道186号

読者の声| 季刊『道』 186号(2015年秋)  

村上先生と宇城先生の対談に鳥肌  神奈川 フリークライミングスクール経営 50代 女性


村上先生と宇城先生の対談は鳥肌の立つ思いでした。
私たちは宇宙の壮大な力をもらって生かされており、この身は宇宙からの借り物である。そして「自分」とは宇宙から来て宇宙に帰る魂であり、その魂が自分の真の心である・・・!
人のために「祈り」を捧げる心をもつこと、人のために動くこと。
これが魂を磨くことで、そのことを通じて自分が宇宙・自然から力をもらうことができる。
このことが、何となくわかってきました。
サムシング・グレートによって私はこの世に生かされている!
現に自分の中の細胞たちは、私の知らないところでお互いに助け合いながら私を生かしてくれている。・・・考えてみれば凄いことです。感謝です。希望が湧きます。今の自分はまだまだ我勝ちが強いですが、一歩一歩、感謝を忘れず、心を・・・魂を、磨く努力を続けたいです。

利他の精神 利他の遺伝子がある  愛知 会社員 57歳 男性


村上和雄先生の遺伝子の話はあまりにも奥が深くて、私の様な凡人にはよくわかりませんがただ、本当に働いているのは2%であとはよくわからないということ。
まさに今の私であります。
人にやさしくしたり、親切にしたとき。損得では味わえない、何とも言えない気持ちになりますし、さらに感謝されると、すがすがしい気持ちになることは、経験として感じています。利他の精神 利他の遺伝子があるのだと、・・・・納得してしまいます。これがそうなのかと。
同じ嬉しいことなのに、大きな仕事で沢山利益が出たときとは、まったく違った感じがします。

目に見えないものを明らかにしてくれる日が近いと希望が持てた  
東京 造園業 50代 男性


村上教授の「祈りと遺伝子の研究」が、スーパーサイエンスによる研究、宇城先生の「気」によって人の潜在能力をオンにする実践で、目に見えるかたちで証明できること。お二人の命をかけてやろうとしていることは、目に見えないものを明らかにしてくれる日が近いのだと希望が持てました。

野口さんの記事では、野菜のタネの大切さ、また今の世の中の経済優先、TPPの締結で大切なタネがこの世からなくなることもあり得ること。雄性不稔のF1種が広まっているという、人の体に目に見えないところで悪影響を及ぼす怖さを知りました。

山元加津子さんのお話から、ブータンの女の子のお話、GNP(国民総生産)よりGNH(国民総幸福量)のほうが重要だということ。今の日本は自分もふくめて、ブータンの人々の考え方に学ぶことも多々あることを感じました。

阪長氏の、ゆっくりじっくり指導する話は同感  愛知 自営業 46歳 男性


宇城憲治巻頭対談を読んで、村上和雄氏の話がとても頭に残り、かつ興味を覚えました。紹介してくださりありがとうございました。
早速、村上氏の著書を買い読んでいるところです。

阪長友仁氏の、ゆっくりじっくり指導する話は同感です。
イチローはプロ野球3年目で210安打しブレークしましたが、2年目に無理やりプレーさせていたら、今のイチローはあったでしょうか。しかも大リーグに行って、新人最多安打242本、年間最多安打262本の記録もあったでしょうか。これを考えた時に阪長氏の話に共感を覚えました。

感謝の心を持ち、世界中が調和していくように祈りをささげたい  北海道 女性


感謝、祈り、調和は本当に大切だと思いました。
感謝の心を持ち、世界中が調和していくように祈りをささげたいと思います。
「魂は不滅」なのですね。私たちはやはり支えられていますね。ありがとうございます。

調和の行動(利他行動)が 人間の身心に一番の薬  静岡 理学療法士 52歳 男性


村上先生と宇城先生の対談、本当に感動しました。
本来、遺伝子には仲良く共存する役割のある遺伝子があるから、人間は破壊せず生きていけるんだと思いました。
すなわち感謝、仲良く、調和の行動(利他行動)が 人間の身心に一番の薬であることが良くわかりました。

