2014年 東京初級(前期) 第5回 (2014.5.13)

今後も自信を持って学んで行きたい   千葉 非常勤職員 46歳 男性 TS

 今人間が本来持ている力の凄さに気付くようになり、更にその力とは暴力的に対立して 強弱を競うものではなく、相手と調和することによって強さを引き出し、 自分のみならず相手をも強くする、と言った言葉ではとても理解できないようなことが 信じられるようになりました。

私は自分の力を信じられるレベルには未だ無く、可能性を信じられるようになっただけに過ぎません。 道塾の塾生の皆さんと、私との現段階での決定的な違いは、自分にまだまだ勇気が無いことです。
他の方々と違い、自分が本当にフィードフォードして行くべき方向へ向かって行くことが出来ていないのです。 これが克服出来ないようでは、道塾での学びが無駄になってしまいます。

初級前期の最後の講義を控え、後期以降をどうするか、本当に悩み苦しみましたが、しかし、 この悩みも苦しみも結局自分が頭で考えているだけでなのではないかと思いました。

考えだけ進んでしまって、心を創ろうとしていない、ここに自分の勇気の無さがあるのではないかと思いました。 振り返れば、初日から今まで道塾に行くときは緊張と期待とが入り混じって複雑な気持ちになるのが、 いざ始まると気と力と、時には笑いすら生まれる雰囲気に包まれ、とても楽しい(気楽という意味ではなく) 気分になれました。

それは先生が仰った「人生は二度とないのだから今という時間が大切。
未来には色も匂いもない」 という御言葉が実感できているからだと思います。

毎日が、日常生活が道塾の学びであることをしっかり銘記して、今後も自信を持って学んで行きたいと思います。 もう悩んでいる時間はありません。第6回目もよろしくお願いいたします。

 

よき指導者とは、うつすことができるもの   栃木 医師 33歳 女性 MT

 今回も、たくさんの貴重な体験をさせて頂きました。 先生に気を通して頂くことで、自分の体が安定し強くなることは 何度も体験してきましたが、今回行った二人組になって手を触れあう実践では、 相手と触れ合った手から自分へとエネルギーが流れ込んでくる感覚まで 知ることができ、とても有意義でした。 気やエネルギーは、私たちみなに備わっているものだ、と宇城先生は講義の中で よく仰っており、いつもその言葉に励まされるのですが、やはり、一朝一夕に エネルギーを発揮できるものではありません。 しかし、これまで全く知らなかったサンチンの型を、見よう見まねでも やってみると、すっと体が調う気がし、相手から体を押されても 倒れなくなります。正座や礼と同じく、はるか昔から先人たちにより 洗練されてきた「型」が、私たちの細胞に宿る気を引き出してくれることを 実感しました。

 今回の講義で印象的だったのは、「よき指導者とは」という宇城先生の お話でした。自分でサンチンの型をやると強くなることは体験しましたが、 先生の型を見るだけでも気が通って強くなることには驚きました。 「よき指導者とは、『うつす』ことができるもの」という言葉はとても 衝撃でした。
自分を振り返ってみると、仕事で後輩に指導する時など、 「一生懸命教えているのにどうしてできないのだろう?」と思うことがあります。 しかしそれは、後輩の能力や努力が足りないからではなく、自分に指導する力が 不足しているからでないか、と思いました。まずは、自分が相手に求めることを 実践できているか、省みる良いきっかけとなりました。 また、指導者についての話の中で、「勝ち負けで判断するのはスポーツ。 武道に勝ち負けはない」ということも教わりました。

 以前から、 先生の気で倒された人が、そのまま別の人を倒し、 さらに倒された人が別の人を倒し…と連鎖していく様子を見せて頂き、 倒された人が弱いわけではない、ということを実践で学んできました。 受験勉強やテレビで観るスポーツは、人より優れていること、 勝つことに価値があるように見え、自分もこれまでは同様の環境にいたように 思います。しかし、宇城先生の講義を受けて、そのような価値観を 超えたところに真の「道」がある、と感じるようになりました。 あっと言う間に5回の講義が終了し、残すところあと1回となりました。 これまでの集大成として、最後の1回も、真摯に、 楽しく取り組みたいと思います。宜しくお願いします。

 

考え方を根本的に変えていかなければいけない   神奈川 主婦 76歳 女性 SH

 今回も、大変興味深い御講義実習で、如何に「気」が素晴らしいかを 目の当たりにして、何とか習熟したいと痛感しました。 しかし、先生のふと口にされた「どうしたらできるようになるのですか?と聞かれてもね」 というお言葉に、はっと気のついたことがあります。 つまり、いつも先生は「気や才能も皆、生来持っている。それに気がつかず、 頭で考えているからいけない」とおっしゃっていることです。
そして、御著書「ゼロと無限」にも同じことが書かれていました。 「頭脳から身体脳へ」「空手と気」「気の開発メソッド」等、時々読み返し、 考え方を根本的に変えていかねばと思っています。 良い意味で洗脳されないと、頭で考えてしまいます。 我欲がなくなりません。 「気の開発メソッド」が大変分かりやすく、「身体に気を流す体操」を 自宅で練習しておりますが、P161の24「腹力」は、いわゆる筋トレの腹筋力では、 全然起き上がれない私でも、この方法では何回でも起き上れて、 素晴らしい方法だと思います。他の体操も、筋力のない私でも出来て、 この御本を求めて本当に良かったと思います。
そして、入塾させて貰わなければ、直接先生に教えて頂けないし、 このような本にも会えなかったわけですから、入塾できて大変嬉しいです。 いつか教室でも、この一連の体操を全部実際に教えて頂ければ尚、 有難いと思います。よろしくお願いします。

