同じ日本人として本当に情けなくなってしまいます。岩崎監督ならばこれからも事実を事実として真実を後世に伝えられるような映画を撮ってもらえることと思います。
微力ながら応援させて頂きたいと思います。 マリールイズさんのルワンダは今では国会議員の半数以上が女性だというお話がとても印象に残っています。

そして「まだまだ足らない」と言われる言葉が本当に強く感じられ、読み進めていく内にその源は大混乱の国で生き抜いてきた壮絶な体験とそれに負けなかった強い信念から生まれる力なのだと分かり、人間としての生きるエネルギーの逞しさ、そして平和の素晴らしさを教えて頂いた気がします。

奈良県の森島さんのお話では野球を通して子供達に試合に勝つ事よりも大切な、人生とは、を教えておられると思いました。それも自らが師を持ち、実践していくことが子供達にとって一番の教育なのだと、このような大人、先生がいれば間違いなく、いじめも不登校も無くなると思いました。

また、答えをもらう事は奴隷になる事と同じ、それはその人の創造性を奪っている、という所も本当にその通りだと思います。今の世の中はほとんどそうだと感じます。

だからこそ、自分で行動し、気付かなければいけないのだと思います。
山元加津子さんの連載では、あたたかい気持ちは人にあげても無くならないという言葉に本当に感動しました。心が優しいという事はそれだけ人を幸せにできるという事だと思いました。

そしてそのエネルギーは無限であって、またどんどん広がっていくのだと感じます。
それを大切にし、守っていく事こそが人間の叡智だと思います。

岩井先生の危険ドラッグに関するお話を読んだら今の世論がその何が問題なのかをまったく理解していないように感じました。実際に事件が起こってから、ただ「危険だ、危険だ」と騒いでいるように感じます。問題はやはり、無関心だという事、何かが起こってからしか気付く事の出来ない人間のレベルの低下の弊害だと感じます。

すべての問題は人間としてのレベルの低下が招いているのだと感じます。『道』に登場する方々はそこから起こる問題と戦われてきた方ばかりです。このような方々のを師とし、生き様を学び、自分自身が気付き、自ら行動していかなければならないと強く思いました。

 

事実を真剣に受け止めることを考えさせられました  東京 50代 男性

岩崎監督の福島の「生き物の記録」を画像で残し、次の世代に残していく、 放射能の影響が3年たって出てきている人間ではなく、福島の原発事故すぐ近くの生き物達を生き証人として、 宇城先生との対談のなかで共感するとこらが多々あることを感じました。 原発稼働の賛成、反対ではなく、 それを上回る何か。今起きている、事実を真剣に受け止めることを考えさせられました。

そして福島と共通してカンベンガ・マリールイズさんのお話しの中で 隣人同士が殺し合うという戦争で家族や家を追われたことを経験されているかたが、 福島で原発事故で被災されている方の思いを受け止めて行動にうつされていることに感銘を受けました。


〈奈良県立桜井高校 感想〉

平和な今だからこそ、事を起こしていこう  高校2年 M.M

『道』を読ませていただいて、あらためて自分で見たもの、聞いたものを信じなければいけないと感じました。福島の現状や危険ドラッグの本質などメディアでは伝わってこることのない事が多く書かれていました。私自身、人から聞いたことを信じて失敗をしたことが多々あります。しかし、それを他人のせいにしていました。自分で行動を起こし、自分で確信を持つまで追求しようとしなかった自分が悪いということをあらためて実感しました。  今の世の中、隠すということが多くなってきました。その隠れている本質を見極めること、また自分はすべて隠さずさらけ出すことが大事だと考えました。宇城先生と岩崎さんの対談でもあったように何が正しい、何が間違っているではなく、起きていることを素直に受け止めて伝えていくことも同じではないかと思いました。

今の世の中は平和です。しかしその世の中に依存してはならないと思います。危険ドラッグやルワンダの言われて動く人と同じような結果をまねいてしまうと思います。平和な今に依存してしまいそうな時だからこそ、自分から行動し一つの事に依存するのではなく様々な事をしていこうと考えました。ありがとうございました。

 

