていると思っていました。

学校の授業は面白くなく、自然の中で過ごしていると本当の自分に戻れるような気がしていました。大人になった今はこのようなことを考える暇もなく、子供の頃の感性を失ってしまったように感じます。

美内さんのお話は、宇城先生の世界とつながっている  神奈川 パイロット 50代 男性


巻頭対談の美内さんのお話は、宇城先生の世界とつながっているような気がしました。
一般的には突拍子もない話と受け取られそうな内容ですが、自分たちの常識では計り知れない世界があることを先生から学んでいる自分達には、不思議ではあっても、そのような「体験」や「世界」が存在することを理解できるのだと思います。

芸術や宗教や音楽と医学や科学が一つになった世界が一体どのようなものかを想像することは難しいのですが、それは間違いなく進化した世界なのだと思います。
そのような世界が実現するのか、それとも遠ざけてしまうのかは、我々人類の選択にかかっているのだということが印象に残りました。

「調和」することの重要性を改めて気づかせていただいた  青森 会社員 40代 男性


巻頭対談は、漫画家の美内先生とのことでしたので、どのようなお話になるのかと思い読ませていただきました。
読み終えた後にまず思ったことは、やはり「調和」することの重要性を改めて気づかせていただいたこと。また、私もそうですが、宇城先生の「気」について、実際に体験しなければ目に見えないエネルギーや力に対しては、自分の知っている枠で話をしてしまい、停滞してしまうという危うさについても気づかせていただきました。

改めて考えるきっかけになりました  岡山 教員 41歳 男性


アーティスト・ネイティブフルート奏者 真砂秀朗さんの記事の中で、子供の育ち方は、環境と周りの大人の世界でずいぶん違ってきてしまう。それは稲も同じで、稲はそもそも沼地の植物なので、冬から田に水を入れて、そのまま耕さないほうがいいと知りました。
教師として、こうでなければならないというような考え方で、子供のありのままを受け入れているか、改めて考えるきっかけになりました。

自然と融和することの大切さが学べる素晴らしい一冊  宮城 医師 70代 男性


巻頭対談の目に見えないものを見える化し、その存在がわかるようにしてその力を示す、美内さんと先生の対談は圧巻でした。見えないものにこそ真実があると改めて勉強させていただきました。

対談以外の記事も、「こころ」の大事さを教えていただけたり、自然の摂理にのっとり自然と融和することの大切さが学べる素晴らしい一冊でした。

いつも心待ちにしている安藤誠さんのフォト、本当に素敵です。
いつも珠玉の1枚に感動させていただいてます。
ありがとうございます。

自分の世界観がまた少し変化  神奈川 経営者 50代 女性


巻頭対談で、美内氏が幼いころから体感したり見えたりして来たことは、私たちがキャッチする力を失ってしまっているだけで、真理なのだろうと思いました。
また、アーティストでありネイティブフルート奏者の真砂氏の、世界を分けないものの見方も、とても魅力的でした。
自分の世界観がまた少し変化した今回の『道』でした。ありがとうございました。

対談を読むことでしか得られない経験をさせていただきました  兵庫 会社員 40代 男性


美内先生の対談で感じたことは、自分の今の頭ではまったく思いつく、理解することはできない、自分の枠を超えた話でした。

対談を読むことでしか得られない経験をさせていただきました。ただただこういう世界、現象があるのだと自分の中に放り込むことしかできませんでした。頭で考えると理解できないので、身体で ― 文章ですが ― 想像してみて経験(?)してみました。

また、神社に行っても今までは建物にしか目に入っていなかったのですが、これからはまわりの“場所”にも気をつけてみます。
ありがとうございました。

エネルギーの大きな対談  福岡 30代 男性


■巻頭対談 目に見えないエネルギーが問う 私たちが進むべき未来
実際に不思議な経験をされた美内さんと、気のエネルギーを自在にすることができる宇城先生の対談は、違う次元の話を読んでいる感じでした。
見える人とできる人の対談であり、「どういうことだ?え?どういうことだ?」と頭で考えるとついていけなくなるほどのスピードを感じました。
実践塾生として宇城先生に学ばせて頂いていますが、お二人の対談の感性、スピードに着いていけていないと感じています。しかし、人間の根幹の部分、宇宙の真理など普通であれば『スピリチュアル』で片付けられてしまう事柄が、実際に存在しているのだと確信できるエネルギーの大きな対談を読ませて頂きました。

