2015年 東京中上級・A 第6回 (2015.11.18)

自分が変わらなければ周りも変わらない   神奈川 自営業 女性 62歳 MT

今年もご指導いただきありがとうございました。あっという間に一年が過ぎました。  

教育→エデユケーション(能力を引き出す)→エディット(潜在能力)
押しつけの教育は身に付かない。それが今の日本の英語、歴史… 話すことの出来ない英語教育。
教育は能力をひきださなければいけない。
親が子供にする教育。 鉛筆の持ち方、お箸の持ち方、正座、手の内…、今の日本人が出来なくなってきている事。

 向かい合ってお互いに両腕を掴んで立ち、いがみ合っている二人を横から押すと弱いが仲良くすると押してもびくともしない。その二人の下に人が座り、上でいがみ合っているときは下にすわっている人も弱く、仲良くしていると下に座った人も強くなる。 下の人の気持ちが上の二人にも影響を及ぼす。

家庭の不和が子供にも影響する。会社の中でギクシャクしていると、仕事も上手くいかないのは明らかである。

上級クラスに参加させて頂いて大分経ちますが、宇城先生が話される深さを常に考えています。
自分が変わらなければ周りも変わらない。

武道の真髄は戦うのではなく、相手を尊重し和をもって高め合う。 相手を受け入れる懐の深さを教えて頂きました。 宇城先生の身体に皆で触れると逆らうことの出来ないエネルギーが伝わってきます。
大地と繋がる重力のエネルギー。
人間の養分は地球の重力エネルギー。
三戦をやることで身体が変わる。

これからも人間の使われていない98%の能力が開花する様に学んで行きたいと思っています。
これからもご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

 

暖かい気を感じ、ただただ感謝と反省の涙でした   埼玉 団体職員 男性 59歳 IS

 肚の底から沸き立つように柔らかなものを感じたのは初めてのことでした。2人で向かい合わせで組んで横から押された時にどうなるかを検証していただいた時に感じたことでした。

 対立の気持ちで組むと弱くなっていて簡単に倒され、心からの笑顔でハグをするつもりなら強くなっていましたが、その時にそう感じました。

 職場でも些細なことで対立の雰囲気になることもままありまして、そのような時には自分の身体が弱くなっており、周りにも悪い雰囲気をまき散らしていたことを改めて自覚いたしました。

 翌日、出社してから事務所の庭の雑草取りを半日やりました。太陽の光を背中に浴びながら1人で雑草をとっていたら、前夜と同じようにふつふつと沸上がるような感覚が甦ってきました。その時に、もしかして女性が生命を宿したならば、こういった感覚になるのかなと感じました。

 私には33になる息子がおりますが、その子が頑なな性格なのは私のせいで胎教が悪かったからだと今でも時々家内から言われます。
 33年前のその子の出産のときに、あろうことか私は前の職場の上司と仕事の付き合いとばかりに自分が好きだった麻雀で徹夜をしておりました。 家内にとっては、さぞ不安で寂しい夜だったと思います。私は当時からそれほど身勝手な男でした。

 雑草取りをしながら暖かい気を感じ、ただただ感謝と反省の涙でした。 今ではお陰様で女性や子供はエネルギーに満ちた存在であることを身体で納得しております。 そして自分に対しても、先生から教えていただいているように反省はしても後悔などしている暇はないことも実感しております。これまでにいただいた多くの人からのご恩を次の人たちに返していくときです。
今年もまた、いろいろなことを教えていただきました。ありがとうございます。

 

部分体と統一体であることの違いを感じることができた   新潟 海上保安官 男性 47歳 TY

 今回の道塾で心に残ったことは、テーブルを持ち上げることで次から次へと展開される実践でした。  私は、テーブルを持ち上げることに参加でき、身体に力が入るのに力が出せなくなるということと、身体に力が入らないのに力が出せるということを同時に体験することができました。  

 普通の状態だと、持ち上げようとの気持ちも起こり、腕、指先にも力が入り、テーブルを持ち上げることができました。でもこの状態では、テーブルを上から押さえられると力負けしてしまい持ち上げることができなくなりました。
 今度は、先生に気を通していただくと、持ち上げようとの気持ちがなくなり、腕に力が入らなくなり、テーブルを持ち上げることができません。でもこの状態で、テーブルを上から押さえられると力を入れていないのに持ち上げることができました。  

