2020年 東京中上級・B 第1回(2020.2.19)

自分の取り組みの甘さが身に染みる第1回でした

神奈川 自営業 40歳 男性 MS

「中心」とは言葉通り、心の中に中心は生じてくるものなのだと感じました。左脳主体でいくら仕組みを追求していっても永遠に絵に描いた餅。身体の検証を持ってでしか表に出て来ないのだと改めて強く印象づけられました。

長テーブルに仰向けになった先生が気でテーブルを持っている人達を動かしていく様を見ていて―

以前に春日大社の宮司さんだった人の本の中にあった図。あの世とこの世のエネルギー循環が頭に浮かび―

まさに現実に今、目の前で現されているようでした。本当に人間としての行き方が問われているのだと。地球ではあの世が審査員なのだと思わざるを得ない光景でした。

また、自分でしっかり考えるという所で、講義中に思い出されたのは、大学時代のアメフトでした。その前後の時代は全くもって対立と衝突を強化するスポーツで何の役に立ちません。今はマインドコントロールされていたのが頭では明確になり、スポーツを始め過去を認めるのではなしに否定してしまう時が近頃あったのです。

大学時は少しだけ道塾の教えに近い部分がありました。指導者がいない珍しい部であったのが幸いし、チームの意識に上がっていたのは、マネージャーに日々感謝を捧げ、彼女たちが喜ぶように全力を尽くせという上級生の教え。汚い反則やケンカをふっかけられても、決してやり返さず、相手よりいいプレーをすることで返す。戦術や戦略を自分達で調べて勉強し、スケジュールを組んでいた所がありました。

すっかり忘れていた事柄でしたが、そういう所があったから、道塾に辿り着ける道筋が過去に出来ていたのかもしれません。筋トレやスポーツをやっていた過去は遠くなっても消えませんし、なかなか左脳主体も外せません。それでも白鵬関の本に「憧れを持つことが希望に繋がる」とあったのが思い起こされ、この部分を拡大させることが、今を拡げていくことに繋がると身体で感じられました。

現実の世界では競走の世界を突破できないと共創の世界には入っていけないのだと、自分の取り組みの甘さが身に染みる第1回でした。また1年間、初心を忘れないようにコツコツ正して参ります。ご指導ありがとうございました。

お教えはいただいた。体得するのみ。

神奈川 会社員 46歳 男性 TS

今回お話された、どのようにして変わるか。正に私の問題意識の中心を教えていただき、また体験させていただき心より感謝しております。

自らを変えようと、また自らの問題を解決しようと、様々にもがき、あちこちをさまよって来た私には耳に痛いお話もありましたが、しかしそれだからこそ、ここで学んでいる意義がある。そのように感じております。

学んだ事は、咀嚼し自らの血肉化しなければなりません。そしてここは自身にかかっている点だと考えております。お教えはいただいた。体得するのみ。

身体は真理を知っている。この体験は私にとって驚きでありましたが、何と言いましょうか、不思議な安心感がありました。嘘が誤魔化しが通用しない世界がある。これは講義のなかでも触れられておりましたが、昨今の社会に感じる怒りや無力感、やるせない思いとは正反対の、静かな希望を感じるものでした。

孤立、という事に触れられておりましたが、私はあまりにも孤立しております。人と絆を結びたいのに、自ら距離を取ってしまう。この点に関しましては、どうしたら良いのか分からない、と言うのが正直な感想であります。

厳しい環境にある人間の方が、素早く変わる、という教えをしっかりと受け止め、日常に活かしていきたいと感じております。ありがとうございました。

「自ら考え、行動する」という基本的な能力が失われている危険を痛感

東京 スイミングインストラクター 27歳 男性 YT

昨日はご指導、有難うございました。
就職をしてから4年ぶりの復帰となる道塾では内容の深さ・重さを学生時代よりも痛切に感じ、自分の甘さを痛感しました。

今回復帰させていただくにあたり、先生の懐の深さに本当に救われ、感謝しかございません。
道塾への道中は緊張の余り、手先が冷たくなっているのを感じておりましたが、先生の講義が始まると嬉しい気持ちが芽生え、身体が温まっていくのを感じました。

現在は野球から離れ、スイミングクラブの指導員として2歳から中学生の子どもを指導しております。毎日多数の子どもに接し、大人の責任を痛感しております。

心ある大人でなければ、子どもを心ある大人に成長させられない。
「自ら考え、行動する」大人でなければ、その様な子どもに育たないことが分かったからです。

消費増税のツケでGDPはマイナス6.3ポイント、日本国民全員で貧困に踏み出しているような状態に陥りました。知識偏重・競争のための教育からは心が消え、政治は腐りきり、食料自給率は下がり続け、米国産牛肉の関税も下がり、食の安全も崩壊に近い状態。事態は4年前よりも何倍も酷くなっております。

