2017年 東京初級(前期) 第5回 (2017.5.9)

今までの自分と戦いながら道を進んで行きたい   埼玉 会社員 41歳 男性 TM

 本来の正しい正座のが、実は凄いエネルギーを生む事実を知り、驚きと同時に自信が湧いてきました。(確かに腰痛がなくなりました!) 食事の時、車の運転、仕事中など姿勢を意識して続けております。続けていくと、確かに心に余裕みたいなものができ、仕事でトラブルが起きた時でも、冷静に対処できている自分がいました。
 日本の伝統文化・所作にエネルギーを生む事を改めて知ることができ、有難い事だと思いました。
 これからも今までの自分と戦いながら道を進んで行きたいと思います。以上です。ありがとうございました。

 

師の心を映し、謙虚に生きていこうと思 います   静岡 教員 43歳 男性 ST

 今まで何度も常識ではありえない現象を体験させてもらいましたが、今回はそれらとは比較にならないレベルで、本当に衝撃でした 。
 宇城先生の頬に手を触れたと思った次の瞬間、私の体は吹っ飛んでいました。先生は手も足も使っておられません。どのような動き をなさったのか、一体何がどうなったのか、全くわかりません。これが内面のスピードの差、一見止まっているように見えて高速で動 いているコマと本当にただ静止している物の差なのだと思いました。
 世間の人は口をそろえて「頬で人を吹っ飛ばすなんて、そんな現 象はありえない」と言うでしょう。しかし誰がなんと言おうと、私にはありえるのです。気の持つ可能性、武術の奥深さは計り知れな いと強く感じました。  

 世間の常識を疑うということに関しては、もう一つはっと気づかされたことがあります。薬物依存の人がたくさんいるという話をさ れた後、先生は東大についてこのように言われました。「これだけおかしな東大出の官僚や政治家がいるということは、東大という大 学はなにか欠落したところがある大学だと思ったほうがいいのではないか。それにも関わらず東大を目指す風潮がこうも強いのは、世 間の多くの人が(東大)依存症になっているということ。自信がないから東大に目がいってしまう。」  
 これこそが“洞窟の比喩”のいい例だと思います。何の疑いもなく、東大=すごいと我々は無条件に思っています。ラジオ体操もし かり、体操座りもしかりです。本当に正しいのは何か。洞窟のくびきから逃れ、自分の眼で観て心で感じられるようにならないといけ ません。ただし、いつも先生が言われているとおり、己が基準になってしまっては駄目です。師の心を映し、謙虚に生きていこうと思 います。  
 「今の人は消費しているだけでエネルギーを出していない。本来エネルギーを出せるのに、“常識”がそれはできないと決めつけて しまっている。」人間の可能性を信じ、まず自分がエネルギーを出し、周りの人間、とりわけ素直で明るい私のクラスの生徒(中学生 )に良い影響を与えられるようになります。ご指導ありがとうございました。