■見えないものをアートがあらわす
自己を自然の外として認識しなくてもいい時代が2万年も続いていた縄文時代の日本。今の日本にも少しではありますが、こういった雰囲気が残っていると思います。西洋的な自己と日本的な自己の違いや、日本人のアイデンティティーである「空の器」のお話は読んでいてとてもしっくりくるものがありました。
ご自身で田んぼを持ち、ご自身の米つくりは農業ではなく、「農」であると仰る真砂さんのお話から、農業を営む人も例外ではなく、人は社会で「業」をすることで必要以上の「農」を行い、お金を稼がなければならないという中で生きています。決してお金や農業が悪いなどという話ではなく、「業」になることで何か自己を見失ってしまいがちになってしまうのではないかと考えました。「農」という言葉から、自然と調和し、欲を出さず、足るを知り、先を見て今を生きることが大切であるというメッセージを感じました。

■やりたいことを、やる!
何も決めないキャンプに、自分が子供に戻った気持ちで参加する想像をしてみました。初めて会う子供たちとすぐに友達になり、川に入り遊び、火をおこし、竹を割り、工夫をして得意になり、自信を持って親に自慢し、全力で楽しんだのちに、帰りの車で全てを出し切った満足感で眠る。子供のころに体験することができれば、なんと素敵な時間、貴重な時間となることでしょうか。ただやることを決めないというだけではなく、子供たちが安心して活動できるように、土屋さんたち大人がしっかりと事前準備をして気を張って見守ってあげているからこそのキャンプ。子供の頃に、ああしてもらえなかった、こうしてもらえなかったと嘆きがちですが、私たち大人が子供たちに素晴らしい経験を積む場を提供してあげるという強い想いを持たなければならないと感じました。

■愛の関りと連携で、輝きを取り戻す子供たち
前島さんが数年前より気になっていたリョウタ君と繋がってゆくお話からは、やはり人生は偶然ではなく点と点がつながって線となるように、連綿と続く不思議な因果によって結ばれているのだなと感じました。前島さんの想い、そしてリョウタくんのお母様の想い、そしてリョウタくんの想い、全ての人たちの想いがみんなを繋いで引き合わせてくれるという不思議な運命を感じます。偶然や不思議なことではなく、決まっていることなのかもしれません。スピリチュアルな文章になってしまいましたが、「ああ、繋がっているのだな」と深く感じました。

■ミツバチが教えてくれること
25歳の年配のお馬さんとの出会い。ハニーさんが思い描いたことが、自然体でどんどん形になっていくというお話に、自然体で自然と繋がり、地球の中の自然の一部として溶け込む思考を持つことができれば、それが地球にとって正しいことであれば無理せず自然と実現していくようになっているのだと思いながら読ませていただきました。目に見えないことですが、根本的なところで繋がり、エネルギーが引き寄せ合い、思いを実現していってくれる。ハニーさんのように、自然との調和を実践しようとされている方は、思いを形にしていく姿を私たちに見せて行ってくれる先輩です。

■私たちは銀河のなかに生きている
ライ病患者を隔離する施設写真と、桟橋の上空に北極星を中心に回転する星々。朽ち果てた桟橋がとても印象的でした。ライ病患者の強制隔離と聞くと、「昔は無知で人を隔離し続けたなんて、ひどい時代があったものだ」と今は同じようなことが無いと言わんばかりの感想を持ってしまいますが、いまでも形を変えて無知による差別が蔓延しているということを忘れず、視野を広げなければならないと感じました。

■地球を歩く
石垣島の親子旅でのお話を、温かい気持ちに浸りながら読ませていただきました。サガリバナという花のことは初めて知りました。野村さんの連載を読ませて頂くたびに、世界にはまだ知らないこんなにも美しい場所、生き物、植物があるのかと感嘆しています。
私は、自分の愛する両親を、希望するところに連れて行ってあげられたらいいなと思いながらも、行動に移せていません。野村さんの写真と文面から、「君も行けばいいじゃないか。こんなに素敵な世界が広がっているんだよ」と語りかけてくれているように感じます。両親の行きたいところに連れて行ってあげたいと私も具体的に考えてみましたが、野村さんのご家族と一緒で、なぜか行き先は母さんが行きたいところが頭に浮かびました。やはり、息子だからでしょうか(笑)
とても元気の出る、愛に溢れたお話を読ませて頂きました。