広い視野で見る目を持たなければ  高校2年 S.K

今回『道』を読ませていただいて、実際に現場に足を運んでしか感じられないことはもちろんあって、でもその逆に本やニュース、雑誌などでしか感じられないことがあると思い、物事や自分に対して、いろいろな角度、広い視野で見る自分カメラみたいなものをいくつも持たないといけないと思いました。  自分たちも見させていただいた「福島 生きものたちの記録」についての宇城先生と岩崎雅典さんの対談とかも掲載されていたりして、森島先生がおっしゃっていた「右に一億円が落ちているのに、お前たちは左に落ちている千円を拾う」という意味がわかったような気がします。

しかし、本やニュースは本当のことを書いていなかったり、言わなかったりすることもあるので、自分でその問題に対して何か持ちつづけ、肚に落としこんでいくことも大切だと思いました。これからも人生は続くので、いろいろなことに興味を示して日常や野球にもつなげていきたいと思いました。

 

前に進んでいくことの大切さに気づかされた  高校2年 U.Y

『道』を読ませていただいて、まず思ったことは、すべての見出しが福島に関係していたことです。毎号違う見出しが出されている中、今回はすべて福島でした。考えてみると、最近福島の報道が少なくなっていることに気づきました。それだけ、国民の関心が無くなってきているのだと思いました。文章の中に「真に支援が必要になるのは、マスコミが報道しなくなってからだ」と書いてありました。それがまさに、今だと思いました。  福島の復興は何年かかるかは分かりませんが、「今」を大切に生きている方々がいることを知り、過去を切り捨てて前に進んでいく姿勢が大切なことだと背中を見て学びました。夏に行った福島では、そのような方々に元気をもらったような気がしました。

マリールイズさんのお話では、ルワンダ虐殺と福島の原発事故の二つの出来事を体験されて、どちらも人間の命が関わっていました。ルワンダ虐殺は、人間と人間ですが、福島の原発事故は、自然と人間。しかし、原発を作ったことと、制御できなかったのは人間で、関係は同じだと思います。

そんな中でも、明るく毎日生活している、その人たちが日本ではなく、世界にもいることは、僕が日常生活で困っていることや悩んでいることがとても小さな物で、そのような事で時間を止めていてはダメだなと思いました。

この機会を通して、福島について改めて考え、前に進んでいく事の大切さに気づかされ、日常生活でも止まらず前に進んでいこうと思いました。

 

戦争というのは こういうことなのか  高校2年 Y.O

一番印象に残ったお話は、戦時当時、日本赤十字社従軍看護婦でおられた太田リセさんのお話です。
太田さんのお話を読ませていただいて思ったことは、時代が変われば人も変わるということです。今の日本は戦争もなく、日本で暮らす人々も穏やかな日々を送っていると思いますが、太田さんのお話によれば戦時中は毎日生き死にがかかっていて、常に「国のために何か」という考え方を持っていた方がほとんどだったと思います。戦争というのはこういうことなのかと思いました。  自分の意見を持っていたとしても発信はできない、多様性がまったくなく、一つの生き方しかできなかったと書いてありました。
戦時中の方々はその次代に適応しながらも、しっかりと自分というものを持っていたと思います。今の時代の人たちで自分をしっかり持っている方は少ないと思います。そこが大きな違いだと思いました。

 

戦争の記憶を伝えて、戦争を繰り返さない  高校2年 T.Y

僕は太田リセさんの従軍看護婦としての戦争体験を読ませていただきました。太田さんは「私も役に立ちたい」と14歳くらいの時にすでに考えていたのに驚きました。僕が14歳のころは毎日勉強して、遊んで、ごはんを食べて、寝ての繰り返しで何かの役に立ちたいとか考えたことがなかったと思います。戦争は良いのか悪いのか生きるために人の心を急速に成長させるように思えました。  太田さんが僕と同じ年頃には学校ではなく、看護婦として病院に勤務し、空襲では患者をおぶって命がけで逃げ、何度も死にかけたと思います。終戦を迎え、今は平和すぎるくらい平和で、太田さんが最後に書かれている通り、この戦争の記憶を伝えて同じ過ちを繰り返してはいけないと思っています。

戦争の悲しさを、また違う面から知ることができました。ありがとうございました。

 

今までの自分を見返し、見直すことができた  高校2年 M.M

今まで、私は物事を深く考えたり追求することは正直、面倒臭く思い、してきませんでした。  しかし、『道』を読ませていただき、今までの自分を見返し、見直すことができたように思います。私は最近「行動」や「深くまで」という言葉を耳にすることが多くなりました。それは、今までも周りで飛び交っていた言葉かもしれませんが、自分がその言葉に興味、関心がなくただ聞き流していただけなんだと気づきました。

