2015年 東京初級(前期) 第5回 (2015.5.12)

通常ではありえない経験をすることができて大変な幸せ   東京 自営業 男性 35歳 HO

 講義中、わたしが仰向けに寝転んでいるところを塾長に柔道で言う上四方固(かみしほうがため)で押さえ込みしていただく貴重な機会をいただきました。そのときわたしは動こうと思ったのですが、まるで蝶がピンで留められたかのように1ミリも動くことができませんでした。
 いわゆる明らかに体重以上の何かが作用していることは感じましたが、未だに何が起こったのか現在のわたしでは表現のしようがない非常に驚くべき出来事でした。
 受講後に、周りで見ていた受講生にどんな印象だったかを聞いてみると、「宇城先生は笑顔で軽くやっているようにみえましたよ~」といわれてさらに衝撃を受けました。わたしとしてはおおげさではなく、10人以上で上から押さえ込んでいる体重以上の感覚でした。これは体験してみないとわからない実感です。

 先日宇城先生とは面識のない旧友と10年ぶりくらいに話しましたが、彼は剣道をやっていて、「自分は30代で動きは速くても、70代おじいさんと対峙してもどうしても勝てない、気づいたら先にやられている、筋肉で鍛えた世界は限界がある」という話を聞きました。まさに「気」は怪しいものでもなんでもなく事実存在しているものです。
 武術の世界に身を長くおかれいる一部の方にはその一端を感じる機会があるのかもしれませんが、武術未経験のわたしにも通常ではありえない経験をすることができて大変な幸せを感じております。 今、宇城先生から一般者のわたしのような者でも直接体験させていただける機会があるのは、改めて奇跡であると同時に、チャンスを公に与えていただいていることに感謝の気持ちで一杯です。
 たった一人の人間に無限の可能性が秘めていることを感じます。 そして一人一人に革命が起こることで、いわゆる空手という枠をはるかに超えて、世界平和にまでつながっていくイメージが膨らんでおります。
 また宇城先生が大きな大きな覚悟を持ってこの事業を進められているということを、身をもって感じました。 貴重な機会をつくっていただいて感謝いたします。次回も楽しみにしています。ありがとうございました。