 身体に力が入るのに力が出せなくなった時の感覚は、息を止めて踏ん張って、全く余裕がないという感じでした。この時、体をつねられたのですが、痛みを感じることはありませんでした。これは、危険に対しても鈍感になっている状態なのだと思いました。
 身体に力が入らないのに力が出せる時の感覚は、テーブルを持ち上げようとしても途中で止まってしまい、手とテーブルがくっついてしまって固まったような状態になりました。不思議な感覚でした。この時、テーブルを上から押されたのですが、重さを感じることはありませんでした。しかし、テーブルが持ち上がることも分かっていたかのような感じになり、押された瞬間に自然にパッと腕が動いて持ち上げていました。 部分体であることと統一体であることの違いは、こういうことなのかと感じることができました。  

 最近、職場で思うことは、何回注意しても、なかなか直らない人が多いということです。  
 作成した書類の文章を直しても、何日か経って同じようなものを作ってもらうと、また同じような間違いをしています。  
 人間には「思考の癖」というのがあることがよく分かりますし、他人に直せと言われても直らないというのもよく分かります。やはり「自分が変わろうとしない限り変わらない」のとおりだと思いました。  また、最近は、研修の機会も多く、勉強できる環境にあるのですが、私の周りの雰囲気は、指導者に対して感謝の気持ちがあるように感じられません。指導してもらうことが当たり前だと思っているかのようです。  

 5月の道塾で先生が言われた「人に何かをしてもらったらお礼をする。指導してもらったら、近況を報告する。感想文とはそういうことではないか」というお言葉が心に響きます。
 人の悪い面が見えたことで、自分も今まで先輩方に相当失礼なことをしてきたことに気づかされました。とても反省しています。道塾で学んでいなければ、どんな人間になっていただろうと恐ろしくなります。  
 御指導本当にありがとうございました。また来年度も道塾を受講いたします。来年度もよろしくお願いいたします。

 

トキメキが大事という言葉がとても印象に残りました   東京 会社員 男性 29歳 HF

 今回、懇親会の時に先生のおっしゃったトキメキが大事という言葉がとても印象に残りました。空手では型を通して自分の内面に新しい発見をすること、開発ではまだ世の中にないものを追い求めていくこと、そうしたトキメキを感じることをずっと続けてきたという言葉を聞いた時に、気づかないうちに忘れてしまった大事なことを思い出させて頂いた気がしました。  

 いつからか真面目であること、失礼がないこと、ちゃんとしてることに囚われていたような気がします。それはいつしか「やらねばならない」という気持ちで自分の心を縛るようになり、そして歳を重ねるとエネルギーが落ちてきてその「やらねばならない」ということにも億劫になっていく、どこかで言い訳をするようになっていく、そうした負の連鎖に陥りかけている自分に気がつきました。  

 それはワクワクやトキメキとは真反対で、どこかで抑制している、そうした癖があることにようやく気がつきました。以前、先生にご指摘頂いた気を遣って気を遣わせるということの意味がようやく少し見えてきた気がします。  

 純粋にワクワクする感覚を大切にする、その感覚を素直に受け止める。  怖いという思いを素直に受け止めるように、ワクワクする気持ちも余計なことを考えずに感じる。そこに頭や常識は必要ない。そうしたことを今回教えて頂いた気がします。  

 明日に備えて早く寝ないといけないとか、ご飯はちゃんと食べないといけないとか、そうした余計な頭の考えに縛られてきたこと、先生がしばしば常識にとらわれているとおっしゃっていることを頭で理解して、身体を通して感覚で理解していなかったことに気がつきました。  

 そのことに気づくと同時に、先生に初めてお会いした頃のことも思い出しました。先生の技を見て、生き方をに学ぶうちに、まだ見たことのない自分に会ってみたいという気持ちがムクムクと湧き上がってくる感覚です。それは落ち込んだ時や悩んでいる時に道塾に参加するとより一層強く感じてきたことで、今でもずっと感じている感覚です。  