高校に入り、少しだけ今までと考え方が変わり、大げさに言ってしまうと人生までもが変わった気がしました。自分から行動することの大切さ、その行動によって気付かされることの多さ、その行動一つひとつを深くまで追求することによって得られるものがある、ということを教えて頂くことができたことに感謝し、またそれをこれからに生かしていかなければと思いました。

与えていただいたものを倍にして返す勢いで成長していきたいと思いました。

 

今やるべきこと。失敗を恐れずやっていくこと  高校2年 女子 Y.T

『道』を本で読むのは今回で初めてで、一つひとつの話がとても自分のためにも人のためにもなると思いました。  福島県での原発事故の本当の姿を伝えてくださる方。子供の笑顔を守るため、夢を語れるようにするため活動されている方。戦争の怖さを今後のために本に知らせてくださる方。様々な分野の方があちらこちらでご活躍されているのがよく分かりました。

私が一番思ったことは、どのような分野であってもご活躍されている方に共通しているのは、「行動を起こす」ことだと思いました。周りにどれ程侮辱されても、どれ程結果が出なくても、起こし続けているからこそ結果が後からついてくるのだと思いました。「努力は報われる」ただのきれい事に聞こえるかもしれません。しかし、努力とは根気よく行動を起こし続けることだと思います。たとえそれが、効率が悪かったり、怒られたりするようなことでも行動するだけで意味があると思います。今できることは限られています。その限られていることの中でどれだけ失敗を恐れずにやっていくことができるかが、今の私がやるべきことだと思っています。

日々の積み重ねが私自身をどれ程成長させてくれるかなんて分かりません。一つ分かることはやり遂げた時にやっと成長できたと感じることができることだと思います。自分のできること、やるべきことを行動に起こし、恐れることを怖がらず、初心にかえることができる人間になりたいと思いました。

 

自分の考えを持ち、「誰かのために」やっていきたい  高校2年 女子 H.S

『道』を読ませていただいて、私は「軍国少女 あこがれで看護婦に」というところが印象に残っています。太田リセさんが赤十字従軍看護婦になられたのが17歳だと書かれているのを見てとても気になり読みました。読み終えた時、私は、悲しい、辛いとも違う、よくわからない気持ちになりました。  私は今年で17歳になります。今、戦争が始まったら私は、太田リセさんのように「誰かのために生きるという生き方がしたい」とは思えないです。きっとまず自分が、自分の家族が生き残れるかを考えると思います。

看護婦になりたいと思って看護婦になった、婦長へのストライキ、終戦前夜にあった空襲の時に患者を背負って逃げる、など、私にはそんな行動力があるのか、今の私にはありません。両親がいて兄弟がいて友達がいて、たくさんの人に守られて、事件や事故、戦争も経験していない、自分の小さな悩みが不幸だと勘違いして自分の意見もろくに言わず、行動も起こせない自分はなんなんだろうと思い考えました。これがよく先生がおっしゃる「平和ボケ」なんだと思いました。

文の最後に「今の時代を行きている方たちは、しっかりと自分の考えを持ち、大事に人生を生きてほしいですね。喧嘩なんてしていないで。戦争は絶対に駄目です」と書かれていました。文にもあったように戦争している時代は、自分の意見を言ってはいけない、それをしたら生きていけない。一つの生き方しかできなかった。そんな時代ではないと、この一文で気づかされました。

普段、生活している中での校則や法律は、戦争中の徴兵令や召集命令とは違って、私たちがこれから先、将来楽しく伸び伸び暮らせるようにと作られたものではと思いました。自分の意見や考えをしっかりと先生や親に伝えることができる今、悩むことも喧嘩することも、時には大事かもしれませんが、自分を持ち、自分の考えを、したいことを、小さなことでも“誰かのため”になるようなことをすぐ行動に移していけるようになりたいです。

 

様々なことを『道』で気づかされています  高校2年 N.N

ひと通り読ませていただき、まず始めに感じたことは、自分の知らない世界がたくさんあるということでした。そして、僕の16年間はなんて幸せだったんだろうと、読んでいくうちにひしひしと感じました。  巻頭対談にも書かれていましたが、僕も「福島 生きものたちの記録」を見させていただき、宇城先生と同じく、悲しみや悔しさ、怒りというものを感じました。そして、マリールイズさんの「8月6日も9日も、なんの日だか知らない人がいて、その人を怒りたくなる」。

