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186号 (2015秋)

テーマ  「命を輝かせる働きとは何か」


2015年10月22日発売

 

「命の設計図は誰が書いたのかはわかっていないんです。
真の制作者はDNAや脳ではなく、大自然の偉大な働き サムシング・グレートとしか言いようがない」(村上)

「私たちは80年生きるなかで、どう幸せに生きるかを分析ばかりしていたのでは間に合わない。人間は最初から完成されているのですから、生きている一個の人間先にありきを考えることがより重要ではないか」(宇城)

 

限りある命を守り輝かせてくれるもの。それは、科学や技術にあるのではなく、すでに私たちの遺伝子のなかにある!

その遺伝子をオンにして幸せに生きる鍵もまた、すでに私たちのなかにあるのです。

読者の声

  巻 頭 対 談

スーパーサイエンスで迫る
大自然の偉大な働き(サムシング・グレート)

筑波大学名誉教授 村上和雄 VS UK実践塾代表 宇城憲治

 

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DNAは生命の設計図ではなく身体の設計図にすぎないのです。
設計図だけでは家は立たない。道具が要る、エネルギーが要る。
命の設計図は誰が書いたのかは分かっていないんです。
真の製作者はDNAや脳ではなく大自然の偉大な働きサムシング・グレートとしか言いようがない。
だからサムシング・グレートを突き詰めていけば人は謙虚になるんです。

 

すべての生き物の遺伝子暗号を書き込んだのは誰なのか

DNA研究の世界的権威・村上和雄博士は、食や環境、医療の課題の解決につながるイネゲノムの解読の中心人物として活躍し、近年は、「思いが遺伝子の働きを変える」、すなわち、人間の心が眠っている遺伝子をオンにすることを提唱し、さまざまな実践的研究で実績をあげてきた。それは、まさに、現在「気」によって、瞬時にその人が不可だったことを可にし、人の可能性を引き出している宇城憲治氏の実践事例とつながっている。

対談は、すべての人間のDNAに書き込まれている遺伝子をどう開花させていくか。そのスイッチを入れる根源とは何か、など、これまで科学が否定してきた心や魂の世界について、実践事実をもとに鋭く切り込んでいる。

村上博士は科学者として、宇城氏は実践者として、人間の可能性を開花させるエネルギーの解明に迫る異色の対談。

  ロングインタビュー

命のタネを未来へつなぐ
 今、一人ひとりができること

野口のタネ/野口種苗研究所 野口 勲

 

  

社会を変えようと思っても叩き潰される。
それよりも自分と家族が健康に生きる道を一人ひとりが守り残していくことです。

 

『鉄腕アトム』や『ブラックジャック』『火の鳥』など大ヒット作を生んだ日本の代表的な漫画家・手塚治虫の編集者を経て、30歳で家業の種苗店を継いだ野口勲氏。
著書『タネが危ない』を出版し、今世界で、昔ながらの野菜のタネ・固定種に代わり、雄性不稔のF1種という次世代に命をつなげないタネが広まっているリスクに警鐘を鳴らす。
野口氏が語る食の現状は、文明の発展からくる人間の欲やおろかさを描いた手塚漫画そのものだ。
動物も植物も命は同じ。すべてが助け合いながら地球に生きている ―― 手塚漫画に貫かれた命のメッセージを、次世代に伝え残すために活動する野口氏に、その思いを聞いた。

一人ひとりのハートの力で世界を変える
願いはすべての人が命輝かせて生きること

ドキュメンタリー映画監督 岩崎靖子

 

  

その人の人生の中にキラキラと輝くものが
たくさん見えた時に、わっと嬉しくなる。
その感動が映像づくりになっているのです。

 

有志による自主上映会で急速に広まっている映画がある。
植物状態からの回復の軌跡を追う『僕のうしろに道はできる』
赤字経営のホテルを一転黒字に再生させた柴田秋雄氏の取り組みを追う『日本一幸せな従業員をつくる!』
いずれも「植物状態からは回復できない」という常識や、「従業員の幸せの追求が会社の業績につながることは夢物語」という思い込みを引っくり返す内容だ。
これらの映画を世に送り出したのが岩崎靖子監督。
岩崎監督の優しい眼差しで伝えられる事実に、多くの人が涙し勇気を得ている。
その感動は輪となり、人から人へと広がっている。
人の優しさや思いやりの心が世界を輝かせる――。そう信じ、誰もが与えられた命を生き切ることを願い活動する、岩崎監督に話を聞いた。

  連 載

道184号_木村秋則記事

◆木村秋則 連載『見えないものを見る目をもとう』

「土が教えてくれること」

リンゴ農家の木村秋則氏の連載。
長年にわたる探究の末に、農薬・肥料・除草剤を使わず自然の理に従う自然栽培法を確立した木村氏が、目に見えないものに目を向けることの大切さを語ってくれます。
 
 
 

185-04-1◆宇城憲治 連載『気づく気づかせる』

調和力を土台にした自己革新
 
最先端のエレクトロニクス技術者として、さらには企業のトップとして活躍してきた宇城憲治氏は、現在徹底した文武両道の生き様と、武術を通して得た「気」によって、人間の潜在能力の開発とその指導に専念。

現在、氏は目に見えないものを目に見える形にするために、「普遍性、再現性、客観性」の実践検証をもって「目に見えないもの」の存在を解き明かす研究を先行させている。

岩井喜代仁 連載

◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』

傷つけたすべての人のリストをつくり
埋め合わせをする気持ちになった

薬物依存症リハビリ施設・ダルクの回復のあり方は、入寮者、スタッフにかかわらず、同じ苦しみを知る仲間が回復に向かう姿を見せることにある。
ダルクと出合って23年、施設や家族会を牽引しながら、自らも回復の道を歩み続ける岩井氏に薬物依存回復に向かう生き方を聞くとともに、回復途上にある入寮者の手記を紹介する。

◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』

虹の抱擁 アイスランド

世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 100カ国を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。

 

 

185-07-1

◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』

原爆ドームと因島の祈り

生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。

 

 

◆NPO法人 BBフューチャー 阪長友仁 連載『世界の野球から日本の未来を見つめて』

「ゆっくり、じっくり。」

開発途上国への協力事業にたずさわり、アジア、アフリカ、中南米における野球指導や、グアテマラ共和国でのJICA企画調査員としての勤務経験のある阪長氏。日本の10分の1の人口でありながら、10倍以上のメジャーリーガーを輩出するドミニカ共和国の野球教育に、日本が学ぶべきことを伝えてくれます。

◆作家 山元加津子 連載『ありのままの私たち』

ほんとうの幸せとはなんだろう
ブータンでもらった大切なヒント

人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。

 

◆書道家 金澤泰子 連載『あふれる真心と愛』

翔子に降りくる幸運の正体

待望の娘をダウン症として授かり、絶望のなか親子二人三脚で書の道を歩んできた金澤泰子さん。
娘 翔子さんを書家へと育て上げた金澤さんが、翔子さんの純真な魂が引き起こす奇跡の数々を綴る。

 

◆伊藤忠商事理事 木暮浩明 連載『うつくし、日本』

〝坂の上の雲〟の先は?

日本を代表する総合商社の商社マンとして、イギリス、アメリカ、東欧、中近東、
通算17年間の駐在経験のある木暮氏が語る、日本人とは。真の国際人とは。

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