こんな国にしてしまった国民の一人であることを本当に恥ずかしく思い、また子ども達に本当に申し訳なく思います。

そして失われてしまった日本人の情熱。
正しい人間に鍛えるという精神が教育から欠け、競争ばかりを行い、そして競争をやめると行動できなくなってしまった日本人。
「自ら考え、行動する」という基本的な能力が失われている危険を痛感しております。

その中で、大人が思考停止し、目立つ様な変わったことをやり始めてしまった危険。深めるという発想とは違う浅い行動が多くなるのは非常に危ないということを学びました。

1列を5人が並んで抑えていても、誰かがそっぽを向いたり、他のことを考えると極端に弱くなる。会社でも同じことが言え、まずは働くみんなを幸せにしなければ、どんどん弱く脆くなることを学びました。

「挨拶をしましょう」は挨拶ができていない証拠であり、「いじめをやめましょう」はいじめが蔓延っている証拠であり、言葉ではなく行動でしか変えられないこと、ここを大人が横着してはいけないと思いました。

まずは自分の行動を深く掘り下げていき、沢山の子どもと共に働く仲間を幸せにするという気持ちで毎日行動し続けます。
そして先生の優しさ、懐の深さはどこから来るのかを毎日、先生に問い続け、周りを幸せにできる様になります。

ご指導、本当に有難うございました。

特に今回は、宇城先生とお孫さんとのお話が印象に残りました

千葉 研究職 31歳 男性 DS

今回私は心身共に疲れ、気力が湧かないような状態で参加したのですが、道塾開始前の宇城先生とカッシャイ先生の動画を見始めた時点で、みるみるエネルギーが注入されてきました。エネルギーに溢れた人は周囲を理屈抜きで元気にしてくれる、活性化してくれるということを改めて体感しました。

講義でのお話はどれも大変勉強になるものでしたが、特に今回は、宇城先生とお孫さんとのお話が印象に残りました。お孫さんの陸上競技仲間が練習中にスマホをいじるなど不真面目だった事にお孫さんが腹を立て、宇城先生に相談されたというお話でした。その際宇城先生は、その子はお孫さんより速く走るのかと訊ねられ、お孫さんが速いとお答えになると、ではその子より速くなるしかなく、また、その子より速くなればその子の存在が消え視界に入らなくなってくる、と仰られたとの事でした。

このお話は今の私にとってとても大事で、喝を入れて頂いた気分でした。お孫さんの正義感故の怒りに比べると次元の低い話ですが、仕事に関する不安や気がかり、周囲への不満などは全て、ただ自分の力量の無さがそういった形で現れているのだと気付く事ができました。また、気付いても変わらないのは頭で考える遅さ故であり、速く早く、深く深く、身体で動いていかねばと強く思いました。

心身が疲れた状態であったからこそ、学べたものがあった様に思います。しかしやはり、毎日元気に、活き活きと精進を続けられる方がずっとよいので、また今日から明るく生きて行こうと思います。その為のエネルギーは、今回の道塾で頂きました。

今回も誠に、有難うございました。次回も何卒、宜しくお願い致します。

言葉だけでは伝わり難い深み。それを沢山示して頂きました

神奈川 会社役員 44歳 男性 YO

先生は健常者は間違った常識に洗脳された病人のようであると指摘され、その事実を次々と示されます。例えば7人が縦に連なった列を1人だけで押せるかどうか。私達はもちろん押せないのですが、先生は押せるし、先生が気を通せばそれまで押せなかった人も押せるようになる。

この違いはもちろん気が通っているか否かですが、これは世間の常識とは異なるこの世界の真理だと言う事を私達は教えていただいています。また、これを胸に日常を生きていく必要があると思っています。例えば反対意見を持つ大勢の人達の賛同をどうしても得なければならないとします。常識的にはたとえ正しい意見であってもそれに反対する人が大多数ならその意見は通らない、と考えてしまうところ。しかし、吉田松陰が言ったように「自ら顧みてなおくんば、千万人といえども我行かん」という気持ちで、たった一人でも大勢の中に立ち向かっていけるかどうか。それをする事によって大切なものを失ったり、場合によっては命さえ失うことさえも覚悟できるかどうか。

口先で説得するとか、説得力のある証拠を提示するとか、そんな次元の事を先生は示されているのではない。どこまでもまずは人間を作ること。それが何より肝要であると示されているように思います。言葉だけでは伝わり難い深み。それを沢山示して頂きました。後は私達塾生がこれをどこまで感じ取り、活かしていくことができるのか。日々精進して参りたいと思います。今回も貴重なお時間をお与えいただき、誠にありがとうございました。