2015年 東京初級(後期) 第3回 (2015.9.7)

 道塾での体験を通じて自分を高めていきたい   東京 会社員 男性 42歳 MI

 今回も体験を通じて気づきがありました。 2人組で互いに寝そべっての腕相撲をおこないました。 一方は、両手で押さえます。 もう一方がそれを返そうとしても力ではどうにもなりませんでした。ここで先生から気を送ってもらうとすんなりと相手をひっくり返すことができます。しかし、ここで欲を出して勝とうとすると、返せませんでした。欲を出すと身体が弱くなることを身をもって感じることができました。
 また、両手で押さえている側が返されまいと、無理に我慢して力で抑え込もうとすると身体の他の部分が隙だらけになり、弱くなることも学びました。
 日常生活においても自分の我を通すと、このように身体のエネルギーレベルが低下してしまうということがよく分かりました。そして、それでも我慢して我を通し続けると体が壊れることにつながりかねないと感じました。 「謙虚さ」と「素直さ」これは、私にとっての重要なテーマとなっています。
 家庭においても職場においてもなかなか謙虚に、素直になれない場面が多々ありますが、「天から試されているのかな」という思いで チャレンジしているところです。 これからも道塾での体験を通じて自分を高めていきたいと思います。

 

自分自身の未熟さを素直に認め、人としての心を高めたい   神奈川 自営業 男性 49歳 TK

 私は親子塾・体験塾と参加させて頂き、是非、道塾へ参加し、宇城先生の教えを素直に学びたい一心で参加いたしました。
 
 私は子供の頃から自分の臆病さ、いわゆる物事に対するビビるという心の弱さが嫌で、そんな自分を変えるべく強さを求め、フルコン系の空手を36年間続け、全日本大会にも何度も出場させて頂き、かつての師からも様々な事を学ばせて頂きました。
 選手としての輝かしい実績はありませんが、試合に向けての稽古やウエイトトレーニング といった練習方法、いわゆる肉体鍛錬をかなりの年月続けてまいりました。 しかし、見た目(体の筋肉)や、競技空手としての強さを幾ら身に着けても、子供の頃に 感じた自分の臆病さビビる心は、全く変わっていない、内面(心)が全く強くなっていな い自分に常に気付かされてもいました。

 そんな中、東日本大震災が発生し、多くの尊い命が奪われ自然の持つ猛威に、ちっぽけな 人間の無力さを痛感させられ、「人間の生きる意味」、「心」、「自然災害や天変地異が 教えている事」、「真の強さとは何か」、という事に、なぜか私自身の意識が向くように なり、人間は日々の心と行いが一番大切である事、また、それを実践する難しさが修行で ある事などに気付かされていきました。
 稽古指導にて子供達に伝えるべき一番大切な事は、試合に勝つ技術などではなく「日々の心と行い」こそ我々大人は伝えねばならない一番大切な事だと感じております。

 その様な考えで空手を続けていたところ、後輩から宇城先生の御著書を紹介され早速読ま せて頂きましたところ、ただただ感銘を受け感動の思いでございます。DVDを通し学ばせても頂き、宇城先生には日々感謝の思いで過ごしております。

 今年から道塾に入塾させて頂き、毎回の参加は仕事上難しい状況ではございますが、出来うる限り参加させて頂き、宇城先生の心を学ばせて頂きたい思いでございます。
 宇城先生が教えてくださる、「子供に出来て、大人に出来ないこと」や、日本人としての 所作、礼節こそ気を高め、心と身体を強くする事に繋がるという教えは、人間の真実であり、心に響く思いでございます。

 自分自身の未熟さを素直に認め、人としての心を高めて参りたいと思います。宇城先生との出会いに心より感謝し、今後共ご指導の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。