 

まさに調和融合の実践でした   東京 販売 28歳 男性 YT

 宇城先生 今回の実践、「自分だけができてよかったということはない。人に映せてはじめて本物」と いう事実実践が、言葉にならないほど衝撃で、本当に感動しました。 型をする人を先生が見るだけで、その人は強くなり、またその人に触れると自分も強くなりました。 先生がおっしゃるように、そこには勝ち負けはありません。みんなが強くなり、引き出される。 まさに調和融合の実践でした。
指導者やリーダーの本質を教えていただいたように思います。 先生のご指導は具体的で明確、振り返ってまだまだ自分には、「自分が」という欲が強いのだと 感じました。今の常識をひとつひとつ捨てていくこと。また、変な欲を捨てていくこと。 やはり毎回受講の度に、もっと謙虚であらねばと思います。 言葉にするのは簡単ですが、来月の受講まで、日常の場でひとつひとつ積み重ねていきたいです。 来月で半年間の区切りとなりますが、後期もぜひ受講させていただければと思っています。
今後ともご指導よろしくお願い致します。

 

衝突でない調和の力を体感できた   埼玉 会社員 53歳 男性 TT  

 今回は部分体である今の自分が型を通して統一体になった時にどのように変化するのか、 また心のあり方について講義と実技を通して学ばせていただきました。 実技のなかで、サンチンの型に構えた方をさらに二人の人が後ろで支え、 それを押して行くという動作をやりました。 常識ではいくら力で押してもピクリとも動かないところを先生に気を通していただくと、 力を入れている訳ではないのに押し進む事ができました。先生は気を通された時、 今の状態を保ったまま何も考えずにそのまま押して行くようにとおっしゃいました。 その時自分は力対力の衝突ではなく【一緒に行きましょう】という感覚であり、 これが調和ということなのかなと感じました。 また、衝突でない調和の力を体感できた事に気持ちが高ぶりました。
 そして統一体の素晴らしさを知り、そのような心と体になれるよう意識をともなった行動をとり、 事理一致、他尊自信の考え方で日々の生活、会社生活を実践して行こうと強く思いました。 気を通して細胞の働きかける説明のなかで、体調の不具合の方はと先生が言われた時、 自分は瞬時に「はい」と手をあげてしまいました。 十年くらい前から内臓疾患があり、腰や背中が痛いことがしばしばあったからです。
先生に腰、背中をみていただき、気の通りの悪い箇所を手当てしていただきました。 その瞬間スッと抜けた感覚があり、その後痛みも無く体調の良い自分にびっくりしています。 ありがとうございました。
次回もご指導よろしくお願いいたします。

 

気が通されると、すっきりした青空のような意識   神奈川 エンジニア 51歳 男性 YH  

 今までほとんど記事も読んでいなかったのですが、講義での鼻血のお話が妙に気になり調べてみました。 今まで知りえなかったことについていろいろ知ることとなると同時に、結局、 自分の頭だけだと賛否両論についてどちらが正しいのか明快に答えを導き出せませんでした。 実践の中で、気を通されたときに、はっきりと結果として現れるのに、 相変わらず自分の体感としては全く違いを感じ取ることが出来ず、 恐らく先生のおっしゃられていたところでいうと、自分の意識レベルでは、 言語レベルでの情報しか感知できなくなっているのではないかと思いました。 ただ、気を通された時には、ある種、迷いのようなものがなくなっており、 すっきりした青空のような意識になっているような気がしており、 まずはここらあたりを手掛かりに教えて頂いたことに取り組んでいきたいと思っております。

 

人に愛情を注ぐほど人は強くなれる   東京 プロゴルファー 27歳 男性 KT  

 宇城先生、道出版の皆様先日は大変お世話になりました。ありがとうございました!
人に愛情を注ぐほど人は強くなれる。今回の宇城先生の講習で一番心に残った言葉でした。 様々な実証の一つに多人数を崩すというものがあり、「押すぞ」「倒すぞ」という意識が働くと多人数を崩せないのですが、 宇城先生に気を通して頂き、意識を無に切り替えるとビックリするほどの力が出て崩せてしまう。 これは宇城先生に気を通して頂いた事により、自然と相手に対して心が開け相手と心が通いあった状態になり力が出せた、 すなわち調和の力が働いたんだなって事が改めて体で理解出来ました。
心を開き、相手に愛情を持って接し心が通い合うことが人間力を上げ、自分の潜在能力を引き出す一番の近道という事がピンときました。 これからも宇城先生の言葉や教えを身体脳に刻み実践していきます! ありがとうございました!