商品詳細|書籍


気によって解き明かされる
心と身体の神秘

著者   宇城憲治
定価   本体2,000円+税
ISBN   978-4-904464-46-5
判型/分  A5判上製 208頁
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あなたがどの道を歩んでいても、自己実現への鍵は「調和力」にある!
技術・経営・居合道・空手道を極めた著者が、独自の理論「気」と「統一体」で解き明かす、
人の心身に刻まれた神秘とは――


なぜ 筋トレをすると身体がかえって弱くなるのか?
なぜ 武術では、体重別にする必要がないのか?
なぜ「身体で得た実体験」は「頭で得た知識」よりも鮮烈に記憶されるのか?
なぜ 身体は、「対立」すると弱く、「調和」すると強くなるのか?

本書では、インスタントやハウ・ツーでは解き明かせない人間の心身の謎が武術の究極「気」と「統一体」理論で明らかにされていきます。
そして著者は、人間の本質は「調和力」にあるといいます。
この調和力は、武術で必須とする「ゼロ化」 「無力化」 「時間の先取り」 「間のコントロール」などに必然的につながっていき、その究極こそが「気」なのです。
すべてと調和する「気」がいかに人間にとり生きるエネルギーとなるかを気の法則性を解き明かすなかで、心と身体の神秘を具体的に実証していく本書は、多くの人の生きるエネルギーとなると確信しています。

著者メッセージ

「気」のエネルギー、「気」の存在がいかに素晴らしいものであるかは、本書で実証している事例からも、その一端を感じていただけるのではないかと思いますが、その究極にあるものは、人に対して、自然に対して、あるいは自分自身に対しての「調和力」です。すなわち、対立や衝突や争いのない時空を創り出す力です。それは愛であり、思いやりであり、利他の行動であり、共存共栄であり、平和です。
まさに、その争いのない平和へのプロセスと、そこに向かう気づきと、内なる戦いを「気」は教えてくれていると言えます。(「はじめに」より)

編集者より

「大切なのは、人間は素晴らしいぞ、凄いぞ、ということを身体を通してまず知るということです。」
これまで3万人以上の潜在能力を、独自の気の指導で発掘し、人生の変革をうながしてきた著者はこう語ります。本書では、人間誰もが生まれながらに素晴らしい潜在能力をもっていること、それを開花させることができれば、一人ひとりの生き方が確実に今よりも幸せに向かうことができる――。その明快な答えが提示されています。自分の今を勇気をもって変えたい方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

目 次

第一章 気と統一体――人間力開花の本質
人間力開花と統一体
人間力と心
人間力回帰システム
統一体と部分体に見る差
子供にできて 大人にできない力
統一体に秘められた力
気の連鎖
対立の本質にある弱さ
幕末の日本人に見る人間力

第二章 気と科学 ―― 科学に先行する気
真実が先
細胞の進化
後追いする科学
統一体によって生かされる「ミラーニューロン」
脳科学によって解き明かされる「祈り」
科学に先行する心
統一体を部分体にする現在の教育
暗記中心の戦後教育の課題
目に見えないエネルギーの存在
答えのない未知の世界
学校教育の重要性と見直しの時期
一人革命の本質

第三章 気と時間 ――人間は時間と共存している
身体時間と無意識領域時間
〈検証〉
①身体動作の時間連続
②心ありが内面のスピードをつくる
③躾による自然体がつくる時間
事理一致の修行

第四章 気とゼロ化 ―― 究極の武術の世界
武術必須の無力化
武術必須の中心
中心をつくる
中心をずらす
心の発動

第五章 気と重力 ―― 重力をコントロールする気
人間力の大もとにある重力
気による重力との調和
自然界の法則こそ人間の生きる道
〈検証〉
①精神論がつくる身体の軽さ
②自然体がつくる身体の重さ
無意識時間のコントロール
未知の世界を分母とする
型で身体を鍛える

第六章 気と人間力 ―― 幕末に見る武術の極意のエネルギーを今こそ
人間が衰えると国土も痩せる
人間の善性と悪性
剣術の教えに見るぶれない生き方
先達に見る教えと学び
幕末の日本人の人間力
気の革命的指導による「一人革命」
身体は私 心は公の生き方

自分が変われば周りが変わる ―― 塾生の一人革命 ――

(発売日   2013年5月29日発売)

著者プロフィール

 ◎ 宇城憲治 (うしろけんじ)

創心館空手道 範士九段
全日本剣道連盟居合道 教士七段
宇城塾総本部道場 創心館館長

1949年宮崎県生まれ。エレクトロニクス分野の技術者としてまた経営者として、ビデオ機器や衛星携帯電話の電源開発をはじめ、多くの技術開発分野で活躍。現在は、武術の究極 「気」によって人々の潜在能力の開発に専念。UK実践塾代表。宇城道塾/空手実践塾主宰

読者の声

本の初めに書かれていた二つの言葉、未知の世界を分母に置き自分を見ること、自分自身に対しての『調和力』、これらが胸に強く残りました。心にしっくりと入りました。
(大阪 医師 50代 女性)

章と章の合間には、道塾の塾生や空手実践塾の方の感想文が掲載されており、宇城先生との出会いにより、内省し謙虚に変わっていく過程が自分自身と重なり、改めて日本人の謙虚な本質について、確信を覚えました。
(大阪 会社役員 40代 男性)

筋トレをしたところでそれは部分を鍛えているだけで、何の意味もないということを知りました。僕達人間は、本来生まれてきたときは誰もが統一体であるのに、大人になっていくにつれて部分体へとなっていくことは、とても残念なことだと思いました。僕達はロボットのように部品でできた集合体ではなく、一つの生命体であるから、人間とはとても素晴らしいものだと思いました。
(奈良 高校生 男子)

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