2015年 仙台 第4回 (2015.11.23)

新しい未知の世界に踏み出せそうな気がします   福島 地方公務員 男性 47歳 HO

 平成27年も一年間貴重なご指導をいただき誠にありがとうございました。
 今、この感想文を私は仙台のホテルで書いています。先程まで仲間たちと飲んでおりました。皆、大切な仲間たちです。

 今回のご指導で最も強く感じたのはエネルギーです。水は0℃以下では氷という固体に、100℃以上では蒸気という気体になります。同じH2Oという物質がなぜこのようなドラスティックな変化をするのか? 全てはその物質が持つエネルギーだと理解しました。

そのエネルギーは外部から与えられるのか、自ら発するのか? 
物理学的には、自ら無償で発するエネルギーはありません。
あるならば、人の心のエネルギーだけだと思いました。

 宇城先生に触れると心が震えます。宇城先生に共に学ぶ仲間に包まれると暖かくなります。この心の振動、おそらくは思いを己の前面に出して生きて行かねばならないのではないかと思いました。
 真面目だけでは1℃から99℃までの間を行き来するだけ、それを越えるには真剣にならねばならないと思いました。真剣になるという実践の意味は正直わかりません。しかし、宇城先生の示してくださる人間の可能性、希望が、そこに繋がるのではないかと思いました。
 これまで、何年も宇城先生にご指導いただいているのに、自分は何をしていたのかという、そんな思いに囚われるのはもう止めにします。
 道塾で、宇城先生のお話に肚から笑っている自分の明るさ、明るい気持ちを前に出して行動してみます。それは希望なのだと思います。この気持ちは、今更ながらなのか、自分自身初めて知った事なのかわかりません。しかし、そんなことを考えても仕方ない、そう思います。

 自分自身の現在の心持ちと、それを形成している何物かを謙虚に認めるだと思います。それができれば心が生まれ変われる、素直な自分になれる。正直、言葉にしたくない恥ずかしい事ですが、己の内面をさらけ出すこと、ここから始まるのではないかと思いました。

無駄にプライドばかり高かった自分が、なにか新しい未知の世界に踏み出せそうな気がする。
こんな希望を示していただいた宇城先生に心より感謝します。
己自身、全力で出来ることしたいと思います。希望をありがとうございます。

 

自分にできる正しい行動を諦めることなく、実践していきます   北海道 教員 37歳 男性 SI

 今回の道塾では、多くの検証で身を持って体験することが出来ました。
 まずは、2人が向かい合ってお互いの両肩を両手で組み合い、それをもう1人が横から押すという検証です。私は組み合う2人の方でしたが、2人が調和すると押されても動かず、対立すると簡単に押されてしまいます。
 次に、宇城先生に気を通していただいた後に、同じことを行います。すると、調和している時よりも強い力(ここでいう“力”とは筋力のことではありません)を感じ、押されて動かないだけではなく、組んでいる手を離したり、さらには簡単に真っ直ぐに立つこともできました。押されているのに押されている気がしない、そんな状態でした。
 頭で考えた調和よりも、体そのものが変わる桁違いの強さにただただ感心するばかりでした。

 さらに、この検証には続きがあります。今度は、組み合っている2人の下に、私が正座をするというものです。先ほどと同様に、上で組んでいる2人が調和します。すると下にいる私も強くなり、後ろから押されても動くことはありません。逆に、2人組が対立すると、私は簡単に押されてしまいます。

 つまり、両親が対立している家庭では子供がおかしくなったり、国を動かすリーダーが対立していると、世の中がおかしくなることをこの検証を通して気づかされました。
 しかし、この検証はこれで終わりではありません。今度は下にいて正座している私に、宇城先生が気を通します。すると、私だけが強くなるのではなく、上で組み合っている2人も強くなりました。

 このとき先生は「私はこれをしたいんだ」とおっしゃっていたことに心から感動しました。上に立つ人間が駄目だから諦めるのではなく、下にいる私たち1人1人が変わっていくことで、世の中が変わっていく。私自身もこの1人なんだと感じました。

 「自分が変われば周りも変わる」言葉ではなく、体を通して気づかせていただいたことに、自然と感謝の気持ちがわいてきました。
 この矛盾した世の中で、自分にできる正しい行動を諦めることなく、実践していきます。 ありがとうございました。