■きょうも、いい日
自身の命のために咲く花。きれいに咲いて人を喜ばせようなどという意図はなく、ただそうあるという花。植物はただそこにあるだけで美しいですが、人は良くも悪くも感情があり、思考することができる動物であるため、ただそうあるだけというわけにはいきません。良い道へ導く師(親や先生)があってこそ、良き人間として成長して行けるのだと思います。翔子さんは良き師(泰子さん)によって、良い道を歩まれているのだなと感じました。愛の力であると感じます。

■ありのままの私たち
高校生たちとの交流の話を読んで、私が高校生の頃に支援学校の方たちと交流させていただいたことを思い出しました。当時の私はお話に出てきた涙を流した男子高校生のような心も無く、ただ何となくその場にいただけだったのでしょう。支援学校に行ったということは覚えているのに、どんな人たちと、どんな交流をしたのかを思い出すことができません。このことを思うと、当時の私はいかに心無い人間であったのかと恐ろしく感じます。16歳で純粋な心を持っているはずの時期に、支援学校の方たちとの交流よりも、もうすぐあるであろう定期試験の勉強のことが気になるという人間だったのだと思います。あの頃に戻れるならば、大切なことは試験勉強なんかじゃないと教えてあげたいです。

■今日一日を生きる
薬物は本人だけではなく、その家族も蝕んで行くという現実がある。本人の回復のためには、家族の助けが必要だが、その家族にも助けが必要となってくる。そしてその家族を助ける機関、組織を助ける大きな力が必要になってくる。それは、地方自治体や国になってくると思います。そして、その源は、一人ひとりが他を思いやる心を持ち、救いの雰囲気を作り出すことだと感じました。『言うは易し、行うは難し』であり、その心を自分が強く持つことができるのかと問いかけるとまだまだ弱いと言わざるを得ません。毎号の岩井さんのお話、そして重光さんの手記を読ませていただくことで、薬物依存問題へ私の心が広がって行きます。

■気づく、気づかせる
宇宙は無から始まったと先生が教えて下さいました。無から有になり宇宙ができた。無の中に、今私が動かしている身体も、呼吸している空気も、頭で考えていることも、感情も、遡るとすべてこの無の中にあったのだということだと気が付かせて頂きました。無から続く流れの延長線上に今の私があるという連続性を意識するに至りました。宇宙との繋がり、そして生かされているという自覚。より深く、自然体でこの事実を心に受け止めることができるよう、更に先生に学ばせて頂けるよう精進致します。

■日常の奇跡 川で哲学するキムンカムイ
熊が哲学している写真をじっと眺めました。普段は自然と人間界と区別をして全く違う世界であると感じている動物である熊から、人間に似た素振りを見せてもらうことでその熊の中に入り、その熊が何を見て、聞いて、嗅いで、何を考えているのかを想像しやすくしてもらったと感じました。本来は人間も同じ地球に生まれた自然の一部なので、たとえ熊が人間のようなそぶりをしていなくても、同じ生命であるということだけで相手を思い、相手の立場を考え、共感し、衝突せずに調和しようという自然な本能が働くはずなのではないかと思いました。しかし、私の中にもありますが、人間界と自然界は別世界であるという壁があります。壁が出来上がった状態の中で生まれ、育ってきた人間たちにとって、熊たちの立場を想像する力が乏しくなっていると思います。そんな人間界と自然界の壁を取り払うきっかけをくれる。そんな一枚だと感じました。

子供とともに参加してみたい  千葉 医療従事者 40代


子育て現役世代として、いもいも副主宰土屋敦先生の記事は大変面白かったです。

全てが原体験となる幼児期において、子供に色々と経験させておきたいと思っていましたが、私が与えようとしている体験が如何にスケールの小さいものか思い知らされました。「私の教育は過保護かな?」と考えさせられました。

