2015年 大阪初級(前期) 第5回 (2015.5.19)

自分自身が行動をすることでしか、未来を変えられない   兵庫 教員 男性 23歳 YS

 自分自身が行動をすることでしか、未来を変えられないということです。行動をすることで、わかること、行動しなければわからないことが多くあるからです。今回の講義では、水の上を走るということは理論ではわかるが実際に出来ない。その反対として自転車に乗れるまでのことをお話し頂きました。頭ではわかっているが行動できないこと、理論では説明できないが、行動する中でわかることの違いが自分の中にストンと落ちてきました。頭で考えるのではなく、すぐ行動。そうすることで自分の中にエネルギーを生み出して行きたいと思います。ありがとうございました。

 

日々の体験で「器を大きくする」を捉えていきたい   石川 教諭 男性 45歳 YK

 今回も宇城塾長からたくさんのお話や実践をしていただきましたが、特に「器を大きくしなさい」という言葉が強く心に残りました。これまでの道塾でも「気」について、たくさんのことを見せていただき、また実際に自分自身でも体験させていただき、その不思議さに圧倒されながらも惹きつけられていました。 その端緒すらつかめませんが、「気」と「心」が密接に関係していることはよく感じられ、器を大きくするということは、心を大きくすることのように感じました。そして、心とは胸(心臓部)にあるわけでもなく、頭(脳内)にもなく、身体の至る所(細胞の一つ一つ)にあり、全身に心があることが「器を大きくする」ことではないか。一つ一つの細胞を凝縮させることで体重が同じでも重心が下がるし、パンチに威力が増し、パンチを受けても痛いと感じない。
 私は、これまで心は心臓部にあり、そこを中心に広げようとしてきましたが、そうではなく全身の細胞に心の意識を行き渡らせることが大事ではないか。ただ、これも頭で考えれば意味が無く、日々の体験で「器を大きくする」を捉えていきたいです。

 

「ひとり革命」の思いを教育の現場に取り入れたい   大坂 教諭 34歳 男性 JM

 第5回では、はじめに宇城先生が「この場は止まっているか、動いているか」と質問をされました。
 ある受講者が「動いている」とおっしゃいました。私も挙手しました。宇城先生は、「それはなぜか」と質問されたので、「地球が自転しているから」と答えました。けれど、この場は動いていないし、地球の公転はどうなるのか、とおっしゃったとき、以前通りに、頭で考えていることに気づきました。
 先月から、「あいさつ」「礼」を実践してきましたが、まだまだ自分自身の内側に変化が起こっていませんでした。「地球はまわっている」という知識が、その質問の答えに違和感をうみました。実際には、会場は動いていないし、地球が動いているという頭で物事をとらえていました。
 水の上を歩くためには、片一方の足が水に沈む前に、もう一方の足を前に進めると頭でわかっていても、実際にはできません。その一方で、自転車の乗り方を文字に起こして、それを伝えたとしても、自転車には乗ることができないし、その理論は科学的には証明されていない、ということを聞き、目からうろこでした。つまり、理論がわかっていても、現実は違うということを知りました。頭ではよくわかっているつもりでも、体や精神ではわかっていないことが本当にたくさんあります。
 また「姿勢」は「姿に勢いがある」ということを教えてくださいました。代表の方が、イスをもち、ペアの方に上から押してもらうとすぐに上がらなくなりましたが、宇城先生が気を通すと強くなりました。けれど、一度腕立てをすると弱くなりました。そして、正しい礼をすると強くなりました。
 来月に第6回を控えて、自分に何ができるだろうとぼんやりと考えると、宇城先生も「ひとり革命」の思いを教育の現場に取り入れたいと思いました。宇城先生がくりかえされていたのは、「未来を変えるには教育しかない」ということです。そして、その思いを実践できるのは、私たち教育の現場の人間であると思います。来月まで1か月に横着をせず、宇城先生の思いをひとつひとつ実践したいです。ありがとうございました。