2019年 東京中上級・B 第2回 (2019.4.10)

いかに自分が時間に流され受け身で生きているのかを思い知らされました   
                                           千葉 会社員 50歳 男性 KF

講義の最初に黒帯の伸び縮みを実測する検証をしました。準備段階でテーブルに紙が貼ってあるのを見た時には、ここに何かを書き込むのだろうなとしか思い至りませんでしたが、先生はパッと見て1秒で先が見えなければならないとおっしゃいました。

1日の計画を立てるのも1秒、年間のスケジュールを思い浮かべるのも数秒です。 冒頭からいかに自分が時間に流され受け身で生きているのかを思い知らされました。 常に先へ未来へと時間を先取りしていかなければ全て後手にまわります。 会社や家族を引っ張る立場の人間がそれをできなければどうなるかということを身に染みて考えさせられました。

気によって重くなった塾生を体重計に乗せても体重計が示す数値は変わらないという検証も行いました。先生から以前、重さと質量は違うと教えていただき、月で体重計に乗れば体重は6分の1になると伺いました。
気は地球との引力に作用しないのか、あるいは地球に対しては作用が微少で高精度の計器でないと測定はできないのかも知れません。

先日読んだ「E=MC2のからくり」という本に、原子は電荷を帯びており移動する電気は磁力を発生させるということや、物体は不安定な状態の方がポテンシャルエネルギーが高いという内容が書かれていました。
入門書として分かりやすく解説された内容でした。先生が引用される公式を理解する為にと読んだのですが「気」と繋がりそうな感じと繋がりそうで届かないもどかしさを感じました。
科学として説明されるにはまだ時間がかかりそうです。
検証データはその為にも必要な資料になるのだと思います。
気を体感した自分には魅力によって惹きつけられているという方がより近く感じます。

最後に全員で行なったくっつく検証では、先生の気によって手を合わせた人たちとの境界線が取り払われました。
境界線を取る。
私あなた、あなた私というように他人のことを自分のこととして受け入れていくことを実生活の中で実践していきたいと思います。
これかも引き続きご指導いただけますようよろしくお願いいたします。

 

一歩一歩実践   神奈川 経営者 57歳 女性 KF

4月の道塾では、やはりなんと申しましても、今まで何となくもやもやしていたことが数値として目の前に提示され、はっきりしたことです。

「数値」としての重さに変化が出ないにも関わらず、「気」で重たくなった時は、持ちあがらないほどの重さになる。 やはり、学校で習ってきたこと、「常識」とされていることに支配されてはいけない。そう強く感じました。

また、体験させていただいた手のひらを合わせる検証では、自分ではくっつかない、相手の方との手のひらの接触が、気を通していただくとぴったりとくっつき、列になった人たちも引くことが出来る。
 そして、そのエネルギーはパッと離すと勝手に暴れだし、自分達では止められなくなる…。
確実にあるエネルギーと、そのエネルギーを「変換」する力は、調和、融合にある、と教えて頂きました。

自分を閉じないこと、孤立しないこと、心を開くこと、それを考え方や所作や姿勢の形として先ずは身につけること。そして、気品、気位の「心」に向かうようにすること。 気品、気位にはまだまだ程遠いので、先ずは意地汚く「自分」を主張しないことから気をつけています。そのうえで、「愛」の心を忘れず、そこにいる人たちと、空気とに調和することを心がけるようにできればよいのですが。

毎朝サンチンをする時も、自分の考えの中に入らず、空気に溶け込むように、と思っているのですが、はっと気づくといろいろな考えにとらわれている。 これは「祈り」の姿勢をとるときも一緒で、「無心」になることの何と難しいことでしょう!

でも、近頃、その「無心」の心持ちが「今」の充実につながって行くのだと思えるようになりました。
まだまだ、なのですが、一歩一歩実践して行こうと思います。