【最新号】 203号 (2020冬)

テーマ 「受け継いだ命を生きる


2020年1月27日発売

 

購入する

読者の声

  巻頭対談

先哲の教えを今に活かす
生と死の伝統武術が伝えるもの

ハンガリー騎射(乗馬アーチェリー)の名手 カッシャイ・ラヨシュ
 VS UK実践塾代表 宇城憲治

  

乗馬アーチェリーはあくまでもゴールではなく、
私の人生において、なくてはならないものです。
自分の成長のため、
先祖から受け継いだものを
継承するためのものだと思っています。

ハンガリーには、集中という意味の言葉がふたつある。
ひとつは、一つのことに注意を注ぐという通常の「集中」、もうひとつは、バラバラの点を一つにするという意味の「多点を一つにする集中」だ。

ハンガリーが祖先の遊牧騎馬民族から受け継いできた伝統武術・乗馬アーチェリーは、走る馬に乗りながら、複数の、しかも動く的を射るという、まさに異なる動きを同時にこなす戦闘術。

その名手カッシャイ氏と、気を自在に使いこなし、まさに多点を一つに集中する、同時性多次元の動きを実践している宇城憲治氏との対談は、国境や時間を越え、実践者ならではの深さに向かうスケールの大きいものとなった。

  ロングインタビュー

子どもたちに健やかな未来を
現代食の実態から見える、今すぐ大人ができること

食学ミネラルアドバイザー・子どもの心と健康を守る会 代表  国光美佳

  


「子どもたちが、これだけのメッセージを
私たちに投げてきてくれているんです。
それを私は無駄にできない。
これをここで止めたらバチがあたる。
この子たちが味わった苦悩を思ったら、
私、何でもしなくてはと思ってしまうのです。」

「簡単で便利で安い」と、コンビニ食やできあいのお惣菜、インスタント食品、レトルト食品などの加工品がますます食卓にあがることが増えている。
『食べなきゃ、危険! 食卓はミネラル不足』の共著者・国光美佳さんは、そうした手軽さや見た目の良さに隠れ、現代食からは、人間にとって重要な栄養素であるミネラルが大きく抜け落ち、かつての日本には考えられないような心身の不調を引き起こす要因となっていると指摘する。

栄養士も、教師も、医者も、親も知らない実態がある。
実測データをもって、今国光さんは全国をまわりながら、ミネラルを補足する食に変えることで、大人のみならず、発達障がいと診断された子どもたちの大きな改善につながっている実践を広く伝える活動を展開している。
国光さんの熱い思いを聞いた。

見返りを求めない心で地球を救う

映画監督・俳優・声優・地球蘇生プロジェクト代表 白鳥哲

  

人は与えられると分かち合うようになっていきます。
対立が和解に、恐怖が愛に、不安が喜びに変わっていきます。
みんなが分かち合っていったほうが、どれだけ豊かでどれだけ波動が上がって
どれだけ全体にとってプラスになっていくかということなんですね。

それを経済の面でも示していきたい。教育の面、医療の面、様々な面。
それをビジョン化して行動しているのです。
そしてこのビジョンに沿って私は映像を作っているのです。

奪い合う経済から与え合う経済へ、人は与えることで豊かになる――
『祈り ~サムシンググレートとの対話~』『魂の教育』『蘇生Ⅱ』など、人間の生き方を根本的に問いかける映画をいくつも世に送り出してきた白鳥監督。
見返りを求めず、誰もが幸せに生きるビジョンで行動したら、世界は変わる。監督は映画を通し、今こそ私たち人間が意識改革を目指すべき時が来ていることを粘り強く伝え続けている。
小学生の頃からの夢だったという映画製作に向かって、文学座修業時代、俳優、声優時代、さらに脳腫瘍の発病という命の危機を経て、白鳥監督がどのように現在の「地球蘇生プロジェクト」の活動に至ったか、その軌跡を詳細に語っていただいた。

  ミニインタビュー

AROUND THE WORLD BY BICYCLE
自転車で世界一周 僕の人生の旅

ハンガリー出身 アドリアン・イレッシュ

  

 

旅の途中で体験した一つひとつの経験が、たいへんであればあるほど、
その度に感謝の気持ちが湧き起りました。
死にそうな目にあった時も、翌日、自分が生きていることに感謝しました。
だからこそ僕は今、人生は素晴らしいと思えるのです。

巻頭対談、カッシャイ氏の取材の翌日、世界をまたにかけて自転車で旅するハンガリー青年、イレッシュ・アドリアン氏(36)に話を聞く機会があった。

アドリアン氏は2015年から2019年6月まで、4年をかけて世界約40ヵ国を旅してきたのだという。

各地を移動しながら暮らしてきた遊牧民の血を彷彿とさせるアドリアン氏に、
世界をめぐった冒険について語ってもらった。

  連 載

◆写真家・ネイチャーガイド 安藤誠 連載『日常の奇跡』

「一期一会」

ネイチャーガイドとして自然と向き合う安藤氏。
目に見えないものを見、声なき声を聞くプロフェッショナルとして、私たちが見過ごしている「日常の奇跡」を、一瞬を切り取った写真とともに届けます。

◆一般社団法人ハニーファーム代表 船橋康貴 連載『ミツバチが教えてくれること』

「思いを受け取ってくれた子どもたち」

ミツバチ絶滅の危機は人類滅亡の危機
私たちが生きていくための環境維持に欠かせないミツバチの存在を伝え、守ろうと東奔西走する船橋氏。
その活動の「今」を伝える。

◆金澤泰子 連載『きょうも、いい日』

「天使・翔子を育んだ母の諦念」

ダウン症の書家として活躍し、また生活面でも独り立ちをはじめた娘、翔子さん。その成長の日々を、母金澤泰子氏が綴ります。
母娘の絆に、胸が熱くなります。

 

◆宇城憲治 連載『気づく気づかせる』

「人間本来のあり方を問う ― 『事理一致』の教育 ―」

 最先端のエレクトロニクス技術者として、さらには企業のトップとして活躍してきた宇城憲治氏は、現在徹底した文武両道の生き様と、武術を通して得た「気」によって、人間の潜在能力の開発とその指導に専念。

現在、氏は目に見えないものを目に見える形にするために、「普遍性、再現性、客観性」の実践検証をもって「目に見えないもの」の存在を解き明かす研究を先行させている。

岩井喜代仁 連載

◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』

「苦労人の施設長が守る ―― 埼玉ダルク」

薬物依存者が社会復帰を目指すリハビリ施設として、薬物依存回復の確立した方法論を持つダルク。まだまだ課題はあるものの、行政との連携も進み、認知度も高くなった。それは、全国にダルクの数が増えたことも大きく影響しているだろう。
ダルクと出合って27年、自らも薬物依存回復の道を歩みながら、一人でも多くの仲間の回復を求めて各地にダルクを開設してきた岩井喜代仁氏に、各施設の開設と現在に至る道のりを聞くとともに、施設責任者の手記を紹介する。

◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』

「中米縦断」

世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 120ヵ国以上を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。

◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』

「生き物たちとのつながり」

生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。

◆作家 山元加津子 連載『ありのままの私たち』

「古いものには命が宿る」

人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。

◆編集部コラム 『心の奥の取材ノート』

「元海軍主計大尉・俳人 金子兜太さんのこと」

交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い ――
今もありありと思い出す、取材で出会った人たちの思い出を綴ります。

購入する