 仕事でも、もっと上があるのではないか、壁にぶつかってそれを越えた先にもっとすごい自分に出会えるのではないかという気持ちが生まれてきて乗り越えられたことも沢山ありました。そのおかげで今ではかなり自由が利く立ち位置で仕事も出来るようになりました。大事なことは既にずっと以前から一触させて頂いていながら、自分が殻を閉じていただけということに改めて気づかせて頂きました。  

 気づいた時が始まりである、我が人生 常に怠りなく 枯らしてはならぬあすなろの木、その言葉を胸に日々ワクワクを大切にしながら過ごしていこうと思います。  

 今回も貴重な気づきの数々を頂きありがとうございました。  
 今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

 

先生の言葉が痛切に胸に響きました   東京 団体職員 男性 53歳 HT

  早いもので、6回にわたってご指導を頂いてきた、本クラスも本日で最終回となりました。町田に足を運ぶと、宇城先生はもとより、「一人革命」に励む数多くの仲間と出会え、なんとも爽やかな気持ちになります。  

 今回は、教育というものの、本質的、本来的な意味や、虚と実との根本的な違い等、教えて頂きました。 講義の最後の方で、先生が、「ひとを変えようとしなくていい、自分が変わればいいのだから。」という意味のことを何度かおっしゃて下さったことが、痛切に胸に響きました。それこそが、私がこの塾で学ばせていただいた、最大のことだからです。  

 私は今まで、自分の不幸や不遇を、どれほど、環境や周囲、他人のせいだと考え、それを恨んだり、人に何かを強制したりすることが多かったことでしょう。しかし、宇城先生との一生に一度の出会いがあり、そうした考え方や生き方がいかに貧しく、間違ったものであるか、心の底から悟ることができました。すべては、自分なのだ、不幸な目に遭うのは、先がとれていない、すなわち先が読めていないから、そんな目に遭うのであって、自身が未熟なだけなのだと、腹の底から納得することができました。 私は今、大きく変わろうとしています。それはすべて、宇城道塾との出会いがあればこそなのです。

 今後も継続して、宇城先生に学ばせて頂き、かけがえのない仲間たちとともに、「一人革命」をコツコツと継続し、夢をかなえたいと思います。一年間のご指導、本当にありがとうございました。 今後ともますますのご教導をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

先生の気に触れさせていただくことが、自分の身体にとって必要   埼玉 図書館員 男性 50歳 YK

  今年度、最後のご指導ありがとうございました。前回、欠席したため4か月ぶりになってしまいました。これは先生の指導を受け始めてから、4ヵ月も間が空いてしまうのは、初めてで改めて先生の気に触れさせていただくことが、自分の身体にとって必要だという事を感じさせられました。 というのも、10月より体調が落ち込み始め、特に呼吸が苦しくなり、心拍数が60をきって50近くまで下がっている状態が続いていたのが、先日の道塾後から、平均心拍数が10近くあがり、呼吸の苦しさが改善されたからです。 呼吸機能検査をしても、問題はないと何の対処もされないのですが、まさに、現代の医学では改善されないことが先生の気によって改善されるという事を体感しました。  

 先生は、空手・武道などという枠にとどまることなく、人間としてのすべての心理を教えてくださっています。 自分も、25年以上やってきた、保育士を離れ、図書館員として働いていますが、どんなところでも誰に対しても、しっかり真心を尽くして関わっていこうと思います。 ありがとうございました。  

 自分では、まだまだ先生の教えを実践できている自信はないのですが、少しでも統一体に近づけるように、先生の教えを改めて実践していけるように努力してまいります。 今年も1年間ありがとうございました。

 

先の見える人間になるという事が大変重要だと感じた   埼玉 不動産業 男性 48歳 KS

  早いもので今年最後の講義となってしまいました。ありがとうございました。  

 今回、お話し頂いた中で、先の見える人間になるという事が大変重要だと感じさせられました。先が見えているからこそ、今、すべき事が解るという事に繋がると思います。先を見るのは簡単ではありませんが、見えない又は見ようとしなければ、方向が定まらず、問題を明日や未来に押し付ける事になり、様々な付けが溜まってしまうのではないかと思われます。
 何年もの長期の先から、それこそ0.1秒先、個人的な事から社会に関する先の事まで、幅広く常に未来に身を置ける様でなければと思います。未来を見つつ、その為の今日に全力を尽くす様で有りたいと思っています。更に、より多くの人が、先が見えて同じ方向へ動けたら、そのうねりは凄いエネルギーになると想像出来ます。  

