2014年 東京初級(後期) 第6回 (2014.12.08)

1年を通して大きな視点で物事を見ることができた   千葉  非常勤職員 男性 46歳 TS

 今年の1月から道塾の初級にて学び始めて、早くも1年が過ぎようとしています。今月9日の初級後期も最終回の6回目。本年最後の道塾は、最新のトピックなども取り入れながら、この1年間の道塾の総まとめのような印象を受けました。社会情勢、自然科学、歴史、伝統、武術・・・。振り返って、宇城先生が言われたことを思い出し、書き出してみよると、一見バラバラの話題のように見えますが、これが全て繋がっている。受験勉強のようにそれぞれが繋がらないままではありません。これは私が第1回目から強く感じていることでもあります。頭で覚えるだけの学校教育ではまず無理です。勉強で「心」を創るなんて出来ないことがわかりました。
 今回、私が特に強く「心」の重要性を感じた実践は、腕相撲での「気」の繋がり方でした。勝とうとして対立の心を持ったまま挑んでしまうと、その人に繋がった人も弱くなってしまう。また、勝とうと思ったことで、「気」が止まってしまい、時間も遅れてしまう。これは1年前に入塾するまでの私の心の状態です。とにかく人より秀でたい、人に勝ちたい、強くなって勝ち上がって、その上でないと人の上に立てないのだ、などと考えてばかりいました。現在の学校教育的な考え方が染みついてしまった上で、結果、勝者になれなかった私は劣等感の塊になってしまっていました。そんな私が、道塾で宇城先生から「調和」することの強さを教えていただき、妥協したり卑屈になったりするのではなく、勿論対立することもなく、「 調和」することで真の平和に向かっていく、こんなにスケールの大きな、しかし、決して絵空事でないことを実践を通して教えていただいた1年。この1年を通して私は、自分を信じ、他人を敬うことが自分を変え、社会を動かし、平和で「気」の満ちた世界を創れる。そんな大きな視点で物事を見る ことができるようになりました。わたしが望むのは、私の小さな力を真の強さ、本当の優しさにして、人々と繋がり、「心」を満たしたい。その上での平和です。「心」の鍛錬は一生かけて続けて参ります。来年からは中上級にて学ばせていただくことになりました。宇城先生、道塾の皆さん、初年度となりました今年1年、ありがとうございました。来年も一所懸命に取り組ませていただきます。よろしくお願いします。

  

改めて先生の凄さと、人間の潜在能力に感心   埼玉  会社員 男性 40歳 MT

 前腕の急所を先生に押さえられると、グッと骨が軋む様に痛く、その痛みで体が弱っていると思いきや、逆に強く、もう一方の手で人を投げられてしまう。さらに気を通して頂くと、何の鍛練もしていなくても、座った姿勢から、後ろの耳をつまんだ人を投げられてしまう。耳をつまんだ人間を首をふっただけで投げるなど、常識では考えられない事ですが、実際出来てしまう。改めて先生の凄さと、人間の潜在能力に感心します。
 昔から強くなりたくて、格闘技を習ったり、色々なトレーニング本等を参考に筋力トレーニングにも励んだ事も有りますが、道塾に通うにつれ、そういう気が起こらなくなりました。それよりもっとやるべき大切な事が沢山あること。時間は限られていること。人の道、優しさ、勇気、希望、等々。
 毎回、先生にはそれこそ手取り足取り、優しく教えていただきました。道塾に出会えて本当に良かったと思っています。重ね重ねになりますが、先生、本当にありがとうございました。