2017年 仙台 第4回 (2017.11.11)

正しい型、内面で入ることにより初めて技が活きる   宮城 会社員 41歳 男性 AS

 この度の講義では帯の両端を各5名程が持ち引っ張る中、伸びるはずのない『帯』が伸び縮みするという検証を行いました。
 硬くて伸びるはずもない『帯』が先生が気を入れられると、ぐぐーっと引っ張ることが出来ました。また先生が気を入れられると両端で引っ張っているのにも拘らず、ぐぐーっと中央に引き寄せられてしまいました。
 只でさえ驚いていると今度は『杖』で同じ検証を行ったではありませんか! 『杖』は物凄く硬い木でできているのに、『帯』の時と同じく伸びたり縮んだり! 更には片方が5人、もう片方が10人程の人数で引っ張ると我々が知っている常識通り10人側が勝ちました。 しかし、先生が気を入れられると忽ち、5名側があっという間に勝ってしまいました。

 この目の前で起こっている事実に、一体我々が知っている常識とは何だろう? この目の前で起こっている事実が全てで、我々はあくまで自分の知っている範囲の知識に捉われ、その小さな世界の中でしか物事を捉えていないのではないか? という事を、改めて学ばせていただきました。

 また、『杖』を2名づつ両端で持ち、その真ん中を竹刀で打っていただいた時、初めは力でバチーン!と打ち込まれました。こちらは表面に衝撃はあるものの持ち手はそのままの体勢を保てました。 しかし正しい型で打たれたところ、物凄い衝撃が延髄にきて思わず持ち手四人が倒れてしまいました。表面上は筋力を使い派手に打っている方が強いように思いがちですが、内面の変化によりこんなにも大きく変わることに驚きと感動を覚えました。

 正しい型、内面で入ることにより初めて技が活きるということを改めて学ばせていただきました。
 しかし、師をそのまま映さなくては技は活きず、師を映しているつもりが、実は無意識の内に自分の意識(知識)に置き換えて行ってしまう事も往々にしてあるという事も学ばさせていただき、改めて自分自身、素直に謙虚に日々取り組んで行かなければならないと 心に強く感じました。

 宇城先生という素晴らしい師に出会えたことに深く深く感謝しております。
 今年一年間、本当にありがとうございました! これからもご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

 

中心視野で見ること、見えることが必ずしも正しいとは限らない   宮城 69歳 医師 男性 TU

 毎回新しい進化したご指導をいただき楽しく喜びを感じています。

 今回は「見の目は弱し、観の目は強し」を実証をとうして学ばせていただきました。
 物を見るとき私達は中心視野でものを見て識別しています。最初に赤・青・黄・緑の4色を普通に見れば識別はできますが、次に先生が指を加えて注意を指に向けると途端に4色の識別が怪しくなってきてしまいました。
 
 中心視野で見ること、見えることが必ずしも正しいとは限らないことを教えていただきました。
 中心視野で物事を見るということはかなり狭い視野で見ていることがよくわかりました。
 それを先生が気をとううすことで中心視野が広くなり、指を注視していても4色が識別できたり、両手を見ながら手を後ろにずらしていくと両手が見えなくなる視野ポイントがあって、先生の気によってポイントが後退し視野が広がることを実証体験しました。

 気が通れば中心視野が広がる、見えなっかた物が見えてくる。 そうすれば、隠された真実や、物事の裏にある事実も見えてくる。それが「観の目」・・・「見の目」で見えるものの後ろに隠れた事実・真実を掴むことの重要性を教えていただきました。

 「政治、経済、社会のおかしな点、納得の行かない点、一見まともそうに見える裏には、隠された真実があって、それを見極めて、それを変えていく戦略をもって行動をする」今回の先生のメッセージだったと思います。

 医学医療の分野でも、データの捏造、論文の剽窃、利益相反に基づく学会の治療マニュアル、厚労省の政策など問題点は山ほどです。根拠のないBMIによる肥満の判定、欧米の常識に反した高脂血症の治療マニュアル、WHOに準じて高血圧の基準が引き下げられ、 どんどん高血圧患者を増やす(WHOの勧告の裏には製薬メーカーなどへの利益相反があるのは当然ですが)などおかしな誤った医療に一石を投じていきたいと思います。

 1年間、ご指導をいただき、本当にありがとうございました。
 不肖の弟子ではありますが、来年も、ご指導を仰ぐ所存です。よろしくお願いいたします。