僕はこの場面が一番印象深いです。なぜならルワンダは内戦が起こってから今まで国の隅々まで追悼式を行ない、一週間すべての仕事を休め思い起こす一週間にする。しかし日本は、広島なら広島だけの1日、いや1、2時間で終わらせてしまう。確かによく考えてみればおかしな話だと思いました。

学生は登校日となっても大人は普通に会社に生き、普通に仕事をしている。日本人はよく働くと言われますが、働けばよいというものではない。そういう震災や戦争など日本の過去を今につなげていくべきだと思いました。このように、様々なことをこの『道』によって気づかせていただきありがとうございました。次号も楽しみにしております。

 

『道』にある様々な視点を、日常に活かしていきたい  高校生 F.H

まず『道』を読もうとした時に、表紙がすごく印象的だったので、そのページから読ませていただきました。ルワンダ共和国は異なる民族同士が混ざっていて、内戦では隣同士が殺し合いをするということにびっくりしました。  日本は今平和に暮らせていますが、平和すぎると思います。例えば、学校にも普通に通えていますが、ただ学校に行って帰ってきている人がほとんどだと思います。何が将来になりたい職業とか、何か目的をもって学校へきている人は少ないと思います。しかし、ルワンダの子供たちは学校に通うことは、誰かのためであったり、何か目的があって通っている人が多いと思います。ルワンダでは内戦があって、その内戦を乗り越えたルワンダ共和国は、いい国だと思います。

しかし、日本では福島の本当の姿を隠しているだけで、表面上では復興しているように見えても、中身は復興できていないと思います。がれきの撤去はしていても、目に見えない放射能は取り除けないし、津波の被害を受けた福島の人々には仮設住宅を建てるだけで心のケアはできていない。そのことを知らない日本人のほとんども平和ボケしていると思うし、国民に「福島 生きものたちの記録」など本当の姿を見せることによって、もっと関心がわいてくると思うし、日本もいい国になると思います。

『道』を読ませていただいて、いろんな人の話があって、勉強になりました。いろんな考え方があって、そんな考え方があるのかと思ったし、いろんな視点をもってこれからの生活に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

 

『道』にある様々な視点を、日常に活かしていきたい  高校1年 Y.H

今回、『道』を読ませていただき、私が一番興味を持ったのは、「福島 生きものたちの記録」についての記事でした。  実際に、シリーズ1、シリーズ2と両方見せていただいたことがあり、さらに、宇城先生と岩崎監督の対談が掲載されており、視聴者側からの視点は、製作者側からの伝えたいこと、知ってほしいことや気づいてほしいこと、また、その製作者側の思惑通りにはいかないことも知りました。私もこの福島の事実をもっと、小中学生や高校生に知ってもらうべきだと思います。そのためには、まず、自分たちから情報を発信していかなければならないとも思いました。

私はまだまだ思ったことや感じたことをすぐに行動に移すことができないことが多いですが、自分のできる範囲でまずは家族にでも伝えるという行動を起こしてみようと思います。また、放射能という毒に襲われながらも、一生懸命に生きている動物たちをテレビ越しに見ていたあの時の衝撃と感動をもう一度思い出すことができました。

この、心に残った思いを忘れずに今を生きているのか自問自答しながら、これからの高校生活に華を咲かせ、より充実させていきたいです。
三作目も楽しみにしています。ありがとうございました。

 

調和を目指す意味が少し分かったような気がします  高校1年 K.S

今回、縁があってこの『道』を読ませて頂きましたが、カンベンガ・マリールイズさんの記事を読ませて頂いて、夏に被災地に行った時と同じような感情が込み上げてきました。  マリールイズさんは実際に体験をして、変わったと思います。僕は、いつも先生に言われているように、実際に体験しないと分からないと思いました。記事の中に「男性は勝ち負けの世界」という場面がありました。僕はその言葉にぐっときました。試合をするにも、チーム内で背番号をめぐって争うにも、やはり勝ちを目指してやると思います。先生はいつも、対立せずに調和しろという指導をされますが、この記事を読んで、その意味が少し分かったような気がします。大会でも他のチームが倒す事だけを考えている中で、僕たちは調和し、心をオープンにして野球をする事が大切だと思いました。

