読者の声| 季刊『道』 227号(2026年冬)
にかく何か元気の基となるエネルギーを注入してくれるような対談記事でした
宮城 会社員 60代 男性
巻頭対談は、写真家野村哲也さんのエネルギーがはじけていました。題目の「見たい、知りたい、感じたい!」を全身で体現したエピソードが満載で、読んでいるだけでもこちらに元気が伝わってくる感じがしました。絶対するべきという若い時の一人旅では「自分が困っているときに『困っている』ということを意思表示できることが大事なんだ」という言葉。これは、いわばあらゆる経験、体験をエネルギーにしていくんだ、という象徴的な言葉に聞こえました。野村さんのエネルギーが持っている、周りの人を巻き込んでいく“からくり”みたいなものが垣間見られた気がします。
自ら企画したツアーで多くの人に「それぞれの場所のエネルギーを感じてもらっているのです。その体験を積み重ねると」「今ここで目をつぶって、あの時の音とか匂いを思い出したら、この場が一瞬で『あの場』になるということがわかってくる」。このことは、宇城先生の気の指導で自らできたという身体を通した感覚と同じだと。なるほどそうだと思いました。だからこそ「世界で一番不親切」な旅程表で、まず頭からではなく身体で感じてもらうことを最優先にしているのだなと思いました。
野村さんの元気はどこからくるのですか、の問いに「それは間違いなく自然からなんですね。自然って綺麗なので、いつも自然に『綺麗だね』と言っていると自然が勝手にエネルギーを送ってくれていると思っているんです」と。こんな“からくり”を持ち、世界159ヶ国を旅している野村さんがいう「日本は47都道府県で魅力がない場所は一つもない。必ず一つの県に面白いところがいくつもある」は日本の未来に元気を与えてくれる言葉だと思います。
宇城先生とのツーショットの写真に野村さんの真骨頂が現れていました。そのポーズに象徴された、とにかく何か元気の基となるエネルギーを注入してくれるような対談記事でした。
とにかく今、この瞬間から変わろうと思います
広島 女性
初めて読ませていただきました。野村さんのことは最近テレビで知り、ファンになったばかりです。どんなお話が読めるのか楽しみにしていました。
私はもう何年も、大笑いしていません。楽しかったなぁと後から思い出すような出来事も何年もありませんでした。体調がすぐれず、家で過ごすばかりで、夫からは死んでるようだと言われました。目標もやりたいことも、何が好きかも分からなくなっていて、つい最近、自分に足りないのは謙虚さと思いやりなのだと気付いたところでした。
野村さんと宇城さんの対談は、まさに今の私のことを言われていると感じる部分がいくつもありました。自分のような人が増えているのかと考えると、少し怖い気もしました。日本はどうなるんだろう。しっかりしないと。そんな風にも思いました。
お二人のお話には思いやりや愛、地球や動物への謙虚な気持ちが溢れていました。それはほんとうに、日々の小さな意識の積み重ねなんですね。私は今まで、自分を弱くするための行動や思考を積み重ねてきてしまったのだと思います。
細胞についてのお話も興味深く読みました。頭で考えすぎないで身体で感じること、そしてそれを記憶することの大切さ。記憶が増えれば、自分の中に図書館ができるのだと野村さんが言われていました。この考え方はとても素敵ですね。私は香りと手触りを感じるのが得意なので、それらを集めて自分だけの図書館を作ろうと思います。
他の方々の連載や対談も、全て読ませていただきました。普段スマホでしか情報収集しておらず、自分の興味があるものしか目にしませんが、こういう偶然の出合いも大切にしたいです。
とにかく今、この瞬間から変わろうと思います。ディープツアーにも絶対に参加します。ふにゃふにゃとへこたれそうになっても、『道』を読み返し、少しずつ積み重ねていくことの大切さを思い出しながら生きようと思います。ありがとうございました。
自分を変え、家族、同僚、地域の仲間と共に手を携えて幸せな方向に歩んでいきたい
福島 公務員 50代 男性
今号もとてつもないエネルギーに満ちた一冊でした。
表紙の野村さんの写真を見た瞬間、そこにパッと「場」が広がりました。紙の上にインクで印刷された写真であるのに、大自然の息吹、エゾシカの生命が存在する空間を感じました。表紙をめくると野村さんの撮影エピソードが掲載されていましたが、大自然と撮影者の「気」がシンクロすることにより、その写真を見る者に伝わる「エネルギー」が間違いなくあるのだと思いました。このエネルギーの伝播・循環は、人が宇宙という大自然から生み出された存在である証左。ですが、現代社会において人間はそのアンテナを失い、満ち溢れる情報に翻弄され、分断され、孤立した頭の中の思考だけで行動しています。その結果、この日本という国は衰退の一途を辿り、誰もが明るい未来を見通せず、今だけ自分だけ良ければいいという思考に陥り、ますますエネルギーを失っているのだと感じます。
ではどうすればいいのか?
