2019年 東京初級(前期) 第6回 (2019.6.4)

心を行動に表して自らやってみせることの大切さを痛感   東京 樹木医 52歳 女性 KM

 昨日で、楽しく学びや気づきの多かった道塾の半年がまたひとつ終わりました。このたびもたくさんの実証を体験させて頂き、誠にありがとうございます。昨日の相手の親指と自分の手のひらが自然と一体化して力は要らず自在に動く実証は、特にとても楽しく体験させて頂きました。  昨夜は、私にとってはめったにない遅い時間に駅から歩いて帰る際、最初はこのように遅い夜道は安全でない、と感じました。ですが、こういうときこそ呼吸法、とすぐに思い浮かびましたので、歩きながらできる呼吸法を繰り返しながら、歩きました。そうすると不安を感じることなく、あっという間に帰宅できました。おかげさまで、呼吸法をすぐに思い出し、実践できるようになりつつあります。

 その他では、先生からいつも感じることのできる「器を大きく」というのも、少しでもそうなれるよう日々実践しております。庶民が幸福になる、気はお金がかからない、と昨日も先生からうかがいましたが、器を大きくすると、対立はせず、調和していれば、まず自分が気が楽で幸福に近づけることを実感しつつ、日常を過ごせるようになりつつあります。やってみると、大きな違いがありました。これもひとえに先生のおかげでございます。ありがとうございます。

 また、塾生のお話にじっと耳を傾けておられるお姿を身近に拝見できたことを幸せに感じました。言って終わりでなく、心を行動に表して自らやってみせることの大切さを痛感いたしました。そうでなければ、人がついてこない、というのも実例から大いに納得できました。
確かに、人は魅力で惹きつけられます。

 宇城先生という大きな器と多くの魅力を備えられた師に恵まれた自分の幸運を大切に活かしながら、これからも仕事では貢献し、そして幸福な日々を過ごしていきます。このような幸運と幸せを自分だけに留めておいてはもったいないので、6月と8月の講演会には、それぞれ仕事関係の別の方をお連れします。どちらの方も参加できることを心から喜んでおられます。私も楽しみにしております。
 この度の道塾も宇城先生、事務局の皆さま、そして塾生のみなさんのおかげで貴重な体験を積み重ねることができました。心より御礼申し上げます。

 

宇城先生のご指導を受ける機会に恵まれ、感謝   長野 主婦 55歳 女性 CY

 今回も宇城先生のご指導を受ける機会に恵まれ、感謝を申し上げます。
 講義の中で、時空の中には、人に「寄り添う」(調和→仲良くする→絆)プラスの方向と「自己中心」(対立→争う→戦争)のマイナス方向の二方向が存在する。今現実は、ほとんどがマイナス方向に向かってしまっている。「人類・生命体」が求めている「幸福」の源にある「気」を、宇城先生の下で学ぶ機会をいただいている有り難さとともに、少しでも高めていきたいと思いました。

 体験では、二人一組になり、気を通していただいて、動きが相手の方と一体となっているという感覚と、そうでないときの違和感を、身体で実感させていただきました。中でも向き合って両手を繋ぎ、コーヒーカップのように回転したときは、相手の方と一体となり床との間の抵抗も感じられないほど軽く感じて、結果的にすごい速度で回転をしていたように思いました。「重力」という乗り物を体感できた貴重な機会でした。

 また、6~7名の塾生のみなさんが前の方の肩に両手を置いて一列に並び、一番前の方が親指を立てた拳の上に私の掌を乗せただけで、常識では一緒に動くはずのない状況でありながら、気を通していただくと一緒に動き始め、ともに走りまわることができました。

 本来であれば、私自身の掌に力を入れなくても動き始めることができたと思いますが、動かそうとする意識が働いてしまい、掌に力を入れようとして丸くなっていくのを自覚しました。それでも、動き始めてからは、そのことへの囚われが外れて、ともに動けている感覚を楽しむことができました。人に「寄り添う」プラス方向への時空の入り口がその場所に存在していたのではないかと思いました。

 懇親会の席上で、宇城先生からある塾生の方に、厳しくも熱い言葉(言霊)を投げかけられている場に、同席させていただきました。今のご本人は、気づけていない、過去→今→未来の中に存在している「真実」の姿が宇城先生には見えていたのだと思います。「どんなことがあっても軸はブレない」とおっしゃられた言葉と覚悟を私もいただきました。

 後になり、直前に読んだ宇城先生の御著書「空手と気」の一説「調和は、強い攻撃、強い衝撃の中から生まれる。」が浮かびました。塾生を思う宇城先生のお心は、空手の場を離れても変わることはない。道塾は、懇親会の場でも続いているのだと、実感いたしました。
 懇親会を終えたとき、その塾生の方の柔らかい表情が今も印象に残っています。 宇城先生、今回もご指導をいただき、ありがとうございました。