とってもワイルドなこのキャンプ、人間の出発点ともいえる体験がとても詰まった貴重なものだと思います。「○○がないからできない」なんて言い訳がなく、ないなら作ればいい、失敗してもいいという姿勢は、頭脳偏重のこの現代だからこそ、子供のうちにぜひ習得させたいものだと思いました。
子供とともに参加してみたいと心底思いました。

こういうテレビでもネットでもなかなか紹介されないものを、常に提供してくれるどう出版にはとても感謝しています。これからも一隅を照らす存在として期待しています。

土屋さんは、まさに格好良い大人、プロフェッショナル 東京 不動産業 20代 男性


■美内すずえさんと宇城先生の巻頭対談
壮大な内容で大変興味深く読ませていただきました。美内さんが、ご自身の不思議な体験をもとにメッセージとして発信していらっしゃる内容と、宇城先生が体現されている「気」の世界が確実につながっていることを感じ、目には見えない世界の奥深さ、神秘性を感じてワクワクしました。
こういった、私たちの存在の基盤となるような目に見えない神秘的な領域が広がっている一方、実社会生活の中では、硬直的な時空間の概念や目に見える世界、常識の縛りにあまりにとらわれすぎており、人間が本来持っている潜在能力の発揮が十分にできていない状態であると感じました。
本来、根源的なところでは私たちの世界は1つであり、ご先祖さまや未来の子孫も含め、大きな宇宙の流れの中に溶け込むように自分という存在があるのだと思います。自分たち一人ひとりが、かけがえのない存在であるという自覚を持つとともに、「自分さえ」という欲を少なくして、主体的に未来を自ら創造してゆく存在でありたいと感じました。

■真砂秀朗さんの記事
真砂さんの記事を読んで、紙面から、自然体で生きていらっしゃる方ということが伝わってきました。バリでは赤ん坊を聖なる存在として100日間、常に誰かが交代で抱き続けている、というお話は初めて知りました。大人も子供も含めて共同体全体で子どもを育てようという温かい心は、間違いなくその子の成長にとって大きな栄養になるのだと思います。

記事の中で「コントロールシステムからシンクロシステムへ」というところが特に印象的でした。これほどまでに世界全体に大きな影響を与えているコロナウイルス拡大には必ず意味があり、世界のシステム自体が大きな転換点を迎えていることに誰もが気づき始めていると思います。

今後間違いなく急激に起こってくるさまざまな変化に対して、力任せに抗うことや盲目的に従うことは命取りになると思います。そこで生まれてくる、見えてくる真実をもとに大胆に新たなものを創り出していく、というしなやかで積極的な姿勢を持つことをメッセージとしていただいたように思います。

■土屋敦さんの記事
子どもたちの自由を最大限尊重し楽しいキャンプをつくるために、事前の下見やなるべく危険の少ない場所選び、そしてさりげなく寄り添うという適度な距離感のとりかたなど、並々ならぬ工夫と入念な準備をされている土屋さんは、まさに格好良い大人、プロフェッショナルだと感じました。直感だけに頼るのではなく論理的にも組み立てて判断を下すことが必要だというお話からも素晴らしいバランス感覚と子どもたちへの愛情の大きさを感じました。

■金澤泰子さん・翔子さんの記事
「凛」の力強く颯爽とした一文字と翔子さんのきりりとした一人散歩のお姿がとてもよくマッチしていて、とてもひきつけられました。蟻のパーティのエピソードに心がとても和みました。

■宇城先生の記事
道塾のご指導の中で見せて下さった映像で、保育園の園長先生と専門家(医者)の方の対応の差がとても印象的でした。園長先生は子どもたちへの愛情から、どうすれば子どもたちのためになるかを考え、保育士の先生の表情が見えるようにマスクからフェイスシールドへの変更を行ったり、外で遊ぶ時間を増やしたりと変化につながる観察、実践をされていました。
一方、専門家の方は「リスクを考えて判断するべき」という一見もっともらしく聞こえる言葉を言うのみで、ではこの現実の中でどうするのかという実践、実際の行動につながっておらず、ほとんど役に立っていないと感じました。
どちらが本当に子どもたちのためになっているのか、と考えると差は歴然です。愛情をもって生きるということがどういうことなのかを非常に具体的な事例を通して学ばせていただきました。
常に実践を通して、私たち塾生を人間本来のあり方にいつも導いて下さる先生の大きな愛情に応えられるよう、変化・成長していきたいと思います。