その答えは、季刊「道」の中にありました。様々なジャンルの実践者の方々のお話しに共通する真理。それは、人の生きる道、誰もが幸せになるためのメソッド。巻頭対談で紹介された宇城先生の言葉「人間として当たり前のことを毎日やり続ける。」これに尽きるのだと思います。対立から調和へ、孤立から連帯へ、頭から心へ。人の本来あるべき姿への回帰。そのためには、進むべき指針と行動するエネルギーが必要です。そのすべてを季刊「道」に登場する実践者の生き様から学ぶことができます。
実践者の方々からいただいた指針とエネルギーをもって、己の日常の中で実践を行う。岩井さんのおっしゃるように失敗しても経験として次に活かす。指針やエネルギーを失いそうになった時には、季刊「道」を開き実践者の生き様に触れ、指針の再確認とエネルギーの再生産を行う。この実践を繰り返し、自分を変え、家族、同僚、地域の仲間と共に手を携えて幸せな方向に歩んでいきたいと思います。
季刊「道」は、私の大切なエネルギースポットです。
次号も楽しみにしております。
今の社会の問題点、その事実を、身体を通して見極める事が出来なければ、問題解決もできる訳がありません
静岡 農業 40代 男性
巻頭対談で宇城先生の言葉に「考えるな、感じろ」というものがあり、野村さんのツアーも最初に資料は渡さない、との事で、その後の「知の入り口を身体にした人」という言葉も、まさに「考えるな、感じろ」という言葉の重要さだと思いました。
知の入り口を知識にしてしまった人は、嘘でも虚構でも、それが自分の知識、常識となってしまうと思います。それではその事実に対して本当の対応、問題に対しても解決方法が出てくる事は無いと思います。しかし、身体を入り口とした人は事実を元にした対応、問題ならばその解決方法が見出せるのだと思います。
ツアー参加者の女性で腕相撲で女性を男性に勝たせても、先生がいなかったらいつも通りに男性が勝つから何の意味があるのか?という質問があったそうですが、それは視野が狭く、またそこから何を感じるか、という自分が無い意見だと思いました。まさに知識でしか考えていない質問そのものだと思いました。
その事実に対して何を感じるかを、野村さんは自然ツアーを通して行っているのだと思います。野村さんも「やっぱりそういう質問が来るんだな」と感じておられたようなので、そこに本当に気づいてほしいのだと。
熊の欠伸に対しても、「可愛い」は陸ならばアウト。緊張を緩和させる欠伸もあり、それを普段熊を見慣れていない素人が見極める事は出来ず、まさに生き死にに直結します。このような部分も野村さんは自然の厳しさを身体で知っている方という事が分かり、またそのエネルギーの素晴らしさも感じられるのだと思います。
座波先生のお話で、悪い事をして頭を差し出した子供には拳骨ではなく撫でてやれというものがあり、それで「二度とするなよ」と言う事で言葉が重みとなってずっと忘れないという事ですが、まさに重みがある言葉だと思います。そしてそこから信頼関係が生まれてくる。
今の教育現場は学校が怯え、教師が怯え、親も子供も、信頼関係がありません。北海道の料理店のエビの仕入れのお話でも、信頼関係だと。そのような事にはお金を使い、その結果良い品が自然と集まるようになる。まさに良い循環を生み出してるのが、信頼が乗ったお金の流れだと思います。そのようなお金の使い方を本来ならば商人はするべきなのだと思います。
宇城先生の電源開発のお話でも、一番いい電源は、「電源が無いのが一番いい」という言葉があり、現在の宇城先生はまさに人間力という電源の無い電源=エネルギーを開発されているのだと思います。まさに世界には無い、唯一のエネルギー源を開発されているのだと思います。
その詳しい内容と説明が理論的に「気づく、気づかせる」で語られており、そこでも身体先行という事、それはスポーツのような事ではなく、無意識である細胞の領域である事。まさに意識して動かす筋肉ではない、95%の世界であり、そこが全てを担っており、頭や知識優先はたった5%の世界に人間を押し込める事。まさに5%の可能性にしかならなくなる事だと思いました。
これが日本人は特にひどく、どんどん部分、部分となっていっているように感じます。その結果として様々な分野で怯えや不安、恐れが社会全体に溢れ、信頼を無くしているのであり、それもまたまさにその通りの姿、なって当然の状態なのだと思いました。
今の社会の問題点、その事実を、身体を通して見極める事が出来なければ、問題解決もできる訳がありません。まさにチグハグで見当外れな答えしか出てこないと思います。
それを変える事が出来るのは95%の世界、身体で感じ、そこから答えを見出す事のできる者だと思います。
