2025年 東京・A 第3回(2025.5.13)

道塾を通じて先生からエネルギーやメッセージをいただけているからだと感じております

静岡 会社員 40代 男性 Y.Y 

宇城先生、今回もさまざまなお話しと実証を体験させていただき、誠にありがとうございました。

現代の日本人から人間性が失われ、エネルギーがなくなっているというお話は、自分や家族、会社、組織を守っていくうえで決して他人事ではなく、自分自身がまず変わっていかなければならないということを強く感じました。

ニュースを見れば、自分の都合の良いように話す政治家や官僚、子供が事件を起こす、さらには「誰でもいいから切りつけた」というような、本当に信じがたい出来事がこの国で実際に起きています。

勤勉さ、真面目さ、時間を守ること、挨拶をしっかりとすること──先生が仰っていたような日本人の良さが失われている現状の中で、私自身も日常の中で当たり前のことをしっかりと見つめ直し、先生からの学びを活かさなければ、子供や孫の世代を守ることはできないと身をもって感じました。

「無から有を生み出す」実証の中で特に印象に残ったのは、2人が棒を担ぎ、その棒にもう1人が前回りをするように乗るという検証でした。通常、そのような状態では担いでいる側は動くことができませんが、先生が気をかけてくださった途端、動くことができるようになりました。先生は「3人が一つになったからだ」と仰いました。その言葉がとても印象に残りました。

この現象は、日常の会社組織にも置き換えることができると思います。調和することの大切さ、まとまりをもって仕事や行動することの大切さを、実証を通じて改めて学ばせていただきました。

また別の実証では、3人が列になって並び、向き合った1人がその列を押すというものがありました。通常であれば1人では列を押すことができませんが、先生に手をゆっくり上げ、呼吸を整える動作をしていただいたあとでは、力ではなく、自然に押すことができました。いかに普段、自分が呼吸を止めて生きているか、呼吸の大切さを改めて知ることができました。

日々の生活の中で、行き詰まりを感じたり、「このままの自分でいいのか」と思うことが正直あります。しかし毎回、道塾を受講させていただく度に、前を向けたり、希望を持てたり、逆に「このままではダメだ」と思えるのは、道塾を通じて先生からエネルギーやメッセージをいただけているからだと感じております。本当に感謝しかありません。

この学びを活かし、変化と成長を遂げていく覚悟を持って、これからも精進してまいります。

「ここからまた自分を信じて行動を積み上げていくのだ」と思えた

埼玉 会社員 60代 男性 T.T 

今回の講義では、いつにも増して「できる自分」と「できない自分」の違いを、身体ではっきりと感じることができました。

できる状態での、自分のニュートラルで澄んだ感覚。そして、先生の気によってゼロ化された身体が、周囲の空気に素直に順応する状態。その中で、「日本の真の資産は勤勉誠実な人間性である」という先生のお話が、すっと身体に染み入ってきました。

先生の著書『空手と気』の中にある「目に見えないエネルギーを身体で取り込み、希望に変換していく」という一節が思い浮かびました。そして、その状態と心の持ちようによって、今この瞬間から同心円状に未来を広げていくことができるのではないか──そんな期待を、自分の中に感じることができた思いです。

私自身、これまで「お客様の未来を考えないビジネス」に染まり、さらには自社のリストラを実行する立場を担ったこともありました。自分に落胆し、忘れることのできない辛い記憶も抱えています。

しかし、道塾を通じて「ここからまた自分を信じて行動を積み上げていくのだ」と思えたことが、本当に嬉しかったです。

人間本来の高みへ、少しでも向かっていけるように──先生の心を思いながら、精進を重ねてまいります。
ありがとうございました。