どのお話も「何か」を通して繋がって、この一冊の中で調和し全体を形成していくように感じました                千葉 自営業 40代 男性


今回も道を読ませていただき、全体を通しての繋がりというのをとても感じました。どのお話も「何か」を通して繋がっており、それがこの一冊の中で調和し全体を形成していくような事をあらためて感じさせていただきました。

美内すずえさんと宇城先生との対談は普通では接点が無いようなお2人であるのにも関わらず、読んでいてもテンポよく通じ合っていく様子が大変印象的で、エネルギーによって突き動かされるを感じました。

土屋さんのお話を読んでいて、やりたいな!と思ったと同時に自分の子供時代を思い出しました。
毎日が冒険のように遊びは尽きない、街全体が遊び場でもあり、日常でもあり、今思うと危険な事も沢山ありましたが、全て身をもって体感する中で知識では得られない様々な経験をする事が出来たなと思い出しました。

身体を使って目一杯遊ぶ、そんな事さえ中々出来ない現状、将来の思考の幅行動の幅を狭めないためにも体験実践に基づく生活の大切さを感じます。

コロナ禍という実態の掴めない病の中、恐怖や怯え蔓延する現状では答え探しではなく、どう生きていくかが大事でありその実践者の言葉しか載っていない道の存在というのは本当に希望であると思います。

こんな時だからこそ、寄り添う、愛という事が言葉だけ知識ではなく、行動実践として出てくる心ありが大切である事をあらためて実感しました。
いつもありがとうございます。

『道』は様々な奇跡、真実の奇跡を伝えてくれる本  福島 団体職員 男性


美内すずえさんと宇城先生の対談、とても深いお話ありがとうございます。
目に見えない世界から受ける力って本当に凄いこと感じました。漫画やどんなことでも目に見えない世界からの信号を受け取り、それを
伝えることの素晴らしさとエネルギーを感じました。人はそれぞれ役割を与えられ、それに向かって生きることが大切だと改めて感じます。そこで
生み出されるエネルギーが奇跡的なことを巻き起こしていく。『道』は様々な奇跡、真実の奇跡を伝えてくれる本だなと思います。
今後とも深い話を伝えてください。よろしくお願いいたします。

対談でのお二人の間に渦が巻いているかのように感じました  愛知 教員 男性


宇城先生と美内先生との対談で、お二人の間に渦が巻いているかのように感じました。そして、読み手までもが知らず知らずのうちに、その渦の中に引き込まれて、対談されている部屋の中にワープして、その場に居るような不思議な感覚がありました。

おそらく、宇城先生と美内先生、そして読み手の私の境界がなくなったのかと思います。本に書かれている文字、お写真から波長が出ているかのように、何か心がわくわくして、読んでいてすごく朗らかになりました。
ありがとうございました。

また、森島健男先生とどう出版様とのエピソードも、先生の人間性が伝わる内容でとても良かったです。
いつも素晴らしい編集をありがとうございます。

読んでいる最中から自分の中の何かが変わっていくのを感じた  愛知県 公務員 男性


対談を読みました。自分がいかに小さい枠の中で生きているか良くわかりました。難しいお話しもありましたが、以前は自分の中からも目に見えない不思議な気が湧き出ていたので、なるほどなと思いながら読むことができました。

読んでいる最中から自分の中の何かが変わっていくのを感じました。

「調和」この言葉がとても心地良かったです。最近これに近いことを考えていましたが、明らかに私に足りない部分です。
今まで通りの生き方では人間関係も剣道も対立してしまうと思います。
もっと勉強していきたいです。