悲しくて、温かくて、どうしようもない複雑な感情に涙が出ました  
福島 公務員 50代 男性


季刊「道」186号、読ませていただきました。
悲しくて、温かくて、どうしようもない複雑な感情に涙が出ました。

「サムシング・グレート」

人智の及ばない働きで我々の命、この地球、宇宙が創造されている。

しかし、我々人間は我と欲にとらわれ、この摂理を離れた生き物になってしまった。
人類が自ら造り出した食物を食べて滅びるのは、それもサムシング・グレートの摂理の中の自滅行為なのかもしれません。
それは人が造り上げた原発や兵器も同じだと思います。

今号で紹介された、村上先生、岩崎監督、山元加津子さん、金澤翔子さんの記事のように、人の根源は愛や調和、共存であると思います。

ならば、この世の中に対して、私は何をしなければならないのか。震災、原発事故後に福島に生きる者として常に逃れられず、悩み続け、もがいていた答えが誌面にありました。

本当の人の力は凄いんだよ。
人が、この宇宙の一部だと本当に理解できれば、とんでもない力が貰えるんだよ。
何かを変えられるかもしれないんだよ。

『道』を読んでいて、そう何かに言われたような気持ちになりました。

現実の中で、これまで自分が行なってきた実践は、どこか夢うつつのような、焦点の合わない、やっていて苦しくなるような事ばかりでした。それは私に希望がなかったから、本当に人の力を信じていなかったからだと思いました。

己の思いを宗教や政治、得体の知れない何かに預けるなど自身の責任の放棄だと、これまで決して行なうことはありませんでしたが、この大自然の摂理、人の本当の力を信じて、全てを預ける事が今の私にはできるかもしれないと思えることが、わずかな希望です。
毎号素晴らしいメッセージをありがとうございます。
大袈裟ではなく、生きる力になっています。

野口さんの種の話、『道』を読むまで全く知りませんでした  福島 30代 男性


巻頭の対談では、遺伝子工学の最先端の研究をされている村上先生と武術を通し、人間の潜在能力を引き出している宇城先生のお話が、とても深い所、まさに常人には及びつかないレベルでピタッと一致されているのを感じました。

また山の頂上に登る道は一つではないが、頂点は一つ、という言葉が本当に実感できる内容となっていて、それは現代の科学を超えた、まさにスーパーサイエンスと呼べるものだと感じました。
笑いが遺伝子のスイッチを入れる事、東大医学部から一人もノーベル賞受賞者が出てない事、福知山線事故の母の愛の話などハッとさせられるような事柄が多々あり、それは宇城先生が常々仰っている事に本当に通じるものでした。

この対談によって、科学者と呼ばれる人達が、武術、気、心というものにもっと関心をもってもらえたらと思いました。
しかし対談でもあるように、最も難しい分野だと思います。でも、だからこそ、この研究が進めば、今よりより一層、人間の可能性というものが飛躍的に伸びるのでは、との希望を感じさせてもらえるような対談でした。

阪長さんのゆっくり、じっくり、というお話、まさに人も自然の産物であり、植物と同じだという事。その成長には見守る、その子の未来までも考える=愛情が必要だという事、それがドミニカの野球の強さだと思いました。
まさに今の日本社会に一番足らない事ではないでしょうか。仕事でも、何でもすぐに結果を出さなければすぐに、こういう奴だ、とレッテルを張りその人間のありのままを見ようとしません。結果、失敗を恐れる人間が増え、それがまた、人に同じことを…の悪循環を呼んでいます。
社会全体に愛情が足らないのだと思います。本質を見ずに、身体能力の違いなどと、理屈をこねるのは今の日本人の卑怯な所だと思います。
日本の野球は不祥事ばかりで、ドミニカ共和国のほうが、日本よりも「野球道」を実践していると思いました。

野口勲さんの種の雄性不稔、衝撃的な自殺する種の話、今回の『道』を読むまで全く知りませんでした。遺伝子に異常のある食物を食べるとどうなるのか、何かとても不安な気持ちにさせられます。また一部の欲に眩んだ人間達の愚かな動きには、自分の愛するものを守りたいという、人間として一番基本的な気持ちが大事であると思いました。
それには、種だけでなく、すべての命を繋いでいく、そして欲にとらわれた一部のものだけが豊かになるのではなく、すべての国、人が、命が、豊かになる方向を見出し、その道を進む事が大切であると、今回の季刊『道』を読み、強く思いました。