 今年も沢山の事を学ばせて頂きました。特に武術の謎とも言える部分を解明、教えて頂けるのは奇跡的な事だと感じています。自分についてはいくつもの課題も見つかりましたが、ぐずぐずせず、ステップアップをして行きます。そして今後も統一体と調和をもって強い歩みで進んで行ければと思っております。
 1年間大変お世話になりました。来年度もより一層精進してまいります。何卒宜しくお願い致します。先生をはじめ全ての皆様に感謝致します。有難うございました。

 

自分自身でできることを日々実践   東京 公務員 男性 49歳 YN

 宇城先生の新しいDVD「永遠なる宇城空手」を視聴し、五月女師範が「宇城先生は、武道を超えた、人間の可能性とは何かということを教えられている」ということを語っていました。正にその通りだと思いました。何故か自分の中から込み上げてくるものがあり、涙が出て来ていました。改めて宇城先生に出会い、宇城先生の指導を受け、多くのことを気付かせていただけることに今まで以上に感謝しなければいけないと自覚致しました。  

 長テーブルを使っての気の検証において、気とは、原子のエネルギーを爆発させ重くなる。有機物無機物は関係ないことが大変良く分かりました。  真珠湾攻撃の細部についての説明は大変興味深かったです。特に民間人を一人も殺していないことや、アメリカの報告書の中で日本人を悪く言わず逆に誉めていることなど初めて知りました。  
 第2次世界大戦後の日本は、誤った教育や歴史、価値観が植え付けられ、日本人は誇りを失ってしまったような気がします。現代の日本で起きている様々な事件は、誇りを失い、心を失った結果のような気がします。

 宇城先生の指導を受け、外面ではなく、内面「心」の大切さを気付かせていただきました。今こそ日本人は、誇りを取り戻さなければ行けないと改めて思いました。  懇親会の席で、ロッククライミングを教えてらっしゃる方と話す機会がありました。  

 子供達に正座の良さを伝えたくてもとても難しいと言っていました。なぜなら現在の学校では、正座を体罰として教えているため、子供達が正座に対し、最初から受け入れないのだそうです。季刊『道』186(秋号)での野口勲氏のF1種のタネの件といい、学校教育の正座の件といい、このままでは、日本国そのものが崩壊してしまう危機感を感じました。宇城先生が良く言われる、一度失ってしまった伝統文化は二度と取り戻すことは、出来ないという言葉が思い浮かびました。  

 現在の日本は、表面上では、豊かな国のような気がしますが、転落し始めていることをひしひしと感じます。その現実をしっかり見据え、自分自身でできることを日々実践していきます。本日も多くのことを気付かせていただきありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願い致します。

 

勇気や活力をいただいて明日に向かうことができます   東京 会社員 男性 38歳 KA

 いつも真剣なご指導をありがとうございます。今回2人の人が机を押さえているのを持ち上げるという実技がありました。気が通っていない状態では全く持ち上がらず、先生に気を通していただいた後は見違えるように軽くなっていました。こちらは過去にご指導いただいたことのある実技でしたが、先生がご指摘いただいた通り、受講生である私たちの受け止め方が変わり、理解の質が深くなってきているのだと感じました。
 普通ではありえないことを見て、ただ驚くのではなく、厳然とした事実として捉え、そこから学び取れる何かを受講生それぞれが感じているのではないでしょうか。先生の生き方であったり、仕事や武術にかけてこられた情熱、そういったものが技として現れ、目の前に示していただいていると思います。

 先生の講義に参加し、もっと真剣に情熱をもって生きることができるはずだ、そのような勇気や活力をいただいて明日に向かうことができます。また、 自分自身が 周囲にそういったエネルギーを与えることができる人間になれるよう、小さいことからでも一人革命を実践していきたいと思います。