この度の『道』でもたくさんの気づきを有難うございます  奈良 主婦 40代 女性


美内すずえ先生との対談、真砂秀朗さんのお話から自然の計り知れない偉大さ、目に見えないエネルギーの凄さを改めて勉強させて頂きました。自分がいかにスケールの小さな世界で、しかも自分の知っている範囲でしかもの事を考えていないか、先を見据える力もないまま過ごしているのか、気づかせて頂きました。そして、今の自分の生き方、在る姿がいかに横着、傲慢であるかということを改めて思い知らされました。自然、目に見えないエネルギーのもつ偉大さを知らないと今の自分のレベルの考え方のままでは、息詰まり、苦しみ、何の解決方法もなく、希望も感じられないと思います。そして、自分が今まで思っていた真の感謝、真の謙虚さというものは、まだまだ真に近づいていなかったんだということにも気付かせて頂きました。また一段階海を深く潜り、一段階山を高く登り、新たな場所からどのように感じられるのか、次は何を気づけるのかという希望も湧いてきます。

対談の途中に出てくる『人間は生まれながらに完成形』の内容は今までに何度も拝読してきました。
『球根に対する愛が球根を育て完成形に導く』宇城先生のこのお言葉をもう一度感じながら、やっと自分はこのように子どもたちに愛を注ぐことができるのではないかと、そして子どもたちみんなにこのような愛で導いていくことが自分はやっていけるのではないかと、今まで分からなかったことが、少し今までとは違ったように感じとれたような気がします。

このように感じられるのは、また実践、行動に移せるのは、やはり宇城先生に『できる自分もいる』ということを身体で感じさせて頂いているからです。『道』、そして宇城先生のご著書を拝読し、希望を頂き学ばせて頂いています。しかし、身体で感じなければ、自分を信じ、怯えず、実践していくことは難しい、いやできないと感じます。
なので、『道』、宇城先生のご著書と道塾との両方で学ばせて頂く。

対立は自分の考えばかりが詰まった小さな横着の世界で生きている証拠、自分がつくっているものだと感じます。
『頭・意識・力・欲』ここから自分を解放できるよう日々修行です。身体で感じさせて頂きながらも、顕在意識の部分で生きている自分がまだ出てきます。常に日々、自分との闘いです。>この度の『道』でもたくさんの気づきを有難うございます。

深くて濃い内容でした  東京 会社員 50代 男性


今号の対談は、あの美内すずえ氏だと予告で知り、事前に作品の『アマテラス』
を購入読了し、予習?をしていました。

『アマテラス』作品中、「細胞の一つ一つが活性化している」
「人間の常識ほどあてにならないものはない」
「宇宙の天体の動きも(中略)生物の生命も遺伝子も魂も(中略)切り離して考えてはいけない」

など、宇城先生が常々仰っているようなセリフが数多く見受けられました。
そして描かれている世界観からもお二人の考え方に非常に共通するものを感じていました。
だから対談も面白いものになるだろうなと非常に楽しみにしていました。

拝読すると、期待以上に深くて濃い内容でした。
しかもお二人が、波長が合っているというより、共鳴し響き合い、さらにそれが増幅しているなと唸るばかりでした。

UFOとかワープとか目に見えないエネルギーなど、一般的な常識だと荒唐無稽と思われがちですが、元々人間にはそれを感知したり、発揮する能力があるにも関わらず、その一般的な常識とか、便利さとかのせいで、逆にその能力を失っていると改めて感じさせられました。

美内氏も宇城先生との対談で「漫画にいいヒントになる」とも仰っていたので、
是非、未完の『アマテラス』の続きを書いて欲しいですね。

真砂秀朗氏のインタビュー記事でもなんだか巻頭対談に通じるものを感じました。
挿入されていた氏の水彩画の題名も『アマテラス』でしたし。

土屋敦氏の記事では、何も決まり事が無いキャンプで、子供たちが、やりたいことを好きなようにやっていくうちに、自然とお互いに寄り添い協力し合っている
姿にちょっと感動しました。子供が生き生きと変わっていく様子を、主催の井本氏が「変わったんじゃなくて、単純に本当の自分を出せているだけなんです。」
と発した言葉は非常に印象に残りました。

今号も深く重く温かい一冊でした  福島 公務員 40代 男性


「目に見えない世界」というとスピリチュアルな何かをイメージしてしまいますが、今号の『道』を読み、この世界の「理(ことわり)」であると明確に感じることができました。

