2019年 大阪・A 第5回 (2019.9.24)

江戸時代からタイムスリップしてこられたかのような先生の人生の一旦を肌身で感じることのできる道塾は私にとって有難い   大阪 自営業 46歳 男性 TY

 宇城先生の師に対する思いに大変感銘をうけました。 空手の師 座波先生、居合の師 川崎先生に対して、宇城先生が心を開いてどれだけ厳しい修行をされてきたかが伝わって参りました。

 師に敬意を表しておられるお姿、師に命をかける覚悟をもっておられたこと、それが先生独自の気に繋がっておられることに感服いたします。
 先生は太陽のように照らし勇気と希望を与えて下さっており、月の光のようにやさしく包み込んでいただき、虎の目のような鋭いオーラを放たれています。 つねづね先生は気は時間であると仰っておられます。山の頂と低地とでは、時間の流れが違う。山にも沢山の山があり標高も違う。相手に勝つことを、周りと比較することを考えるのではなく、自分自身を高めていくことに向かう。次元の高さ(気)が時間差を創り、常識ではありえないような相手の動きをスローモーションのようにゆっくりと捉えることも可能となるのではないかと思います。

 山の頂に立ってはじめてみえる景色がある。それが思考の深さであり、全てを包み込む気となるのではないかと先生のお話から感じることができました。
 宇城先生は全く別次元で天の中心に立っておられ、全てを包み込んでおられます。

 実践では、出来る自分と出来ない自分がいる。どちらが本当の自分なのかに気づくことで自分を高めていくことの大切さを気づかせていただけました。

 出来ない自分は、頭(知識)で考えて動いているということ。それはバーチャルの世界であり、過去に生きていることであり、全体の僅か1%の知識の世界に踏みとどまっていることになる。常識にとらわれてアトム化(思考停止状態)していることこそが自閉症なのだと教えていただけて自省することができました。

 出来る自分は、身体先にありきであるということ。胸(心)を開き、自分に正直に行動することの意味を教えてくださいました。
 バイオリンを弾いているような心持ちで、太陽に向かって呼吸法をしていくと良いと教わりました。ゆっくり丁寧に呼吸法を実践します。たゆまず自らをゼロ化して、心を開いていきます。

 戦後日本人は骨抜きにされ、民族の誇りを失っていると嘆くのではなく、国内にとどまらず海外へも自らが先頭に立って妥協せず真剣に突き進んでおられる先生のお姿に勇気を頂けます。
 江戸時代からタイムスリップしてこられたかのような先生の人生の一旦を肌身で感じることのできる道塾は私にとって有難いです。

『上の者には堂々と信念を曲ず、下の者には優しく思いやりを持つ。』
『正しい方向がわかったら、妥協せず進む。ひるむことなく、恐れることなく、横着せず、謙虚に。今を生きるということ。それが道となる。』
先生の御言葉を肝に命じます。

とても楽しく充実した時間でした。大変親身なご指導をいただきまして、誠に有難うございました。