僕は、マリールイズさんの壮絶な過去を知って、そして、この記事を読んで僕がどれだけ安全で幸せで毎日を無駄にしているか分かりました。僕が毎日自分の欲のために野球をし、とても小さい事で悩んでいる間にも、マリールイズさんのような人は、僕たちが夢を語れるように、活動されている事に。僕は僕なりに何か出来る事はあるのか。そんな事を考えさせられます。今回は、このような記事に出会えて本当に良かったです。

 

ふと、腑に落ちた 連載「気づく、気づかせる」  高校生 男子 Y.D

僕は今回『道』を読ませて頂いて最も印象に残ったのが「気づく、気づかせる」のページです。  僕が中学校の時にはじめて「気」というものの存在を知ってから桜井高校の野球部に入るまで、僕はこうしたら体が重くなって気が通るんだと答えばかり求めて、なぜそうなるのかとは全く考えようとはしていませんでした。入学して日が経つにつれてなぜこうすれば気が通るのかと考えるようになりました。

今回このページを読んでいたら、その答えに近いことも書いてあって、自分の中でふと、腑に落ちることがあって、少し前進できたかなと思います。その中に子どもが大人を抑えると大人は立てないのは、教わらなくとも自らの身体で中心を捉えているからだと書いてありました。子どもでも意識させては同じことはできないそうです。

僕らが今生活している環境では意識するよう教え込まれています。意識と意識で生活していた僕らは衝突してしまいます。そこで一人でも統一体の人が現われたらそれが周りの人に映っていって衝突はなくなっていってその空間が調和されると思います。だから僕はそういう一人革命ができるように日々様々なことに感心を持って、物事の本質を見ていきたいと思いました。

僕はこのページを読んで日常生活からどうしたら部分体から統一体に戻れるかを考えようと思いました。

 

原発問題に私たち日本人が目を向けなくてどうするのか  高校1年 女子 M.O

私が『道』を読ませて頂いて感じた点は大きく二つあります。  一点目は「知らない」ということの恐ろしさです。国が言う放射線量のデータと、真実のデータでは2倍も違うということを知らないままであったら、将来にものすごく影響しただろうと思います。私自身もこの『道』を読んで初めて知りました。
真実を知り恐ろしく思ったし、誰も想像できず人間の手に負えないほど大きな問題である原発事故に対して、もっと知るべきであるし、真剣に考えていく必要があると思いました。

そして二点目は、興味を持つことの大切さです。興味=知りたいということだと思います。
上記のことにも関係しますが、興味を持ってたくさんの情報を知ることで真実に目を向けることができるようになるのではないかと思います。興味がなければ知ろうともしないし、ましてやその問題について考えることもないと思います。
外国は日本がこの原発の問題をどう解決していくのかに興味の目を向けている今、私たち日本人自身が知ろうとしなくてどうするのかと感じました。

私も『道』を読んだことをきっかけとして、様々なことに興味を持ち考えていこうと思いました。

 

被災地のことを私も考え、伝えていこう  高校1年 女子 A.M

宇城先生と岩崎監督との対談を読ませていただき、真実に目を向けさせるプロセスという点で述べられている「いい、悪い」や「賛成、反対」ではなく、まず見ていくしかない。「こんなことがあるよ、起きているよ」と伝えていくしかない。そして、これから何十年と生きる子供たちがちゃんと現実と向き合うという事について、私はとても深く考えさせられました。  大人たちで「賛成、反対」と言い合っていても、未来を生きていく子供たちには伝わっていない。とにかく、現実を現状を見せて、事実を伝えていく事こそが解決とまではいかなくても、改善していく事は可能だと思いました。

私たちが行かせていただいた、見せていただいた、聞かせていただいた福島の現状も、仮設住宅に住む人々の様子や努力、願いも、まだまだ伝えきれていない。知らない、知ろうともしていない人々に少しずつでも伝えていくべきだと思いました。

私は宇城先生と岩崎監督との対談を読ませていただいた事より、もっと未来ある子供、小学生、高校生のみなさんに福島の原発事故によって起こっている事を伝えていき、知ってほしい、そして考えていってほしいと思いました。また、自分自身でも考えていこう、伝えていこうと思いました。

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