この「目に見えない世界」を、美内先生は漫画という表現で、宇城先生は実証という体験で人に伝えておられます。「アマテラス」は妻が全巻持っていて、宇城先生が美内先生と対談されると聞いて読んでみましたが、「これは量子論や宇城先生の世界を描いたものじゃないか!?」と驚きました。

「目に見えない世界」に存在する力は、摩訶不思議なものではなく、この宇宙と我々の住む地球、そして今「私たち」として存在する生命が創造されてきた、とてつもなく大きな自然の営み、その膨大で奇跡のような時間が積み重なった、世界の法則(理)であるように感じます。

その世界にアクセスする周波数を持っていない我々は、その世界を直に見ることはできませんが、人がその法則から離れた時、見えない世界のエネルギーに繋がることができなくなり、この時空における存在としての劣化が始まるのではないかと感じます。今号の中でも数多く紹介されていましたが、子どもたちの寛容さ・調和力が大人になるにつれて失われ「自分さえが」という分断・孤立の意識に変化してしまう現実や、要素還元主義により物事を単純化し全体としての真理が見えなくなっている科学の行き詰まりなど、我々にも「見える事実」が数多くあります。

渦、中心、波動、様々な言葉で表現される「目に見えない力」ではありますが、現実世界におけるその力の顕現が目的ではなく、我々の認識する世界と認識できない世界がこの時空に存在しているという事実を心身で感じ取り、目に見えない世界を含めた少し高い次元の価値観を持って、自身が今この時間をより良く生きること、その生き方が周囲に伝わることが世界の変化に繋がるのかもしれないという希望を持ちました。

今号も深く重く温かい一冊でした。
次号も楽しみにしております。
ありがとうございました。

巻頭対談に語られる未来へ辿り着くための大いなるヒントとなる今号  静岡 農業 男性


真砂さんのお話では、田んぼと溶け込むような感覚、「農」の素晴らしさの部分で、自分も農業をしていることもあり、その感覚がよく分かりました。その場の生命を豊かにする事で、自分も何だか自然に認められたかのような、地球に生きていても良いと許されているかのような、気持ちになる事があります。

気づく、気づかせるで、宇城先生が科学や宗教、哲学を全て統合し、新たな未来を見据える必要がある、と仰っていますが、まさにそのように、真砂さんの、アーティストというものが、今の時代では見えないものを、見えるようにしていくもの、というお言葉が、昔で言えば、巫女や神職がそのようなものだったのではと思いました。感じる意識とテクノロジーの融合、これは真砂さんも仰っているように日本人しかできないように感じます。

シンクロシステムに入っていくと世界の意思の方向があって、そこに委ねると自分の役割も自然と決まる。という事。
そのような感性を壊してしまっている、コントロールシステムが、今の教育や、世界の現状であると思います。

それを失わないようにするにはいもいもの土屋さんやハニーさん、船橋さんのような活動が重要になってくるのだと思いました。今現在のコントロールから、外れてしまった子供達、そういう意味では、前島さんや、山元加津子さんの活動はそのような感性を持つ子供達、そのような感性を持つ子供たちを守る場所を護っている事なんだと。そのように感じました。

また金澤翔子さんはまさにその可能性を見せて下さっているのだと。本当にそのように思います。

そしてそのコントロールシステムなど、様々な弊害により、苦しむ人たちと寄り添う岩井さんの活動。それらの活動、全てに共通し、それを支えているのが人間の潜在能力最強のエネルギーである「愛情」であると思います。

巻頭対談の美内すずえさんと宇城先生の対談に語られる未来。そこへ辿り着く為の大いなるヒントとなる、今回の207号であったように思います。
真砂さんの今のマスクが、戦時中の竹やりと全く同じだというお言葉、本当にその通りだと思いました。戦時中と全く同じ過ちを繰り返す現代日本。そこから変化するためにはまずは一人ひとりの考えが変わらなければならないと。そしてそれにはまずは自分自身が変わるという事が、巻頭対談で語られる未来に近づく第一歩になるのだとそのように思いました。

今回の『道』でそれが今までよりも、より明確に自分自身の中で感じる事ができ、それは、同時に自分の中にある可能性を、希望を感じる事になりました。