2022年 仙台 第2回(2022.4.29)

宇城先生のとてつもない愛を感じました

秋田 教員 53歳 男性 TI

今回の道塾で大きな体験だったのは、四つん這いになった状態で気をかけられると前に進み出すという体験で、私は前に動き出すことがありませんでした。それは孤立してしまう癖があるからだと宇城先生に指摘されました。

その検証として四つん這いで人に掴まれた状態で前に進むことは難しいのに、気をかけられると掴まれた人ごと前に進むことができました。真正面で叱られたことで、今の自分を出すしかなく、それを認めるしかないと感じ、恐れたり怯える必要はない、安心した気持ちになりました。

そして孤立してしまう私に対して手を差し伸べてくださる宇城先生のとてつもない愛を感じました。見捨てないという心を示していただいて、後から思い出してかたじけなさに涙しました。講座の受講生という立ち位置から、師と弟子の交わりの一端を感じさせていただきました。

全人格で向き合うその真剣さが弟子に伝わったときに変容する。それは教師が教室で生徒に向き合うときも同じなのだと思いました。

自分の抱える孤立しやすい性格や、心を開くという課題は、他の誰かもまた抱える課題であるならば、一人の躓きは、他の生徒の学びになる。それは一人の成長と皆の成長が促される場面なのだと思いました。

それを身をもって体験させていただいた貴重な体験でした。私の課題としていた心を開くことの端緒を与えていただきました。師の心を心で受け取り、心で返していきたいという気持ちになりました。

そしてまた、孤立しがちな私を受け入れてくださる道塾の皆様の温かく広いお心に改めて有り難さが湧いてきました。