2016年 大阪初級(後期) 第6回 (2016.12.6)

様々なタイミングで心の指針を整えていただいた    京都 教員 33歳 男性 KF

 今回は、「溶ける」ということを例に挙げ、検証を通して、調和についての深さを伝えていただきました。「溶ける」とは、体積に注目すると、目に見えるような変化はしない。しかし、質量を計ると増えており、消えるのではなく、確実にそこには変化として存在している。また、体積が変わらず、質量が増えることから密度が増える。これまでの気の話、体重が重くなるという話、身体が強くなるという話、地球を踏むという話と、すべてが繋がり、身体の中にスッと入っていく感覚がありました。このように、これまでの先生の話は、まさに自然現象と一致し、科学とは何かということについても考え直す機会にもなりました。
 また「溶けない」とは、金属のように自分自身が壁をつくり、調和せず、分離した状態、目に見える状態になること。このことから私は、溶けない現象のように、目に見えることへのこだわりが、まさに対立基準の思考を生み出し、一向に低い次元から抜け出せないということも、理解できたような気がしました。自分の生活に置きかえて考えてみると、力んでいる、居ついている、他人に対してイライラする、目に見えるものにとらわれる、他人の目を気にする、自分中心、自分に甘く他人に厳しいというように、自分が調和できていない金属のようになっていることにも気がつくことができました。これからは、溶け込み、調和していくイメージをもって、少しずつでも自分自身を変えていき、一人革命へつなげ、それをもってして、波動を広げていける人になっていきたいです。

 1年間、ご指導いただきありがとうございました。今年も、様々なタイミングで心の指針を整えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。また来年も1年、よろしくお願します。

 

積の考え方と和の考え方の次元の違いを様々な検証で    奈良 教員 52歳 男性 YO

 先日は貴重なご講義をありがとうございました。
 積の考え方と和の考え方の次元の違いを様々な検証で教えてくださいました。後ろから羽交い締めにされて、そこから抜け出そうとしてもいくら力を入れても抜け出せません。そこを筋トレなどをして無理やり外そうとすると双方の力がぶつかり、怪我をします。先生に気を通していただくと後ろの人の手に力が入らなくて、自然と抜け出すことができます。まるで前の人が細くなっていくような感覚になります。また、腕を組んで円を作り自分たちで回っているときは、足並みが揃わないでバラバラでスピードも遅かったです。そして先生に気を通していただいて回ってみるとスムーズに回っていき、どんどんスピードが上がり、楽しくなってきて笑顔になります。これが積の計算なのだと思いました。少しずつ分かっていくのではなくて、瞬間的に変われるのがそういう考え方なのだと理解しました。
 一年間ご指導ありがとうございました。来年度もよろしくご指導お願いいたします。

 

先生の経験から語ってくださった言葉が心に響きました    奈良 教員 男性 53歳 YO

 昨日はご講義ありがとうございました。企業の第1線でご活躍なさった先生の経験から語ってくださった言葉、「徹夜して努力したことなど、できなかったことの言い訳にはならない。できたか、できなかったことだけが問題である。」が心に響きました。

 連日のように残業による超過勤務がマスコミで報道されています。ともすれば、時間をかけてプライベートを犠牲にすれば、仕事がこなせないことの言い訳になるという風潮になっています。そこに警鐘を鳴らす先生のお言葉でした。
 我々教師の世界も「これだけがんばっているので。」とか「指導はしています。」という甘えが横行しています。その裏でまじめにがんばっている生徒がないがしろにされている事実がありながらです。
 教師は自己保身や隠蔽や逃げ ることには長けています。でも、それではこれからの日本を支えていく大切な人材が育たないのです。そのことを繰り返し先生は教えてくださっています。
 人の前に立つリーダーは存在するだけで人がついてくるようなオーラをまとわなければいけません。 一人が四つんばいになって両手をそれぞれ3人の人間がつかみます。そのままでは決してその人は前に進むことができません。それは身体が大きかろうか、筋トレで鍛えていようが、男だろうが、関係なく進めません。でも、先生が気を通してくだされば、自然と前に進めます。他の人が前に立てば雰囲気的にも空気が止まり、前に進む気配も感じられません。また、一度気を通されて前に進めた人が前に立つと、逆に衝突の雰囲気がなくなり、スムーズに前に進みます。
 先生は「こういうことが前に立って人を引っ張ると言うことだ。決して人は口先だけではついてこない。オーラで惹きつけるのだ。」とおっしゃいました。
 自分自身、生徒の前に立つときにこういう雰囲気が少しでも出せるように、師の言葉に耳を傾け、行いを正し、行を重ねたいと思っています。 本日もご指導よろしくお願いいたします。